伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

前段階「6BM8」の球交換、剛のリヒターのJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 の考察。

2019年03月30日 | クラシック音楽・オーディオ

今日の予定はありません、此の日は仕事をパスしてきた、いすみ鉄道と菜の花と桜の写真を撮りたく。前から準備していたが、当日は少し青空が見えたが天気は下り坂・・・・多分ひる頃からは雨模様の様相ですので・・・午後から予定が空いてしまった。

庭には昨年茨城の公園のネノヒラ見物に行ったときのお土産の花が咲きだした、よく見るといっぱい花芽がでている、満開が楽しみです。

今週は天候不順なので来週空けに桜のトンネルを走るムーミン電車見物に順延する、予定では来週中頃が見どころかも知れない・・・一応撮影予定を取りやめ午後から時間があるので、西白井の駅から見える桜が3〜4咲きを横目に電車で秋葉原に向う、

秋葉原の電気街を散策してみる目的はSV-501SCの前段階のプリ管の球探しである、ネットで探しても余り種類が多くないようです。

当初SV-501SEにははELECTRO-HARMONIXのECL82/6MB8が付いていたが、東芝の6MB8に交換し音は前の球より成端になり良くなったが、今少しフォルテの力強さが欲しく、変わるECL82/6MB8があれば聴いてみたいと思い、久しぶりに秋葉原電気街に出かけてみた。

秋葉原まで約1時間で到着、駅を降りAKBのショップの前を通る、筆者が昔通勤していた頃には当然なかった、AKBの事は全く良くわからないが、よく似たグループとの違いは未だに区別がつかず又興味も全く無いが、今も問題がニュースで流れているようだ、制作を担当は秋元氏と聞くが如何なものか。金儲けのためなら全てを行動し、人気のためなら構わず、少し浅ましい気がする、歌も素人に毛が生えた歌で良いのだろうか、疑問が多い。

それより最近知ったが、真空管とオーディオ老舗「もてぎ」が4月末日で閉店のようです、訪ねると、店主は真空管アンプを補修されていたが、最近は価格が安価な中国製が多いそうである。

店内は勿論筆者も使用中のWestern ElectricのRCAケーブル等も販売していた。

展示してある商品は少なくなっている、ECL82/6MB8の情報を聞くとかなり少ないようだ、との返事でエレハモしか在庫は無いそうです。

店主曰くエレハモも良い音がしますよ、と意外とそっけない言葉が帰ってくる。すべての商品は売れないと思うが、主人曰くここらで平成とともに閉店し終わるそうです。

今時代はネット時代物を選んでの購入者が少なくなっているのは確かです、お客様がラックス38FDの修理品を取りに来られ、修理後の音を出していたが、久しぶりのラックストーンの38FDを聴いた。確かに筆者もこのラックストーンは昔は好きだったが、いつの間にか聴かなくなってしまった。

少し歩くが以前から良く顔を出す東京ラジオデパートの2Fの株式会社キョードーさんと言う真空管専門店がある、もちろんビンテージ管も揃っている。

少し歩くが散策を試みる、そこでECL82/6MB8の事を尋ねると、東芝とSIMENSはペアーで揃った物があるそうです、最近このプリ管の在庫が少なく最近やっとSIEMENSペアーは1セット入荷したそうです。でもお値段がかなり高額ですよ、と言われる尋ねるとペアー¥17,000と答える。

勿論予想よりは高く驚いたがこれを逃がすと何時現れるか疑問なので購入を決意した。清水の舞台より飛び降りた次第です、(笑)

勿論Western Electric300Bも販売しています。ヴィンテージものも意外と揃っている。筆者の持つSV-501SEパワーアンプには相性が良いとの事も有るため購入を決意する。

その後東京ラジオデパートの前にあるオヤイデ電気に立ち寄る、バナナプラグ(竹槍ブラグ)を購入する、従来品と比べ価格は倍するが伝導率が良いとのことでした、此の店の特徴はBELDEN、等の、電線の在庫が非常に豊かである。その後帰り新しいバナナプラグ(竹槍ブラグ)を交換し聴く。

特にヴォーガル(クナッパーツブッシュのニーベルングの指環のボーガル等が俄然安定して聴ける)此のような小物でも音が違って聴こえた(驚)今後益々Richard Wagnerの歌劇が楽しめるようです。

価格は以前購入したものと倍のであっただが、プラグ交換にはあまり期待しなかったが従来品とは若干の音の広がりが出た感じがしたことは以外でしたやはり価格の違いは有るようです(笑)

此処でECL82/6MB8の真空管の詳細を述べると実は、この「6BM8」という真空管はもともとオーディオ用のものではなく、かつての白黒テレビ時代のセットの中で、垂直発振と垂直出力用の複合管として設計されたが、音声出力用として使われるようになったもののようです。

今回待望のヴィンテージSIEMENS製の6BM8を入手した。後はゆっくり接続しての試聴が楽しみである。

もともとは、電灯線電圧が220ボルトぐらいのヨーロッパの、トランスレスのテレビ球として誕生した「16A8」の6.3ボルト球ということもあり、定格上プレート・スクリーン電圧は200ボルト以下で使うようになっていますし、プレート損失も大きくないため無理な使い方ができないタマということで、本格的なオーディオアンプに使われることはまずありません。

しかし、高増幅率の3極管と大きさの割に大きな出力の取れる5極管の複合管という組み合わせのため、なかなか便利な真空管として初級クラスのオーディオアンプにもよく使われました。

ヒーター電圧が50ボルトの「50MB8」という球もあり、これを2本使ってレコードプレーヤーに内蔵させてなかなか立派なステレオ音響を聴かせてくれるものもありました。

それは、この5極管部の内部抵抗がけっこう低くて、小出力でもなかなかダンピングのきいたきれいな音がするからでもあります。しかし、いずれにせよ規格いっぱいに使ったとしても、シングルではせいぜい3ワット。歪み率を考慮すればそれ以下で使うことがのぞましいという、ミニクラスであることにかわりはありません。

此のビルの隣にオヤイデ電気がありスピーカーケーブルを繋ぐ竹槍プラグの以前より通電率が良い材質を使用のものがあり1セット4個を購入する。

後は帰宅して丁寧に接続して通電し20時間後あたりには試聴が出来そうである。慎重に竹槍プラグに交換しSIEMENSの6BM8を繋ぎ3日後に試聴してみる、プリ管も馴染んできたであろう。

購入後SIEMENS製ECL82/6MB8の音は確かに真面目な物作りをいている感じでじつに端正な音が聴ける筆者のようなバッハ好きが聴けば頷ける音質で東芝製、松下製の繊細な音とは違い音をキッチリようである、

