伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

1950年代のクラシック・ジャズのボビー・ジャスパーのテナー・サックスを聴いてみる。

2018年02月25日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近、仕事が・・・少し忙しく、毎日お出かけ、其れも通勤電車に乗ってます、久々に電車に乗るのも良いものですね、(笑)

兎に角、電車の中は活字がいっぱいです、その中からNikonの中吊りを見つける。

創立100周年だそうです、最近従兄弟がこのNikonの一眼を購入したそうで筆者に自慢そうに見せる、確かにレンズ、本体共誠に優れ筆者がロケハン様に使っていた頃のニコマート等比べると雲泥の差が感じる。

でも当時Nikonのレンズは意外と格安で24mm80mm200mmを揃えても大したことは無かった記憶がある、でも最近のレンズもシャープで明るいが思いっきり高額、此れならもう少しでLEICAが買えるよな・・・・

此れがNikonの一号機まさしくLEICAの模写のような感じで価格は安く、性能は優れていたが、当時の価格として勿論それなりの高額でしたね。

最近筆者の好きなパナソニックGX7MK3もLeicaに似てきます、3月に新機種を発売するそうです。

レンズも最近発売したLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

現在所有の広角もこのレンズに交換すれば最高なんだけどな、標準に例えると24〜120mm5倍レンズで多少の接写も撮れるのが便利です、まさしくこれ1本でなんでも撮れちゃう手離せないレンズになるようです。

新しいボディのGX3MarkⅢは欲しくなります。解像度はかなり良くなったそうです。

其れにしてもNikon創業100周年は素晴らしいことのように思います。デジタルの世界になってカメラも変化しました。

と同時に写真の画像処理も誰でも簡単に処理できる、当に魔法のソフトが出来、昔は思いもつかないアプリです。Ps(Photoshop)での加工は自由自在の時代ですので、加工が出来るのでシャターチャンスが少なくなった気がする。

でも撮りだすとカメラも深い、オーディオの二足の草鞋は貧困老人には厳しい物があります(笑)。

最近某運送会社のトラブルで傷ついたAXIOM 80の箱が修理され無事到着との家族から連絡をうけ、帰って確認すると綺麗に補修してギズの後は全く分からない状態になって戻りました。

此れで、やっと揃ったので暇を見つけて細部の補修を施し塗装をしてみます。

仕事も夕方には終了し、帰りは少し寄り道をしました。場所は秋葉原電気街のオヤイデ電機昔良く通った小さな電機屋さんですが、意外といろんな物を売っていて、凄く親切なんです筆者のバナナプラグの接続が良くないので良い物があれば試してみようと訪ねました。

それと少し気になっている電源プラグのとこも教えて頂く。ソケットのプラグで4,5〜5万程必要?ネットで調べるとPRO CABLEの商品ですと2.5万程で揃えられる?調べてみる価値はありそうですネ!

バナナプラグは意外と良いと思う物があります。取り合えず1セット購入約1,200円也でした帰ってから早速交換して繋げて見ると、しっかり繋がり音質も安定した用に思う。

勿論接続面は556でしっかり拭き取り接点回復剤を塗ってジャックに差し込みます。

スピーカーコードはWestern Electric 16GA(撚り線)single(緑)で試してみます。

早速プラグを差し込むといい感じ入る、しっかり繋がった実感がする。納得感があるこのバナナプラグはしっかり繋げる事が出来るようです。実にしっくりしてスムースに繋げることが出来ました。

後日このプラグは予備を含め8個程購入してみましょう。納得出来る製品のようです。

今までこのプラグに疑問を持っていたが、この商品は実に快適です、金メッキの商品もありますが取り合えず安価な今タイプで満足出来ました。音の一つ一つがしっかり出ます。他のコードも試して見たくなりますネ。

後は電源タップ付きのコードを交換予定です。ネットで調べますと新型重鉄タップをも超えた!「超越重鉄タップ」・六個口を見つける、価格もコード2mつきで14,000円程です。

