伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

今聴く名盤、ヴィブラフォン、ピアノ奏者のヴィクター・フェルドマン Victor Feldman(Piano & percussion)を聴く

2020年03月30日 | JAZZ・ボサノヴァ

以前に掲載したブログですが加筆して掲載させていただきます。本日朝のニュースに志村けん氏の訃報があり、今回の武漢ウイルスが原因だそうである。

筆者なども志村さんと比べ年齢は3歳も上などで、十分隔離しなければ行けない歳である、若い人の症状は分かりにくいのだから、一層老人隔離して医療器具を多く保管するのが一番死亡者が防げるように思える。



志村けんさんはドリフターズの一員で昔はドリフはジャズバンドで売り出し、その後コミックバンドに移行し楽器を取り去りお笑い旋風を巻き起こしたと伺う、志村さんは途中でドリフに参戦し活躍した、まだ若い方が犠牲になった、故人のご冥福を心よりお祈りいたします。

原因の追求は?何よりも早く終息を迎えることを祈りましょう。

筆者も此処数年は7年前の癌の摘出手術に始まり、昨年、一昨年と尿道結石などの連続の手術で手術慣れしたようですが、癌の手術の後遺症か?肩凝りが酷い、口腔癌摘出のオペでどうも首筋が痛む、慢性の肩凝りである。一応この年になり身体の具合のメンテナンス、後10年は生きられる様に改良していると考えます。

昨日合った先輩は足の膝が悪く、話している時に小さなマグネットを取り出し、此れを患部に貼ると痛みが和らいだと、小さなマグネットを頂きました。

その場でそのマグネット肩凝りの患部に当てると何と、随分気持がよい患部になんと微弱な心地良い感じがします。医者からは鍼治療は厳禁されているので、磁気治療は大丈夫です。

直径10mmにも満たないマグネットですので、早速患部に貼ると痛みが和らぐ、磁気は身体には実に会うようです。

考えて見れば人間の身体の仕組みは微弱な電気信号で動作してるとも言われていますので・・・・

  

筆者の部屋の大型プリンターを廃棄し少し広くなった部屋を片つけながら古いStereo Soundの特集号が見つかる、幾分広く使える様になった筆者のデスク、2台のMacを操作できる環境は、使い勝手がすこぶる良い。

この特集号も空いたデスクの上で読める、やはり余裕のある環境は気分爽快です。後日楽しみに読んでみよう。ハイエンドアナログはジックリ読んでみよう。

そんな事していますと、前から気になっていたBitperfectはStoreのレビューでは音に関しては高評価。

と言うよりBitperfectを悪く言う人がいません、中には「OS 10.9で使えなくなった」と言う話もあり多少不安な部分もありましたが少なくとも使えている人でBitperfectを悪く言っている人がいない念の為に購入前にもう少し下調べすることに。

かなりの量の記事がヒットします。かなりの記事を拝見しましたがと言うより絶賛記事だらけただ感じたことが皆さんDACと繋いだり高価な機材で聴いている人が多くて専門的(サンプルビットレート値やバッファ値、ビット)な設定の説明は僕には全くわかりません。

現在筆者のMacOSは10.11.6を使用して居ますが、イントルーしてみたがトラブルはありませんでした。早速設定して聴いてみますと、高音が少し伸びた感がします。全体に若干のアップグレードした感じました。意外と安価に購入出来ますので、お得感があるのかも知れません。くれぐれも設定はしてからお聴き下さい。

 筆者はJAZZは長年聞いているが、録音の良い当にオーディオチェック用のLPは沢山あるが、演奏も良く、オーデイオチェック出来るものは少ない用に思える。

今回はヨーロッパ出身のヴィクター・フェルドマン (ピアノ、パーカッション) Victor Feldman (Piano & percussion)でチェックしてみました。特に筆者は昔からヴァイブの音は好きで、色々聴いている、手軽な装置でも爽やかな音色が心地よくリラックス気分になる。

装置的に聴けば判るがヴァイブラフォンの音は一般的な装置で聴いてもそれなりに爽やかに響く爽快さは試聴できるが、装置をある程度進化させると一音一音の音の粒ダチが優れピンと透き通る音が聴けるこの違いは意外と大きい。

 ヴィクター・フェルドマンは知らない方がいるかも知れないので軽く紹介します。

ヴィクター・フェルドマン1934年4月7日イギリス、ロンドン生まれ。

1987年5月12日カリフォルニア州ウッドランドヒルズの自宅にて心臓発作を起こし死去。53歳の若さで亡くなった天才かも知れない。7歳でドラムを立派に叩きレコーディングに加わったという神童だったそうです。

41年に兄弟でトリオを結成し、44年にはグレン・ミラーのAAAFバンドにジーン・クルーパをもじって「キッド・クルーパ(Kid Krupa :子供クルーパ)」という名前でゲストとして加わった。9歳でピアノに取り組み、後にロンドン大学に学んだ。14歳の時にドラムの師である

カルロ・クラマーに勧められヴァイブラフォンを手がけた。ヴァイブをプレイした初の仕事はラルフ・シャロン6重奏団であったという。

54年~55年にかけてはロニー・スコットのオーケストラや5重奏団で活躍した。1955年イギリスからアメリカに渡り、57年ウディ・ハーマンのバンドに加わり、イギリス人ジャズマン、イギリスNo.1ヴァイブ奏者として知られるようになった。

