伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

長年の夢だったのか?待望の「300B 」シングル真空管アンプのサンバレーSV-501SE パワーアンプの導入

2019年02月27日 | 真空管アンプ・オーディオ


以前秋葉原の某オーディオショップで試聴したSV-501SEのパワーアンプの音が何時までも、気になっていた。しかし今考えれば当時は違うメーカー販売したアンプの様である、多分筆者が聴いたアンプとは違い、パワーアンプはADVANCE M-501 300B でステレオ 真空管 パワーアンプ SUNVALLEY SV-501SE 300Bの原型モデル 名だと思います。ミニ管の6AN8の良いものの入手が難儀でもあり、SUNVALLEYに移り6BM8に変更するって聞いたような気がします、6BM8は当時日本ではテレビがブラウン管時代に音声出力管として多用していた球でもありオーディオアンプとしても各メーカーが取揃え今も当時の未開封の球が入手し易い重宝な球と聞いています。但し未使用管は当時の定価の約10倍の価格設定になってます、例えば490円なら5,000円の価格が表示されています、年々高くなるそうです。

以前より特にTANNOY IIILZには真空管アンプとの相性が良く馴染み、中高音の透明感は素晴らしく、ピアノの響きがたいへん心地よい。重低音の響き渡るほどの量感は特筆ものです。店頭にて良い音を聴いたことがあった事を記憶する、最近、2018年末に音楽之友社が発売したアンプ・キットの「LXV-OT7」は2Wながら意外と良い音を出し、他の真空管の音を再考していた。

LUXの管球式のプリメイン38Fの音も皆様絶賛するが、筆者には少し苦手な音がする、昔はメインアンプにMQ60等お世話になったが、皆さんが良いと言われるLUXトーンがどうも馴染めない処もあり、当時もプリメインL-507を使ったりしたが気に入らず、次の機種に変更したプリアンプはテクニクス30Aに繋ぎ、メインにMQ60でLUXトーンを薄めて聴いたことがある、これがまことにバランスの良い塩梅の音に変化し、LUXトーンは筆者の好みの音と少し違うように思っていた。しかしTANNOY IIILZには色々石のアンプを散々使い試し、業務用のデジアンプも導入した結果せめてパワー・アンプだけでも真空管のアンプを選び聴きたいと思っていた。

当時は300Bのアンプは高値の花で手が出せなかった、現在は支那、チェコ、ロシアで製造され代替えの球で意外と手軽に購入できるようになったようだが本家のWE300Bは恐ろしく高額で高嶺の花でもある、勿論一般的な真空管と比べると価格は相当高額である。
パワーアンプSV-501SEはトランスと共になんとなく300Bの剥き出しの少し無愛想な表情も嫌いでは無い、むしろ此の無愛想な面構えに愛着が湧く。以前よりTANNOYとは相性の良いと言われるSV-501SEの300Bの程度の良い中古品を見つけた、気に入った事に最近SV社で全てのメンテチェックしたリスト表があり一応安心して使用できるそうである、あまり長くは使って無なく早速購入に至った。

価格は少し予算オーバーでしたが、製品の条件は良さそうなので購入した、待望のSV-501SEが本日到着した、届いたダンボール開封は楽しみでである、配線状態も綺麗で中々良さそうである。

SV-501アンプはSV-501iからSV-501SにSV-501SEと進化したようです。現在は製作中止された。おまけにProCable製(余り期待はできないが)の電源ケーブルが付属いていた、此のProCable製のケーブルは一般のケーブルより少し良い程度と認識している。尚真空管300Bは下記写真のSUNVALLEY AUDIOオリジナルのElectro-Harmonix(エレクトロハーモニクス)が付属していた。


音色の特徴は「球を替えると傾向は変わる可能性はあるが、全体に太めの音で繊細感は薄い、と解説にはあるが、球の変化に敏に反応するタイプではないような感じがする。又コメントに、高価な球をあてがっても費用対効果が現れにくいかもしれない。と辛口の解説もある・・確かに欠点は出力トランスが小さめなので周波数的な限界はある模様。一般的の評価は大した事は無いようです、早速接続しチェックしながら試聴をしてみる。

