晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

尾瀬で念願の星空を

2022年07月02日 | 

尾瀬の山小屋で迎えた6月末の新月の夜。予報的には良いはずと消灯後の9時過ぎ、カメラ・三脚を持って決めておいた撮影ポイントに向かう。しかし残念、1時間近く待ったが靄がかかって星は見えない。高感度で撮影しても星がひとつ、ふたつ見える程度。諦めて小屋に戻る。そして夜中の1時過ぎ、目が覚めて外を見るとなんと満天の星ではないか。眠気、帰路の運転など一瞬の迷いを振り払って再度向かう。誰もいない尾瀬ヶ原の真っただ中で狙いの構図。遠く前方の至仏山とその横から直立する銀河そして星空を撮り続けた。小一時間経って帰る頃にライトを消して近づいて来たひとりの男性と星談義。少し自慢話をしたかもしれないが、それだけ高揚していたようだ。暑さの余韻なのか寒くなく、長袖シャツだけで十分。そのせいか再び、靄がかかってきた。また星を撮りに来よう、この尾瀬に。