この程度なら一度試してみる価値ありそうですが、詳しくご存知の方は教えていただきたいですね。

勿論土曜日も新宿で仕事で、日曜は夕方から仕事ですので休めない・・・AXIOM 80の箱が到着したので現在のKEFQ300を乗せて聴く、低音部もしっかり出ています。

そこで少しの時間に前から気になっていたボビー・ジャスパーのJAZZを聴く。

ボビー・ジャスパー(Bobby Jaspar)はベルギーの出身で、50年代の前半はパリで頭角を現し、この頃の彼はStan Getzに傾倒しそのサウンドとアドリブは一聴してそれと解る程の心酔ぶりだ。

1955年のBarclay盤(84023)ではフランスのエスプリを効かせ暖かいGetzライクな彼のテナーが堪能できる。1956年ニューヨークに到着すると、無名ながらいきなりJ.J.ジョンソンのクインテットに大抜擢された名手ボビー・ジャスパー。

これは、そのジャスパーが渡米間もない1956年11月、ニューヨークで行った貴重なリーダー・セッションです。もともと仏コロンビアのために録音されたもの(FPX123)で、かつては「幻の名盤」としても騒がれた1枚。出だしのClarinescapadeからのスイング感が堪りませんよ、JAZZはこうでなくちゃ、って思いませんか?

トミフラとエルヴィンの参加は8曲、終盤の4曲はエディ・コスタとオシー・ジョンソンに代わっています。誠に欲しい事に、1963年に37歳の若さでなくなった。


ベルギーの出身で、50年代の前半はパリで頭角を現し、1956年ニューヨークに到着すると、無名ながらいきなりJ.J.ジョンソンのクインテットに大抜擢された名手ボビー・ジャスパー。これは、そのジャスパーが渡米間もない1956年11月、ニューヨークで行った貴重なリーダー・セッションです。

もともと仏Columbiaのために録音されたもの(FPX123)で、かつては「幻の名盤」としても騒がれた1枚。今回の復刻はデジパック仕様で、オリジナルLPで発売された10曲に、EP盤(ESDF1142)で発売された2曲も追加。ブックレットには、スタジオでの録音の合間に撮影されたスナップを掲載。


スタン・ゲッツを思わせる渋いテナーに涼しげなフルートと、あらゆる角度からジャスパーのうまさを再認識させられる1枚です。トミフラとエルビンの参加は8曲、終盤の4曲はエディ・コスタとオシー・ジョンソンに代わっています。

Bobby Jaspar - It could happen to you 

  •1. Clarinescapade

  •2. How Deep Is The Ocean

  •3. What's New

  •4. Tutti Flutti

  •5. I Remember You

  •6. Spring Is Here

  •7. Wee Dot

  •8. I Won't Dance

  •9. In A Little Provincial Town

  •10. They Lock Alike

  •11. Barry's Tune

  •12. Minor Drop

 

Bobby Jaspar(ts,fl,cl)

M1-8: Tommy Flanagan(p), Nabil Totah(b), Elvin Jones(ds)

M9-12: Eddie Costa(p), Barry Galbraith(g), Milt Hinton(b), Osie Johnson(ds)

 [ 1656111214(M1-8)20(M9-12)録音 ]

ここでのジャスパーは気分も出来も上々で、レスター・ヤングばりの演奏は上品で端正、また冒頭から見事なクラリネットで始まる構成も粋である。それに名手トミー・フラナガンがそれは見事なバックで絡むから聞き応え充分と言える。

この様なものも良く聞く曲です。

クラブ・サンジェルマンで

 

  1.バグス・グルーヴ

  2.ディックの記憶

  3.マイルスーンズ

  4.マイナー・ドロップ

  5.4月の思い出

  6.ユー・ストップト・アウト・ア・ドリーム

  7.言い出しかねて

  8.チェニジアの夜

ジャズ・イン・パリ・シリーズ。

ベルギー出身のサックス奏者、ボビー・ジャスパー他の演奏による「バグス・グルーヴ」他、全8曲を収録した1955年録音盤。


しかしAXIOM 80の箱の上にKEFを載せて聴いていますが、ご機嫌なサウンドがします。前日ベートーベンの交響曲聴きながら色々調整していましたが、実に良く鳴るようになった。

勿論中低域のご機嫌なマイルド感、それと自然な重低音が響く、AXIOM 80の箱は魔法の箱になるのもしれない。この様な音のJAZZって少なくなりましたネ!

