住んでいるまちの一角で見かけた貼り紙。噂も無く、いつのまにかひっそりと閉店していた。JRの駅が開業、同時にできた大きな団地の住民に中華の味を提供してきた。特に評判ということではなかったが、ラーメンが食べられる唯一の店。家族や時には郷里から遊びにきた両親らとも何回か食べにきた。最近はグルメ情報を頼りに車で他店へ行くことが多く、ご無沙汰していた。貼り紙への寄せ書きや付箋のメッセージには常連さんの惜しむ声。そうか、餃子も美味しかったのか。久しぶりに”普通のラーメン”を食べにと思っていた機会を失ってしまった。短い閉店あいさつ文の「お世和に・・・」の「和」からは<なごやか、おだやか、やわらぐ>など、店の雰囲気と高齢ご主人の心意気そのままのこれにも”味”があると受け止めた。
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