真空管マニアでしたら最後にたどり着くアンプ、それがWEのトーキー用の91Bなのですが、筆者としては代用品でも良いのでSV-91Bが欲しかったが、価格の折り合いが付きませんでした。又噂ではトラブルが多いと聞くが真意は不明だ。でも今後最終的には是非一度は聴きたいパワーアンプになるであろう。論評にSV-91Bの音は力強さが特徴、音が塊で前に出てくるのが特徴とある、生々しい音質のようで本物WEの傾向が強い様である、勿論SV-91Bパワーアンプで現行機種なので何時でも購入できるのですが高額な所は難点である、但しWE300Bも含め考えると高額で現状では無理のようである。

色々調べて見ると、このアンプはWEの音に近い事が分かる、300Bの特徴である、中域の厚みがしっかり出て、上も下もバランス良く響く特徴を良く掴んでいるようである。大好きなチェロの再生も期待は大きい、しかしこのエンクロージャーの据付方法は大変苦労した結果、試行錯誤しながら最終的には下記の写真の設置で落ち着きました。


とりあえず、これで念願の300Bの音が聴けると思ったが、それは泥沼の入り口だったのかも知れない。メイン真空管の交換より初段管6BM8(ECL82)の交換が効果があるとネットより情報を得る、比較的安価な6BM8(ECL82)の交換に期待する。ネットや秋葉原の店舗で6BM8を探すが、古い国産管がかなり高値が掲載してある。平均的にはペアー管で中古で7〜9千円程で現行の支那、ロシア管より高額である。希望は現在筆者の書斎で鳴っているAXIOM80 TANNOYを少ない費用で如何に透明度のある、綺麗な音で聴くには何をすればい良いのかの追求でが希望であるが、極める道が意外と厳しい。

付属する300BはSUNVALLEY社のElectro-Harmonix(エレクトロハーモニクス)勿論初段管6BM8にもElectro-Harmonixが付属していたが、入手しやすく定評のあるナショナル製に交換した。

でもSV-501SEに繋げ、球に火を灯し30分程温め、音が出た瞬間に苦笑してしまった・・・。簡単な結論は・・・鳴らせばすぐに答えが出た「この音だ」やはりTANNOYには真空管、いや定番の300Bだった今までのアンプ選びは何であったのか?苦労はなんであったか?これで取り敢えず300Bシングル真空管の音が聴けた、筆者にとってはかなりの出費だが、これで良い音楽が聴けるならこの程度の出費は止む得ないと思った、比較的程度の良いSV-501SEを入手したと思う。此処で此のアンプに相性の良いのはナス型の300Bとの相性が良いといわれるが、機会があれば是非試聴したい。ただし、思った音と比べ意外と明るく元気な音が聴こえ、透明度も良く澄んだ音質が音の拡がり流麗さを大事に醸し出して、流石TANNOYⅢLZのユニットとは相性は実に良さそうである。


考えるとこの300Bなる真空管の購入は、昔では実に高額でマニアの憧れでもあり以前の筆者には導入は無理であったが現在は球はロシア、支那製品の300Bが安価で入手でき貧困老人にも手が届くような、直熱真空管となった事であろう。

このアンプは販売前にメーカーによる点検は完了しているので安心して聴けるアンプのようです。以前の筆者はこのようなアンプは敬遠気味でしたが、むしろある程度の知識のある素人が組み立てた物が丁寧な仕事がしてあるような気がしてきた。

早速梱包を解き接続部分を丁寧に無水アルコールで清掃し、綿棒に接点復活剤を塗布して接続をする、火屋の温まる30分ほど放置して音出しをする、何時もこそ瞬間の興奮がたまらない。

但し欠点は真空管の発熱が高温で、触れば火傷するくらい熱くなるので取扱い注意である。此の機材は特に真空管の保護カバーは無い為注意は必要であるが、300Bの真空管が見える魅力もある。

SV-501SE詳細は下記のように記されている初段管はelectro harmonix/6BM8(ECL82)使用 electro harmonix/300B使用 出力8W+8W 周波数特性8Hz~30KHz ダブル巻線チョーク ドライバー左右別源 遅延回路内蔵定電圧DC点火 W180×D430×H220mm 11.5kgとかなりの重量はある、