その後ロス・アンゼルスに腰を落ち着けライトハウス・オールスターズの一員として活躍するほかマーティ・ペイチについてアレンジも勉強するようになった。1958年スコット・ラファロ(B)、スタン・レヴィ(Dr)を従えて自身のアルバムを吹き込んだ。その後はベニー・グッドマン、ジョージ・シアリング、キャノンボール・アダレイ、マイルス・ディヴィスなどとも共演した。

VICTOR FELDMAN The Arrival Of Victor Feldman

58年発表の本作はジャズ・ミュージシャンとしての才能、素質、瑞々しさをいかんなく発揮、初期の彼の代表作となった。その名前を知らなくても、洋楽好きなら彼のプレイはどこかで耳にしているはずだ。

ジェームズ・テイラー『ゴリラ』、トム・ウェイツ『ハートアタック・アンド・ヴァイン』、ハーパース・ビザール『フィーリン・グルーヴィー』、フランク・ザッパ『ランピー・グレイヴィー』、モンキーズ『インスタント・リプレイ』、スティーリー・ダン『プレッツェル・ロジック』、マーヴィン・ゲイ『トラブル・マン』、ヘンリー・マンシーニ『シャレード』といった作品に参加し、あるときは鍵盤楽器で、あるときは打楽器でメロディ楽器を引き立てた。

当アルバムは、若き日のフェルドマンが主役となって、ジャズ・ミュージシャンとしての才能、素質、瑞々しさをいかんなく発揮した一枚である。・・・


この記事は3年前の記事で装置も今と比べ幾分落ちるが、今聴いてもヴァイブも新鮮で瑞々しい、此の様な音は真空管の良さと思う、自然でなめらかに伸びる透明度の高い音さすが球の音を改めて感動する。

約60年前の演奏ですが、最近CD盤でデビューです、録音も良く音質のキレの良さが伝わって、よくスイングのとても良い演奏です。

『THE ARRIVAL OF VICTOR FELDMAN』

 01. SERPENT'S TOOTH
 02. WALTZ
 03. CHASING SHADOWS
 04. FLAMINGO
 05. S' POSIN
 06. BEBOP
 07. THERE IS NO GREATER LOVE
 08. TOO BLUE
 09. MINOR LAMENT
 10. SATIN DOLL

  Victor Feldman(vib.p)  

  Scott LaFaro(b) 

   Stan Levey(ds)

 recorded 1/21,22/1958

才人ビクター・フェルドマンの代表作。やはり凄いのはスコット・ラファロの唸るベースだ。天才という名がまさにふさわしい、ビクター・フェルドマン。
ピアノ・ヴァイヴそして編曲をこなし、貴重なセッション・マンとして数々の吹き込みに参加した。リーダーアルバムはコンテンポラリー、リバーサイドのものが有名。
Jazzち言えばアメリカ製品のALTEC、ジムラン製品のラッパでJazzを堪能するのが一番だが、此の様なメンバーの演奏はヨーロッパ育ちの装置でも十分堪能できる、むしろしっとりした音質はアメリカ製では味わえない欧州の味がある。



このアルバムの焦点はベースのスコット・ラファロだ。スコット・ラファロはビル・エヴァンスとのトリオのイメージが強烈だが、ここで聴かれるように実は音の太い剛腕ベーシストなのである。
彼がバックで共演者を乗せてしまう。フェルドマンがラファロのベースで弾いているのが良くわかる。

Victor Feldman Trio - Serpent's Tooth

ヴィクター・フェルドマンは、1934 4 7日ロンドン生まれ、 7歳でジャズ・ドラムスを習得、その才能によってキッド・クルーパと呼ばれ、8歳で初録音、9歳からピアノ、さらに13歳からヴァイブにも手を伸ばし、1948年(14歳)以降エクスワイヤーやテンポといったイギリスのジャズ・レーベルにリーダー作のレコーディングを開始しているほどですから、もう天才ですね。

 この様なJAZZも日曜の昼下がりに淹れたての珈琲のみながら聴くのは、ブラボー!


独TELEFUNKEN盤のゴルトベルク変奏曲BWV.988/グスタフ・レオンハルトを4K SHD単線のRCAケーブルで視聴するの巻き

2020年03月29日 | クラシック音楽・オーディオ


昨日は東京も千葉も多くのウイルス患者を出している、特に筆者も含め老人は外出を控えることが一番のようです。

其の様な時に以前から気になっていたRCAケーブルを購入したが昨日到着した、以前筆者がCT7、CT8単線のRCAケーブル製作中の時に入った情報で、4K SHD単線のRCAケーブルが良いとは聞いたがCT8のRCAケーブルも情報量が多く製作はしなかった、と同時に遠視のため細かな作業が苦手のため放置した。


色々な音楽を聴き確かにCT8単線は情報量が多いと思ったが肝心な事は音楽性との関わりである、また以前購入の1910年製の絹巻のWEの単線RCAケーブルで聴くようになっているナローレンジだが一番安心して聴くことができる、この度取敢えず4K SHD単線のRCAケーブル1mを購入した。

この説明によるとエージングは最低50時間程は必要と唱ってある。此れは意外と時間以上エージングしないと真価は発揮しないケーブルが多い。

以前から良い音がすると言われた映像用のケーブルが、どの様な鳴り方をするのか大変楽しみでもある。此れで良い音質が得られればスピーカーケーブルも交換してみたくなるが?

