最近音楽鑑賞をする上で思うは、より音楽を楽しむには、最高の音質コンサートホールにつて萩原光男氏の掲載記事があるが、つまりムジークフェラインスザールの近い音で音楽をを楽しみたい。
このような事を感じながらvisit-concert-hall-2.pdfの記事を読んでいます、勿論好きな珈琲を頂きますが、本日は以前頂いた日本茶の"加賀棒茶”を頂く自然な甘みもありとても美味しい味である。
淹れ方は簡単でテーバックスタイルで熱湯をいれ1分ほどで香り豊かなお茶が頂けます。加賀藩前田家が治めた此処、金沢では茶道をはじめ、お茶処として繁栄してきました。市民のお茶といえば棒ほうじ茶。
特に茎を焙じあげたお茶を、此処では棒茶と呼んでおります。頂けばわかりますが、奥深い香りとすっきりとした甘みと香りを引き出します。たまには日本茶の味わいも良いものと思う。
さすが前田家が繁栄した加賀藩北陸の繁栄とともに北前船で京都、大阪に物資供給をし栄えた藩なので食文化は勿論京好みで優雅である、未だ豊臣時代からの伝統が息づく他の地方との違いも歴史を感じます。又京菓子にも似た和三盆を取り入れ和菓子は上品でとても美味しく京文化が今も栄えています。
余談になるが、昔読んだ小説の内容に織田信長が異人に西洋音楽と言われ想像するに当時のチェンバロの原型楽器のようなもので眼の前での演奏での音に甚く感動しその横顔は大変美しかったという下りがあった。今まで日本の音楽は簡単な太鼓、笙の笛、琴等の演奏と違い初めて聴く西洋の音に感激したことと思う。
勿論日本人は欧州等のコンサート会場での演奏会は身近では無く、勿論学校教育も簡便な装置で音楽を聴かせ、ろくに調律もしていないピアノでの演奏で育った日本人は不幸であるのかもしれない。昔読んだ歴史本の内容に信長が西洋音楽を聴きとても美しい横顔を見た、と言った文章が残り、芸術は誰からも愛される物と納得でき芸術とは、そのようなものかもしれないと思ったりもする。
当時の安土城天守閣は階下との構造上ホール感の強い構造をしていたかも知れず、音響効果は大変効率的な構造物かも知れず大変興味深い。
勿論筆者もこのような素晴らしい欧州の劇場で聴いたことも無いが、特に有名なウィーン・ムジークフェラインザール大ホール(Vienna,Grosser Musikvereinssaal)1870 年に作られたこのホールは、世界でも代表詳細は文献 1),2)などに紹 介されているので、ここでは簡単に述べると、直方体を 基本形として四周にバルコニー席(正面はパイプオルガ ン)があり、座席数は約 1,700 である。
床及び天井は木製であり、壁のほとんどはレン ガ又は本の下地にプラスタ仕上げ(金箔張り)で両側の側壁には多数の彫像が並んでいる。座席はかつては木 製ベンチであったが、座の部分だけを布張りとしたもの (1 階席は可動)に最近取り換えられた。
17世紀風に頭に鬘を催し、古楽器を演奏する伝統音楽は、たまにテレビでの放映がある、例えばヴァイオリンソロのコンサート会場と比較的大きな居間での演奏の響きの違いは全く違います。
オーディオマニアとしては前者のコンサートホールでの演奏するような音楽が聴きたい。
残念ながら改造したLS3/5Aでは感じられない、比べて聴けば納得するが音全体がたっぷりとしたホール感の違いには唖然とする。TANNOYのユニットではこのムジークフェラインザールでの音が感じるように思う。
確かにTANNOYのユニットで聴くホール感は素晴らしく、音質だけだはなく伝統文化芸術の世界が聴こえて来るようである。
勿論昔愛用していたTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)では体感できる音でもなく、IIILZ Monitor GoldはCabinetのユニット(HPD295)が周波数特性優れているようですが聴けば解るがコンサート感情での臨場感は欠けるように思う、コンサートホール感は今聴くTANNOYの(IIILZ Monitor Gold)ユニットから響く音が近いのかも知れない。TANNOYもこのユニットの工場火災とともに消えてしまったかもしれない、それほどに差を感じるのだ。
