伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

筆者の部屋に響き渡るJ.S.バッハの曲、アーポ・ハッキネンAapoHäkkinenのチェンバロの音に感激した。

2019年04月28日 | クラシック音楽・オーディオ

思うに現在聴くエンクロージャーAXIOM80 TANNOYの音は多分築30年の木造住宅の洋間約12畳の私の部屋に合っているのだと思う、俗に言う相性が良いとされるのであろう。これがライブ感の強い部屋ではこの様な演奏ですと響き過ぎてよく聞こえないかも知れない。オーディオとは色々な問題が統合され同じ装置でも違う環境に影響されやすい問題が多く総当たりが面白いのかも知れない。

このTANNOYのスピーカーはライブ感のある部屋よりデットの部屋との相性は良いのかも知れない。今回、最初このアーポ・ハッキネンの演奏を聴いたとき凄く驚いた、相当録音技術がよいのか?

何故がまるで音響効果のとても良いホールで聴いているかの如く臨場感が凄い!チェンバロが響き渡る、今まで経験した事のない感じに《ゴルトベルク変奏曲》の演奏が聴こえる。その後ガンバの演奏は聴くと、まるで演奏現場で聴く感覚に襲われたこの様な体験は誠に嬉しい悲鳴でした!

現在試用SV-501SCは当初メーカー指定のELECTRO-HARMONIX 300Bロシア製が装着されていたが、それを今回PSVANE 300B(中華製)に交換する、理由はPSVANE 300Bが落ち着いた音が聴けた当然前段管のプリ管の影響も大きく変わった。

実は最近再度初段管を追加して見ました、6BM8という真空管は電圧増幅用の3極部と電力増幅用の5極部が一緒に入った便利なタマで、昔はラジオ、テレビなどに多用されたありふれたタマだったようです。そのためか、「ありふれた安いタマ」というイメージで捉えられがちなようですが、オーディオ用電子管としては極めて優秀な製品のようです。

6BM8は最大出力が小ぶりなだけで、音質は大型のオーディオ用真空管にひけをとりません。滑らかで密度の高い音です。1954~5年頃(S・29年)欧州でトランスレステレビの垂直偏向用として開発されたものらしいが最初の開発メーカーがイマイチ良く解りません。

日本国内ではフィリップスと提携していた松下電器が1956年頃(S・31年) 16A8・32A8を製造開始し、需要を見込んだのでしょう東芝も米国名の 6BM8 を1959年(S・34年)製造を始め、その後6BM8-HiFiを製造6BM8ほど重宝され、いろいろな使われ方をした真空管は無いかも知れない、欧州名 ECL82 のこの球は、日本では昭和30年代初頭に突然現れ、以後昭和50年代前半にかけて、大中小メーカー製家庭用総合アンプ(AM FMステレオチューナー付き)や3点セパレートステレオ、又、初心者アマチュア製作アンプやラジオ出力回路に、又、不完全ながらOTL出力段に、及び安定化電源のレギュレーター回路の一部に、はたまた別球名で中期広角モノクロテレビの垂直発振出力偏向回路や音声低周波段に・・等さまざまです。

球名を列記すると・・・・ECL82 6BM8 6BM8-HiFi 11BM8 50BM8 16A8 32A8 8B8・・・・はヒーター以外大筋皆、同一特性だそうです。

SV-501SEパワーアンプは真空管整流の変わりに前段管6BM8/ECL82を使用しているが、実は此の球の交換で随分音質が変わる、本体の300Bの交換でも音は変わるが、前段管6BM8の影響はかなり強い現在東芝管6BM8で聴いているが、この独特のホール感には感動した。

未だ本物のAMPELEXは高値での販売が続く、相場では2本福沢さん3枚程は必要で高値の花である。

今回今も製造してる?AMPELEX : ECC88/BugleBoy (made in U.S.A)物を仕入れ早速視聴する、60年代のオランダ製とは別物のアメリカRichardson製だが、それなりの雰囲気を出していて十分合格点。常用できる球だ。ラッパを吹く少年の顔が昔のものと比べると、つまらなさそうな表情だ。

確かに接写レンズで撮ると解るが、AMPELEXのロゴとラッパを吹く少年が見える。このプリントは箱にで仕入れのことでもこすれるとプリンがk消えそうであるので記念写真です。

音はやわらかくスムーズで繊細、低音の量感もあるが、少年の顔と同じく、古いものが持っていた太さと元気はないようである。一度ELECTRO-HARMONIX 300Bでも試聴してみます。

現行品なので新品を4本を購入した。 筆者の評価は可もなく不可もない感じでした。エージング不足もあるがAMPELEXに繋ぐと東芝管で体験した、あの響きの良いホール感は聴けなく、普通の演奏にもどる、一般的にはまずまずの音は堪能出来るようだ。東芝を聴いてしまうと何か物足りなさを感じる。

AMPELEXの製品はシルク部分箱に出し入れするだけで消えてしまうものが如何なものか?特に海外製品にこの傾向は強い、多分シルク印刷のインクが水性を使っているからなのであろう?

結果から言うと、松下管は東芝管とよく似た結果になります、今回やっと見つけた待望の松下管購

入NATIONAL : 6BM8勿論貴重な60年代末の国産品。高度成長時代の日本の優秀さを物語るような

球だ。東芝管に当時の価格490円の価格が見える、1960年といえば筆者の高校生時代1杯60円程で

支那そばが食えた、今買えば3,500〜4,000円ほどの価値観と思う電化製品は高額なんですね。

東芝の6BM8とも共通のしっかりした太い音だ。細かい音まで完全にはき出すのと、すべての音が非

常に筋肉質で力強い。以前音楽の友の社の本のおまけに付いていたハーモナイザーの駆動で12AU7

のプリ管を数多く集めたが、ここでも国産品の製品は良い物が多く、特に東芝、松下は優秀だった。

昔から電球作りは定評の合った東芝、松下製は共通点があるのかも知れない?