懐かしきクラシックJAZZを聴く、ブラボー!


イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウト バッハのチェンバロ・ソナタ集を聴く

2018年02月12日 | バロック音楽・オーディオ一般


此の処日本は何故か大陸からの寒冷前線が張り出し凄く寒い、現在の平均寿命までまだ10年もあるのですが、先日1歳年上の友人が癌の病のため旅立った。

原因は癌でしが、気づいた時には手遅れ状態、筆者も古希を向かえ死期は間違いなく訪れるであろう・・・・現在は医学も発達し長生きするが、折角命があるなら少しでも元気で暮らしたい。

最近の筆者の希望は、出来れば、好きな音楽を少しでも「いい音」を長く聴きたい。

 

最近友人の好意により素晴らしいエンクロージャーを頂いたが事故で未だ音を出してない、でも此のお陰でオケの音域重低音を多少楽しめるは実にありがたい。

昔諸先輩に注意された、オリジナル以外のエンクロージャーに疑問あったが此のエンクロージャーの上に乗せたスピーカーから意外と良い音が聴こえ、正直驚きは隠せない。

音質も変化した、当然中低音は前と比べると好く鳴り音楽をより一層楽しめる様になったが、一番嬉しいことは人の声に艶がでた、中低音が出ることにより人の声が腹から出る、此れは驚きである。今後益々オペラが楽しめそうである。当然JAZZのヴォーガルも堪りません、(笑)

 勿論オペラ、オケも良いがやはり、長く聴いてきたバッハが上手くなると実に嬉しい。鍵盤楽器等の倍音、膨よかは自然の音がする、ほんのすこしの低域の余裕が全く違って豊かなて英気が響くように聴こえる特にテンパ二ーの音が生々しい!

敢えてこの中低域音の事を申し上げるとカラヤン嫌いの筆者があえて最近購入したCD、例えばカラヤン指揮する1960年台のベートーベンの交響曲全集を聴けば納得出来る、確かに、あの頃のカラヤンは最高の演奏指揮をし、今聴いても感動する。

特にアンサンブルの良さ、説得力、それとオケの迫力は魅力的でしかも納得出来る演奏が良い。3番、4番、7番、9番は万人にお勧めかも知れない。勿論カラス・カラヤンのカルメン等は今での筆者のライブラリーの名盤です。

今までの音質より若干の中低域が自然な感じに聴こえバッハのトリオ・ソナタも塩梅良く聴ける。

 

筆者の好きな曲でも聴きながら先に逝った友人でも偲んで見よう。本日は古いアルフィーフ盤から聴く、筆者が20歳頃購入したレコード盤なので約50年前ですヴォルフガング・エドゥアルト・シュナイダーハンWolfgang Eduard Schneiderhanヴァイオリニストバッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番 リヒター(cemb)1966年発売のステレオ盤です。

BWV 1014〜1019の作品の構成感を厳格に打ち出したリヒターのチェンバロに、この作品はリリターの個性も強く、シュナイダーハンの全容をすることは難しいが、筆者は好きなバッハです。

美しい音色とフレージングを加えたシュナイダーハンのヴァイオリンが絡んだバッハ演奏。異色の顔合わせが相乗効果をあげた名演盤だと思います。

J.S.Bach - Sonaten für Violine und Cembalo -W. Schneiderhan & K. Richter (2CD)

シュナイダーハンは、いわゆる《名人芸》には全く興味がありません。それは、バッハからヘンツェに至る彼の幅広いレパートリーの中に、パガニーニやヴィエニアフスキーの名前が見当たらないことからも証明できます。

そして、彼のレパートリーの中の曲であっても、時折、他のヴァイオリン奏者とは全く異なった解釈が聴かれるのです。音質も古いが、古楽を違う意味で楽しむヴァイオリストの一人だと思います。