当初のelectro harmonix真空管の詳細写真である。しかし筆者は後日大変な事に気づく、真空管に取って一番大切なエージングの事でありこの手の真空管の掲示変化はトランジスターと比べ差は大きい事が言える、サンバレーのオリジナルの球も使用期間は短く未だ安定はしてない、勿論300Bと比べ6BM8管は押し違えれば音の違いは分かるが支那管のPSVANE300Bは掲示変化が意外と変わるとも言われるようで、暫くしての結果はサンバレーのオリジナル300Bの結果が良く聴こえた。特に弦楽器の再生に於いては本領発揮とも言えよう。


現在は真空管はすべて交換してリニューアルを行った写真です。とりあえずはPSVANE 貴族之声 300B袴白色を選び購入した。

陶器製の白袴の質感は清潔感が溢れ良い感じである。取り敢えずエージングも含め新しい真空管300Bで色々な音楽を楽しむことにした。このパワーアンプは出力8Wとの表示であるが。試聴しても全くパワー不足を感じさせないことは、この真空管の能力が高いと思わざるを得まい。勿論見た目もアメリカンタイプのむき出し感は絶妙である。

メインの真空管はPSVANE 貴族之声 300Bを使用プリ管は購入時点ではELECTRO-HARMONIX6BM8が使用されているのですが、筆者には気に入らず国産の東芝、NEC、松下製を使っている。ここで結果を申し上げると数は少ない様ではあるが日立製の6BM8は高額であったが新品を2セット見つけて以来、筆者は日立製品のミニ管を愛用している。
特に解像度における明度。彩度共に国産品では一番優れているようである。日立真空管説明書には(アメリカRCA社最新技術を効果的に取り入れ生産)と明記してあり販売時期は不明であるが正価450円と明記されたいる。購入価格はなんと10倍以上であった。この6BM8管については多種なメーカー製品が未だ多く残っている状況のため10種類以上の真空管を揃えてしまった、笑い話でもある。


最近古い国産品の真空管の価格は益々値上がり状態になってしまった、製造会社も少なく意外に多くの真空管マニアも気になるところである、筆者の6BM8の在庫も各メーカー合わせ予備管で30本近く在庫している。

300Bの火屋はSUNVALLEY(electro harmonix 300B)同等品)明記の物が付いている、調べるとSV社のオリジナル300B(electro harmonic)が接続され販売していた模様です。今後余裕が出れば300Bの球転がしも良いですね(笑)さて、今度はSV-501SEの初段管(ECL82)の試聴も楽しみである。

勿論300Bの交換で音質は変わるが初段管の変更でも違うと聞く、現在付属する管はELECTRO-HARMONIXの6BM8(ECL82)が付いていますが将来は筆者の好きな独SIEMENSは是非入手したいものです。

このアンプを使用しているユーザーの間でこのTELEFUNKENとの相性が良いとの噂もあり、機会があればTELEFUNKENも手に入れたいと考える。勿論現在は6BM8(ECL82)も8種類程の初段管を入手してが、その後国産品を入手し、我が家で聴くかぎりでは海外製品も含め松下管が一番上手く鳴った、勿論メインの300Bもelectro harmonixより支那製品のPSVANE 貴族之声 300B袴白色が相性は良さそうであった。高音から弦の低域の音まで十分感動する音が聴けるようになった。

サブの真空管を含め予備のた球を含め300Bと合わせ15万程購入してしまった、とんだ無駄使いでもある。

それと今回のSV-501SEのプロケーブル製インレット電源コードが付属していたのは有り難い。電源によっても音の差は違いなるべく良筆なコードで繋げたい。現在はFURUTECH (フルテック)オーディオグレード 電源ケーブル (1.5m)を使用していますが、エージングに相当の時間が必要だが現在は安定した。

筆者所有のAXIOM80 TANNOYを鳴らすのはこのアンプが一番のようだ定評のあることが解る。今までの音と違いは音の奥行き楽器一つ一つのクリヤー差の違い、特に音声は頗る良い。一番肝心なことは音に立体感が出て、音楽が部屋に響き渡る感覚があり、コンサート会場の気分が湧く・・トランジスターでは決して味わえない世界である。