定位の良さが抜群で、トータルしてとても良い球だと思う。初段管での音質の変化には驚くばかり

である。拙宅のPSVANE 300B Hifi 真空管の初段管には国産の東芝、松下は相性は良いプリ管です、

松下は余り長く聴いた事は無いが、東芝と同程度の音質は響いた。今回仕入れた松下製と東芝管と

比べ、どちらを選ばは本人次第で筆者は感じたのは、ほんの僅か東芝管は迫力で勝り松下管は緻密

さで勝る気がした。

後はTELEFUNKEN : ECL82・MULLARD : ECL82 / 6BM8で欲しいが気長に探して見ます。

演奏者であり指揮者のアーポ・ハッキネンAapoHäkkinen(1976)は、ヘルシンキ大聖堂で聖歌

隊として音楽教育を始めました。彼は13歳の時にハープシコードを担当し、

Sibelius AcademyのElina MustonenとOlli Porthan(オルガン)で勉強しました。

1995年から1998年まで、彼はアムステルダムのSweelinck ConservatoryでBob van Asperenと、

そして1996年から2000年までパリのPierreHantaïで学びました。グスタフ・レオンハルトの寛大

な指導と励ましを享受したことも幸運でした。

1998年に卒業証書を取得した直後に、Aapo Häkkinenはブルージュ国際ハープシコードコンク

ールで2位とVRT賞を獲得しました。彼はまたイタリア音楽の彼の解釈のために1997年の

Norddeutscher Rundfunk特別賞Musikpreisを授与されました。

シベリウス・アカデミー出身のハープシコード奏者、アーポ・ハッキネン(1976-)の《ゴルトベ

ルク変奏曲》。ハッキネンがウィリアム・バード“ヴァージナル曲集”(ABCD148)とフレスコバ

ルディ“ハープシコード作品集”(ABCD178)に次いで録音したハイドンの《十字架上のキリスト

の最後の七つの言葉》(クラヴィコード版)(ABCD251)も欧米で高い評価を受けました。《ゴ

ルトベルク変奏曲》は、彼がスヴェーリンク音楽院で師事したボブ・ファン・アスペレンとメンノ

・ファン・デルフト、パリで教わったピエール・アンタイも録音した作品です。流石師匠筋も良い、 

この演奏はチェンバロ独特の響きが強く感じられる、録音か楽器か解りませんが何処かのホールで

聴くような感じがします。

2008年の録音なので、Hakkinenの録音としては10年前、キャリア最初期ではありませんが、それ

でもまだ32歳での録音。数多あるGoldbergの中でも良演に属すると思います。Bachの音楽に対す

る適合性の良さを有している事の証明と思います。特筆しておきたいのは、各変奏の前半・後半す

べての反復を行っているにも関わらず、そこに(時折みられる)決まりだから反復しておいた、風

の不自然さが一切なく、各変奏から曲全体があくまで一つの流れの中に自然に流れていくことで、

トータル80分の演奏時間が全く長く感じられませんでした。

 

『バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集』

•ミツコ・ベルコラ- Mikko Perkola (ヴィオラ・ダ・ガンバ)

•アーポ・ハッキネン - Aapo Häkkinen (チェンバロ)

【曲目】

1. ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト長調 BWV 1027

2. トリオ ニ短調 BWV 583

3. トリオ ト短調 BWV 584

4. ヴィオラ・ダ・ガンバソナタニ長調 BWV 1028

5. ハープシコードのためのソナタイ短調 BWV 967

6. ハープシコードのためのソナタニ長調 BWV 963

7. ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト短調 BWV 1029

【演奏】

アーポ・ハッキネン(ハープシコード)(1-7)

ミッコ・ペルコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(1-4,7)

【録音】

2006年10月15-17日 聖ペテロ教会,シウンティオ,フィンランド

ここに収録された作品は、バッハがライプツィヒで活躍していた頃に書かれたもので、豊かな楽想

と緻密なアンサンブル、強烈な表現力が横溢した名曲揃いです。ちなみにここに収録された「トリオ」

というのは、三重奏のことではなく「声部が3つ」という意味。本来はオルガンのために書かれた作

品です。指揮者としても活躍中のハッキネンとペルコラの息のあったアンサンブルが見事です。

そして締めは、鬼才ピエール・アンタイが登場!ハッキネン&ヘルシンキ・バロックのバッハ第3巻

J.S.バッハ:

1. 2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV.1060

2. 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061

3. 2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV.1062

 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:

4. 2台のチェンバロのための協奏曲ヘ長調 Fk.10

 アーポ・ハッキネン(チェンバロ)

 ピエール・アンタイ(チェンバロ)

 ヘルシンキ・バロック・オーケストラ

録音時期:2014年 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

J.S. Bach: Concerto à 2 cembali (BWV 1061) – Pierre Hantaï & Aapo Häkkinen

北欧フィンランドが世界に誇るワールドクラスのチェンバリスト、アーポ・ハッキネンと、北欧屈

指のピリオド・オーケストラとしての名声を確立しているヘルシンキ・バロック・オーケストラ。

第1集、第2集で清涼感と透明感にあふれる演奏を披露してくれた同コンビによるJ.S.バッハの協奏

曲集第3集、『2台のチェンバロのための協奏曲集』でハッキネンと共演するもう1人のチェンバリ

ストはなんとピエール・アンタイ!レオンハルトの系譜を継ぐ師弟の共演、そしてフランスの鬼才

とフィンランドの天才が繰り広げるチェンバロの饗宴は話題必至!古楽ファンの心を熱くしてくれ

るバッハ・アルバムです。この様な素晴らしい演奏に、ブラボー!


今改めて聴くBillie Holidayのブルース、最高のJAZZSongを・・・・やはり此の1枚は名盤だと思う

2019年04月18日 | JAZZ・ボサノヴァ

今回はビリー・ホリデイを聴いてみました、「売春宿、人種差別、ドラッグ、ヒモ男に惑わされた歌姫の奇妙な人生から始まった」幼児期に虐待を受けたビリー・ホリデイはカトリックの養護施設に預けられ、その後売春宿の女主人の元で掃除や小間使いの毎日を送った。

1928年にはビリーの母親は娘を連れてハーレムへ移り住んでおり、その後間もなくして娘とともに売春宿で働くようになるが、14歳の時にビリーは放浪罪によって矯正施設に送られている。

施設を出所した後に出会ったサックス奏者とともに、ビリーはハーレムの安酒場で、レコードを聴いて大好きだったベッシー・スミスの真似をして歌うようになる。193310月、ハーレムのクラブでビリーの歌声を知った音楽評論家兼レコード・プロデューサーのジョン・ハモンドが、ベニー・グッドマンと彼女を組ませて数曲のレコーディング・セッションをさせている。

やはり其処には白人が加わりによりヒットした、勿論そこには人種差別問題もあった。しかしその時の「Your Mother’sSon-in-Law」を聞く限り、彼女の前途は何も見えない。1937年にビリーはカウント・ベイシー楽団をバックに歌っている。