数ヶ月前に中華アンプ真空管 真空管アンプ 真空管アンプキットDouk Audio 300B Push 845 真空管 パワーアンプ クラスA ステレオアンプ 25W×2のアンプの紹介記事があり、6SN7+300B+845 SE という真空管アンプの最高峰の回路構成であり,きちんと設計・製作すれば最高の音質のアンプとなり得るものですが、本品もなかなかのものです。この回路構成(300Bドライブ+845)らしい豊穣で華やかな高中音域の表現は相当なものです。中程度のNFBが掛かっていると思われます。と解説されています。
そのアンプの配線のコード等を交換しメンテナンスしたケンリックサウンドさんの音をYouTubeで聴き感動した、ケンリックサウンドさんはジムランの製品をメンテナンスしポテンシャル以上の効能を発揮させる、YouTubeにも状況の画像は豊富であった。しばらくして現状をお聞きすると、現在は6SN7+300B+845 SEのアンプは扱って無く今は違う物をお勧めしますとの返事がありました。しかし暫く冷静になって判断すると、たしかに独特のケンリックサウンドの音はあまりにアキュレット過ぎ長く聴くには疲れる様に感じる、最近は求める音がコンサートホールでの聴く感じを求めるようです。
今はもっと良い商品もあると思うが、セレクターはLUXAS-5(1976年頃)の物を使っている、1台のアンプから4組のスピーカーのいずれかへ、また4台のアンプから1組のスピーカーへと切換えるための出力用セレクター。大変便利で長持ちする、但ケーブルは沢山必要である。
勿論アキュレットな音質は良いのですが偶に聴くと特に良く感じる、でも筆者の音楽は少しムジークフェラインザールで聴くような“らしさ”が欲しいようです、そうように鳴るアンプを探すことが急務かもしれない。
確かに一見しますと優れた再現性、音楽のアキュレートな表現は耳に焼き付いていますが、筆者のスピーカーを聴くうちに筆者の求める音質の方向性が徐々に判明した次第であります。特に顕著に現れる音がオペラ等のヴォーガルはよくわかります。自然に聴こえる声が聴きたいのです。
筆者がが思うに余りメージャー名の掲載はしたくはありませんが、B&W的な音質は個人的に拒否してしまう、と同時にケンリックサウンドの音質もあまりにもアキュレート感が強く、コンサートホール。つまりムジークフェラインスザールの近い音ではなくなってしまうように思う。
このあたりは一見聴き惚れ込み購入し失敗した経験はあると思うが、このあたりがオーディオ機材選びの落とし穴のような気もする。
たとえはハンス・クナッパーツブッシュ1952年7,8月 バイロイト祝祭劇場 録音の『パルシファル』等を聴けば解るが、ワグナーの音楽で一番美しい音楽であり、まさにこの感動をを与えてもらうのはTANNOYの(IIILZ Monitor Gold)ユニットであることは揺るぎない事実だ、しかし出来うれば後少しのケンリックサウンド感のようなリアル感が所々に散りばめていれば最高と思う、このあたりのニュアンスが大変難しいところかもしれない。
それは例えばアンプの交換の音質が得られるか、はたまたAXIOM 80の改良で満足できるのか疑問である。勿論当時TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)で聴いていた頃と違ってホール案を味わえる大いなる進歩である。
最近管球王国99号が発売になり益々真空管マニアが多くEL34(6C7A)KT77真空管特集を参考にしながら現在所有のAXIOM 80にはA.R.U.(アコースティック・レジスタンス・ユニット)付きの箱に(IIILZ Monitor Gold)ユニットを装着したシステムに最も合うアンプを探して見たいと思う、条件にはムジークフェラインスザールに感じる音で聴きたいものである。
今は亡き、ハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch)指揮者。1888年ドイツ、エルバーフェルト生まれ。ボン、ミュンヘンで哲学を学ぶ。1909年バイロイトでハンス・リヒターの助手を務める。ライプツィヒ、デッサウの歌劇場を経て、22年からワルターの後任としてバイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任。36年に突然解雇され、ウィーンに拠点を移す。ザルツブルク音楽祭には毎年のように出演している。51年のバイロイト音楽祭に登場。ワーグナーには定評があり、なかでも『パルシファル』は別格。