カメラ・レンズに例えれば解像度の良いレンズに替え見たい所に焦点を合わせた様な感じだ。

最近話題のCDの劣化問題、生産当時から問題提議されてきた劣化問題、内容を見るとコレクションしているCDを取り出してみてビックリ。

なんとCDが酸化して白濁していたという。生産から30年経過しているとはいえ、保管環境には気を配っていたという。

「50年前のレコードがなんともなくて、CDが駄目!? ショック」見切り発車での販売の落とし穴、聞けなくなったCDが今後多くなるであろう。その点はレコード盤のが対応年数は遥かに長い、今後はデーターでの保存が良いのかも知れない。

現在HDは安価で2T(テラ)ほどあれば十分保存できるので筆者はデーター保存している。

それと以前から一度読みたかった本をAmazonから仕入れた。五味氏の本に掲載される、北鎌倉の「S氏」こと「編集者齋藤十一」この本は、日ごろから「21世紀は見たくない」と言っていたとおりに20世紀をあと3日余して急逝する、あるいは、墓石は自宅で使っていた漬物石で、と遺言する、というのも、いかにもこの人「らしい」内容かもしれない。内容は兎も角、愛聴レコード盤100枚の内容があり、興味を注ぐ。

興味深く項目を見ると、バッハとモーツアルトが圧倒的に多い内容でした。それもグレングールドとベームが多い。音楽ファンとして、ごくまっとうなものであったことが分かります。齋藤十一氏とは、あの五味康祐氏の著作にたびたび登場した北鎌倉の「S氏」です。又決してオーディオマニアではなく、レコードを聴く「装置」は1964年来、亡くなるまでずっとデッカ・デコラだったようです。

毎月多く海外からレコードを購入されたとが、その中の厳選された此処に知るされた100枚だそうです。またデッカのカートリッジは是非一度は聴きたいカートリッジでもあり、最新のものも販売されているようですが、非常に高額です。

それと最近気がついたのですが、筆者がオーディオ機器をなぜ取替るのかが解った、それは筆者が描く音が聴きいからなんですネ!簡単に言えば求める音は竹針聴く蓄音機の音だったのかも知れない?

それらを聴く装置も最も当時一般の人には到底望めない装置であった事ではあるが・・。そんな「S氏」の本を読みながら到着したSV-501SEの梱包を解きながらセットしてスイッチを点灯し火屋の温まるの待ち音出しをする。

まずは最初に聴きたかったのは最新盤のボブ・ファン・アスペレンのチェンバロを聴く。まず第一に今までの音質と違う、いかにも自然な響きがする、これが300Bの音なのか?確かにチェンバロと言う楽器は弦を爪弾く事で音を出す楽器だと言うことが解りやすい音が此のSV-501SEのアンプ使用で今まで以上に理解出来る音に聴こえる・・・

アスペレンの新譜は待望のJ.S.バッハ!謎多き大作「フーガの技法」レオンハルトの高弟であり、現在のオランダを代表する世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。

近年はルイ・クープランやフローベルガーの作品の発掘、録音に積極的に取り組んできた巨匠アスペレンが、久々となるバッハ、しかも謎多き大作「フーガの技法」をレコーディング、アスペレンはこの「フーガの技法」の録音に、ドイツのニーダーザクセン州、ヴェーナーにあるオルガネウムのコレクションの1つ、17世紀ドイツの名工クリスティアン・ゼルが1741年に製作したチェンバロを使用。

バッハの存命当時、また比較的作曲時期に近い年に製作された楽器を通じて、アスペレンが「フーガの技法」の真髄に迫ります。また、2つの鏡像フーガでは、アスペレンの弟子であるドイツのチェンバリスト、ベルンハルト・クラップロットが第2チェンバロの担当。師弟共演で「フーガの技法」を締めくくります。 

1740年代前半に作曲が開始され、J.S.バッハ最晩年となる1740年代後半に作曲と並行して出版が準備されたが、その途中で作曲者自身の視力が急激に低下してしまい、「コントラプンクトゥス143つの主題による4声のフーガ」が未完成の段階で作曲が中断されてしまった。