翌年にはアーティー・ショウと共演し、白人のオーケストラと仕事をした最初の黒人歌手の一人になったが、ケンタッキーでは観客の一人に罵られ、ビリーにとって決して楽しい仕事とは言い切れないものだった。

ニューヨークのホテル・リンカーンでは表玄関を使わずにキッチンのドアから出入りするようホテル側に言われ、傷ついたビリーは1937年の暮れにショウの楽団との共演から降りている。その後、ビリーの拠点はグリニッジ・ヴィレッジのカフェ・ソサエティになった。彼女のパフォーマンスに誰もが驚愕したが、特に「I Cover The Waterfront」のような感傷的な作品での彼女はすばらしかった。

しかし何よりも、このクラブに出演していた時期に彼女の代名詞とも呼べる作品が1曲生まれている。

とある夜、ニューヨークの公立学校の教員ルイス・アレンが、カフェ・ソサエティのオーナーであるバーニー・ジョセフソンに、自分の書いた曲をビリーに歌ってもらうことは可能かどうかを尋ねたのがそのきっかけだ。

その楽曲こそ、あの名曲「Strange Fruit(邦題:奇妙な果実)」だ。最初はこの曲は失敗だと思ったが割れんばかりの拍手喝采となり、ブルースを黒人から白人と歌いつながり大ヒットするのですが、アメリカでは白人にヒットしないと全く稼ぎにはならない、もちろんJAZZも同様で白人が演奏してヒットしていった。

ブルース「奇妙な果実」(きみょうなかじつ、原題:Strange Fruit)は、ビリー・ホリデイのレパートリーとして有名な、アメリカの人種差別を告発する歌である。題名や歌詞の「奇妙な果実」とは、木にぶら下がる黒人の死体のことである。

枯淡の味わい。44歳で亡くなったビリー・ホリデイ、晩年の名唱。

25歳頃の名盤『奇妙な果実』のまっすぐ届く艶のある高い声とは一変、しわがれた渋い声で歌うしっとりとしたバラッド集です。ビリー・ホリデイはジャズ歌手としての成功と裏腹に、人種差別、麻薬などに苦しんだ波乱万丈の人生を送ったことでも知られます。

本作の静かに淡々と感情をかみ締める歌声に、人生の達観した境地をどうしても感じざるをえません。筆者がジャズボーカルで1枚選べと言われれば、このアルバムを挙げるでしょう。じっくりと心の奥底のささやき声に耳をかたむけるような、そんな名盤です。

奇妙な果実 / ビリー・ホリデイ 

 奇妙な果実Strange Fruit

  1. 奇妙な果実 (MONO)

Billie Holiday(vo) Ray Ellis(arr,conductor) Recorded 1958

 

1957年、ビリーはルイス・マッケイと結婚。

当初は仲睦まじかったものの、やがて二人の間では揉め事が常態化していき、特にビリーがリスクの高い投機で大金を失ったことが判明した時の争いはかなりのものだった。

ビリーもまたドラッグに依存するようになった。そして二人は離婚し、ビリーは伴侶に犬を1匹連れてニューヨークのアパートに移り住んだ。大酒飲みだったこともあり、もはや自分が誰なのかも覚束なくなるほどに彼女のドラッグへの依存は強まっていった。

現在と言ってもかなり昔から10吋のIIILZTANNOYでどのような音が出せるかを追求していますが、癖の強いIIILZは思うように鳴らないのがTANNOY10吋のIIILZの特徴何でしょうかね(笑)

オリジナルの箱からAXIOM80の箱に交換し随分低域が出るようになり可也良いところまで来ました。そして最近アンプを真空管のパワーアンプ交換で以前と比べ良い音になったが・・・この音の方向で良いかは、何時も疑問が湧き、

真空管の交換を行っている、この球転がし此のが真空管アンプの利点であり、付い無駄使いをする原因です(笑)実は全く知らなかった事、以前「ザ・キット屋」から「SUNVALLEY audio」へ社名変更した会社は豊田自動織機グループ企業内のオーディオ販売会社だったようです、やはりオーディオの世界では資金調達等の難しく大手会社のバックは安定するはずである勿論最近購入したSV-501SEも勿論織機系列の会社だったんです、(驚)

と同時にSV-501SEパワーアンプの音での注意部分が徐々に解ってきた。初段の6MB8のプリ管の交換で300B交換も音は変わるが、むしろ初段プリ管の交換が音色が変わる事がより多く影響する事を体験した、当に王道はTELEFUNKEN、Mullsrd、SIEMENS等のプリ管も或るようですが、現在入手困難と聞く、調べたが入手可能は松下、東芝管は比較的探せば入手可能のようである、国産管と比べJAZZにはAmpexRCA辺りが良いのかも知れないと感じる(あくまで第六感)、実はAmpexのオールド球が聴きたかったが高額過ぎ筆者には手に負えない(笑)

早速試聴すると音の違いが判るのは演奏者のドラムの音がドーン、ドーン」と滲む感じから「ドン、ドン」と乾いた響きが聴ける感じになる、まだ試聴はしてないが松下管も一度は聴いたみたい初段管です。

国産品のプリ管は意外と安定した音が聴け、緻密な感じが好印象を受ける。

新品の元箱入2本♯10361RCA 6BM8を入手した、20時間ほどのエージングでまだ不明な部分は多いが筆者の感はあたったようだ、PSVANE 300BはWEをコピーして出来た球なので、初段管もアメリカ系列のRCAと思い早速購入した。

音色傾向はやはりJAZZには合っているようです。

往年のビリー・ホリデイの歌は実に彼女らしい嗄れた声で歌う独特の臨場感が良く出ている。特に一番肝心の音の中域の厚みが増したかんじでJAZZ独特のハスキーな音が聴ける、但し高域の美しさは東芝が良く鳴る、全体的に線は細いが高音部の美しさは素晴らしい、全体に線が太ければベストなんです。選択は難しい?