到着し2日目になり4K SHD単線の試聴テストを行なってみました。少し早いきもするが・・・・・


現行ではアンプにSV-501SEを使用するが、此処で今回使用真空管300Bの種類も安価な品だが4種類の在庫がある先ずは購入時に付いていた A.ELECTRO HARMONIX300 B,次にB.PSVANE 300B Hifi(白袴)黒色化粧箱入 C.PSVANE 300B Hifi(黒袴)白色化粧箱 D.SVANE300B  (70mA, Cossor 銀色脚座)を所有するが微妙に音が違う。

現在筆者はDの300Bを常用しているが、A、の300Bは高音不足が気になり、他のメーカーを探す事になった球、でも今回聴くとこのRCAケーブルでは意外と良かったが・・・今回の4K SHD単線のRCAケーブルではB、の300Bが一番高域がキンキンする感じで煩く感じる、特に高域が悪い、次の球に変えた。

一番落ち着いた音色はD、のCossorの管が良かったが、Jazz系統の音はC、の新しい300Bが相性は良く、真空管の交換でも音質は違い此のあり、球の選びにもオーディオの醍醐味を感じる。



後は今まで揃えたRCAケーブルも多く揃ったがアンプを変えれば必要になるのかも知れない。皆さんはBELDENが良いと言われるが我が家の機器とは相性が悪いようです、WEの使用のケーブルは1910年製造のコイルのケーブル使用、RCAケーブルの単線が意外と定番化している。

オーディオを再開してからあれこれ迷い、次々購入したケーブル類もかなりの在庫になってしまった。



それと知らぬ間にスピーカーケーブルの予備も衣装箱一杯になってしまった。中には銀メッキのケーブル等もあるが、当初は撚り線が多いが、最近の傾向は単線との相性が良い。

余談だが一番安価なインターホーンに使う地下埋設ケーブルが意外と良い音がする。ホームセンターに行けば販売しているので手軽で安価な此のケーブルはお勧めします。地下埋設用なので堅牢でもある。



今回はLS3/5aの据え付ける位置も現在メインのスピーカーを補修中なので一番良い位置に移動して聴く、スピーカーが丁度耳の位置の高さと同じにして聴く、この位置がベストで鳴りっぷりが大変宜しい。

スピーカーの設置位置、場所も音に響きに大いに影響はあり壁際に置く設置も色々試すと音が変化して面白い。


当時輸入盤の規制があり、最初レコード店で直輸入の独TELEFUNKEN盤を購入した時の嬉しさは言い合わせない感動であった。

当時OrtofonのGEで聴く此のレコードの感覚は今でも忘れない思い出が蘇る。今思えば約50年程前のことになる、笑うのは当時感銘した曲を今聴いても新鮮に聴こえる、やはりバッハの深い音楽の造詣が所以である。


視聴は筆者の一番好きなバッハ(Johann Sebastian Bach):ゴルトベルク変奏曲(Goldberg-Variationen)BWV.988/グスタフ・レオンハルト(Gustav Leonhardt)(cemb)/独TELEFUNKEN此のチェンバロの音は昔から聴くの視聴には大変都合が良い。


4K SHD単線のRCAケーブルは驚くほどの情報量が多いことに驚いた、CT8単線より勝っている、でも反面情報量が多くぎて、あまりにもシャープ過ぎて自分の耳が拒否する感じもしなくない。


上記の写真で使用中の、最近仕入れた「ウェルフロートシステム」を組み込んだ画期的なフローティングボードWFB-A4ボードは可也効果的であった一度使うと手放せない。

でも、ノルウェーを代表するピアノ・トリオヘルゲ・リエン・トリオ (Helge Lien Trio)の”Hello Troll”など聴けばこんな音が入っている?と当に新しいJazzと出会える。



但し弦楽器等の今年41歳になって、ヒラ リーは1997年にCDデビュー(ソニー)、そのデビュー盤がバッハの無伴奏作品(ソナタ第3番、パルティータ第1番&第2番)でした。

このデッ カからリリースされる『ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ』をもって、実に20年の時を経て『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』全曲が 完成することになります。

デビューからの約20年間で彼女の音楽性は深化の一途を辿りました。


ヴァイオリンは真空管をDに変えたくなります、透明度のあるヴァイオリンの音色を聴くことも出来ました。確かに最新の録音の音質は良く普通の装置でも十分堪能できそうである。

一般的に音楽を楽しむなら此の程度で十分聴ける音かも知れない?それと大切なことは音楽を聴くポジションを決めそれに合わせた方向性定め、各ケーブルの汚れを落としを定期的に行い、接点回復剤でクリーニングし、各々機器のインシュレーターを施す事は寛容である。

でも一々曲のたびに真空管を変えたりケーブルを変えたり、と考えるとWEのRCAケーブルに戻るのかも知れないが暫くこのケーブルで聴いてみます、今までの体験によると約1ヶ月程視聴しないと結論は出ないと思う。

此れで良ければ、スピーカーケーブルは自作してみようかな、ブラボー?

