今回音楽之社より「おまけ付きの本」を購入した。その名も「快音」・・怪音?かもしれない本文は10P程でメインには本体部品が入っている、(オマケ)が中身は製造はLUXMANが手がけたそうである音楽之社本のおまけ付きの本、
真空管ハーモナイザーを購入、果たして音は変わってくるのか・・・・・?
正式には「VACUUM TUBE HARNONIZER LXV-OT6」が此の本体の名称である。
参考資料の解説を読むと、真空管のウォームな音と倍音を付加した深い味わいの音にする・・・?製造は日本を代表するオーディオメーカー「LUXMAN」今も真空管アンプ現行製品を手がけるメーカーでもある。
解説によると、増幅率は1対1なので、音量を上げるものではなく、音に味付けをするものです。例えばCDの音が固い、つまらないという場合にこれを通すとほぐれて、ゆったりと鳴る?
一般的にスペックを上げれば上げるほど音は良く感じたアンプが案外ロースペックだったりする、どうしたら聴いて心地良い音になるのかは疑問である。そんな魔法の箱か?昔から言われた、元来余分なものを加えると音質は劣化する、コントールアンプも使わないのが良いと聞くが?まあ逆に言えば音楽性豊かなコントールアンプがあれば加えた事による音は聴きやすい事となる。
一番価値のある使い方は石のプリメインアンプの前に真空管ハーモナイザーを導入しすることが一番よう方法かもしれない。そこで真空管を通過させた出来上がりの品物が「ハーモナイザー」なるものだそうです。また真空管を交換して音の向上を目指し、オーディオの楽しみも体験できる。
本文に気持ちいい音にして、「もう一度音楽にどっぷりハマってみませんか。」のコピーが興味をそそる・・・?
機械音痴の筆者にも意外と簡単に組み立てできる、工具もプラスドライバー1本あれば組み立て可能だ、組み立てというより、説明書を読みカバーを取り付ければ終わる程度で簡単作業で30分程で完成する一応躯体にはLUXMANの表記があり、付録の小冊子を見ると多少の期待ができるかも・・・
価格は13,000円で消費税は別途となっていて売り出して間もないのに現在、Amazonでは早くもプレミアム付きで販売中である(笑)。
早速組み立て、接続して取り付けて聴いて見ました。果たして音が出るのか?心配だ!
・・・・・・・・電源を入れ音出しまでは緊張します・・・・・・・・・・
小冊子の案内には「真空管の良いところを再生音にプラスするという考え方」と唱ってある御茶ノ水のディスクユニオンは店頭にて本品を追加注入して試聴して好調な感じを報じているようです。この小冊子は、実にけしからん事を書いてある、プリ管は自分の好みで交換するのが良い?真空管の値上げが目的か?
(付属するのは中華製安価な割には一般的には聴きやすい)要するにギター用のプリ管ですが考えて見れば、いくらプリ管でもビンテージ管なら相当高額になる、本体より高いかも・・・?
このハーモナイザーはこの添付のプリ管でチューニングしてあるのだろうあか・・・?ビンテージ管に変えればそれなりのチューニングが必要か・・・・疑問は残る?12AU7(ECC82)なるMT菅の種類は大変多く、例えば当時発売していた未使用管のMullard 真空管は1本3.5万円の価格が表示されている、
後日簡単にできるチューンアップを教えて頂くが、後日掲載します。まさに真空管の秘密です、簡単に言えばCD盤の音をレコードで聴くような感じで聴ける、その辺りが真空管の良さを引き出す感じですかね?