何人かの音楽学者によって「最初の12曲が1742年にチェンバロ独奏を想定して作曲された」ことが判明しているが、残りのフーガを書き始めた経緯は今もなお不明である。

曲集はバッハの死後、未完成のまま出版された。様々な様式・技法による14曲のフーガと4曲のカノンが現行の多くの版に収録されている。彼は卓越した対立法の技術を駆使し、単純な主題を入念に組み合わせることによって究極の構築性を具現化した。

「フーガの技法」という作品は、作品固有の緊密な構築性と内在する創造性によって、クラシック音楽の最高傑作の1つに数えられているのであろう『フーガの技法』の初版は、バッハの時代に一般的に使用された鍵盤楽器で演奏できるように作曲されていながら、オープンスコアで書かれており、しかも楽器指定がなされていない。

これは当時の対位法的鍵盤作品にしばしば見られる形態であり、鍵盤以外の楽器で演奏されても良い旨を明言している作曲家もいた。

また逆に協奏曲などを鍵盤用に編曲して演奏することもしばしばあった。こうしたことからバッハは、鍵盤独奏で演奏可能な『フーガの技法』について、いくつかの楽器の組み合わせによる演奏を容認していた可能性がある活発に走り出す新主題とコラールの定旋律のように入ってくる基本主題がそれぞれ12度移調して上になったり下になったり、文字どおりの追いかけっこ、プログレッシヴロックかと錯覚するほど聴いているほうまで気分が乗ってじつに爽快である、(フーガの語源は「遁走、逃げること」)事かもしれない。ブラボー!



追信、後日真空管等検討した現在6ヶ月になりメインはPSVANE 300B Hifi に交換し初段管6BM8(ECL82)については可也のMT管を試聴するが今回のシステムには松下製の6BM8管の相性が良く、心地良く響くようになった。

そこでRCAケーブル、スピーカーケーブルも各メーカーを聴き比べ現在に至る、詳しくは筆者のブログがあります。

随分古臭いが筆者の良く聴く、アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団の演奏、ヘルマン・シェルヘン(指揮)イングリッシュ・バロック・オーケストラ/ヘンデル:合奏協奏曲集等は実に心地よい演奏が聴ける。アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)が一度ブログでも紹介したい指揮者である。最新の情報ではPSVANEはリニューアルした300Bを発表しているそうです。


ルドルフ・ルッツ Rudolf Lutz J.S.バッハ:カンタータ集 第9集を聴く!

2019年02月23日 | バロック音楽・オーディオ一般

最近何気なく思うのは一時オーディオ関係の所持してた機器をほとんど処分してしまった、でも音楽を楽しむには、チンケなミニコンポだけで過ごした時期がある、
しかも現在は貧困老人ゆえ高価な物も購入出来ず、でもこの歳で良い音楽を聴きたく、再度この世界に足を踏み入れたが基本はあまり変わってないようだ!なにか安心感と不安感が同居する。

勿論価格はピンからキリだがこれほど価格差の激しい趣味の分野もない。当時から名声を果たしたタンノイ、ジムラン、アルテック、WE等は未だビンテージとして貴重な存在にになっているのが嬉しい。只、筆者の望むものは殆ど高額になって貧困老人には入手が無理な物が多い事は誠に残念である。好きな音楽が少しでも良く聴きたい衝動に駆られているのが本根かも知れない?

一応自身の好きな傾向は明確だと思うが?好きな演奏家を見つけることには貪欲でありたい、手持ちのタンノイⅢLZが少しでも良く聴こえる音楽を聴きたいのが単純な思いなのかも知れない。


先日と言っても約2週間前にフルテックの銅銀合金導体のオーディオ用USBケーブルのオーディオインターフェイスのケーブルを交換したがやっと本領を発揮し、以前より実に生々しく聴こえるように変化したようで、最近のケーブルでは音質が良くなった製品の一つであろう、しかし一般的なUSBケーブルは◯千円程度だがフルテックの銅銀合金製品は桁が違うこ詳しくはFURUTECH フルテックGT2PRO-B-1.2m [USBケーブル/1.2m A-Bタイプ]と言う。

パソコンに取り入れられた音楽を、高音質で楽しむために開発されたハイエンドオーディオグレードのUSBケーブルです。しかしこのケーブル1本の価格は高額だと思う、勿論エージングも20時間は経過した。但しケーブル1本でも音質は違い、オーディオの世界は大変な世界のでもある。