エンクロージャーとの兼ね合いも良い方向に向かったようだ。又真空管に白のリングを嵌めているが、真空管のガラスの響きを抑えるためのリングですが、人によりリングを嵌めないで鳴らすのを好きな方もいるようです。

SIEMENS製の音は如何にもドイツ製の感じがして、しっとりと落ち着き、音の目が細かく鳴り、生々しい感じに聴こえる特にヴォーカル(オペラ、カンタータ等)には相性が良さそうである。

Silent Tone Record/バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988/カール・リヒター/

DGG2707 057/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード

今までカール・リヒターの演奏は聴かなかったが、アンプを変えてから何かとよく聴いている。彼は勿論ピアニストではないが優れたバッハ演奏で知られる指揮者である。

しかしオルガン、チェンバロも非常に達者な人で、その演奏は今なお色あせることはない。

私にとってリヒターの数少ない鍵盤演奏の録音は数あるバッハの鍵盤作品の録音の中で最もよく聴くものである。下手なピアニストの演奏を聴くくらいならリヒターの演奏を聴いたほうが良いとすら考えている。バッハの演奏には実に良い演奏に聴こえる。

現在のバッハ像とは一線を画するものだが、バッハの多彩な音色やリズム、変奏の妙を余すところなく抽出している。

峻厳で堅固にして、ドイツの伝統的なバッハ観を体現した演奏だ。バッハ以外にも定評のある演奏を残した彼の、指揮者として、そしてオルガニスト、チェンバロ奏者としての名録音を集大成しました。

 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

 カール・リヒター(チェンバロ)録音:1970年(ステレオ)

特にニュアンス的にSIEMENS製ECL82/6MB8で鳴らすリヒターが良い厳格な感じがし等身大のバッハが頭に浮かぶ、今まで此のような感動は石のアンプでは聴けなかった音のようです。

後は声楽を聴く、最近の筆者のお気に入りのカンタータ第214番「太鼓よ鳴れラッパよ響け」BWV214

 Tönet, ihr Pauken! Erschallet, Trompeten!

 1. Coro

 Tönet, ihr Pauken! Erschallet, Trompeten!

 Klingende Saiten, erfüllet die Luft!

 Singet itzt Lieder, ihr muntren Poeten,

 Königin lebe! wird fröhlich geruft.

    Königin lebe! dies wünschet der Sachse,

    Königin lebe und blühe und wachse!

  1.合唱

  太鼓よ鳴れラッパよひびけ

  弦よ澄みて大気みたせ

  うたえや晴れやかなる歌を

  王妃よとわに幸あれ王妃よ幸あれとわれら希(ねご)

  とわに幸あれととわに花咲けよと

凄く賑やかな演奏が印象的で、筆者も良く聴く演奏が好きです、ザンクトガレンのバッハ財団管弦楽団と合唱団によるカンタータ第17集。2曲の世俗カンタータが収録されています。

BWV198はザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネが1728年9月5日にこの世を去った際の追悼式のために作曲されたカンタータ。この中の一部は後に「マルコ受難曲」に転用されています。

BWV214は1733年、ザクセン選帝侯妃マリア・ヨゼファの誕生日のお祝いのために作曲された祝祭カンタータ。

この作品とBWV213「岐路に立つヘラクレス」はどちらも翌年完成された「クリスマス・オラトリオ」に転用されたことでも知られています。 

ザンクトガレンのバッハ財団管弦楽団と合唱団によるカンタータ第17集。2曲の世俗カンタータが収録されています。

BWV198はザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の妻であるクリスティアーネ・エーベルハルディーネが1728年9月5日にこの世を去った際の追悼式のために作曲されたカンタータ。

この中の一部は後に「マルコ受難曲」に転用されています。BWV214は1733年、ザクセン選帝侯妃マリア・ヨゼファの誕生日のお祝いのために作曲された祝祭カンタータ。

この作品とBWV213「岐路に立つヘラクレス」はどちらも翌年完成された「クリスマス・オラトリオ」に転用されたことでも知られています。2015年録音とあります。

この演奏が好きなのは、かなりのライブ感があり、良いホールで聴くような音質がすきで、プリ管交換でも其のあたりが良く伺えて楽しい雰囲気を与えてくれる。

SIEMENSのECL82を購入して3~4日過ぎてしまったが今回購入の試聴テストを終了した。

此処で申し上げておかなければならないが、筆者の持つAXIOM80 TANNOYとSV-501SCパワーアンプは最高の相性が良く聴こえるようになりました、

クラシックは聴くことが楽しくなり、勿論JAZZも筆者の好きな1960年代のクール・ジャズは気分良く聴けます。

改めてARU付きAXIOM80の箱を提供頂いたY氏には感謝します。ブラボー!


Western ElectricのRCAケーブル、単線コードでJ.S.バッハ 「マニフィカト」 ニ長調 BWV243 カール・リヒターで聴く。

2019年03月19日 | クラシック音楽・オーディオ


今年ももう彼岸間近である。筆者の庭のツルバラも寒肥を多めにして、春とともに新しい芽を出し始めた今年もいっぱいの花を楽しませてもらいたい。今から咲くのが楽しみです。

RCAケーブルが気になり色々試すがBELDENも良いがやはりWestern Electricの気になるケーブルを見つける。これが本物なら1911年ころの製品のようですので期待できます。これは間違いなく電線病患者であろう、スピーカーケーブルをBELDENからWestern Electricに変更した結果は明らかにWestern Electricの単線の音がが断然良い。

この記事をマトメたが後日ケーブルテストを続けると意外な一面を垣間見た事を追加する、染み染みWestern Electricの機材の深さを感じる特にトランス等はケーブルが生命線なので益々そう感じる。

今迄撚り線のコードが多く、以前単線BELDENでアンプを繋ぎ良い結果た、Western Electricの単線コードがあれば是非使ってみたいと思っていた、そんなこんなで又RCAコードの事の情報を探した結果此のような商品があるようだ、

誇大広告のコピーだが「幻の針金コア使用大型特殊トランス究極の逸品とある」Western Electric 77A RET 使用線材、絹巻き純銅単線。新たにこれでWestern Electricは3セット目になる。違いは製造年月日で古いものほど高額である。

兎に角この会社のケーブルはどれだけのケーブルを製造したか謎めく事が多い、多分今後も新しいケーブルの発見があるかも知れず、見つけたら直ぐに購入しないとEWのケーブルは売り切れになる場合が多いようだ。