 

残念ながら、シュナイダーハンのレコードが盛んに発売された1950年代中頃から70年代初頭の日本では、これらの演奏は正当な評価を受けられないようでした。

また弦楽器専門の批評家は、今日に至るまで技術論一本で、前記《クロイツェル・ソナタ》も、遅く弾いているという演奏の表層のみで、《技巧が弱い》などと酷評されたのです。何故、張り詰めた弾き方をしていないのか、何故、遅く弾いているのか、ここまで踏み込む批評家は誰一人いませんでした。

その結果、シュナイダーハンのレコードは発売されてもすぐ廃盤となり、CD時代に入ってもほんの僅かしか発売されず、今日に至りました。ごく一握りのファンによって、廃盤になったレコードが苦心して収集され、宝物のように珍重されていたのです。最近では少しですがCDでも発売しているようです。

この朴訥となるヴァイオリンの調べが独特の雰囲気があり、違った意味合いで今の感じに心惹かれます。

 後は口直しに最新のモダン楽器から古楽器まで難なく弾き分けるイザベル・ファウストのようなヴァイオリニストも少ないようである。古楽器を扱いチャーミングな演奏が素適です。最近筆者はイザベル・ファウストを耳にするとかが多い、確かにモダンから古楽器の演奏と幅広い、

前回フランクのヴァイオリンソナとを聴き益々新しい演奏を好きになった。

今回はチェンバロのクリスティアン・ベザイデンホウトとの共演でバッハのチェンバロ・ソナタ集!今や押しも押されぬヴァイオリンの女王、イザベル・ファウストが、バッハのヴァイオリン・ソナタを聴いてみました。

チェンバロは、天才クリスティアン・ベザイデンホウトがチェンバロでの演奏です。このバッハのソナタは、ヴァイオリンの声部と、鍵盤奏者の両の手が紡ぐ三重奏、いわば、トリオ・ソナタであるいわれます。

トリオ・ソナタはバロックの作曲家にとって、対位法の技法を示す最上の場でした。バッハによるこれら6つのソナタは、対位法の最高級の技法が尽くされ、同時に音楽的愉悦に満ちた、トリオ・ソナタの決定的名作であるといえます。古楽器を操るイザベル・ファウストの音色が良い。

実際バッハはこの6つの曲集を「亡くなる前まで」何度も改訂し続けており、田園的なものから真摯で受難を思わせる空気のものまで多様性に富み、活き活きとした、傑作となっています。洗練されたバッハが心に残ります。

イザベル・ファウストがここで演奏しているヴァイオリンの銘器ヤコブ・シュタイナーは、一時はヨーゼフ・ヨアヒムの手元にあったと考えられている楽器で、キレの良さ、あたたかみ、そしてメランコリーな表情にも合う暗めの音を兼ね備えています。

そしてベザイデンホウトが奏でるチェンバロは、ピノックから貸与された、バッハも深く愛したジャーマンスタイルの楽器で、オルガンのように豊かな響きを可能にしながら、一音一音の発音(響き)が非常にクリアな名器です。二者のバランスも理想的な演奏です。

ファウストのまっすぐに美しい音色と自然なフレージング、そしてベザイデンホウトのチェンバロのぴちぴちとしながらも流麗な音楽運び、二人ともきわめて自然に奏でています。

ファウストのまっすぐに美しい音色と自然なフレージング、そしてベザイデンホウトのチェンバロのぴちぴちとしながらも流麗な音楽運び、二人ともきわめて自然に奏でています。急速なパッセージの場面でも、それぞれが難なく超絶技巧のパッセージを真珠を転がすように自由に演奏しながらも、二人の息はぴったり。それぞれの楽曲です。

J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)

[CD1]
  ・第1番ロ短調 BWV 1014
  ・第2番イ長調 BWV 1015
  ・第3番ホ長調 BWV 1016
[CD2]
  ・第4番ハ短調 BWV 1017
  ・第5番ヘ短調 BWV 1018
  ・第6番ト長調 BWV 1019