Wanda LandowskaのCD全集の中よりThe Art Of Wanda Landowska [Disc 22]のJ.S.バッハを聴く。

2020年03月27日 | クラシック音楽・オーディオ

巷では支那ウイルスの拡散の兆しでパニック状態である、食料等の買い出しで付近の食品スーパー等大変混雑している、

昨日仕事で船橋駅付近に行ったが、余り普段と変わりなく緊張感も少なく、幼稚園帰りのママさん達は公園の桜の前で写真を撮っていた、がマスク姿の人は多いように見受けられた。


アメリカではあっという間に支那ウイルスが蔓延し、人類を脅かす感染症のパンデミックが「加速している」。一刻も早く終息することを祈りましょう。

一方や関東も何時拡散状態になってもおかしくない状態で、十分注意しなければならない。此の様な時は自宅でリラックスするのが一番のようです。


最近20歳を迎え元気で過ごす我が家の愛犬(麻呂)本日犬猫病院にて定期検診です。人間に換算すれば、間違いなく100歳以上です、ドクターも長生きですと驚いていました。現状維持で問題は無いそうです。医師曰く、至って健康だそうです。

病院から帰り珈琲豆も最近補充したエメラルドマウンテンの淹れたてを頂き音楽を聴く。春めいて来たが淹れたての暖かな珈琲が一番のようです。


Wanda Landowskaの演奏は好きで昔からよく聴くが、音質は決して良くない、モノーラルのレコード盤ではスクラッチノイズも多く、音は断然CDが聴くには良い。等に最新のCD盤の音質は良い、最新技術の影響もあるのだろう。

隨分前に購入の24枚のCDだが、とりわけ良く聴くのは[Disc 22]が多いこの全集の中でも一番好きな1枚のCDで名盤に思える。この中にモーツアルトのピアノ演奏もおおいので、今後暇をみて聴きたい。


現在筆者の居間には最近購入のHos LS3/5aにSV-501SEのアンプに繋げ聴くが先ず先ずの音だ、しかしボリュームを上げて聴くと素晴らしい音質を聴くことはできるが現在のアンプがベストかは疑問である。

現在筆者の持つ在庫アンプ4種と比べると此の300Bのアンプは一番良いと思う、でもある程度安価でもっと良く鳴るアンプがあれば導入も考えてみたい、確かに現在メインで聴くエンクロージャーはTANNOYの10吋の IIILZ をGOODMANS AXIOM80の箱に移植し聴くがこのシステムは300Bのアンプで十分良く聴こえる。

でもこのアンプも導入するなら真空管が良い音が聴けるようです。手持ちの石のアンプもそんなに程度の悪いとは思わないが、真空管を聴くと違いが解る気がする。

Wanda Landowska(ワンダ・ランドフスカ 1879-1959) は、ポーランド出身のチェンバロ奏者、ピアニスト。チェンバロ音楽を現代に蘇らせた最大の功労者である、ワルシャワ音楽院で学んだ後、ベルリンに留学し作曲を学ぶ。1900年にパリに移り、結婚後はピアニストとして演奏活動を続けた。



その頃チェンバロに関心を持っていた彼女は、1903年にパリでチェンバロによる最初のリサイタルを開き、チェンバリストとしてデビューした。ピアノ製造会社のプレイエル社に自分の理想とするチェンバロの構想を持ち込み、完成された近代的なメカニズムによる大型チェンバロは大反響を呼んだ。

1925年にパリ近郊に古楽学校を開校し、多くの演奏家を育てた。1941年には第二次大戦の難を逃れてアメリカに渡り、移住後も演奏・録音活動を行った。

The Art Of Wanda Landowska [Disc 22]

バッハ イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807
1 I. Prelude 2 II. Allemande 3 III. Courante 4 IV. Sarabande 5 V. Bourree I & II
 6 VI. Gigue
Recorded on 23 & 25 September 1936
HMV 3240
トッカータ ニ長調 BWV912
7 I. Vivace Allegro 8 II. Adagio 9 III. Fuga - Andante 10 Con discrezione 
11 Fuga - Allegro
Recorded on 28 September 1936
Gramophone DB5047/5048
パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
12 I. Praeludium 13 II. Allemande 14 III. Corrente 15 IV. Sarabande 
16 V. Menuet I & II 17 VI. Giga
Recorded on 9 July & 17 October 1935
Gramophone DB4995/4996
フランス組曲第6番 ホ長調 BWV 817
18 I. Allemande 19 II. Courante 20 III. Sarabande 21 IV. Gavotte 22 V. Polonaise 23 VI. Menuet 24 VII. Bourree 25 VIII. Gigue
Recorded on 24 September 1936
Gramophone DB5005
6つの小前奏曲
26 In C (BWV 933) 27 In C minor (BWV 934) 28 In D minor (BWV 935) 29 In D (BWV 936) 30 In E (BWV 937) 31 In E minor (BWV 938)
Recorded on 11 & 16 July 1935

中でもフランス組曲 第6番 ホ長調 BWV.817(French Suite No.6 in E Major, BWV.817)いわゆるフランス組曲は1723年頃。バッハのケーテン時代の代表作。

バロック期の舞踏組曲の原型であるアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグという曲の配列は6曲のフランス組曲に共通である。(アルマンドはドイツの舞曲、クーラントはフランスの舞曲、サラバンドはスペインの舞曲、ジーグはイギリスの舞曲である。)「フランス組曲」というタイトルはバッハ自身によるものではなく、後に研究者のフォルケルが“フランス趣味で書かれている”と言ったことからこの名がついた。

『フランス組曲』の中で最も多い8曲からなっている。「ガヴォット」、「ポロネーズ」、「ブーレ」、「メヌエット」がはいっている。「ポロネーズ」はポーランドの舞曲である。

最近筆者のメインのTANNOYⅢLZは修理に依頼して、現在はHos LS3/5aの吸音材を交換したスピーカーをメインに聴いている。


此のスピーカーを聴き続けて思うは、Jazzからクラシックまで意外と良い音で聴ける、以前から懸案の4K SHD単線のRCAケーブルを試聴してみたく、購入してみた。自作したいが14本のコードの始末が大変そうで市販品を購入、ある程度のエージングは必要と思うので、後日掲載予定する。