またSV-501SEのアンプの音色の特徴は「球を替えると傾向は変わる可能性はあるが、全体に太めの音で繊細感は薄い。

球の変化に敏に反応するタイプではない感じ。高価な球をあてがっても費用対効果が現れにくいかもしれない。」とある・・出力トランスが小さめなので周波数的な限界はある模様。こうしてSV-501SEのアンプを扱ってみつと意外と曲者感が漂う・・・・・

筆者所有のAXIOM80 TANNOYを鳴らすのはこのアンプを使うと綺麗な音しすぎる嫌いがあるそこで初段の6MB8のプリ管RCAを使った、これがJAZZにはとても具合が良い、でも一般的には少しレンジが狭く感じ又ステレオ感の広がりが狭く感じる事は、其の辺りが難点である。

でも特に男性ヴォーガルを聴くには良く、ビリー・ホリデイ等のしわがれ声等の再生には特筆ものです。

SV-501SEは真空管整流ではないため音質が良くないと言われるが工夫次第で面白い効果が合った。といっても電気的には素人で初段管の交換しかかんがえつかないが・・・・・勿論、今後PSVANE WE300B Hifi 真空管の購入は視野には入れるが此の球が「球の変化に敏に反応するタイプではない」との言葉が気になる一言である。

でも色々解説文を読むとWEの特筆をよく捉えていると言うコメントに興味が唆るTANNOY社が勧めるアンプはQUADⅡだそうですが、わかる様な気がします。

中古相場も高額ですが、メンテナンスのとこを考えると・・・自作しか無いが筆者には無理な話である。

真空管も色々あるが筆者所有のイギリスのエンクロージャーを鳴らす最良の真空管はやはり英国代表する4極出力管のKT66,の球との相性が良いのかも知れない、自作も視野に入れ考えなければいけないのか?

最近の管球多国ではKT66のパワーアンプを頒布していたが、貧困老人には高値の花で手も足も出ない上記のアンプはキットで頒布しているようだ。

ビリー・ホリデイは複雑な女性だった。彼女は友人をひどく怒らせることもあったが、同時に生き生きとしたすてきな女性でもあった。ドラッグやアルコール中毒から抜け出せない生活によって彼女の声と身体荒らされてしまう前の彼女の、抗いようのない魅力と肩を並べられる歌手はどこにもいなかった。

いつの時代でもホリデイの再来を謳う歌手は現れるが、彼女のように心情を吐露できる才能を備えた歌い手は、実のところほかに一人もいない。ビリー・ホリデイ(1915-1959)と言えば、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと並び称される女性ジャズ・ヴォーカリストの三大レジェンドのひとりです。が十代で娼婦になったとか、偶然にも歌手になった後でも酷い人種差別をうけ、その後はアルコール中毒と麻薬の宿痾を抱え、晩年は声も潰れて、などと暗いイメージが常に漂う。

筆者の知るなは「Songs for Distingué Lovers / Bille Holiday」です。

晩年の19571月の録音ですが、明るい溌剌した声のビリー・ホリデイ(愛称レディ・デイ)が楽しめます。しかし、絶頂期の1930年代は間違いなくトップ歌手であり、数々の明るい唄も歌っているが、如何せん録音が悪く、オーディオマニアの私には楽しめない。何とか声も録音も良いレコードはないものかと探して、ようやくこの盤に行き着いた。

Billie Holiday: Stars Fell On Alabama (1957) 

Songs For Distingue Lovers

  1.デイ・イン・デイ・アウト(Day In Day Out06:50

  2.霧深き日(A Foggy Day04:43

  3.アラバマに星落ちて(Stars Fell On Alabama04:32

  4.ワン・フォー・マイ・ベイビー(One For My Baby05:42

  5.ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ(Just One Of Those Things05:34

  6.時さえ忘れて(I Didn't Know What Time It Was06:03

「ビリー・ホリデイ、ハリー・エディソン、ベン・ウェブスター、ジミー・ロウルズ、バーニー・ケッセル、

レッド・ミッチェル、ジョー・モンドラゴン、アルヴィン・ストーラー」

録音年:195713日、4日、7&8/収録場所:ロサンゼルス

 ビリー・ホリデイが亡くなる2年半前のレコーディング。40歳を過ぎ、生の深淵を見せるような歌声と、ベン・ウェブスターやバーニー・ケッセルといった名手の客演によって名盤の誉れの高い一枚。ビリー・ホリデイは複雑な女性だった。彼女は友人をひどく怒らせることもあったが、同時に生き生きとしたすてきな女性でもあった。

ドラッグやアルコール中毒から抜け出せない生活によって彼女の声と身体荒らされてしまう前の彼女の、抗いようのない魅力と肩を並べられる歌手はどこにもいなかった。いつの時代でもホリデイの再来を謳う歌手は現れるが、彼女のように心情を吐露できる才能を備えた歌い手は、

ビリー・ホリデイのところほかに一人もいない。ブラボー!


最近なんとなく納得した、オーディオの世界を考えてみる、やはり千差万別な面白い世界だった。

2019年04月13日 | クラシック音楽・オーディオ

オーディオに興味ある方ならほとんどの方がご存知の、五味康祐氏の本「西方の音」より、「この集には、ステレオ装置をもとめてヨーロッパへ渡った一九六三年秋から最近まで、西方の音と題して『芸術新潮』に折々発表した文章をまとめてある。

オーディオ部品というのは日進月歩で、今では規格の古くなったものもあるが、初めてそれを聴いたときの感動をとどめる意味で、訂正はしなかった。多少、だからズレがあるだろうが、よかれあしかれ、レコードを聴くについやした私の三十年の半生がここには出ているとおもう。 」とある・・・

西方の音(サイホウのオト)と読むらしく西方浄土(仏教における聖域・理想の世界。十億万仏土先の西方にあり、阿弥陀如来がいるとされる浄土のこと。極楽浄土と言われる。

宗派によって呼び方や概念は異なる。この西方浄土の考え方から、西を向いて拝むことが浄土に向かってお参りをすることになるため良しとされるため、東向きのお墓のほうが人気が高いですから来ているそうである、)成程日本から西方とはヨーロッパを指すのかも知れない。昔から多分支那と日本は黒潮のの流れが幸いして船で往来だ可能で朝鮮より長い歴史があったのかも知れない。歴史は徐々に解明できる。

最近また値上げの時期を迎え徐々に価格高騰したいます、一部の土地も値上がりしている状態ですが、筆者が思うは最近のオーデイオ製品の価格は新築一戸建てを購入できるような高価な物が多く、それらを入れる建物も必要なことなので、総額は宝くじでも当たらなければ到底無理であろう・・?

でも、そこで一生懸命働き稼いで購入しようとは考えない、その連続が人生か?