それとWEと明記すれば高額で取引される様な感じは嫌な感じもするが・・・・・

今回の購入は③だが同じ単線でも今まででは一番太いようです。購入事に単線の見本が付き使うことに安心感がある。RCA シールドラインケーブル75cmプラグとある、これは高級アンプ使用者に絶大の信頼を得ているそうです。

詳しく調べると1911年製造とある、Switch Craft #3502AAU(金メッキ)米国シカゴ製#3502Aでの製作可能です。ハンダはベストマッチのNASSAU Spe. AT-7241(音楽性・切れ味はAT-7076より数段上です)此の様な記事には頗る弱いつい本気になる、此のような説明をされると、個人製作は難しく思い、仕上がった物を仕入れる、

特にビンテージ物のスピーカーには単線が相性が良く興味本意で購入してみました。

今までのケーブルは

①WE 236A INPの1910年にトランスに使用されていたもの、漆黒の初期の黒エナメルを持参するW Eのケーブルの中では一番細いが、このケーブルの良さは歯切れがよく特にJAZZ演奏などには打って付けのケーブルかも知れない。

②WE 77A RETで今回購入のものより細いタイプです。尚製造は1914年で77A RETよりは3年の差がある。古いタイプの物が音質の相性は良く感じた。

③と比べて聴くと幾分レンジが狭く感じるが音質傾向はよく似ている、良く聴くとレンジの狭さに感字とは違い音に統一感が出て特にオケは塩梅が良い、エサ=ペッカ・サロネン指揮の春の祭典(イーゴリ・ストラヴィンスキー)など聴くと違いが解った。

比べて解りやすいのは打楽器の深みの音を比べると解る。

欠点は、但しBELDENのケーブルと比べ価格はWestern Electricのケーブルは倍以上高額です。筆者の試聴したコメントですがやはり単線が塩梅よく聴ける。

製造者曰く人の声をより聴き易くする周波数帯域を得るために製造特殊トランスから取り出した純度だけ上げた現在の精錬とは違い音楽を鳴らすには今では作ることの出来ない水準の高い銅線と表記されている。見本の銅線もサンプリ品が付けてあるが想像したより細かった。しかしRACケーブルで使用することには音質には影響は無いようです。

他にもBELDENを始め各種のメーカーのRCAケーブルを持っているが、WEの単線ケーブル3種しか持参しなく撚り線は持ってないが、各メーカーのケーブルとの違いは一番細いが音質は頗るよい所は驚きである、正にWestern Electricマジックか?

しかし、

①WE 236A INPを色々な音楽をきくと、このケーブルが一番ハイファイ的な音がするように思う、筆者はこのハイファイ的な音は苦手ではあるがみなさんが思うほどではなく③77A RETで聴くと実に自然な音がして、その後①に変えた瞬間に感じる少しハイファイ的臭さを感じる音です。

でも真空管300Bを変えれば又違った音がするのかも知れない?

どうも此のハイファイ的な音は嫌いである、此処で言いたいことは、デモで行なうブランドテスト等如何にいい加減で、デタラメかを知るべきです、それは自分の聴く部屋でテストしなくては絶対信用出来ない。それも短時間で実行しようとしても全く信じられません。

生憎筆者の部屋は手狭で多くエンクロージャーを数多く持ち込めなく、又多く持ち込む事でデメリットも多いような気もする、マニアの諸氏は多くのエンクロージャーを持ち込み楽しんでおられる方も多くお見受けするが、果たしてどれが一番上手く鳴るのか疑問である。

好きなエンクロージャーを出来るだけローコストで好きな音楽を聴く事が出来る装置を手にするかが貧困老人筆者の願いでもある。

誠に筆者の都合で申し訳ないが「ちあきなおみ」の歌が好きで、テストのため聴く、それと「黄昏のビギン」これが実に良い。最近は此のような歌唄いがいはく、やはり彼女は歌が上手い!

黄昏のビギンーちあきなおみ 

やはりテストでは無くなってしまう、つい彼女の歌声に聴き惚れてしまう、これがWEの実力なのかも知れない。筆者の持つ「星影のワルツ」「雨に咲く花」も頗る良い何故かホットする、流石TANNOY10吋のユニットの魅力ある音が鳴った。

彼女の歌は美味いがたまにCDだけを販売しているだけで益々、今後の活躍を期待する。やはり声の相性が抜群、WE単線はヴィンテージ機器には誠に塩梅が良く聴こえる。因みに我が家のSV-501SEパワーアンプに繋いでも相性は問題ないようである。

自然な感じに聴こえる人の声は思わず聴き惚れる。BELDENと比べると此方は正に人の声に近い気がする。同じWEの撚り線とくらべ輪郭がくっきりする感じです。

下の写真は久しぶりに一眼レフで撮った写真だが、色調、キレ等は全く違う出来栄えです。ブログアプの写真は圧倒的にスマホ、コンデジが多いが一眼レフは良いが、面倒でもある。

続いてRCAケーブルで聴き続ける、筆者のデスト方法は至ってノーマルな方法で行なうので紹介するが曲はJ.S.Bach Variations Goldberg BWV988と定める、演奏者は筆者の好きな人物を選ぶ今回は

  1.Wanda Landowska、

  2.Gustav Leonhardt、

  3.Edith Picht-Axenfeld、

  4.Zuzana Růžičková

  5.Helmut Walcha、

  6.Pierre Hantaïのメンバーで男性3人女性3人でBWV988のアリアを聴く。

この様な場合はデジタル音声で聴くと大変都合がよく、ワンクリックで演奏者が変わる、今回はピアノ演奏は除いた、と言うのはピアノの音が良い場合はヴァイオリンが望ましくない場合があり、最近はあえてチェンバロ演奏でのテストが多い。

なおデーターはiTunesデーターで聴く、アリアから先を続けて聴いたのは誰が続けて聴きたいかが肝である。今回驚いたのは一番録音録音が古くしかも音質の悪いしかもモノーラルのWandaLandowskaの演奏が一番優れていた・・・?いつまでも長く聴いていたのだ、途中では止められない・・・

音は一番悪いが筆者には実に良く聴こえた、人間の耳ほどいい加減に機能しているかがわかる、曲が進むにつれ長く聴いていたい衝動に駆られる。果たしてRCAコードのWEが良いのか最近購入したSV-501SEとの相性が良いのかは不明だ、何時までも聴きたくなる演奏ではある。

此のあたりで筆者のオーディオは一旦休止し多くのよい音楽を聴きたい、でも今気になるプスバン(PSVANE)WE300BとSiemens管ECL82が入手出来れば再度今まで聴いた音楽を聴き直そうと思う。

