庭には昨年茨城の公園のネノヒラ見物に行ったときのお土産の花が咲きだした、よく見るといっぱい花芽がでている、満開が楽しみです。
今週は天候不順なので来週空けに桜のトンネルを走るムーミン電車見物に順延する、予定では来週中頃が見どころかも知れない・・・一応撮影予定を取りやめ午後から時間があるので、西白井の駅から見える桜が3〜4咲きを横目に電車で秋葉原に向う、
秋葉原の電気街を散策してみる目的はSV-501SCの前段階のプリ管の球探しである、ネットで探しても余り種類が多くないようです。
当初SV-501SEにははELECTRO-HARMONIXのECL82/6MB8が付いていたが、東芝の6MB8に交換し音は前の球より成端になり良くなったが、今少しフォルテの力強さが欲しく、変わるECL82/6MB8があれば聴いてみたいと思い、久しぶりに秋葉原電気街に出かけてみた。
秋葉原まで約1時間で到着、駅を降りAKBのショップの前を通る、筆者が昔通勤していた頃には当然なかった、AKBの事は全く良くわからないが、よく似たグループとの違いは未だに区別がつかず又興味も全く無いが、今も問題がニュースで流れているようだ、制作を担当は秋元氏と聞くが如何なものか。金儲けのためなら全てを行動し、人気のためなら構わず、少し浅ましい気がする、歌も素人に毛が生えた歌で良いのだろうか、疑問が多い。
それより最近知ったが、真空管とオーディオ老舗「もてぎ」が4月末日で閉店のようです、訪ねると、店主は真空管アンプを補修されていたが、最近は価格が安価な中国製が多いそうである。
店内は勿論筆者も使用中のWestern ElectricのRCAケーブル等も販売していた。
展示してある商品は少なくなっている、ECL82/6MB8の情報を聞くとかなり少ないようだ、との返事でエレハモしか在庫は無いそうです。
店主曰くエレハモも良い音がしますよ、と意外とそっけない言葉が帰ってくる。すべての商品は売れないと思うが、主人曰くここらで平成とともに閉店し終わるそうです。
今時代はネット時代物を選んでの購入者が少なくなっているのは確かです、お客様がラックス38FDの修理品を取りに来られ、修理後の音を出していたが、久しぶりのラックストーンの38FDを聴いた。確かに筆者もこのラックストーンは昔は好きだったが、いつの間にか聴かなくなってしまった。
少し歩くが以前から良く顔を出す東京ラジオデパートの2Fの株式会社キョードーさんと言う真空管専門店がある、もちろんビンテージ管も揃っている。
少し歩くが散策を試みる、そこでECL82/6MB8の事を尋ねると、東芝とSIMENSはペアーで揃った物があるそうです、最近このプリ管の在庫が少なく最近やっとSIEMENSペアーは1セット入荷したそうです。でもお値段がかなり高額ですよ、と言われる尋ねるとペアー¥17,000と答える。
勿論予想よりは高く驚いたがこれを逃がすと何時現れるか疑問なので購入を決意した。清水の舞台より飛び降りた次第です、(笑)
勿論Western Electric300Bも販売しています。ヴィンテージものも意外と揃っている。筆者の持つSV-501SEパワーアンプには相性が良いとの事も有るため購入を決意する。
その後東京ラジオデパートの前にあるオヤイデ電気に立ち寄る、バナナプラグ(竹槍ブラグ)を購入する、従来品と比べ価格は倍するが伝導率が良いとのことでした、此の店の特徴はBELDEN、等の、電線の在庫が非常に豊かである。その後帰り新しいバナナプラグ(竹槍ブラグ)を交換し聴く。
特にヴォーガル(クナッパーツブッシュのニーベルングの指環のボーガル等が俄然安定して聴ける)此のような小物でも音が違って聴こえた(驚)今後益々Richard Wagnerの歌劇が楽しめるようです。
価格は以前購入したものと倍のであっただが、プラグ交換にはあまり期待しなかったが従来品とは若干の音の広がりが出た感じがしたことは以外でしたやはり価格の違いは有るようです(笑)
此処でECL82/6MB8の真空管の詳細を述べると実は、この「6BM8」という真空管はもともとオーディオ用のものではなく、かつての白黒テレビ時代のセットの中で、垂直発振と垂直出力用の複合管として設計されたが、音声出力用として使われるようになったもののようです。
今回待望のヴィンテージSIEMENS製の6BM8を入手した。後はゆっくり接続しての試聴が楽しみである。
もともとは、電灯線電圧が220ボルトぐらいのヨーロッパの、トランスレスのテレビ球として誕生した「16A8」の6.3ボルト球ということもあり、定格上プレート・スクリーン電圧は200ボルト以下で使うようになっていますし、プレート損失も大きくないため無理な使い方ができないタマということで、本格的なオーディオアンプに使われることはまずありません。
しかし、高増幅率の3極管と大きさの割に大きな出力の取れる5極管の複合管という組み合わせのため、なかなか便利な真空管として初級クラスのオーディオアンプにもよく使われました。
ヒーター電圧が50ボルトの「50MB8」という球もあり、これを2本使ってレコードプレーヤーに内蔵させてなかなか立派なステレオ音響を聴かせてくれるものもありました。
それは、この5極管部の内部抵抗がけっこう低くて、小出力でもなかなかダンピングのきいたきれいな音がするからでもあります。しかし、いずれにせよ規格いっぱいに使ったとしても、シングルではせいぜい3ワット。歪み率を考慮すればそれ以下で使うことがのぞましいという、ミニクラスであることにかわりはありません。
此のビルの隣にオヤイデ電気がありスピーカーケーブルを繋ぐ竹槍プラグの以前より通電率が良い材質を使用のものがあり1セット4個を購入する。