【演奏】

  イザベル・ファウスト/ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー(1658年製)


クリスティアン・ベザイデンホウト(チェンバロ/ジョン・フィリップス、バークレー(2008年製)/ヨハン・ハインリヒ・グレープナー(ジ・エルダー)、ドレスデン(1722年製)モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)レーベルはドイツ・ハルモニア・ムンディ筆者はイザベル・ファウスト最初に聴いた時少し線が細めと思ったが、しっかりした音を出しているヴァイオリンの音が美しい今回YouTubeの配信は有りませんがやはり

イザベル・ファウストが実に良い、ブラボー!


リヒャルト・ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》を聴く

2018年02月06日 | クラシック音楽・オーディオ

此の処ワーグナーを聴くとこが多い、仕事も余り忙しくなく比較的に余裕がある又此の寒さでは、釣りに行くのも躊躇する、ある程度の時間の余裕は音楽鑑賞には良い淹れたての珈琲を飲みながら、デスクワークしながらワーグナー聴いていると、

あまりの美しさに引き込まれ音楽に夢中になってしまう!全く仕事は進まない・・・・今日はそんなワーグナーが最後に作曲したパルジファルについて聴きました。

 

ワーグナーはその生涯のうちに、『さまよえるオランダ人』ら計10作のオペラを残しています。

10作といっても、そのどれもが傑作であり、後世に名を残す作曲家となったではないでしょうか、それも一作一作が長く制作は大変であっただろう。

ワーグナーの最後の作品がこの『パルジファル』です。このオペラは、他のオペラに比べて極めて難解な作品で、同時に素晴らしい作品でもある。

もし、クラシック音楽に興味があって、ワーグナーにまで辿り着いたのなら、絶対にこの『パルジファル』を聴くことをお薦めします、実に美しい曲です。

 

筆者も最近まで『パルジファル』は余り聴かなかったのですが、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮のCD盤が出回り、購入して聴いたが音質は確かに現代の物と比べると難はあるが実に素晴らしい演奏です。

 『神聖にして近寄りがたい音楽』というような事も言われているが聴けば此の素晴らしさは言葉には表せない。

当然、イエスが十字架に架けられた金曜日は、人々に救いと恵みが与えられた神聖な日である。それは19世紀以降、俗に「13日の金曜日」と呼ばれるようになった日で、受難の日であり、悲劇の日でもあるが、ワーグナーはやや偏執的なまでに「神聖な日」としての側面を強調する。

台本としては、純粋無垢の青年パルジファルが魔導士クリングゾルに奪われた聖槍を取り返すというだけの話ですが、その登場人物はそれぞれ複雑な背景を持っていて、それらが物語られます。

音楽面では、前奏曲の中にすでに「聖餐の動機」「聖杯の動機」「信仰の動機」など、極めて重要なライト・モティーフが現れ、オペラの核心に触れることができます。

その音楽は神聖にして近寄りがたいものかもしれませんが、じっくりと耳を傾けるうちに、このワーグナーのサウンドから逃れることができなくなるでしょう。

まずは前奏曲からじっくりと聴いてみてください。

ちなみにドビュッシーも、この『パルジファル』の音楽をべた誉めしていたそうです。

 ワーグナー《パルジファル》第1幕(全曲)クナッパーツブッシュ指揮(1962)

 

リヒャルト・ワーグナーの『パルジファル』は死の前年、1882年1月13日に完成され、726日にバイロイト音楽祭で初演された作品である。

当初はバイロイト音楽祭のみで上演され、それ以外の場所での上演は禁じられていたが、19131231日深夜に解禁され、世界各地で上演されるようになった。

 戦後のバイロイト音楽祭を語るうえでも重要なディスクである1962年ステレオ録音盤をSA-CD~SHM化。今回はSA-CDの大容量を生かして、初めて第1幕を1枚のディスクに収録中身は3枚組で音質も良いが、価格が高めであるのが難点か?