余談だが、このSV-501SEパワーアンプでPSVANEWE300B Hifiを使用する場合は、しかもクラシックを聴く場合の初段の6MB8のMT管のは東芝Hifi6MB8が一番相性は良さそうである、エージングも進み特に女性ヴォーがル等のソプラノの美しさは思わず聴き惚れる、又弦楽器のユニゾンも納得する音が響く、松下管も定評或るが一度聴き比べして見たい。意外とSV-501SEのアンプは初段管との組み合わせが微妙な変化があり、今後組み合わせの相性も視野に入れ試聴を続けて見ると面白そうである。

この6MB8のMT管は製造は多いはずなんだが、意外と数が少なく、探すのに苦労する、欲しいものは高額の取引されているようです

尚、一番騙されやすいのは展示商品を視聴し、気に入った音がしたから購入して、自分に部屋にセッティングし試聴すると、こんな音じゃないと疑惑がわく、此れが落とし穴なんであろう?

そして次は騙されないこと高額商品に手を出す、そこまで高額なら音は良くて当たり前、むしろ悪ければ立派な詐欺罪であろうと思う諸氏は多いが、ところが此のオーデイオと言う世界はいくら大枚を叩いても、全くいい音がしない事が多い、むしろ高額商品のがそのような傾向は強い、それが当たり前なのだ、全く馬鹿げた世界のようです(笑)だから面白さがある。

何千万のシステムは違うのかもしれないが、得てしてそんな落とし穴があるのが夢中にさせる世界かも知れない。齢、70歳以上の老人の趣味としては全く場違いであろうが、良い音楽を少しでも良い音で聴きたいと思う願望であろう?

或るオーデイオ店舗の年配のアドバイザーが最近はヴィンテージ物のをお安く提供出来るので、店でメンテナンスし工夫をして販売しているそうです、そんな事ををすれば当然ヴィンテージ製品も徐々に高額になってしまった状態であり、WE関係の製品等は当にそれであろう?貧困老人には頭の痛い点である。

五味康祐氏の活躍して時代とは現在も余り変わりないのかも知れない、むしろ其れ以上当時の製品よりの霊場の物が出来ない事が嘆かわしい。

先日も管球王国に記事にKT66を使ったパワーアンプの紹介記事が掲載されていた、思わず聴きたくなるようなコメントに実に興味深い紹介でした。

先日購入しPSVANE 300B Hifi 真空管のエージングは今週は何かと忙しく多分50時間程しか進んでないが音質は徐々に落ち着き出した感がある、しかしこのPSVANE 300Bの音はJAZZよりクラシック音楽が合うように思う、で今回は アンドリュー・パロットの指揮するヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』を聴くが頗る良い演奏でした。

Practica 1 [Intermedias/Iniciales] 

ヴィヴァルディ:

  ・協奏曲集『四季』 op.8-1~4

  ・4つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調

  ・弦楽のためのシンフォニアト長調

  ・コンチェルト・アラ・ルスティカト長調

  ・ヴァイオリン協奏曲『ドレスデンの管弦楽団のために』

  ・協奏曲『ラ・パストレッラ』

  ・協奏曲ハ長調 RV.114

  ・協奏曲ト短調『夜』

  ・協奏曲ト長調

  ・協奏曲ハ長調『聖ロレンツォの祝日のために』

タヴァナー・プレイヤーズ アンドリュー・パロット(指揮)

最近筆者が良く聴くのが

タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ(Taverner Consort & Players)

ビオンディやカルミニョーラの演奏に比べれば、一見、大人しい抑制された演奏という印象を受けるが、どうしてどうして。聴き進めると、曲ごとに様々な創意工夫が凝らされていて飽きることが無い。

逆にいえば、他盤との違いをこれ見よがしに強調する様な押しの強い演奏ではない分、各曲とじっくりと付き合える良さがある。莫大な数の競合盤がある「四季」の中でベスト、とまでは言えないが、「四季」に限らず全体に質の高い演奏であることは確か。

作曲家ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina)

の曲を聴くが実に良いスターバト・マーテルの美しいヴォーガルに感銘を受ける。

アンドルー・パロット(Andrew Parrott, )は、英国の指揮者、古楽器アンサンブルのタヴァナー・コンソートおよびタヴァナー・プレイヤーズの創設者で音楽監督。

肩書タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ主宰 生年月日1947/3/10 出生地英国ウォルソル 学歴オックスフォード大学マートンカレッジ卒業経歴1969~71年オックスフォード大学マートンカレッジの聖歌隊やスコラ・カントルムの指揮者を務めた。

’73年ロンドンにタヴァナー合唱団を結成。その後、タヴァナー・コンソート、タヴァナー・プレイヤーズと組織を拡大。中世~バッハ、ヘンデルの音楽を演奏、録音する。

一方、現代曲の演奏にも取り組み、現役作曲家の作品の初演、初録音にも努めた。’89年ケント・オペラ芸術監督、2000~2006年ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ音楽監督、2002~2010年ニューヨーク・コレギウム音楽監督も務めた。英国を代表する古楽指揮者の一人で、斬新な解釈と清冽な演奏で知られる

パレストリーナ 「スターバト・マーテル」タヴァナー・コンソート Palestrina (Stabat Mater)

何故が心が洗われる思いがする、是非聴いて頂きたい曲である。

此のような曲を聴きながら「西方浄土」(サイホウジョウド)を模索し自問する。支那も昔から宗教は印度から学んだ阿弥陀如来ともと思える、現在の習近平も印度との宗教問題の信仰心をなくそうとしているが、全く間違いに気づかない。全く哀れな常識も無い国、支那は何処に行くのか支那共産党、武漢風邪の次は昆虫被害だ?

三蔵法師と印度にお経を頂きに行く勿論「西遊記」サイユウキと読む、ブラボー!


桜の時期に訪れた房総名物、いすみ鉄道のムーミン電車と桜と菜の花を撮る、今見ごろでした

2019年04月09日 | 写真撮影

今年の桜開花宣言は早かったが、桜の咲く時期寒くなり、開花がずれ込んだようだ、半日程の隙間を見つけ、昨年も1日だけの「撮り鉄」になろうと企画したが、仕事の都合で行けなかったが今年は出かけて見た。

何と言っても桜の時期は短く、天候条件にも寄るが、1日違うだけで全く状況が違ってしまう。この時期は菜の花は意外と見頃は長くチャンスは長い。

この時期以前に咲きだした菜の花はいま満開です、当分は菜の花は楽しめますが桜と一緒に撮りたい筆者の自宅付近の桜は未だ桜の木の上部は三分先程度だが房総は違うだろう・・・

この時期は菜の花だけの写真も意外と綺麗でカメラファンは多い。

今年も先週撮影を企画したが生憎の天候で中止した、土日はの相当混み合うために行かない!

