先日スピーカーケーブルの交換で良く聴こえる感じになったKEFQ300でチェロを聴く。
大好きなBachの無伴奏チェロ組曲筆者は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータより好きです。
作曲年代は明らかでないが、その大部分はケーテン時代(1717年-1723年)に作曲されたと思われる。
ケーテンの宮廷オーケストラは12人の楽師で構成されており、宮廷ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者でチェリストも兼ねていた、クリスチャン・フェルディナント・アベールのために書かれたという説もある。
筆者は特にパブロ・カザルス・ピエール・フルニエのが好きで良く聴くが最近チェロは何故か聴いてない。
先週から仕事が忙しく、音楽も聴けず、運転中に車の中でのスマホ内のCDを楽しんでいるが、音質は最低でも車内からランドフスカやアンジェラ・ヒューイットが手軽に楽しめるのはありがたい。
今回はOphélie Gaillard(1974年6月13日生まれ)は、フランスのチェロ奏者です。
パリ生まれ。パリ・コンセルヴァトワールでチェロをフィリップ・ミュレール、室内楽をモーリス・ブルグ、バロック・チェロをクリストフ・コワンに師事、その全てにプルミエ・プリを獲得。
ソルボンヌ大学ではチェロと音楽学の学位を授与される。
今回11年ぶりの再録音肩の力がぬけてどこまでも自然慈愛とバッハへの敬愛、音楽をすることへの喜びに満ちたガイヤールのバッハを聴く。
ガイヤール、11年ぶりのバッハ無伴奏組曲の再録音の登場。背伸びをせず、チェロを弾く喜びにあふれたバッハ。
バッハが連ねた音楽史上もっとも美しい音型のひとつひとつを丁寧に丁寧に紡いでいます。慈愛に満ち、そして舞曲の生き生きとした躍動感にも満ちており、ページをめくるたびに思わず顔が輝いてしまいそうな美しい絵本のよう。
目を閉じると、木造りの部屋でガイヤールと差し向かいにくつろいだチェアに深くゆったりと座り、彼女が自分のためにだけ弾いてくれているような気分になる、親密な空気に満ちた、実に贅沢なバッハです。
Ophélie Gaillard, Bach, Prelude, Cello suite n. 1
【ガイヤール自身の言葉(ライナーノーツより抄訳)】
再びこの組曲を録音したのは、11年前の時と同じく、インスピレーションが湧いたからです。
この組曲を録音するということは、大きな賭けでありますが、今回の録音という偉大なる冒険に際して私は幸運にも力強いパートナーを得ました。
それは楽器です。このような素晴らしいチェロを弾けるだけでもすでに十分に幸福なのですが、じっくりと楽器との関係を築きながらこれらの組曲と向き合うことで、ことができるだけで、まったく新しい展望が拓けたのです。
「人が旅を作るのではなく、旅が人を形成する。人は自身を飾るために旅をするのではない。
旅が人から無駄なものを一切洗い落とし、すすぎ、乾かしてくれるのである」という言葉がありますが、まさに自分が今回この組曲を再録音する中での道のりもこうした旅のようでした。
【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD1
・第1番ト長調 BWV 1007
・第2番ニ短調 BWV 1008
・第3番ハ長調 BWV 1009
phélie Gaillard, Bach, Gigue, Cello suite n. 3
CD2
・第4番変ホ長調 BWV 1010
・第5番ハ短調 BWV 1011
・第6番ニ長調 BWV 1012
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
使用楽器:フランチェスコ・ゴフリラー(1737年)、第6番のみピッコロ・チェロを使用
録音時期:2010年5月
録音方式:デジタル
録音技師:ニコラ・バルトロメー
確かにカザルス等は録音も古く音質も悪いので最新の良い録音状態のオフェリー・ガイヤールの演奏も良く一度は聴きたい無伴奏チェロ組曲かも知れない。
Ophélie Gaillard, Bach, Gavottes, Cello suite n. 6
オフェリー・ガイヤールの世評はというと「フルニエ、トルトゥリエら、フランス・チェロ楽派の正当な継承者ともいえる存在」なんだそうで、バッハ、ヴィヴァルディ等バロックを本格的な古楽の演奏で聞かせるアルバムを何作もリリースしてきていますが、一方でシューマン、フォーレ、ショパンといったロマンティックなものも手がけていて、実は私はそちらのほうの彼女の演奏が好みなのであります。
Toquinho & Ophélie Gaillard - teaser
映像を見ると確かに古楽器用の弓を使った演奏で、モダン楽器を曲により替えているようだ現代の演奏が実に良い!このような楽しいフェステバルに行ってみたいですね。
此れで益々筆者のKEFQ300も実に美味いこと鳴っていますが、やはり不満が出てきます。
あと少し、本来のチェロの音の厚みが出れば・・・・KEFもそうですが、やはり良く聴くと低域不足はIIILZ in Cabinetも同様です。ごく自然な低域がでればいいのですが・・・さしあたっては、エンクロージャーの交換が最適なのかも知れない?
いま仕事中に考えるは取扱い注意のGOODMANS AX10M80の事が多いようです。
調べれば調べるほど、難しそうなエンクロージャーのようだが、中身はIIILZ in Cabinetですから意外と上手く鳴るかも知れない?その期待のために、自宅の部屋を片付けスペースを確保したい。
GOODMANS AX10M80の位置を確保しなければならない。此れも楽しみの一つでしょうか?此れで愈々泥沼の入口到着である。此処からがイバラの道になるのかも知れない?
昔、代理店時代に社のカメラマンとの付き合いでニコン、キャノン程度しか知らなかった筆者が、ハッセル、ライカ、コンタックスを偶には機材を借り、ロケハン程度している・・・・・此の時代コンタックスを購入したが、交換レンズの高額のため、ニコマートを購入した記憶がある。
ニコンを使うと確かに報道写真としては良い塩梅だが、ボケ味、等此方の要求には対応してくれない?ニコマートは処分した記憶が残る、趣味とはそう言うものです。
唯一自分の要供が通せる、其れが趣味の世界だから・・・内にカメラの実情を体得して、自分に合った物を物を求めるようだ。カメラも嵌まると実に厄介な世界で、金食い虫であり、貧困老人には此れも深入りすると危険な趣味である。
久しぶりに紅葉の写真を撮ってみる。やはり紅葉の赤みの少し派手さはLEICA独特の色合いが良い。せめてレンズはLEICAを使用しています、色合いが好きなんです、LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5を装着して撮影しました。趣味の入口の世界です、
其処から先は途方も無い泥沼が待ち受けるが、それが何故か楽しみなんですネ。ブラボー!