最終的には下記の様なヴィンテージ管を購入してしまいましたが・・・・(笑)簡単に10万円程の予算が必要で玉転がしも大変である。
此の他に国産のTOSHIBA、松下、マツダ、日立、NEC等も購入してしまったのですが・・・・・(笑)矢張り一本のプリ管でどこまで音質が変わるのかは大変興味深いところです。
疑問は残るが、プリ管の足をアルコールでよく清掃して差し込み通電する、最初はハム音がするがしばらくして時間がたてば消える又プリ管を新品に交換すると同様の音がします。
ここで真空管の足部分の清掃は歯ブラシで歯磨き粉を付け良く清掃し後は水洗いと同時に歯磨き粉も同時に洗い流し後は接点回復液で清掃が一番綺麗になるようです。新品のプリ管は少なくとも電源を入れ半日程すると音が落ち着くようです、音質もある程度は時間が必要ですが、見た目は小さなガラス越しの窓から真空管がみえるのも良い雰囲気である。それと一番肝心なことは真空管のため鳴らし運転は必要で、プリ管を交換しての音質は疑問だが最低2〜30時間の時間経過は必要に思う、特に新品はその傾向が強い。昔と違い後ろからLEDで照射し見た目にも良い雰囲気が伺える、昔筆者は、真空管のア(technics30A・40A・ラックスMQ60・注文した真空管モノラルパワーアンプ等)を使ってましたので、今思えば何故か懐かしく思える。
MT管のエージングは必至で最低でも20時間程は必要のようである、安定した音質はエージングは欠かせません。
真空管は中華製でギターアンプとして売られているものが付いているそうです、プリ管も千差万別で価格もピンからキリで高額なビンテージ物はウン万円もするそうだ、TELEFUNKENなどの刻印付きは高値の花です早速結線して音出しを試みる。結線に使用したアナログケーブルはWEを使用する、ベルデンが良いのか?疑問はつきまとうが取り敢えず音出しまで実施する。電源を入れ小一時間ほど過ぎてからテスト音を出す、中華製の球も意外と綺麗?な音がする、
驚いた事に試聴すると何故か懐かしい様な音である、石のアンプでは聴けないようなノルスタジーのある懐かしい音が鳴る、何故か若干ではあるが自然の低域が鳴るように感じる・・・・?
一応接続部分は接点回復剤を塗布し周りの余分に付着したところは拭き取った、これが一緒に同封されている、真空管です、中華製品ですが・・・笑えるのはCHIINA(支那)の表記笑う!この程度の球で音質が向上するなら、ビンテージ球はさぞかし良いのかも知れない・・・・愚問かな?
現在ロシア製の球が意外と安定して来たそうですので、一般的にはエレハモ辺りが良いかもしれない?と思うのが此れがこの世界の泥沼にハマる入り口なんです、筆者のように不定期な仕事をしていると自由の時間がありそうで、実際はあまり無いのが現状なので、球の交換程度と思ってしまう・・・
「玉転がし」は高いものになりそうである、でも3〜4種類は聴いてみたいですね!国産品と海外製品との違いも面白く、筆者は意外と一般的に良さを感じたMT管は国産品の東芝製、松下製が塩梅良く鳴っていました。
真空管の足の部分は、特にアルコールで良く清掃し勿論接点回復剤を塗布しました。特にベートーベンの交響曲等は実に快く鳴るようだ、ハンス・クナッパーツブッシュのワグナーも良い、
薄暗い部屋で見ると小さな12AU7管の赤い火がノルスタジーを感じる、視覚的にもいい感じ実はこのプリ管の下部にLEDを仕込み一層雰囲気を盛り上げている心遣いは付録とは思えない嬉しいのはCDがレコード盤の音に近くなった様に感じる。
ハイレゾにも効果はある躯体の雰囲気も真空管が見え筆者にはレトロ感があり好印象です。音は兎も角雰囲気が良い(笑)
此れは筆者がよく聴く古い演奏者のCD音楽を聴くのには、必需品かもしれない・・・?
特に全体的に声がシャ・シュが違う、ワグナーの声は実に自然な感じが伝わる。すごく微妙な違いがでる、例えば五輪真弓のCD「恋人よ」など聴くと実に自然に聴こえる、五輪真弓独特の透明感が出る。
それと久しぶりに かぐや姫の「神田川」なども実に自然に聴ける、何故か妙に聴いてしまった。
注意事項は付属する真空管の足はアルコール等で良く汚れを落とし接点回復剤を塗布して差し込むことは重要です。
解説には12AU7を交換するだけで音の改造が簡単にできるのが嬉しいまたその種類も実に多く、
TELEFUNKEN ECC82・MullsrdのECC82等は興味深い、実はこのMullsrd管は安価で慌てて注文した結果ロシア製のまがい物と判明AmazonMullsrdの偽物、比べると国産品に劣る様である!