此処で筆者のレコード盤を見るとわかりがGrammophon盤のリヒターの作品がある、ドイツ・グラモフォン( Deutsche Grammophon Gesellschaft)は、1898年12月にドイツ・ハノーファーで創設された、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコード・レーベルである。一般的に「イエロー・レーベル」と呼ばれている。

ドイツ国内では文学作品の朗読作品も制作・発売しているアルヒーフレコードは『アルヒーフ』レーベルは、ドイツ・グラモフォンの社内に置かれた音楽史研究部門として1947年に立ち上げられました。

ヴァルヒャ、リステンパルト、レーマンらによるバッハ作品より開始され、その後オリジナル楽器復興として重要なヴェンツィンガー&バーゼル・スコラ・カントールムによる演奏や、決定的な名盤となったリヒターの「マタイ受難曲」などを録音。

1980年頃からはピノック、ガーディナーやゲーベルらと契約を結びオリジナル楽器ブームとともに、古楽復興の重要なレーベルとなっていきました。その後もミンコフスキやマクリーシュらとも録音を続け、話題盤を次々と輩出しています。

そこで以前はフィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)の「マニフィカト」ニ長調 BWV243 の紹介をしたが久しぶりにカール・リヒター(指揮)の物を聴くと、演奏の音質、コラール等が神々しく聴こえるこれはアンプの交換での違いではあるまい、音楽えの造形美が違うのか?

現在この手の音楽は古楽器を使用する場合が多く、当時はモダン楽器を使い演奏しての違いかも知れないが筆者には全体に醸し出す音楽の雰囲気等明らかに違いを感じ、新鮮さをも感じた。

思えばJ.S.バッハの曲を聞き出し50年以上になるが、最近カンタータ、受難曲等声楽が多くなった誠に恥ずかしい話だが齢い70を過ぎJ.S.バッハの奥の深さを垣間見たような感じがする。

「マニフィカト」ニ長調 BWV243は30分程でまとまっていて合唱曲の入門にはお勧めします。J.S.バッハ 「マニフィカト」 ニ長調 BWV243 カール・リヒター J.S.Bach “Magnificat” 

J.S.バッハ:マニフィカトニ長調BWV.243

ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団

カール・リヒター(指揮)

録音:19591961

バッハ (1685 - 1750)

マニフィカトニ長調 BWV243(クリスマス用挿入曲つき)(約35分)

天使ガブリエルによって受胎を告知された処女マリアは、不安な心を抱きながら親族エリサベトを訪問した。すると聖霊に満たされたエリサベトはマリアを祝福し、マリアは感動のあまり神を賛美する。《マニフィカト》はルカによる福音書第1章、46–55に記されているこのマリアによる神への讃歌である。

カトリック教会では中世以来、晩課の折りに歌われてきたが、バッハの時代のルター派教会ではドイツ語訳で歌われることが多かった。

しかしクリスマス、復活祭、聖霊降臨祭の3大祝日には、伝統に従ってラテン語で、しかも管弦楽伴奏による大規模な形式で歌われた。

バッハが《マニフィカト》初期稿(変ホ長調、BWV243a)を作曲したのは、ライプツィヒのトマス・カントルに就任した1723年のことだった。

自筆総譜にはクリスマスにふさわしい4曲の挿入曲(A–D)が付加されているため、12月25日、クリスマスの晩課のために作曲したと考えられていた。ところが近年、この初期稿は、まず7月2日の「マリア訪問の祝日」に初演され、12月25日のために4曲の挿入曲が追加されたという説が有力となった。たしかに、

4曲の挿入曲は自筆総譜の余白に無理に書かれており、インクもペンも別のものが使われている。ライプツィヒにおける礼拝の詳細についての研究も進み、3大祝日のみならず7月2日の「マリア訪問の祝日」でも、《マニフィカト》は管弦楽伴奏で演奏されたということも明らかとなった。

バッハは1733年、この曲をニ長調に改訂している。

初期稿の変ホ長調という調性は、フラット3個で表されるため、3本のトランペットとともに三位一体を象徴することを意図したと考えられるが、そのために必要なEs管トランペットはあまり一般的でなかったため、一般的なD管が使え、弦楽器も開放弦を多用できるニ長調に改訂されたと考えられる。

こんにちではほとんどの場合、このニ長調の改訂稿が演奏されることが多い。しかしクリスマスにふさわしい4曲が挿入された初期稿の魅力もまた格別なものがあり、今回のようにニ長調の改訂稿にこれらの挿入曲を追加して演奏することもある。

12月の定期公演にふさわしい選択といえよう。独唱と合唱、トランペット、ティンパニ、フルート、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、弦楽合奏、通奏低音という編成で、それぞれのパートが個々によく活躍するので、聴いていて飽きがこない。

合唱の力強さ、独唱の美しいアリアはもちろん、オーボエ・ダモーレとソプラノの絡み合いが美しい第3曲も良いし、トランペットの超絶な活躍ぶりには惚れてしまう。

 二十世紀のバッハ演奏史に不滅の足跡を印し、バッハ作品の真価と神髄とを明らかにしてきたカール・リヒター。彼の残した数多くの録音は永年にわたってアルヒーフ・レーベルのレパートリーの中枢を形成、現在でも第一線で活躍する演奏家や研究者に多大の影響を与え、また多くのファンに深い感銘を与えつづけてきました。

なかでも一九五八年の《マタイ受難曲》録音に始まり、以後20年間にわたって 収録された数々のカンタータなどのバッハ作品の演奏は、リヒターのライフ・ワークであり、人類の遺産ともいる偉業と申せましょう。久しぶりのカール・リヒター(指揮)のマニフィカトニ長調BWV.243はすごく短い素晴らしい演奏でした。

結果的にはWEの単線コードは人の声の演奏が大変良く馴染めば手放せないケーブルになるのかも知れない、ブラボー!