しかし意外と難問はTANNOYも同様だが、鍵盤楽器を良く聴けるようにチューニングすると、弦楽器の鳴り方に疑問を持ちケーブル等の調整は凄く微妙である、真空管の特徴は真空管のメーカーを交換すると微妙に音が変化し、気にいった火屋が見つかればご機嫌に音楽が鑑賞できることが特徴であるようだ。

4K SHD単線のRCAケーブルの説明によるとエージングは最低50時間程は必要と唱ってある。以前から良い音がすると言われた映像用のケーブルが、どの様な鳴り方をするのか大変楽しみでもある。此れで良い音質が得られればスピーカーケーブルも交換してみたくなる。


久しぶりに以前購入のWanda LandowskaのThe Art Of Wanda Landowska [Disc 22]の
アルバムを聴く、音質はあまり良くないが後はクラヴィーア初心者のための6つの小前奏曲 BWV.933-938が小品ですが心地よい。

6 Little Preludes for Clavier Beginners, BWV.933-938この曲はしばしばピアノ学習の教材として使われることが多い曲ばかりを収録しています。ゴールドベルク変奏曲や数々の組曲に比べると観賞用としては軽視される傾向にありますが、しかしグールドの手にかかれば、素晴らしい魔法のような輝きをもって響き始めます。

内容も曲数もひじょうに豊かな学習教材を制作している。それらは当初から明確かつ綿密な計画を持って進められていたが、その際にはいくつかの候補の中からそれぞれの主旨に合わせて選択したり、移調や改訂を加えたりすることがあった。

一方では、曲集に取り込まれずに残された作品や異なる調の原曲とおぼしきもの、簡略な初期稿なども多数存在する。9つ、6つ、および5つの小前奏曲は、おそらくそうした小品を後生がまとめたもので、やはり学習教材として弟子から弟子へと伝承された。19世紀半ばのペータース社の鍵盤作品集(チェルニー/グリーペンケルル編)によって、曲集のまとめ方が定着、普及したとみられる。


この曲集は《クラヴィーア初心者のための6つの小前奏曲》というタイトルをもち、バッハの周辺で6曲にまとめられたと見られる。現在もっとも重要な資料は、バッハの最後の弟子ヨハン・クリスティアン・キッテル(1732-1809)が筆写したもので、おそくとも1780年代までに書き写された。キッテルは後年、多くの弟子を持ち、中部ドイツでバッハの伝統と伝承を確立した人物である。

Wanda Landowskaの演奏をお聴き下さい。

第1番 ハ長調 BWV 933
前半と後半、更にその中が前楽節と後楽節に分かれている。音程幅の広い跳躍と歯切れよいリズムによる前楽節が、音階と淡々とした伴奏による流れるような後楽節に対比され、きわめて整然とした構成になっている。曲集の幕開きにふさわしい、堂々とした作品である。

第2番 ハ短調 BWV 934
4分音符が三拍子を刻み続けるメヌエット風の小品。前半は明確に2小節1単位だが、後半は1小節ごと細かに変容しながら進む。前半では8分音符の歩みを左手のパートが引き取って終止するが、後半はすぐに主旋律が右手に戻り、左手にはこの曲で初めて4分休符が現れる。淡々とした中のわずかな変化によってニュアンスが演出されている。

第3番 ニ短調 BWV 935
両手が模倣し合うことに加え、前半と後半では主題の音型が反行関係にある。さらに、前半後半それぞれの最終小節の音型が統一されている。こうした書法は、バッハの鍵盤用舞曲にしばしば見られる。

第4番 ニ長調 BWV 936
3声で開始する。いっけん声部書法は維持されていないようだが、実は第9-16小節および第40-44小節は、右手のパートだけであたかも2声部が対話しているかのようにきこえる。対する左手は通奏低音のバスを模したもので、そのため全体はトリオ・ソナタ風ということができる。
第5番 ホ長調 BWV 937
前半と後半で左右の手が動機を交換している。その対照性は、楽譜を図形として眺め比べてみればよく判る。しかし、後半ではタイによるシンコペーションを織り交ぜ、リズムに変化を付けている。

第6番 ホ短調 BWV 938
冒頭は前半後半とも両手で動機を交換し合う形で開始するが、その後の展開はいくぶん異なっている。簡明なテクスチュアと単純なリズムのみで構成される前半に対し、後半はタイや音域の移動によって豊かな表情を見せる。しかしいずれにせよ、2小節1単位を維持し、模続進行や保続音が多用されるため、曲の進行はごく僅かずつの変化を積み重ねて新たな境地に到達するような印象を与える。


バッハが2番目の妻、ソプラノ歌手のアンナ・マグダレーナのクラヴィーア(この時代の鍵盤楽器の総称)の練習のために作曲された曲集です。

バッハを中心として、その子供や他の作曲家の作品も収録されている「バッハ編纂の曲集」のような感じで、よく弾かれているメヌエットBWV.Anh.114は現在でペツォルト(Christian Petzold)の作曲であると言われいます。

簡単に弾けるものから、インヴェンションと同程度のものまであり、バッハのような多声音楽の入門として最適です。曲想も親しみやすい作品が多く、子供も大人も楽しめます。
バッハはこのタイプの小作品の貯えをより大きな作品を作曲するために利用したそうだ。


現在Hos LS3/5aで聴き続けるが現在使用するアンプがあればLS3/5a十分音楽は楽しめるようである。特に鍵盤楽器の再生にはとても優れた音を醸し出してくれ、チェンバロ演奏ピアノ演奏は楽しめます。

只後少しのパワーがあれば尚良い音が聴けるようにと思うはハイレベルの気持ちであろうか?もちろん後は本もものWE300BとかTA-300Bに交換すればとも思うが夢物語であろう・・・・

当分此のシステムで聴き続けて見よう、ブラボー!