先日車の中でFMで聴いた指揮者にルドルフ・ルッツ Rudolf Lutz1951年生まれ。が流れていた調べて見るとこの内容が凄かった。バッハ財団管弦楽団、バッハ財団合唱団を率いているようです。バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的即興演奏法、バーゼル音楽院で通奏低音を教える。

1998年から2008年にはチューリッヒ音楽大学で修辞学を指導。リヨン国立高等音楽院にも客演講師として招かれている。ヴィンタートゥール、チューリッヒ、ウィーンで音楽教育を受け、オルガンをジャン=クロード・ツェンダー、アントン・ハイラー、ピアノをクリストフ・リースケ、指揮をカール・エステルライヒャーに師事。

1973年ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会のオルガニストに就任。

1986年よりザンクト・ガレン室内アンサンブルのリーダーを務め、

1986年から2008年にはザンクト・ガレン・バッハ合唱団のリーダーも兼務して活躍。

また、定期的に伴奏ピアニスト、チェンバロ奏者、作曲家としても活躍している。2002年にはオラトリオ「イングリッシュ・クリスマス」を作曲し、ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会で初演し、高い評価を受けた。

2007年秋にはバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒが主催した国際会議「フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディと同時代のヨーロッパ・オルガン文化」に講師、即興演奏で招かれた。2007年と2009年、アンスバッハで開催されている名高いバッハ音楽週間にコンサート、即興演奏で招かれた。

2006年、J.S.バッハ財団の芸術監督に就任し、演奏団体スコラ・セコンダ・プラティカ(アンサンブル&合唱団)を率いて、バッハの合唱作品全曲演奏に取り組んでいる。

筆者が思うは、やはりバッハの音楽を聴き出すと、此のカンタータのような声楽を聴く割合は多くなる、此れはカンタータ等の作品には民衆とともに喜び、悲しみの感情もともに出来る音楽に触れる楽しみかも知れない、一般的にはバッハの音楽には人気の無い音楽とも言えよう、しかし聴けば納得出来る音が響く。

なんと演奏会場は歴史ある「ザンクト・ガレン修道院」は、中世のザンクト・ガレンの歴史と共に生きてきた修道院です。613年、アイルランドから聖ガルスという修道士がこの地を訪れ、川岸に小さな小屋を建て、弟子たちと共にミサなどの活動を行っていました。

ザンクト・ガレン修道院の天井に施されている絵画も素晴らしい作品で美しさにため息が出る。此のような場所で生演奏を聴いてしまったら、他では聴けない体験ができるでしょう。

なんと羨ましい事なんでしょう、意外と身近に生演奏が楽しめる欧州の環境では、オーディオに凝らなくても良い音で良い音楽が手軽に聴けるわけが分かりますね(笑)

聖ガルスが亡くなった後は、聖オトマールが彼の意思を継ぎ、学校を開校。芸術や文学などをヨー口ッパ中ヘ広めていったのです。

現在の「ザンクト・ガレン修道院」は、18世紀に建てられものなので、中世の姿はありませんが、バ口ック構築の大聖堂「ザンクト・ガレン修道院」が持つ、彫刻の豪華さとこの修道院に付属する図書館は、世界を代表する歴史的文化遺産のひとつで、1983年には、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

「ザンクト・ガレン修道院」には、数多くの写本などの蔵書が納めてある図書館が併設してあり、中世期のべネディクト会で中心的な役目を果たし、当時の文献を保持する世界最大級の図書館です。

中でもライヴ録音第20集、マタイ受難曲 BWV.244、ミサ曲ロ短調 BWV.232、特に非常に精度が高く、にもかかわらず現代的な躍動感にも溢れたロ短調ミサは必聴です。

との解説を読むとじっくり聴いてみたくなりますが、今回は筆者には大変馴染みのある曲を聴く。録音条件が良いのか、ライブ感があり自然に部屋に響き渡る音楽に酔いしれます。

特に拙宅のタンノイ(AXIOM80 TANNOY)での響き方が実に良い塩梅に響き渡る、ボリューム少し大きめにして聴くとまるで現場で聴くような錯覚を覚える、又ハーモナイザーのプリ管を英国製BRIMARの13D9に代えて聴いたがホール感が実いい塩梅に聴けた。