後は帰宅して丁寧に接続して通電し20時間後あたりには試聴が出来そうである。慎重に竹槍プラグに交換しSIEMENSの6BM8を繋ぎ3日後に試聴してみる、プリ管も馴染んできたであろう。
購入後SIEMENS製ECL82/6MB8の音は確かに真面目な物作りをいている感じでじつに端正な音が聴ける筆者のようなバッハ好きが聴けば頷ける音質で東芝製、松下製の繊細な音とは違い音をキッチリようである、
エンクロージャーとの兼ね合いも良い方向に向かったようだ。又真空管に白のリングを嵌めているが、真空管のガラスの響きを抑えるためのリングですが、人によりリングを嵌めないで鳴らすのを好きな方もいるようです。
SIEMENS製の音は如何にもドイツ製の感じがして、しっとりと落ち着き、音の目が細かく鳴り、生々しい感じに聴こえる特にヴォーカル(オペラ、カンタータ等)には相性が良さそうである。
Silent Tone Record/バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988/カール・リヒター/
独DGG:2707 057/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード
今までカール・リヒターの演奏は聴かなかったが、アンプを変えてから何かとよく聴いている。彼は勿論ピアニストではないが優れたバッハ演奏で知られる指揮者である。
しかしオルガン、チェンバロも非常に達者な人で、その演奏は今なお色あせることはない。
私にとってリヒターの数少ない鍵盤演奏の録音は数あるバッハの鍵盤作品の録音の中で最もよく聴くものである。下手なピアニストの演奏を聴くくらいならリヒターの演奏を聴いたほうが良いとすら考えている。バッハの演奏には実に良い演奏に聴こえる。
現在のバッハ像とは一線を画するものだが、バッハの多彩な音色やリズム、変奏の妙を余すところなく抽出している。
峻厳で堅固にして、ドイツの伝統的なバッハ観を体現した演奏だ。バッハ以外にも定評のある演奏を残した彼の、指揮者として、そしてオルガニスト、チェンバロ奏者としての名録音を集大成しました。
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
カール・リヒター(チェンバロ)録音:1970年(ステレオ)
特にニュアンス的にSIEMENS製ECL82/6MB8で鳴らすリヒターが良い厳格な感じがし等身大のバッハが頭に浮かぶ、今まで此のような感動は石のアンプでは聴けなかった音のようです。
後は声楽を聴く、最近の筆者のお気に入りのカンタータ第214番「太鼓よ鳴れラッパよ響け」BWV214
Tönet, ihr Pauken! Erschallet, Trompeten!
1. Coro
Tönet, ihr Pauken! Erschallet, Trompeten!
Klingende Saiten, erfüllet die Luft!
Singet itzt Lieder, ihr muntren Poeten,
Königin lebe! wird fröhlich geruft.
Königin lebe! dies wünschet der Sachse,
Königin lebe und blühe und wachse!
1.合唱
太鼓よ鳴れラッパよひびけ
弦よ澄みて大気みたせ
うたえや晴れやかなる歌を
王妃よとわに幸あれ王妃よ幸あれとわれら希(ねご)う
とわに幸あれととわに花咲けよと
凄く賑やかな演奏が印象的で、筆者も良く聴く演奏が好きです、ザンクトガレンのバッハ財団管弦楽団と合唱団によるカンタータ第17集。2曲の世俗カンタータが収録されています。
BWV198はザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネが1728年9月5日にこの世を去った際の追悼式のために作曲されたカンタータ。この中の一部は後に「マルコ受難曲」に転用されています。
BWV214は1733年、ザクセン選帝侯妃マリア・ヨゼファの誕生日のお祝いのために作曲された祝祭カンタータ。
この作品とBWV213「岐路に立つヘラクレス」はどちらも翌年完成された「クリスマス・オラトリオ」に転用されたことでも知られています。
ザンクトガレンのバッハ財団管弦楽団と合唱団によるカンタータ第17集。2曲の世俗カンタータが収録されています。
BWV198はザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネが1728年9月5日にこの世を去った際の追悼式のために作曲されたカンタータ。
この中の一部は後に「マルコ受難曲」に転用されています。BWV214は1733年、ザクセン選帝侯妃マリア・ヨゼファの誕生日のお祝いのために作曲された祝祭カンタータ。
この作品とBWV213「岐路に立つヘラクレス」はどちらも翌年完成された「クリスマス・オラトリオ」に転用されたことでも知られています。2015年録音とあります。
この演奏が好きなのは、かなりのライブ感があり、良いホールで聴くような音質がすきで、プリ管交換でも其のあたりが良く伺えて楽しい雰囲気を与えてくれる。
SIEMENSのECL82を購入して3~4日過ぎてしまったが今回購入の試聴テストを終了した。
此処で申し上げておかなければならないが、筆者の持つAXIOM80 TANNOYとSV-501SCパワーアンプは最高の相性が良く聴こえるようになりました、
クラシックは聴くことが楽しくなり、勿論JAZZも筆者の好きな1960年代のクール・ジャズは気分良く聴けます。
改めてARU付きAXIOM80の箱を提供頂いたY氏には感謝します。ブラボー!