ジャシンタJacintha/Here's to Benで、とびっきりのTraditional Jazzを楽しむの巻。

2020年03月23日 | JAZZ・ボサノヴァ


実は以前も彼女の歌を紹介したが・・・ジャシンタ・アビシェガナデンJacintha Abisheganaden(1957年10月3日生まれ)はJacinthaとして専門的に知られており、インド人でクラシックのギタリストの父と中国人の母を持つ、女性ヴォーカリストシンガポールの歌手、女優、現役の開業医です。

Jacintha Abisheganadenは、1976年に地元のテレビタレントコンテストTalentimeでジャズを歌って優勝したときに初めて有名になりました。


彼女は、ドラマフェスティバルの総合病院で看護師アンガムトゥとしての役割で最優秀女性パフォーマー賞を獲得した1981年に、この連勝を続けました。優れた歌唱スタイルで、ジャシンタは音楽の魅力を歌い続けました。

1998年、ジャシンタは3番目の夫、俳優、ジャーナリストのコブーンピンと結婚し、最初の子供を妊娠しました。同年、彼女は彼女の最初のジャズアルバム、Here's to Ben:A Vocal Tribute to Ben Websterをリリースしました。


34ウェブサイトJazz Reviewのインタビューで、ジャシンタはいつもジャズを歌いたいと思っていたことを明らかにしました。

ジャシンタは、伝説のテナーサックス奏者、ベンウェブスターに敬意を表してアメリカでデビューしました、歌はこの前提を反映するように特別に選択されましたそうです。


つまり、ほとんどが素晴らしい声の基準またはバラードであり、ウェブスターによって何度も録音されているため、彼の特定のスタイルと名前に関連付けられています。

スターダスト、 ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーンズ・ゴーイング・オン、ジョージア、 アワー・ラブ・イズ・ヒア・ステイ・オブ・レインボー、 オーバー・ザ・レインボーなどのこれらの曲はウェブスターの名曲でもある。


そして一躍有名になったのが「Here's to Ben」
  メンバー
   Bass – Darek Oles
   Drums – Larance Marable
   Piano – Kei Akagi
   Tenor Saxophone – Teddy Edwards
   Vocals – Jacintha



ソングリスト
  A1.Georgia On My Mind
  A2.Our Love Is Here To Stay
  A3.Tenderly
  B1.Somewhere Over The Rainbow
  B2.How Long Has This Been Going On?
  C1.Stardust
  C2.In The Wee Small Hours Of The Morning
  C3.Pennies From Heaven
  D1.Danny Boy
  D2.The Look Of Love

確かに、ジャシンタはウェブスターが演奏した曲を歌い、よくスイングしています。また、ウェブスターのサックスをすぐに認識できるようにする彼女の声には魅力的であります。


彼女とプロデューサーは、これらの曲をウェブスターではなく彼女の歌として、より良いスイングができたでしょう。彼女は、歌いながら優れたピッチ、良い口調で、歌詞の繊細な解釈により、彼女はこれらの曲を自分のものにしてます。

ハイライトの1つは、「ダニーボーイ」のアカペラトリートメントです。
セッション全体を通して、ジャシンサはベテランのテディ・エドワーズのブルースに浸したサックスからしっかりとサポートされています(ジャシンタよりもウェブスターにずっと近いです)。

彼とジャシンタは、「これはいつまで続いているのか」のように、うまくいっています。由緒あるドラマーのLarance Marableとベース奏者のDarek Olesが組み合わさって、進行のための堅実で繊細な音です。


Olesのベースは「Over the Rainbow」で特に際立っています。元マイルス・デイビスのピアニスト、赤木agiは有能な伴奏者です。


音は当時の機器では最高とされた、オリジナルアルバムは、ロサンゼルスの有名なオーシャンウェイレコーディングスタジオで、オールアナログで直接2トラックで録音されました。

記録は、30ipsで動作する1/4インチの高解像度テープBASF-900を備えたATR-100テープマシンで行われました。ジャシンタの音声用にセットアップされたNeumann M-49チューブマイクを含むビンテージマイクのみが使用されました。



(ミュージシャン用)他のマイクには、Neumann M-50およびU-47が含まれます。このセッションの録音とマスタリングのケーブルは、Audioquestから提供されました。
オリジナルのアナログマスターから、バーニーグルンドマンが高度に修正およびカスタマイズされたチューブ駆動のスカリーカッティング旋盤で直接マスターしました。

現在アンプは300Bシングルを駆使しているが、3/5aは若干能率が悪く、あと少し力のあるアンプは欲しい、EL34のダブルプッシュ使用で使えば十分パワーは引き出せる、アンプは検討項目かも知れない。もっといい音で聴きたいと思ってしまう!