1951から順に楽しんで見たいものです。筆者が好きな1952年の詳細です。
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団
バイロイト祝祭合唱団(ヴィィルヘルム・ピッツ指揮)
バイロイト祝祭合唱団(ヴィィルヘルム・ピッツ指揮)
パルジファル:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
グルネマンツ:ルートヴィッヒ・ヴェーバー
クンドリー:マルタ・メードル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:クルト・ベーメ
クリングゾール:ヘルマン・ウーデ
第1の聖杯騎士:カール・テルカル
第2の聖杯騎士:ウェルナー・ファウルハーバー
第1の小姓:ヘルタ・テッパー
第2の小姓:ハンナ・ルートヴィヒ
第3の小姓:ゲルハルト・ウンガー
第4の小姓:ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち~
リタ・シュトライヒ
エリカ・ツィンマーマン
ハンナ・ルートヴィヒ
ポーラ・ブリフカーン
マリア・ラコーン
ヘルタ・テッパー
アルト独唱:ルート・ジーベルト
グルネマンツ:ルートヴィッヒ・ヴェーバー
クンドリー:マルタ・メードル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:クルト・ベーメ
クリングゾール:ヘルマン・ウーデ
第1の聖杯騎士:カール・テルカル
第2の聖杯騎士:ウェルナー・ファウルハーバー
第1の小姓:ヘルタ・テッパー
第2の小姓:ハンナ・ルートヴィヒ
第3の小姓:ゲルハルト・ウンガー
第4の小姓:ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち~
リタ・シュトライヒ
エリカ・ツィンマーマン
ハンナ・ルートヴィヒ
ポーラ・ブリフカーン
マリア・ラコーン
ヘルタ・テッパー
アルト独唱:ルート・ジーベルト
(1952年7,8月 バイロイト祝祭劇場 録音 Andromeda)
このCDはクナッパーツブッシュ指揮、1952年のパルジファルです。この年は戦後二回目のバイロイト音楽祭で、前年に続いてクナがパルジファルを振ったわけですが、クナッパーツブシュは様式化された「新バイロイト様式」が気に入らず、翌年は抗議を込めてバイロイトに出演しませんでした。舞台上のことは気にせず思うままに演奏すればいいのにと思いますが、そうもいかないのでしょう。カラヤンは1952年を最後にバイロイトを完全に去りました(そうだったと思う)。カラヤンの場合も後の録音等(配役)からなんとなく分かる気がします。
クナッパーツブッシュとパルジファルの新バイロイト様式の演出に関わるエピソードは色々引用されていたと思いますが、作品の物語そのものをかなり真面目に受け止めているのだろうと想像できます。単純に言えば、クンドリーやアンフォルタスらの苦しみ、救済も真実なものだとしてそれを舞台上で表現したいのだろうと思います。このところクナのパルジファルを継続的に聴いていると特に第二幕が圧倒的で、自分はこれまでパルジファルの世界を生温かい視線でしか見てこなかったので魅力を再発見できました。
こうして改めて人の音声を聴くとTANNOYのユニットでのヴォーカルの試聴は(IIILZ Monitor Gold)に限るようである。実に美しい響きのパジファイルはステージに居並ぶヴォーガリストの姿が見えるようでもある。
大ホール(Großer Musikvereinssaal グローサー・ムジークフェラインスザール)1870年完成。「ザール」はドイツ語で「ホール」の意味。
ホール内部の絢爛豪華な装飾から「黄金のホール」と呼ばれる。ブラボー!