 

ワーグナーがバイロイト以外での上演を望まなかったのは、理想的に構想された作品が不道徳な劇場や聴衆の手に委ねられている現状に不満を抱き、「せめて最も神聖なこの最後の作品だけでも、世のオペラが辿りがちな運命から守った方がよいのではないか」(1880年9月28日付 ルートヴィヒ2世宛書簡)と考えたからである。

このように作品の聖性を保つために門外不出とする姿勢は、聖金曜日に輝く聖杯かつてグレゴリオ・アレグリの『ミゼレーレ』を複写厳禁とした教会の命令を思い起こさる。

 

物語の舞台は中世。聖杯と聖槍を守護するモンサルヴァート城は、今危機にさらされている。

偉大な王ティトゥレルに追放された魔法使いクリングゾールの策略により、ティトゥレルの息子アンフォルタスが魔性の女の誘惑に陥り、聖槍を奪われた挙げ句、槍で脇腹を刺され重傷を負ったのである。

ワーグナー《パルジファル》第3幕(全曲)クナッパーツブッシュ指揮(1962) 

特に第三幕は美しい、ティトゥレル王の領内にある野原と、モンサルヴァート城内が舞台。

第二幕からだいぶ時間が経過している。隠者となった老騎士グルネマンツが、春の花咲く美しい野で、倒れているクンドリを見つける。そこへ聖槍を持った騎士が現れる。

クンドリに呪いをかけられ、各地をさまよい続けたパルジファルは、グルネマンツと出会ったことで、自分がようやく来るべき場所に来たことを知る。

グルネマンツはその聖槍を見て、奇蹟が起こったことを知り、パルジファルこそが救世主であることを悟る。聖金曜日の奇蹟により、辺りの草花はいっそう美しく見える。

かつてパルジファルから肉体的に拒まれ、彼を呪ったクンドリの様子も穏やかである。

 

モンサルヴァート城内は暗く重々しい。ティトゥレル王が亡くなったのだ。

息子アンフォルタスはひたすら己の死を願っている。

聖杯の覆いを取って儀式を進めることもできない。グルネマンツとクンドリに伴われて城内に入ったパルジファルは、聖槍の先でアンフォルタスの脇腹にふれ、傷を癒す。

そして、「聖杯はもはや隠されているときではない」と言い、厨子を開かせる。

クンドリはパルジファルを見つめながら、ゆっくりと倒れて息を引き取る。

彼女の長く苦しい彷徨はこうして終わりを告げた。

パルジファルは祈る者たちの上に輝く聖杯をかざし、幕が閉じられる。

 

最初から最後まで美しい音楽が波打ち、時に高潮することはあっても、過剰な表現はとらない。

メンデルスゾーンの「宗教改革」でもお馴染みの「ドレスデン・アーメン」が効果的に使われ、神聖な雰囲気を作り出している。

第一幕の聖餐式で反復されるコーラスは壮行会で歌われる唱歌のようで異質な印象を受けるが、第三幕の「聖金曜日の音楽」は身も心も永遠にその中に埋没させてしまいたくなるほどの美しさだ。

現在このCD盤では1951年1962年を聴きましたがどちらも実に素晴らしい演奏ですが、第三幕については1962年が筆者は比類な美しさに感動を覚えた。

此れがバイロイト祝祭劇場の空撮です、森に囲まれ一度は訪ねたい音楽好きの聖地なんですね。

最近Y氏よりAXIOM 80 ARU付きの箱を送って頂いたが某運送会社で輸送途中で破損した先日1本は運送会社が持ち帰り検討すると言ったがその後返事がない?

 筆者のサブシステムKEF Q300の片方をAXIOM 80の上に乗せ聴いている。

ご承知の通り低域は何処で鳴らしてもある程度の臨場感は味わえる!