今の一番はコロナ(武漢)ウイルスのため、不要な外出は避け自宅でのんびり過ごすのが一番のようです、気楽に好きな音楽に身を任せています、(笑)

自宅でくつろいで聴くには、今更ながらRCAケーブルは?アンプは?スピーカーは?なんて事は忘れ気楽に音楽を楽しみましょう。



一般的な装置なら必ず楽しめます。Traditional Jazz、其の内容ですので聴けば解るが、明快な音が聴くことができる。オーディオチェック用に使う方も多くいるようですが、そんな事気にせずリラックスムード一杯に、ジャシンタの囁くような歌声に酔いしれては如何?

ボリュームもそんなに上げず、リラックスして癒やされるジャシンタの歌は実に心地よい、3/5aの小さなスピーカーから流れる音はBBCのモニタースピーカーであるが、低音から高音まで余すところ無い音が響く小さな巨人である。



2LP180g重量盤45回転RTIプレスというこの上ない仕様でリリース!も良い
メンバー:Jacintha, vocals
     Teddy Edwards, tenor saxophone
     Kei Akagi, piano
     Darek Oles, bass
     Larance Marable, drums
     Anthony Wilson, guitar
Autumn Leaves: The Songs of Johnny Merce(2LP/180g/45rpm)
  Disc 1
   A1.And The Angels Sing
   A2.Skylark
   A3.Once For My Baby
   B1.Midnight Sun
   B2.Autumn Leaves
   B3.Days Of Wine & Roses
  Disc 2
   C1.I Remember You
   C2.Trav'lin Light
   C3.Something's Gotta Give
   D1.Moon River
   D2.Here's To Life (Soundtrack Mix)
   D3.Here's To Life (Opening Title)

シンガポールをベースに活躍するジャズシンガー、ジャシンタの1999年リリース作がAnalogue Ploductions作品でも仕事をする名エンジニアBernie Grundmanによるオリジナル・ステレオ・マスターからのニューカット。

そして本リマスターのデジタル・バージョンのリリースはスケジュールされていないとのことで現状は本アナログ盤のみとなっております!ジャシンタ・ファン、高音質ファンの方はお見逃しなく。

勿論皆さんよくご存知の曲ばかり、気軽にTraditional Jazzを堪能しましょう、ブラボー!


最近導入のLS3/5a エージングも馴染み心地よく聴ける、アンドリュー・パロット指揮のレクイエムを聴く。

2020年03月20日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


KEF Q300とLS3/5aの音の違いは意外に違うことが明らかになった、やはりKEF Q300には新しいテクノロジーが導入されていて、今風の仕上がりになっている。此の同軸のユニットに秘密があり、指向性が強く簡単に音楽演奏のステレオ感が簡単に体験出来る事がモニター的発想なことかも知れない。

バスレス方式のため音量はアンプに馬力が無くとも先ず先ずの音が聴ける。余りアンプを選ばなく素直なアンプならそれなりに音楽は楽しめるスピーカーで手軽に聴けるところは全体には良いと思う、アンプでの音質の差はLS3/5aより小さく感じた、音質はLS3/5aが若干渋め言い方を変えれば暗めだが音質は安定している為此れが何故か手放せない魅力でもある。

ただしLS3/5aは相性の良いアンプでドライブすれば、音楽のジャンルすべて安定した音楽がきける流石モニタースピーカーなのである。意外と癖のない業務用アンプとの相性は侮れない。
確かに業務用の大出力アンプ等にて接続すればいわゆるアキュレットなサウンドが体験できるが、筆者には如何にも緻密すぎ長時間の試聴は疲れる、いわゆる耳が痛くなる」と言う表現であろうか?確かに業務用アンプに繋ぎ聴き始めは余りの忠実な音のトレースに感動したが其の儘聴き続けると疲れてきたのである。


接続ケーブル類については今までLanケーブルCAT8A(単線)で自作したケーブルを聴くがワイドレンジになり最新の技術に驚き、此のケーブル接続が音はよく感じたが再度WEの音質を聴き比べて見ることにした。

TANNOY、LS3/5aでの試聴は断然WEケーブル接続が良いプレゼンスが得られた、少し年代物のオーディオ機器にはWEケーブルが特に相性はよく感じます。現在RCAケーブルは上記写真の1910年台のWE特殊トランス取り出した水準の高い銅線の布巻きを施したケーブルを使っていますが、特徴としてヴォーカルがより聴きやすくなった感じはします。RCAケーブルは自作も含め相当数を所有しますが、今のシステムには相性は大変良い。
色々調べてみるとベルデンのケーブルが優れていると言う回答が多い有ですが、ベルデンのRCAケーブルは筆者の機材には相性が優れない様である。


WEのスピーカーケーブルについては撚り線(緑)より単線が断然良く、決してワイドレンジでは無いのでしょうが、音楽を上手く鳴らす壺は心得ているようです。まるで経験のある職人がうまい具合に握る江戸前寿司を頂く気分である。後日WesternElectric銅単線(芯線0.65mm)ツイスト・ヴィンテージケーブル(デッドストック品)を購入し交換して聴くが18GWE銅単線ケーブルと比べ芯線0.65mm音質はツイスト・ヴィンテージケーブルがスッキリした音質になったと思う。このあたりはスピーカーケーブルの謎である。

因みに、ついでにベルデンのウミヘビにも交換し試聴するが、断然WEの単線との相性がよい、現在電源ケーブルも以前購入のWEケーブルのものに交換している。


以前付録でついた真空管アンプで繋いで聴けば解ると思い朗音! 真空管アンプの愉悦の付録で「LXV-OT7」を購入し聴いているが、此れが最新の石のアンプより具合が良く感じる、音質は意外と素直で聴きやすい音質のようです。

