美の山のアジサイを見終えた後、せっかくだからと足を延ばして群馬県神流(かんな)町の白水の滝へ。秩父・皆野町からの最短コースは龍勢会館を過ぎ高崎神流秩父線という山道に入る。曲がりくねった樹林の中の道は暗く、行き交う車も無し。県境の土坂峠のトンネルを抜けると、あの難読な父不見山(ててみえずやま)への道標が左手に。やっと神流町の街中を走る道に出て魚尾の集落で看板を左折、ほどなく叶山鉱山の入口に到着。一般車通行禁止の鉱山トンネルの左手1分に白水の滝があった。前日の雨のせいか聞いていたより水量が多い。緑茂る山肌に横幅を広げて降り注ぎ、清涼感いっぱいの飛沫。幸いに誰も来ないので1時間以上も贅沢な時間を過ごさせてもらった。そして隣接する叶山鉱山を後で調べて驚いた。現役バリバリで採掘した石灰石を23kmのベルトコンベア(ほとんどが地中のトンネル)で秩父のセメント工場まで運んでいる。ダンプカーで運搬するより経済的なんだとか。海に囲まれた日本には大量の石灰石が埋まっており、その自給率は100%など勉強にも。写真同様、まだ学ぶことは多い。
清涼
木立が眩い
廃坑ではない
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