本日晴天、今は高速圏央道がつながり片道1時間30分程で目的地に到着すりので、思い切って撮影に行ってみた今の時期の房総の良さは、ピンク桜と黄色の菜の花のコントラスト!

それと青空が良く似合う!1年に一度の今が花見の時期の楽しみです。

やはり此処でのアングルが一番のベスポジかもしれない。意外と撮影者が多く三脚設置は迷惑なため手持ちでの撮影にする。

此のショットは2年前も撮ったが、桜のトンネルを抜ける絵的にも良いショットだと思う。

場所は、いすみ鉄道 総元(そうもと)駅付近、ただし電車は1時間に1本なので時刻表は必至、今日は夜の仕事なので千葉北から東金高速から圏央道経由でを、撮影だけの目的で3駅程を回ってみた。

一度来ると、撮影場所も承知しているため、場所移動も意外とスムースに行動できる。但しムーミン電車の時間に合わせる事は忙しい。

今日の撮影現場は相当数の外国人(中国、台湾)カメラマンが大勢いた、意外と混雑している、撮影を楽しんでいる方達ははいすみ鉄道に乗って楽しんでいる様子でした。

意外とマナーを守り撮影を楽しむ外国人、道路ゲートより越えず写真を撮るす姿はとても良い。長く楽しむ事はマナーを守るとこは肝心である。

外国人のカメラを見ると圧倒的にキャノンが多く、次はニコンでしたが、日本のカメラマンは多種のメーカーのカメラが多く、こだわりを感じた。

もちろん筆者のカメラも相当古くなったが、しかしカメラ持参での外出は久しぶりです、空の色と桜のピンクと菜の花のコントラストが綺麗でした。

ムーミン電車は車体が黄色で見ると元気になる黄色は菜の花の如くです。バックの山の緑とのコントラストは絵になりやすい。

総元(そうもと)駅停車中のムーミン電車です。

駅に咲く桜は満開である。

桜と菜の花のコントラストが綺麗である。

桜の菜の花を入れたカットも良い。

総元(そうもと)駅では上下線の写真を撮れた。

この区域以外簡単なロケハンをするが、これ以上のスポットも見つからず、菜の花を入れたショットを追加した。

おなじみ、此方は桜のトンネル写真です。

確かに菜の花とムーミン電車と桜のコントラストは1年の内今の時期の景色です。

総元(そうもと)駅を発車し次の駅に山の色と電車のコントラストが綺麗であった。

今回の筆者の選んだベストショットはこのショット、特別にRW2より現像してみる。

その後車で移動した。次は菜の花のきれいな、城見ケ丘(しろみがおか)駅付近大多喜城が見えるので付けた名前らしい。

線路両脇の菜の花が実に綺麗である、この区域の桜は三分咲き程度で桜はまだ楽しめるようです。

菜の花の真ん中を通過する、ここの桜はよく見ると蕾でした、三分咲きといった所です、

間もなく城見ケ丘(しろみがおか)駅に停車。

そして次に向かうは新田野(にったの)駅もちろん車移動、短時間で3駅周りは厳しいか・・・

此の地域も片側は桜の木々が沢山あり実に綺麗です。

此の駅付近は片側は桜で片側が菜の花でコントラストが美しい

よく見ると桜の上部はまだ蕾がある、これからが満開で綺麗な時期なんでしょう。

そして通過する。ムーミン列車の勇姿です。

一両で走る列車は迫力ありますよ!

まだまだベストショットは沢山或るが今回は夕方には出かけますので、此の辺りで帰宅する。

これが本日のラストショットです。菜の花の時期は長いが桜はこの時期限定です。

来年またこよう!来年はいすみ鉄道乗車するのも・・・・・・

RW2のデーターで撮った写真の現像は面倒だが、仕上がりは実に綺麗であった。

フイルターでも加工はせず、ノーマル状態の現像をアップしてみました。

小湊鐵道もある程度は撮りたかったが、来年のお楽しみである。

来年はユックリ来たいな、でも強行軍だが撮影出来て・・・・・良かった。

尚、良く撮れた写真はA全にプリントしのハレパネに貼り部屋に飾った。とりあえず、ブラボー!


10吋タンノイユニットで聴く、今改めて聴く『Ella & Louis』エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロングによる1956年録音バックはオスカー・ピーターソンのカルテット編成、究極の一枚か?

2019年04月06日 | JAZZ・ボサノヴァ

上の写真を見ると、大御所の「ELLA AND LOUIS」には見えない写真が好印象です。勿論リリースは1956年と記してある、この頃はJAZZの名盤が多い。

先日随分古いTANNOT特集号のステレオサウンド誌を購入した『TANNOY』の記事に10吋(IIILZ)を使いCornettaに試聴記が詳しく乗っていた、勿論興味津々で熟読したが、筆者も現在のシステムの記事も掲載しているので紹介するがGOODMANSのARU付きAXIOM80の箱にIIILZを組み入れたもので、当然オリジナルのTANNOY IIILZ inCabinet mkIIと比べ随分低域が響き、今まで味わった事のない響きに感動していたが、この記事を読むと瀬川氏曰く、「IIILZの重低音の量感など期待したら、完全に裏切られる・・・」と言う書き出しで始まっているのが不安を感じる・・・

特にステレオサウンド誌が協力して販売するコーネッタの特集記事を中心に読んだ、結論としては名機TANNOY IIILZも据え置き型の箱に入れての聴き方が一番良い方法と思えるような記事内容です。詳しくは此の冊子を読んで頂きたい、

現在の筆者の住居は木造2階建の1階の書斎約11.5畳に上記のGOODMANSのARU付きAXIOM80の箱にIIILZを組み入れたもので聴いているが余り不満は無い、むしろ満足している。低域は十分聴け、不満も無く響き以前より低域も自然に響く音、佇まいも日本家屋にも合っていると思う。

筆者の使用するAXIOM80の箱はCornettaをステレオサウンド誌の試聴室で試聴された神戸在住の「松波 濤」氏監修の物と同じタイプと伺ってます。筆者の地要する今までのタンノイの10吋ユニットは大事に扱ってきた勿論オリジナルTANNOY IIILZ in CabinetのHPD295をエッジ交換をして使用していたが最近はそれ以前のIIILZ Monitor Goldを知人より譲受交換したが、俄然タンノイらしい涼やかな音が聴ける様になった。確かにタンノイは古いユニットが勝るという事実を体感する事になった。