 『J.S.バッハ:カンタータ集第9集』

 【曲目】  1-7. 我らが口を笑いにて満たすべし BWV110

      8-14. 神のみにぞわが心を捧げん BWV169

                15-20. 神のみわざは善きかな BWV99

J.S. Bach - Cantata BWV 110 Unser Mund sei voll Lachens (J. S. Bach Foundation)

管弦楽組曲第4番の序曲と同じメロディで始まるBWV110のカンタータは、まさにクリスマスの喜びを表現したものであり、ここではさらに見事な合唱が組み込まれた感動的で輝きに満ちた世界が表現されます。

キリストの生誕=クリスマスこそ、苦しみも平安も含めた全ての始まりであるということが実感できる作品です。

第6曲のバスのアリアの輝かしさを経て、最後のコラールでしっとりと締めくくる名作です。このJ.S.バッハ:カンタータ集は大変な滋味深い曲をカンタータにして演奏する、特に筆者のおすすめはBWV1053をカンタータにしたBWV169はお勧めします。

BWV169は三位一体後第18主日用のアルト・ソロカンタータです。この曲のシンフォニアは後にチェンバロ協奏曲第2番に転用されたメロディで、ここではオルガン協奏曲になっています。ルッツの素晴らしいソロにも耳を傾けてください。

BWV 169 - Gott soll allein mein Herze haben: Sinfonia 

BWV99は三位一体後第15主日用のカンタータ。冒頭から弦と管が絶妙に絡み、そこに合唱が加わるという何とも厳かで美しい音楽です。

最後のコラールがこれまた感動的なのです。

  ゲルリンデ・ザマン(S)…1-7

  ユリア・ノイマン(S)…15-20

  アレックス・ポッター(A)…1-7

  クラウデ・アイヘンベルガー(A)…8-14.15-20

  ベルンハルト・ベルヒトールト(T)…1-7

  ヨハネス・カレシュケ(T)…15-20

  ステファン・マクロード(Bs)…1-7

  ファブリス・ハヨス(Bs)

  バッハ財団O&cho ルドルフ・ルッツ(指)

  録音:2012年12月21日…1-7

 2008年9月19日…8-14

 2012年9月14日…15-20スイス,トロンゲンエヴァンゲリカル教会

器楽曲もカンタータで聴くと別の満足感が得られます。

バッハの声楽作品すべてを演奏・録音しようという遠大な計画と、聴衆参加のユニークな演奏会のあり方に挑むルッツ。これら3作は、器楽作品からの転用を含んだり、協奏曲風の楽器の絡みや響きの表情の大胆な対比があったりと、カンタータの多彩さのいわばエッセンス。

今回見つけた筆者の新しい宝箱、クリスタルのようなJ.S.バッハの曲を、当分は透明度の高い演奏のルドルフ・ルッツ指揮の

バッハ財団管弦楽団の演奏で楽しめます。ブラボー!


こんなJAZZが聴きたい!マリガンとデューク・エリントン楽団の至宝、ホッジスと「Gerry Mulligan Meets Johnny Hodges」演奏を聴く。

2019年02月19日 | JAZZ・ボサノヴァ

ホッジスとの共演ではマリガンの軽やかさがいい塩梅に生きてます。最高の共演です、サックス好きには堪りません!

今月は仕事も余り忙しくなく、通院の合間に音楽を聴く時間が多いのは嬉しい、最近思うは、オーディオの音を文章にするのはかなり難しく思う、

一般的文章もままならないのに、特に音の表現方法に苦しむ・・・

筆者の持参するAXIOM80 TANNOYのエンクロージャーの音色には300B真空管との相性は相当良さそうである、このスピーカーシステムはいわゆる据え置き型の部類に属する箱の中に10インチのⅢLZが移植してある、特に今回管球王国の季刊誌の記事を見るとますます火屋のアンプが欲しくなりますね!

現行の300Bの中では高レベルな音質で人気もある球のようですが?

本文にこの様なコメントがあった!