これぞ名盤か。Half Noteのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオ を聴く

2019年03月15日 | JAZZ・ボサノヴァ

ウェス・モンゴメリーといえばFull House初めて聴いた時は衝撃が走った思えば1960年代と記憶す

る、ギター界の革命児による白熱したステージを捉えた傑作ライヴ。

オクターヴ奏法など得意の超絶技巧で、テナーの王者ジョニー・グリフィンと渡り合う。

1962年6月25日、バークレー、ツボにてライヴ録音盤。勿論その頃筆者は高校生でビートルズも聴

きJAZZも聴いていた、音源は数少ないレコードと、米軍放送オンリーだった気がする。

ウェス・モンゴメリー、

ジョニー・グリフィン、

ウィントン・ケリー、

ポール・チェンバース、

ジミー・コブ

録音年:1962年6月25日/収録場所:バークレー、ツボ

Wes Montgomery - Full House 1962 (full album)

勿論当時も今も最高のプレイヤーと思っていたが、今回入手した東芝製のプリ管Y596-6BM8(Hi-Fi)

をヤフオクでゲットした。勿論これも1960年代のもののようだ(笑)又当時の価格で1本490円の表

示があるが現在は約10倍近くのの価格が付いている、筆者のように第一線を退いた人間が言うことで

はないが・・・ この価格問題であるがB&Oの最高SPの価格は1000万を超える、少し前デジカメの

ライカが50〜60万の表示が付いていたが、現在日本のデジカメも30〜40万は当たり前になっている。

以前と比べ相当の価格設定と思うが、我々の給与はバブル以降低下し今や薄給になって住みにくい時

代になっているが、車、カメラ、オーディオ関係の値上がりした利益は本当に還元されているか疑問

だ、多分ある中間層でこの利益搾取が行われているはずである、日産のゴーン等は氷山の一角に過ぎな

いかも知れない。

勿論今やスマホ(携帯電話機)も1台10万が当たり前の時代になって物価指数が上がったが日本の労働

賃金は今回の問題で下がっている、これが現実の世界ですよ!

6BM8 ほど重宝され、いろいろな使われ方をした真空管だそうです。欧州名 ECL82 のこの球は、

日本では昭和30年代初頭に突然現れ、以後昭和50年代前半にかけて、大中小メーカー製家庭用総

合アンプ(AM FMステレオチューナー付き)や3点セパレートステレオ、又、初心者アマチュア製作

アンプやラジオ出力回路に、又、不完全ながらOTL出力段に、及び安定化電源のレギュレーター回路

の一部に、はたまた別球名で中期広角モノクロテレビの垂直発振出力偏向回路や音声低周波段に・・

等さまざま利用されたプリ管である。

今回東芝6BM8(Hi-Fi)の封を空け早速拝見する、やはり足の部分の汚れは相当汚れている、その

前に歯ブラシで歯磨き粉を塗布し優しく磨き良く乾かしてから接点回復剤を綿棒で塗り今のプリ管と

交換する。

ELECTRO-HARMONIXと比べ若干スリムである、約1日電源を入れた後音出しをする、東芝管の印

象は意外と緻密な音を聴いたことがあり、特にソプラノ等の音が美しく聴ける、意外な事は全体に力

強く塩梅が良く聴こえる。

調べて見ると、このSV-501SEパワーアンプは6BM8(ECL82)の管の影響が強いらしい、特にドイ

ツ製TELEFUNKENはとの相性が良いそうで続きSiemens管ECL82との相性が良いとの記事を見つけ

る、少し秋葉原でも散策するしかあるまい?何故かヤフオクもアイテムが少ないのは残念である。

嬉しい事にチェンバロの音色も繊細かつ綺麗に聴ける感じがする。弦の爪弾く音は頗る繊細な感じが

したが、全体的には馴染み少なく少し使い込まないと分からないが、どちらかと言えば好印象の感じ

を受ける。

現行のELECTRO-HARMONIXのプリ管より繊細な感じを受けた。 繊細な音楽がよく合いそうです

が、本日はテストも兼ね筆者も大好きなウェス・モンゴメリーの「Smokin' at the Half Note CD,

Hybrid SACD, SACD, インポート」を聴いた

Wynton Kelly Trio (Wes Montgomery)_ No Blues (Shorten Version)

 ■収録曲 

1. No Bluesノー・ブルース 

2. If You Could See Me Nowイフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ 

3. Unit 7ユニット・セヴン 

4. Four on Sixフォー・オン・シックス 

5. What's Newホワッツ・ニュー 

 ■パーソネル 

ウェス・モンゴメリー (g) ウィントン・ケリー (p) 

ポール・チェンバース (b) ジミー・コブ (ds) 

録音:1965年6、9月 (ヴァン・ゲルダー・スタジオ) 

プロデュース:クリード・テイラー 

リマスタリング:ジョージ・マリノ(Sterling Sound) 

プレス:Quality Record Pressings 

 

お馴染みのHalf Noteでのライヴ演奏を中心に収録されたCD。勿論ウェスにとってもケリーに

とっても猛烈にスイングする最高の演奏が聞ける。65年というとさすがのケリーもチェンバー

スも下り坂という印象の演奏も少なくないが,ここでは4人のメンバーは歴史に残るパフォーマ

ンスを我々に残してくれた。音楽の温度を上昇させることにかけては右に出るもののないウェス

・モンゴメリーと ウイントン・ケリーが繰り広げた、文字どおり白熱のセッション! 

ポール・チェンバースとジミー・コブというマイルス・デイヴィス・クインテットのリズム隊との

鉄壁な布陣も凄い!当初此のギターのピッキングについて話題だったウェス・モンゴメリーのあの

黄金の親指で弾くギターの太くなめらかな響きは衝撃的な媚薬の音がする。最初に聴いた誰もがピ

ッキングの音だと思ったがピックではどうも出ない音のようだった。

最初映像を見た人は「指で弾いてる」と叫んだとか?

其のあたりの音はさすが300Bシングル真空管SV-501SEパワーアンプの力かも知れない。JAZZを

聴いても何か原寸大で再生してくれる、全体に自然な感じの音が出る、こうして聴くと筆者の所有

するGOODMANS AXIOMTANNOY IIILZは実にJAZZにも塩梅良く鳴り安心する。少し馴染んで来

れば今後の音の変化に期待してしまう!

冒頭のマイルス作の‘’No Blues”は、ハーフノートと言うジャズクラブのセッションを捉えたライブ音

源で、神がかったウェスが聴ける正に名演である、ギターの弦がこれだけ澄んだ音を聴かせるジャズ

ギタリストも他には知らない。あとはお得意のオクターブ奏法でグイグイ盛り上げる此のジャケット

の素晴らしい所だアルバムの名義はウエスであるが、内容的にはウエス&ウィントンという位、ウィ

ントン・ケリーのプレイが素晴しい。

徐々に燃え上がっていく、ソウルフルなギターが聴ける。代わってケリーも縦横に駆け巡るピア

ノを聴かせる。朴訥なウエスより饒舌なくらいだ。チェンバースのベース・ソロも負けず熱を帯

びている。とりわけ〈ノー・ブルース〉におけるウェスのソロは超絶的な技巧と熱気で 永遠に記

憶されるべきもの!後半3曲はスタジオ録音ですがこちらもライヴに劣らぬ熱さ! 

NYに存在したジャズクラブ、ハーフノートでのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー・ト

リオ という2大スターが共演した演奏が聴ける興奮の一枚です! 