勿論Cornettaの音は聴いたことが無いので音の比較などは不明ですがTANNOYの10吋のIIILZは凄く癖はあるが、とても良いスピーカーな事は確かで、癖の強いエンクロージャーでもありアンプを選ぶ傾向は大変強い。

ピントが合えばJAZZからクラシックまで幅多い音楽が楽しめるとこは事実である、置き場所、音楽の傾向等で相当癖の強いせいかアンプも選ぶ傾向は強い、特に設置場所には要注意でSPには壁を近づけなく最低1Mは離すのが良い音が期待出来る、又多分Cornetta等のコーナー型SPも壁から塩梅よく離して聴くのが良いのじゃないかな?近づけるとやけに低域がかぶり気味に感ずる。昔据え置き型のエンクロージャーは壁のコーナーを利用し音の反響も加えて設置した置き方が良いとされていたが、のそ場合は壁面に吸音板を設置したりある程の距離を離すことが良い等設置方法も変わってきた様である。


今まで駆動するアンプだけでも8台を投入したが、やはり直熱真空管が一番の様で、これででやっと落ち着き音楽を楽しめそうである。

もちろんラックスのおまけの真空管のハーモナイザー、2Wのプリメインアンプも価格的にはそれなりの音はするが、現在の300B使用のSV-501SEパワーアンプで聴くには大変良いエンクロージャーに癖があるので、アンプはなるべく癖のない物が良いと思うが、TANNOYの性格上其の辺りのアンプ選びが面白い、以前筆者もいずれも使用したマッキン、ラックス等は昔から相性の良いとされ定評があるようですが、何故かいずれもアンプの癖が鼻に付き今は違う素直な物を選んで聴いている。

貧困老人のしがないオーディオ愛好家には高価なアンプは使えないが、今まで使った英国の石のアンプLINNとの相性は良かったが今回真空管の300Bを聴くと思わず笑ってしまった。現在仕事は半分程リタイヤして音楽は平均毎日4~5時間程度効く時間が多く、最近やっと相性の良いSV-501SEパワーアンプに出会えた。

最近良く聴くのがヴォーガルが多い、特にバッハのカンタータ、オペラ、ワグナー等が多い、勿論JAZZもヴォーガルを聴く事が多くなった。勿論昔からヴォーガルは好きだったが、今までは筆者のオーディオ装置がヴォーガルを上手く鳴らせなかったが最近やっと聴ける音の様になった。


このシステムで聴くいかにもリアルに「ELLA AND LOUIS」は目の間で歌うような感じを醸し出すのだ。一番大切な事はエンクロージャーが歌うんじゃなく、ELLA AND LOUISに歌って欲しい。

SV-501SEは付随する真空管はELECTRO HARMONIX エレクトロハーモニックス
300Bがついていたが、今回リニューアルされた改良ロット品と紹介された PSVANE 貴族之声 300B Hifi マッチドペアを購入し100時間のエージングも済新しい300Bで聴くが大変よろしい。しかしある程度エージングをした結果対して違わない音質に頭をや病ませた、勿論WE300Bオリジナルに交換は貧困老人には所詮無理な話でアンプの投入は無駄であったと途方に暮れる日々が続いた、古い雑誌の記事で国産の300Bの記事を観て知った真空管がZAIKA5300と言うチューブであるがかなり前に製造中止をしたいた、そんな折に偶然に見つかったのがZAIKA5300であった。
交換した瞬時から全くクリヤーな音が聴けた。改めて思う三局間の音の素晴らしを味わう事となったのです。見た目小ぶりな達磨型の球は写真に撮っても凄く綺麗出会った、SV-501SEパワーアンプは球を交換しても費用対効果は薄いと言われていたが、実際体験すれば判明するがまるで交換した瞬時に霧がなくなり透明な世界に変わったような体験をした。実に素晴らしい瞬間でした。

兎に角SV-501SEから流れる音は今までの音と違い2人が1950年代後期にヴァーヴ・レコードから出したコラボレーション・アルバムは、ジャズの歴史において最高の、そして記憶に残るデュエット作品今まで聴けなかった昔の音を醸し出してくれるようなアンプなんですよ!

音質が良いなどの次元が違う懐かしい匂いのする、エラの声はあくまで上品で、滑らかなメロディ・ラインが心地よく耳を愛撫してくれる。一方ルイのヴォーカルは対照的にザラついたダミ声で、耳障りな咆哮はまるで垢抜けないものだ。

そんな二人の声を並べて聴いてみると、まさしく美女と野獣の出逢いとでも表現すべきマッチングではあるものの、その声質のコントラストが生み出す特異な音楽的ケミストリーが、彼らのレコードを聴く人たちの心を動かし、忘れられないものにしているのである。

今回は筆者も昔から大好きな演奏がピーターソントリオプラスをバックに歌う「ELLA AND LOUIS」が大変雰囲気も良い。

この二人の作品は多く素晴らしい演奏です。演奏の再現ならある程度の装置で鳴るが、ヴォーガルは「ELLA AND LOUIS」の個性の強い歌声は簡単には聴こえない。今まで聴きたいが聴かなかった歌が何時でも聴けるようになったのは大変ありがたい。此処でLOUISのペットのソロの音に張りがあり輝くばかり鳴る感じがご機嫌です。

【レーベル】(Verve)

 1. お友達になれない?00:03:48  Can't We Be Friends

 2. イズント・ジス・ア・ラヴリー・デイ00:06:16 Isn't This A Lovely Day

 3. ヴァーモントの月00:03:43  Moonlight In Vermont

 4. 誰も奪えぬこの思い00:04:39  They Can't Take That Away From Me

 5. 青空の下で00:04:18  Under A Blanket Of Blue

 6. テンダリー00:05:09  Tenderly

 7. 霧深き日00:04:33       A Foggy Day

 8. アラバマに星落ちて00:03:34  Stars Fell On Alabama

 9. チーク・トゥ・チーク00:05:54  Cheek To Cheek

 10. あなたのそばに00:05:42  The Nearness Of You

 11. エイプリル・イン・パリ   April In Paris

此処に見つけた一枚の写真、いかにも田舎の夫婦のような穏やかなショットが最高であるよく見るとLOUISの手にはトランペットを持っている、スタジオでの写真が印象的である。

【演奏者一覧】

Ella Fitzgerald(vo) Louis Armstrong(tp,vo)