むしろ東芝・松下・NECなどの国産品も良いそうです。特に国産品は解像度が高い様です、欠点は録音が悪いと露骨に出るところがあるようです、現在の製品より国産品のMT管は音質その他支那、ロシア、チェコ製よりよい結果が得られたが未使用品は意外と価格は高騰しています。
又意外と価格が手頃なSIEMENは狙い目かも知れない?金額も購入可能なようですが流石、TELEFUNKEN刻印付きはは高額のようです、特にTELEFUNKEN E802CCは高額の花ようです。
因みに、TELEFUNKEN E802CCは三万円ほどで売買している状況です。SIEMEN、TELEFUNKEN管は偽物無も多く、見分け方は裏側に刻印があり偽物も多く、最も偽物が多いのはMullsrd製で注意は品薄で価格が相当高額です。信頼できる新空間パーツ屋さんで購入をお勧めします。
余談ですが、写真アップのために真空管の写真の切り抜きは意外と面倒でした、(笑)!
昨日も仕事で大泉学園の方面に出かける、途中停車駅に石神井公園があり静かな公園がある、当時は五味康祐氏もこの石神井公園界隈に住んでいたようです。
筆者も大泉学園は40年前に住んでいたが、偶に石神井公園は散歩に行ったところです、
それと先日注文したジョコンダ・デ・ヴィート(Gioconda de Vito)CDが配送された彼女は、僅か20年にも満たない活動期間(1942~1962)でありながら、
その大らかながらも緻密さを併せ持つ特異な芸風から、彼女がEMIに残した音源を聴くジョコンダ・デ・ヴィート()イタリアのヴァイオリニストです
中流の葡萄園主の娘として生まれ、バロックから近代まで演奏範囲であるが、しかもごく一部の曲に限られ、中でもバッハとブラームスを最も得意としたらしい五味康祐氏「西方の音」に掲載のブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108は絶賛している。
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」
1 I. Vivace ma non troppo_10.36
2 II. Adagio_8.13
3 III. Allegro molto moderato_9.05
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
1 I. Allegro_7.41
2 II. Adagio_5.02
3 III. Un poco presto e con sentimento_3.00
4 IV. Presto agitato_6.00
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
Brahms: Violin Sonata No. 1, de Vito & Fischer (1954)
ブラームス ヴァイオリンソナタ第1番 デ・ヴィート&フィッシャー
ジョコンダ・デ・ヴィート(1907~94)は、“ヴァイオリンの女王”とまで言われた人。イタリア人特有のカンタービレも行き過ぎず、鳴らし方を熟知した彼女のヴァイオリンは、どこまでも気品が高い。巨匠フィッシャー(1886~1960)との共演は歴史的な出来事でもあったようです。
確かにラックスマン製の真空管ハーモナイザーを仲介して聴き出し、2時間後以上過ぎたあたりから、最初の聴き出しより音源が近づいた感がある、CDの音が質のよいレコード盤を聴くような感じの音になってきたような気がする。
ジョコンダ・デ・ヴィートの奏でるヴァイオリンの音が実にシックリ聴こえる、定価13,000円(消費税別途)の付録は結構楽しめ、色んな事もあるとは思うが音の変化は面白い、
この先、真空管が馴染むのにある程度時間は経過しないと詳しいことは分かりませんがヴァイオリンのジョコンダ・デ・ヴィートが止まりません、(笑)
今後ビンテージ管に繋ぎ変えどのようは音に変化するかは実に興味深いところです。このように聴き出し音が良くなると、ラックスマン製の真空管ハーモナイザーは手放せません(笑)
と同時にほんの微かに今まで平面的な音から立体感のような奥行きが感じられるような気がする?
早速ECC82・12AU7の真空管を出来ればビンテージの他社の物と入れ替え確かめなければ・・・欲求が高まる音の微妙な変化が味わえるのかも知れません、このようなプリ管1本で変化する・・・此れは大人のおもちゃですヨ!
現在他社の12AU7を仕入れ中です、もし音質等変化すれば報告させていただきます。今の状態でもほんの微妙にヴァイオリン(特に弦楽器)ユニゾンが美味しく鳴ります。
これは開けては行けない扉を開けてしまったかも知れない・・・?特に最新のハイレゾの音、PC関係のソフト、CD等の音楽を聴くにはは効果があるようだ一旦ハマると、オーデイオはすぐには出られない迷宮の世界かも知れない。
筆者は現在使用する真空管にゴムのような材質のカラスの鳴り止めを付けて試聴するが、聴き込めばこのゴムは取り除いて聴く事が好いと思われるように感じた。ブラボー!