 

現在片方の箱の上に乗せて聴いているが、今まで鳴らなかったフォルテの重低域は全体で鳴った!IIILZ in Cabinetをこのエンクロージャーに組み込み音出しすれば・・・かなり期待は高まるが、現在Q300にインシュレーターを付け乗せて聴いたいるだけでも中低域が違って音楽がしまり、美しく聴こえる。

このAXIOM 80 ARU付きの箱の影響か?すこぶる《パルジファル》が良く聴こえる。

《パルジファル》ってこんなに美しい曲だったのか?改めて聴き直す。

確かにワーグナーの音楽はスケールの大きい、という表現のあてはまる芸術家だ、今まで低域不足でした、低域が鳴るとスケール感がさらに凄く、オケの臨場感が良く聴こえる。

このある程度自然に聴こえる低域のお陰かヴォーカルが断然良く、実に美しく聴こえる。低域の大切さを思い知らさされる。早く運送会社からの返事が待ちどうしい、楽しみは後日に・・・・

想像以上に聴こえるかもしれない?此の組み合わせが直ればハンス・クナッパーツブッシュが指揮する会場で聴く感じを味わえるのかもしれない?AXIOM 80 ARU付きの箱のお陰で、我が家で聴くワーグナーがよくなった。

確かにAXIOM 80の箱に換え試聴は確かに今まで体験できない様な低音が出たが、何か音が籠り暫く聴き気になりだすのである、スッキリした音が出ない、これはどの様に対応すれば良いのであろうか今後の解決事項である、ブラボー!

久しぶりの・・・・Bossa Nova 『Wave』を聴く

2018年02月01日 | JAZZ・ボサノヴァ

今年は、やけに寒く、又寒冷前線が南下し、関東地方も寒冷地になっている。

又寒冷地(盛岡の知人から)-10度以上にもなるそうです?関東では考えられない寒さです、

寒いのは黒潮にも原因はあるようです。20058月以来の「大蛇行」となる可能性が高いそうだ。

影響は大陸の冷気が下降し又潮から分かれた海水温の高い暖水が分布する、その為関東南部の太平洋の水温低下です、

黒磯大蛇行の年は関東地方も雪が多く又台風発生も多い傾向があるそうです。

http://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/1/7/21719/kaimensuion.png

筆者は釣り好きのために黒潮の天気図は偶に見るので紹介する。

勿論沖合の水温低下の原因でお魚の回遊形態が変化し不漁となることが多いようです、勿論沿岸部にも影響はあるようです。

 

当分寒さは続きそうである、外房でもやっと小アジが釣れだしたのに一度偵察に行きたいが・・・・・

此の寒さでは釣りには行けそうも無い。又例年同様カマスが釣れているそうですが、鉄火場には行かない!