Oscar Peterson (p) Herb Ellis (g) Ray Brown(b) Buddy Rich (ds)

【収録情報】1956/08/16

ジャズ界の大兄貴”サッチモ(ルイ・アームストロング)”と大姉御”エラ(・フィッツジェラルド)の軽妙なやりとりの共演、”サッチモ”は本職(?)のトランペットと持ち替え、ながら”エラ”と楽しんで唄っております。

バックはピーターソン・トリオとの共演も泣かせる。

”エラ”は元々最高に唄の上手い歌手ですが、その実力を如何なく発揮しております。サイドメンはやたら凄いメンバーで演奏だけでも聴きたいメンバーでもです。

ピアノのオスカー・ピータソン、ギターのハーブ・エリス、ベースの”レイ・ブラウン、ドラムスのバディ・リッチ”と夢のメンバーです。

歌うはブロードウェイのヒットソングの数々、もう文句はありません。

この二人も多くのヒットレーベルがありますが、共演のレコードはこれだけだと思います。

エラとルイの組み合わせは、運命によって導かれた音楽的婚姻関係であり、それから60年以上が経過した今日においても、彼らのレコーディングはその魅力も輝きもまるで何ひとつ失っていない。

そのことは『Cheek To Cheek: The Complete Duet Recordings』を一度聴いただけで分かるはずだ。これは2人の関わりを讃えるために新たに発売された4枚組CDコレクションである。ヴァーヴで2人が一緒にレコーディングした3枚のアルバムに加え、デッカからリリースされた全シングル曲と、ハリウッド・ボウルで録音されたライヴ音源、更にレアな別テイクやNGテイクまでが網羅されている。豊かな才能の宝庫という表現がぴったりの、ジャズ史に残る最高のデュオの記録だ。

2人によるヴァーヴのためのアルバムのレコーディング・セッションの開始日は1956年8月16日、エラとルイがグランツが手掛けた中でも最も記憶に残るJ.A.T.P.コンサートのひとつだったハリウッド・ボウルでのライヴの翌日だった。エラ・フィッツジェラルドは明らかにルイ・アームストロングにゾッコンだったようだ。

元々彼の長年のファンであった彼女は、ジャズ界の大先輩が気持ちよくいられるよう絶えず気を配り、彼のコンフォート・ゾーンを侵すようなことは一切しなかった。ノーマン・グランツによれば、彼女はレコーディング全編にわたってすべてルイに決定権を委ね、憧れの人とスタジオでの時間を分かち合えることにただただ喜びを感じている様子だったそうだ。

「ルイとアルバムを作っていた時の彼女は、曲選びも彼に任せると言って譲らなかったし、全曲彼のキーに合わせて歌っていたよ、それがどんなに彼女には歌いにくくてもね」。

下のペットはルイ・アームストロング愛用のものだそうです。

大物どうしの豪華なカップル。ジャズ史上、いまだにエラ&ルイを凌ぐ顔合わせは実現していないのではないか。聴く者を楽しませるエンタテイナーとして、共に卓越したセンスと実力のキング&クイーンだけに、息の合った歌声を堪能できる。

Louis & Ella - Dream A Little Dream Of Me (HD)

今後も、少し古いが音質より素敵な音楽を、楽しみたいと思う「名盤」を見つめ(聴き)直していきたい。

2人が本物の恋人のような雰囲気を醸し出しているのも素敵だ、

其れとサイドメンは大好きなピーターソン・トリオが光る。ヴィンテージエンクロージャーで聴くこのSV-501SEの300Bのパワーアンプで1950年台の「ELLA AND LOUIS」音に勿論手放せなくなる匂いの音が鳴った、このような匂いを聴きたかったのかもしれない。決してトランジスターアンプでは味わえない香りの音です。

彼らのデュエットをこんなにも耳に心地よいものにしているのは、2人のヴォーカルのくだけた会話のような掛け合いぶりである。19歳という年齢差にも拘わらず、2人の醸し出す親近感は、世代間の壁などたちまちのうちに消え去ったのだろうと思わせる。

実際、この組み合わせの最初のアルバムのジャケットに使われた写真、エラとルイがスタジオの中で、普段着らしい夏服姿で隣同士に座っているオフショットからは、彼らが互いに一緒に過ごすことをどれほど快く感じていたかが伝わってくる。

もっとも、エラ・フィッツジェラルドは自分のヒーローのパロディを披露することに臆するような歌手ではなく、ルイ・アームストロングのハスキーながなり声も完璧にマスターしていた。1961年の彼女の珠玉のライヴ・アルバム『Ella In Berlin』を聴いた方は誰でも、彼女がルイ・アームストロングお気に入りのナンバーだった「Mack The Knife」で即興的に彼の魂を召喚した様子が忘れられないだろう。また、エラとルイの組み合わせは、運命によって導かれた音楽的婚姻関係であり、それから60年以上が経過した今日においても、彼らのレコーディングはその魅力も輝きもまるで何ひとつ失っていない。大変申し訳無いが最近のジャズボーガルを聴く前に是非Ella & Louisを聴いて欲しい。


久しぶりに10吋のIIILZ Monitor Goldのユニットと真空管ZAIKA5300のコンビで聴く、正にジャズ・ヴォーカルの女王とトランペット&ヴォーカルの王様という豪華カップル。者を楽しませるエンタテイナーとして、共に貫くセンスと実力のキング&クイーンだけに、本物の恋人のような仲睦まじい歌声が堪能できる。ここでの2人は終始リラックスしたムードで淡々とデュエットを行なっていて、聴く者を心底なごませる。その歌声は素朴で暖かく、なにか歌の原点にふれたような気分になる。曲はすべてスタンダードなので、その点でも親しみやすい。あのエラがルイの前では愛らしい乙女のように映るから不思議だ。ルイの輝かしいコルネットトランペットも聴ける。バックはオスカー・ピーターソン・トリオにバディ・リッチを加えたカルテットで、これまた文句のつけようがない布陣。装置も最近新しい真空管も入れ替えて聴くが初心者のも勿論ジャズの楽しさを味わうことのできるアルバムであろう。

兎角この頃の女性ジャズヴォーガルは実に巧みな歌手が並んでいた、エラ&ルイを筆頭に、ビリー・ホリデイ & レスター・ヤングのアルバム、エラ・フィッツジェラルド & ジョー・パス等今も実に歌の旨い輝く新鮮な感じで楽しめる名盤を紹介していきたいと思う、ブラボー!