 

此処で当時ウェスが使っていた愛用のGibson L-5 CESにはピックガードの脇にハートの形をし

たインレイが施されていた。 

ウェスはアンプに苦労していたようで、家には不要になったアンプや改造したアンプが山のよう

にあったという。メインで使用していたアンプ、FenderのツインリバーブにはJBLのスピーカー

を搭載していた。

此のアルバムを聴きウェスの代名詞とも言えるオクターブ奏法では、1オクターブユニゾンでメロデ

ィーやソロを弾く。ソロ演奏時のおおまかな流れとして、シングルトーンソロからオクターブ奏法に

よるソロ、そして、コードソロの順に演奏し、ソロをダイナミックに盛り上げていくスタイルはウェ

スの特徴とも言え、残された録音の多くがそのスタイルで演奏されている。

ウェスによるオクターブ奏法は、ギターの1と3弦、2と4弦、3と5弦、4と6弦のオクターブを使い、

それ以外のオクターブ運指は使われない。また、1と3弦、2と4弦は人さし指と小指、それ以外は人

さし指と薬指で弾かれている。1960年代のJAZZは凄かった。

正にウェス・モンゴメリーは今も第一線のプレイヤーだと思う、ブラボー!


ピアノのライブ感たっぷりな、シモーネ・ディナースタイン、ア・ファー・クライ・オーケストラ演奏にどっぷり浸ってみた。

2019年03月09日 | クラシック音楽・オーディオ


以前紹介したそして今、ワンダ・ランドフスカやマイラ・ヘス(英国人ピアニスト)のような偉大な女流ピアニストの後継者と言われているシモーヌ・ディナースタイン(Simone Dinnestein)の新しいアルバムを聴いた。

アルバムのテーマはCircle。すなわち循環あるいは和。ニューヨーク出身の気鋭のピアニスト、シモーヌ・ディナースタインと室内オーケストラのA Far Cryは、互いの深い信頼関係から生まれる音の和を創出し、循環構造を持つ楽曲の永遠の力を描き出す。グラスの「ピアノ協奏曲第3番」はディナースタインのための書かれたもので、これが世界初録音。シンプルで穏やかに展開していく楽曲はディナースタインのしなやかなフレージングと明るいタッチによって紡がれていく。

彼女は、バッハのコンチェルトにおいてもピアノに丁寧に寄り添うオーケストラと共に光輝くような音世界を生み出している。

BACH & friends HD Simone Dinnerstein - Michael Lawrence Films 

 01.Johann Sebastian Bach: Keyboard Concerto No. 7 in G Minor, BWV 1058 1. Allegro

 02.Johann Sebastian Bach: Keyboard Concerto No. 7 in G Minor, BWV 1058 2. Andante

 03.Johann Sebastian Bach: Keyboard Concerto No. 7 in G Minor, BWV 1058 3. Allegro Assai

 04.Philip Glass: Piano Concerto No. 3 1. Movement I

 05.Philip Glass: Piano Concerto No. 3 2. Movement II

 06.Philip Glass: Piano Concerto No. 3 3. Movement III (for Arvo Prt) 

これぞ実に生々しい演奏、以前聴いた2005年に自主制作で録音されたバッハ《ゴルトベルク変奏曲》だった、今回チェンバロ協奏曲第7番は,現存する大バッハ真作のヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041にもとづくリメイクです。

原曲はイ短調ですが,曲全体を長二度下げてト短調に移調し,独奏ヴァイオリンのパートをチェンバロ用にアレンジしています。Far Cryはボストンを拠点とする室内オーケストラです。オーケストラは自主運営で、「The Criers」という18人のミュージシャンで構成されています。

聴けばわかるが、録音演奏とも良くライブ感タッププリな演奏がたのしめます。

アンプ交換もとても相性良く今まで味わったことのない音楽が楽しめました。

グラスピアノ協奏曲第3番:金曜にジョーダンホールで開かれたA Far CryとピアニストSimoneDinnersteinが、Philip Glassが新しいピアノ協奏曲第3番をゆっくりと回っているように思わせてくれる。

特に興味をそそる緊張感のある人の性格:彼のロマンチックな連勝と彼の瞑想的な緊縮感。

協奏曲の大部分は、解決を求めての未解決のハーモニー、ソリスト、弦楽オーケストラの青々とした響きです。

今まで味わった事のない感じで、録音が良いのかやけにリアルな感じがします。これぞ、高録音技術なのか?コンサート会場でグランドピアノが見える良うな感じ、音質演奏も実に良き筆者の書斎がステージになったような感じがした。

完全でおなじみの3連和音の優しいクラッチで始まり、秒と3分の1ずつずれることで、その調性はそれ自体を包み込み弱体化させました。

最初の2つの動きを通して最も魅力的だったのは、ロマンチックな時代のルバートのように、最初の動きでは2対3の安定したリズム、そして2番目の動きでは加法的リズムです。あちこちで時計の余分な目盛りが魅力的に機械的なシーンを生み出します。

古典的なミニマリストの線に沿って展開する、フィナーレにつながった。Simone Dinnersteinの豊かなピアノ演奏は圧巻です。

Philip Glass: Piano Concerto No.3 with Simone Dinnerstein & A Far Cry 

以前聴くアンプの音とは随分違いがあり、実にグランドピアノらしい音が聴た。今回のパワーアンプの交換で音質が良くなったピアノ曲、人の声は特に良く聴こえる様になった。このアルバムは演奏も良いが録音も良くいつまでも聴いていたくなります。

これはオーディオマニアの相なのかも知れない、勿論現在使用のelectro harmonix300Bで聴く音楽も実に良く聴こえるが本物はどのような音に聴こえるか興味深い、WE300Bの球等は高額でとても対象にはならないが、準ずる物があれば一度聴いたみたいと思う・・・

今回シモーヌ・ディナースタインのリアルなピアノを聴き特に実感した。さすが300Bの技なのか?

以前も紹介したゴールドベルク変奏曲も聴いたが以前と比べアンプ交換のせいか今まで以上に演奏が冴える、いかにもグランドピアノでの演奏とわかる重低音も充実した音がする。

今まで重宝していた音楽の友の社のムック本「朗音!真空管アンプの愉悦: 特別付録:ラックスマン製真空管ハイブリッド・プリメインアンプ・キット」とそれ以前使用していたハーモナイザーは300Bシングル真空管SV-501SEパワーアンプに変わり聴かなくなった。SV-501SEの音が断然優れている、昔から言われ続く伝統であろうかこの音を一度聴けば納得してしまう?