もっとも筆者が初心者なのでトラブルは避けたいのと、マイペースの気ままな釣りを楽しみたいので鉄火場には近寄らない・・・

昨年末に、釣り竿とリールは新調したのですが、連れていけないのが誠に残念である、

勿論仕掛け(電気ウキ、サビキ等)も購入して、カゴ等は整備して準備は整えましたが・・・

釣りたての小アジの南蛮漬けと『なめろう』での冷酒が最高なのに・・・

 と同時に最近音楽はJAZZ・Bossa Novを聴いていない。

寒い時には、淹れたての熱い珈琲とBossa Novでも聴いてみよう・・・・・

筆者は此のJazz SambaのレコードはBossa Nov聴くとき最初に聴くことが多い

『Jazz Samba』 筆者のテーマソングのように好きなアルバムです。

アメリカにボサノヴァ・ブームのきっかけをもたらしたグラミー賞受賞の傑作。

名ギタリスト、チャーリー・バードが刻む軽快なビートに乗って、

クールなゲッツのテナーが存分にメロディを歌い上げる。

ジャズとボサノヴァの理想的な融合を象徴したアルバム。一気に南国に連れて行ってもらえる

1. Desafinado

2. Samba Dees Days

3. O Pato

4. Samba Triste

5. Samba de Uma Nota So

6. E Luxo So

7. Bahia (aka Baia)

8. Daesafinado

Eter Club presenta: Stan Getz & Charlie Byrd - Jazz Samba

1967年リリースの『Wave』も好きな曲です

アントニオ・カルロス・ジョビン作曲のボサノヴァの曲である。

作曲者自ら作詞の歌詞がある。ポルトガル語題名では、"Vou te contar"(あなたに説明しよう)となる。

英語題名では、"Wave" となる。ポルトガル語の文献でも、

"Wave" としているのもある。日本語題名では、『ウェーブ』『波』『ボサノバウェーブ』となる。

Antônio Carlos Jobim - Wave (Álbum Completo) - 1967

此の有名な曲を初めて聴いたある女性が、感想を求められて次のように答えたそうである。

楽しそうに一言・・・・『何だか日曜日見たい・・・・・・』

その場にいた全員が笑ったそうである。勿論ブラジル人、アメリカ人も

勿論答えたのその女性も笑ったそうである。

けれども随分立ってから、この一言がとても気になった。考えるにこの言葉は、

ボサノヴァの本質をズバリ言い当てているようです。

ナラ・レオンは『ボサノヴァはパジャマと電話が好き』という言葉で言ったそうだが

同様の本質である、此れだから素人は侮れない。

まさしくボサノヴァはホリディ・ミュージックなんであろう。

さあ今日も一日頑張ろう・・・なんて全く思わない。

月曜の朝に『Wave』を流したりすれば、『休んじゃおうかな・・・・?』なんて云う気分になりませんか?

毎日が週末気分って・・・・・素適じゃありませんか・・・・・?

日曜日は仕事はお休みと云う感覚は会社通勤族、中産階級に特有の感覚なのかも知れない。

筆者などは怠け者のためか、昔から金曜の夕方からBossa Novaを聴くのがすきだった。

考えるにBossa Novってのはリフレッシュメント(再活性化)の音楽かも知れない。

でもこの音楽は決して貧乏くさいサウンドにはならず、カネもナクてもやせ我慢してる見たいな、

そして一寸お洒落さがあるのが魅力なんですかね?

Gal Costa - Wave 

勿論アントニオ・カルロス・ジョビンも良いが最近はGal Costaで聴いている。

現在少しだけオーディオに凝りだしてしまった感がある。

’85年にはフィリップスとソニーの共同開発によってCDが登場し、

こうした時期、日本国内のオーディオ市場は完全に冷え込み、総合家電のオディーオ部門は全てが姿を消し、

日本のオーディオメーカーも、外資による専業各社の再編統合が相次ぐのである。

3〜40年近く、封をしていたのですが・・・・・・・

此の年になり仕事の空き時間も多くなったのが原因か?もう一度好きなバッハが聴きたくなった?

最近のオーディオ機器の価格は随分高額で1桁違って見える?例えがSPU GE等は3万程で買えたのに現在は10万以上もする?

最近のカメラにも言えるが、やっと海外製品と品質価格とも同様になったように思える。

言い換えれば日本の技術がやっと認められて来たんですが・・・確かに工業製品の品質は向上したのだが

果たして、日本のメーカーは肝心な音楽の歴史が浅いのが気になります、後は既存のメーカーが中国に工場を移設してしまった。

現在筆者が使用中の機器は勿論85年以前の物ばかりですが、未だ現役で十分使用できる機器のようです。

最初はタンノイでJAZZBossa Novが聴きたいと再開したのですが・・・

聴き出すとやはり昔のレコードやCDは圧倒的にクラッシク関係が多い、(笑)

でも再開に当たりJBLから始めようかと悩みましたが、IIILZ in Cabinetで聴くようになってしまった。

こうして偶にBossa Novを聴くとあの乾いた切れの良いJBLトーンも聴きたくなりますね。

凄く品の良い300Bがあれば火屋のアンプで鳴らしてみたい、アルテックの755Eパンケーキ

755E」の前身である「755A」の歴史は古く、1949年に登場している。

元々は映写室のモニター用に使われていたユニットで、物理特性に古さはあっても、

音声帯域の明瞭度には捨てがたい良さがあり、オーディオ道楽に飽きた玄人向きの音と言える。

JBLのLE8Tも魅力はあるが一度は755Eは当に一度は手懐けたいユニットですね!ブラボー!