但しECC802S(高信頼管)若しくはECC82の品質の良いものを使えば、それなりのプレゼンスは得られるがMT管1本の価格は付録のアンプより高額で本末転倒である。


KEF Q300で聴くにはLXV-OT7で十分聴けるが、やはりデジアンプのためか限界がある、手配線の真空管と比べ音質を比べるのは酷がある。以前KEF Q300で聴く限りその差は少なく感じる、此の程度は当たり前に思っていたがLS3/5aに替えると其の差が歴然と現る、迫力感が全く違い次元の違う音とは、実に不思議なことのようであった。

例えば今までピアノの一音が鳴る、ピーンと聴こえる裏側に隠された如何にもグランドピアノらしい低域の音が重なりピアノの音を醸し出す、いわゆるブレンドされた音が聴けるのが真空管アンプの凄さ、石のアンプには味わえない芳醇な音の世界かとも思う。

特に弦楽器の鳴り方は其の味わいが実に良く解る、其の集まりが聴ける装置が良い装置なんであろうと朧気ながら、音を文字にすると、そのような感じがした。



接続ケーブルについて筆者は隨分甚だしい間違いをおかしていたようです。やはりWEは外せない!WE l18GA単線シングル ビンテージケーブル単線シングルスズメッキをスピーカーケーブルに使用して、同RCAケーブルはWE 236A INPは大型特殊トランスに絹が巻かれた黒エナメルが特徴です。

他のケーブルも良いが此れが一番相性が良く素晴らしいプレゼンスが得られるようである。RCAケーブル使用他にもWE のRCAケーブルは所有するが此のケーブルが良い塩梅で奏でる音質は大変良い。

RCAケーブル、スピカーケーブルは以前聴いていたWEに戻した、実にまとまりの良い音が聴ける、例えば好きなレオンハルトのゴールドベルグ変奏曲など聴けば明らかになるが、解像度が違いチェンバロのあくまでも澄んだ透明感のある落ち着いた音に出会える。



それと一番違いが解るのは、パイプオルガンに音色であろう、あの雄大なパイプオルガンの自然に聴こえる雄大な音色に至っては申すまでもないであろう。

勿論この前紹介したJ.S.バッハ:葬送音楽BWV.244aの曲をアンドリュー・パロット(指揮)タヴァナー・コンソート&プレーヤーズで聴くとまあ、何と自然なコーラスであろうか?


音量は少し上げて聴くと如何にもケーテン候に捧げた音楽に聴こえる。すっかり気を良くして今日はモーツァルト:レクイエムを聴いてみる。古楽器でのピリオド演奏で今に蘇る録音技術の良さは実に心の癒しとなります。

1791年、その死によって完成と未完に運命を分かたれた、モーツァルト最期の年の2曲という意味深いカップリング。映画「アマデウス」がひとつの想定を示すように、未完に終わった『レクイエム』の成立事情にはミステリーを生む余地がありますが、モーツァルトの最高傑作、そして古今のレクイエム中の絶品であることは疑問の余地はありません。



モーツァルトが完成した最期の作品となった『カンタータ』は、加盟していた結社フリーメーソンのために書かれ、死のわずか20日たらず前にもかかわらず、自身で初演の指揮までしています。

透徹した美しさをもった佳品で、このCDが、ピリオド楽器演奏による初収録でした。


アンドリュー・パロット(Andrew Parrott, 11947年生まれ )は、英国の指揮者。

古楽器アンサンブルのタヴァナー・コンソートおよびタヴァナー・プレイヤーズの創設者で音楽監督。1947年生まれの指揮者。1973年、ヘンリー8世時代の英国の作曲家、ジョン・タヴァナーの名を冠したタヴァナー合唱団を創設。タヴァナー・コンソート、タヴァナー・プレイヤーズとともに、ルネサンス・バロック時代の音楽を取り上げ、古楽演奏のスペシャリストとして高い評価を得ている。

オランダ、イギリスといった古楽先進国の団体に決して引けを取らない、ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァルの驚くべき高水準の演奏を、初めて日本に紹介したのもこのアルバムです。イギリス古楽の重鎮パロットの、清新で緻密な指揮も聴きものです。



 モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626 (ジェスマイヤー版)
  ジェーン・ブライデン(S)
  メリー・ウェストブルック=ギーア(Ms)
  ウィリアム・ハイト(T)
  ウィリアム・ベイスティアン(T)
  ウィリアム・シャープ(Br)
  ステファン・リチャードソン(Bs-Br) 
  ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル管弦楽団&合唱団 
  アンドリュー・パロット(指揮)
 録音:1990年6月26,27日
 ボストン,トレモント・テンプル・バプティスト教会[デジタル・ライヴ]

レクイエムは、鎮魂歌とも言われますが、魂を鎮めるためではなく、亡くなった人の罪を軽減し、安らかに眠れるようにと神に祈るための楽曲になっています。
レクイエムは安息をという意味があり、ミサの典礼文の冒頭の部分でもあります。この典礼文には曲がついていて、入祭唱から始まります。ミサは入祭文、昇階誦、詠誦、続誦・怒りの日、奉献文、聖体拝領の順で進行します。実に心新たかな思いになります。

日本では春の方の日は二十四気の一つ。昼と夜の長さの等しい日が一年に春・秋二回ある、陽暦三月二十一日ごろ。

春の彼岸のお中日に聴く音楽に相応しいのかも知れない、ブラボー!