昔から音が変わるのはスピーカーが違えば当たり前のように音は違うが、自分の好きな音を出すスピーカーを見つけ、一番迷うのがこのアンプであろう、特にパワーアンプの違いは相当変わる、特にヴィンテージ物のスピーカーの場合は真空管(火屋)のアンプが有利な場合が多いようである。実際このSV-501SEのアンプは出力8W+8Wしかないが普通家庭で聴くには十二分である。ボリューム音量も10時程で十分満足する音は出て音楽鑑賞には全く差し支えないようです。

今回300Bの真空管の音を聴きやはりウェスタン・エレクトリックWesternElectricという会社は凄い製品を生み出した会社なんだ!と改痛感した、これは体験しなければ全く解らない事です。

今まで真空管のアンプは聴いてきたが、300Bを聴くのは今回始めての体験です。最も注目することは創立 1869年(グレイアンドバートン電機製造店)1935年 この間ライセンス契約によりWEC社のトーキーシステムは製作会社と映画館の90%以上に装置を納入トーキー事業の支配権確保トーキーシステム用出力3極管 WE-300A 開発・製造1938年WE-300B 開発・製造そしてWE 1086 トーキーシステム発表(86Aアンプ使用)ERPI社を売却しトーキー映画事業より撤退新製品を発表し意外と撤退をしてしまうWE 500 トーキーシステム発表(91Aアンプ)現在オーディオマニアが注目する真空管WE-300Bは未だに1本相当高額で取引されているようです。

最もウェスタン・エレクトリックの製品は接続コード類も名品が多い。考えれば今回はとんでもないWEの扉を開けてしまったよだ・・・・。

此処で驚くのは今から80年前の真空管を珍重し、更に復刻版が作られていることかも知れない2005年にWE300B-MP (マッチドペア)木箱入り/88,000(税込)で販売したそうです。現在品薄のようで、すでにプレミアムが付いているようで高額で取引シているようである。

筆者のような貧困老人には「WE300Bが買えない、手に入らないから」という、ミモフタモナイ答え(笑)勿論筆者使用するアンプはSV-501SEだが300B使用の製品で現在ロシア管electroharmonixが接続されているが調べて見ると意外と安価でそれなりの音がするのはPSVANE300B又人気度も高いようで、調べれば欲しくなる・・・? 

electro harmonix300Bとの比較が気になるところですが同程度の物とも玉転がしはあまり意味がないのかも知れない。

今、PSVANE WE300Bと言う製品が話題になっている品質管理を徹底し、60年代後期のウェスタン・エレクトリック製を忠実に再現した300Bオリジナルであるウェスタン・エレクトリック(WE)製を忠実に再現した300B、中国ブランドのプスバン(PSVANE)WE300Bが登場した。

1930年代後半にWEが当時の技術の粋を集めて生産を開始した直熱3極管300Bは、人気、知名度とも抜きん出た存在の古典出力管。プスバンWE300Bは、1960年代後期のWE製300Bの構造を復刻した。

とある・・プスバンは、真空管製造で実績を重ねる中国・曙光電子出身のエンジニアらが設立した新進ブランドで、長沙市の自社工場で既にKT88、845などを生産する。とりあえずこのあたりのWE製品が狙い目なのかも知らない?

又筆者のエンクロージャーはGOODMANS AXIOMの箱に10吋のTANNOY IIILZ in Cabineを移植した物で据置型の佇まいになるが、300Bのアンプに繋ぎ聴くが、今までより更に低域が響き音がまろやかに感じる、誠に満足するオペラがの音が聴けるような感じがする、触りを聴けば工合は良くオペラ等人の声が一段と良い塩梅に鳴る当分はこの装置で聴いて見よう。


後日小遣いに余裕が出れば(PSVANE)WE300Bを買い求め玉転がしでもと考える、音質も本家WEにも決して引けは取らない良い製品のような事が書かれた記事を見ながら現在のelectroharmonix300Bと比べるのは(PSVANE)WE300Bが良いのかも知れないと思う?

筆者としてはロシア製も支那製も嫌いだが、これが貧困老人の考える事の愚問か(笑)ブラボー!


部屋に冴え渡る響き『ルドルフ・ルッツ(Rudolf Lutz)指揮によるバッハ:ロ短調ミサ』を聴く

2019年03月02日 | クラシック音楽・オーディオ

現在筆者のエンクロージャーはTANNOYの10吋の IIILZCabinetをGOODMANS AX10M80の箱に移植し聴いているが、

以前のTANNOYでは聴けなかったヴァイオリンの深い自然の低域の響きが余すことなき再生出来る感じでこの音を聴き越にいる、

実に美しい調べである。置き場所のスペースさえあれば据置型(フロアー型)エンクロージャーで聴くことをお勧めします。

SV-501SEパワーアンプ購入後は四六時中色々なジャンルにわたり試聴して見た、やはり全体的に申し分ないが、ことクラシックにはほぼ満足出来た。

良い音とは、肝心なことは今持参のエンクロージャーとパワーアンプの相性が一番の問題が一番である、

いくら優れたエンクロージャーを持っていてもアンプとの相性が決めてである、自分に合ったアンプを探し出すのがオーディオの一番の決め手になるであろう。

以前はブックシェルフのIIILZからフロアー型のエンクロージャーに変わり全体にふくよかな音が得られ特に低域は自然に響き渡る環境は誠に嬉しい。

それに加え待望の300Bシングル真空管SV-501SEパワーアンプに繋ぎ聴くと一層部屋に響く音楽に夢中になる、このエンクロージャーにはやはり火屋のアンプが良く合うようです。

言わせる方に言わせると300B使用はアンプはWE91Bトーキー用パワーアンプにオリジナルのWE300Bで聴くことが一番と言うが、貧困老人には夢のまた夢の世界のようだ(笑)

正に至福の一時を感じさせる環境に変化したことは実に嬉しいことだが家族からは音量を下げて聴けと以前より増して煩く言われるようになったということは低域が響き渡るようです。

この原因は以前と比べてい良い低域が響くようになり、それが原因と思われる。一般的に真空管の音はソフトで耳あたりが良いと言われるが、真空管の音は意外とリアルに聴こえますよ。

思い返すと今までどれだけのアンプを交換してきてのであろう・・?TANNOYの10吋のアンプ選びは誠に難しく、IIILZCabinetの音はなんと癖のある音のようです。

特に以前との違いはこのアンプとの変化はヴァイオリンの音色が頗る良く成ったことは特筆ものだ。

正に燻銀らしい音に聴こえるヴァイオリンの低域の美しい響きは IIILZCabinetでは聴こえなかった音のようです

特にソナタイ長調 op.1-10, HWV.372などは実に良い古楽器ヴァイオリンでの演奏ですが実に水々しく響くこの装置で良く聴こえない演奏は録音または演奏が不適格に思えるようだ。

今迄も真空管アンプは使った事はあるが、WEの300B自身メーカーの違いでの音は又別物だと言う事なので余裕があれば一度は聴きたいと思う。

又筆者としては300Bの知識不足を補う上にでもオーディオ真空管なる本を購入してみる。

以前FURUTECH ADL 電源ケーブル The Astoria 1.5m 1本 THE-ASTORIAのコードを購入したが現在PCの電源用に使用しているためプロケーブル製インレット電源コードと交換するコード自身FURUTECHのがずいぶん太くなった。

又アナログケーブルもWEからBELDENベルデン 88760に交換する、

一層音が締まりスッキリし正に研ぎ澄まされた音になる。SV-501SEにはBELDENが相性は良さそうである。

勿論スピーカー接続はWesternElectric 18GA ブラック 単線シングルスズメッキに繋ぎ聴いている。改て音響全般に言えるがWEの製品が優れていたのかを痛感する、

クリーブランドが1869年(グレイアンドバートン電機製造店)を設立した150年前の会社で日本は幕末時代でもあったと言う事実です。

話を戻そうやはり音楽の話に戻ります。アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン)Andrew Manzeを聴き直す。

皆さんご承知のようにヴァイオリニストとしては1610年から1830年までの音楽のスペシャリストとして知られ、指揮者としてはバロック音楽から古典、あるいは19世紀から20世紀音楽にまでいたる、

幅広い年代の音楽のエキスパートである。ケンブリッジ大学で古典文学を学んだ後、英国王立音楽院でヴァイオリンをサイモン・スタンデイジ、マリー・レオンハルトに師。

演奏家としては、イングリッシュ・コンサートと共に古典派のレパートリーを研究しており、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲、管弦楽曲、オラトリオ編曲作品などを手がけている。

もちろんバロック音楽の演奏も引き続き行っている。ハルモニア・ムンディUSAと専属契約をし、

イングリッシュ・コンサートやエンシェント室内管弦楽団とのCDリリースしており多くの賞を受賞している。

リチャード・エガーとの長期間にわたるコラボレーションは高い評価を得ております。

持ち前の美声と大胆かつ潔いアプローチで、バロック・ヴァイオリンの寵児となったアンドルー・マンゼのヘンデル。

ピリオド演奏にありがちな構えたところが無く実に清々しい演奏。

引き締まった低音でこれを支えるリチャード・エガーとの掛け合いも、伴奏と呼ぶのが憚られるほど見事なもの。

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集持ち前の美音と大胆かつ潔いアプローチで、バロック・ヴァイオリンの寵児となったマンゼのヘンデル。

ピリオド演奏にありがちな構えたところが無く実に清々しい演奏です。

瑞々しさを湛えた弦の響きを余すところ無く捉えた録音も素晴らしく、リラクゼーション効果満点です。

ヘンデルの旋律美を堪能できる。従来のバロック・ヴァイオリンの概念を飛び越えた大胆な即興性から透明感あふれる崇高な響きまで自由自在のマンゼ、それをサポートしつつ自らも加勢してくるエガー、

このコンビが生み出す個性豊かでスリリングな音楽によって、ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは見事に21世紀に新たな生命を獲得することが出来た、とさえいいたいところ。

聞いていてワクワクする、実に楽しく面白く、飽きのこない演奏です。

そして以前にも紹介しましたがルドルフ・ルッツRudolf Lutz指揮によるバッハ:ロ短調ミサ(ライブ録音)SV-501SEのアンプから聴こえる歌声は正に腹から出る歌声が実が水々しく美しい。

バッハ晩年の最高傑作『ロ短調ミサ曲』。1733年の初稿を含め、およそ20年の構想を経て、

死の前年に完成されたこの作品は、19世紀初頭、チューリヒの音楽出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリが「すべての時代、すべての国民を通じてもっとも偉大な音楽芸術作品」と呼ぶほどに高く評価されており、

現代に至ってもそれは全く変わることなく、数多くの演奏家たちによって演奏され続けています。

演奏風景をYouTubeで見る限り、特に管楽器の演奏は難しそうであり、マウスピースで出す音は基本ソドミソの4段階なのですから・・・

ここで『ロ短調ミサ曲』を演奏している「J.S.バッハ財団合唱団、管弦楽団」は、スイスのザンクト=ガレン・バッハ財団が2006年に創設した少数精鋭のアンサンブル。

J.S.バッハの全声楽作品を演奏・録音し、内外に知らしめるという目的のもと活動を行っています。

バッハの研究者でもあるルドルフ・ルッツが芸術監督、指揮を務め、創設以来、月1回のカンタータ上演に取り組んでいます。

『J.S.バッハ(1685-1750):ロ短調ミサ曲 BWV232』

【曲目】

CD1.

【I.ミサ】

1-3.キリエ

4-12.グローリア

CD2.

1-9.【II.ニカイア信条】クレード

10-11.【III.サンクトゥス】

12-16.【IV.オザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ、ドーナ・ノービス・パーチェム】

 

【演奏】

ジュリア・ドイル(ソプラノ)

アレックス・ポッター(カウンターテナー)

ダニエル・ヨハンセン(テノール)

クラウス・メルテンス(バス・バリトン)

J.S.バッハ財団合唱団、

管弦楽団ルドルフ・ルッツ(指揮者、芸術監督)

録音時期:2016年 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

このアルバムのブックレットには、バーゼル・スコラ・カントールム研究部門のメンバーで、バッハ研究者として知られるアンゼルム・ハルティンガーの作品についての考察と、

「ゆるぎない一体性に貫かれた演奏だ。演奏と研究を統合したプロジェクトを実践しているこの団体の『ロ短調ミサ曲』には入念に学習された作品把握があり、それがすべての音楽家たちに共有されている。

引き締まった古楽演奏であると同時に、テキストに力を与えつつ作品の深奥に分け入る、信頼性の高い演奏である。」とあります。

この曲はバッハ晩年の最高傑作《ロ短調ミサ曲》。ここで演奏している"J.S.バッハ財団合唱団、管弦楽団"は、スイスのザンクト=ガレン・バッハ財団が2006年に創設した少数精鋭のアンサンブル。

J.S.バッハの全声楽作品を演奏・録音し、内外に知らしめるという目的のもと活動を行っています。

バッハの研究者でもあるルドルフ・ルッツが芸術監督、指揮を務め、創設以来、月1回のカンタータ上演に取り組んでいます。

ぜひ、いつかは生で聴いてみたい、ブラボー!