「ELEKITの2A3/300Bシングルコンパチブルアンプ TU-8233に挿して聴いています。当初、中国曙光電子製の300B‐98を2年程使用していたのですが、ハイ上がりで締まりの無い音質だったので、2A3の方を聴いていた時間が長かったですね。今回のGOLD LION PX300Bですが…素晴らしいですね!

抑揚の効いた彫りの深い陰影のある音質は聴いていて凄く楽しいですね!ジャズ、クラシック共に高レベルな音質!勿論J-POPもいい感じです。」と綴ってあった。

PSVANE(プスバン)社の300Bも人気が高い商品だそうです、整流管によってもかなり相当音質が変わるそうですが?

今話題の国産真空管TA-300B マッチドペア2本組み高槻電器工業 真空管UX4ピン直熱3極管などの商品もあるようです。

でもこの金額を出すのならWEのレプリカが買えるのかもしれない。音はどのような音か!本家WEの球と聴き比べたいですね期待出来そう!

価格はかなり高額なのですが、国産品と聴くと、何時かは聴いてみたくなる代物で(車のフレーズのいつかはクラウン?)の願望ですかね!

筆者も昔アリストに乗っていた事があるがやはり格が違う、静粛感、加速感は全く違った。以前乗っていたBMW320より早く感じた、でも静粛性は論外でる。現在英国がEU離脱問題で今後多くのイギリス製品の知名度のある多くのメーカーの今後離脱後オーディオ機器はどうなるのか気になる処である、

音楽内容もクラシックファンだけでなくJAZZファンにも沢山の真空管ファンは多いと聞く、そんなことを想像して、こんなJAZZが聴きたかった、演奏を楽しむ、筆者が昔から聴くバリトン・サックス独特の音が好きで良く聴くビレッジ・バンガードのジェリー・マリガンも良いのだが・・・・・

今日の本命は・・・・・・・ホッジスとの共演を聴く!

このようなGerry Mulliganを聞き、昔マリガンを聞き出した頃からもはや50年も立つが、あのバリトン・サックス特有の音が良く、べッと唸る音が堪らない。他にもマリガンの名作パリ・コンサートは優れていて実に良く聴いたが、今は幾度の引越で紛失してしまった。

今思えば大変の過失をしてしまった訳で、CDも探すが未だに探せない。

マリガンのパリ・コンサートも名盤の1枚であろう、再度聴きたいと思う。

マリガンがデューク・エリントン楽団の至宝、ジョニー・ホッジス(Johnny Hodges)との共演がイケる!

デューク・エリントン楽団のリード・アルト・サックス奏者、つまりスター・プレーヤーで、あのビバップの天才と謳われた(チャーリー・パーカー)も崇めたといわれます。

小柄な身体でブルース(ブルーズ)を奏でるジョニー・ホッジスのビブラートの効いた、美しいアルトの響きは他に類が無いと称えられスイング・バンド(スウィングジャズ)時代のサックスのカリスマ的存在でした。

元々リード楽器のJAZZへの導入は新しくクラリネットから始まり、以降リード楽器は、ソプラノサックスからバリトンサックスまで淘汰されたが今やリード楽器サックスはJAZZには重要な楽器となっている。

Gerry Mulligan & Johnny Hodges - Bunny 

ポール・デスモンド、スタン・ゲッツ、セロニアス・モンク、ベン・ウェブスター等とコラボレーションを続けてきたジェリー・マリガンが次に共演したのはデューク・エリントン楽団の至宝、ジョニー・ホッジスでした。このアルバムはマリガンが全面的にホッジスを主役に立てたものになっています。

作曲家、アレンジャーとしても大変な名声を博したマリガンですが、ここではそれを最小限にとどめ、アドリブ重視のジャム・セッション・スタイルで聴かせるのも特徴です。

いっぽう、レギュラー・グループによるアレンジや作曲面を重視した、ファンにはおなじみのマリガン・サウンドを楽しむことができます。

なんと良い感じのリズムセッションであろうか?

GERRY MULLIGAN MEETS JOHNNY HODGES

 Johnny Hodges (as)

 Gerry Mulligan (bars -1/4,6)

 Claude Williamson (p)

 Buddy Clark (b)

 Mel Lewis (d) 

 Los Angeles, CA, November 17, 1959

  1.Sunny

  2.What's the Rush

  3.Back Beat

  4. What It's All About

  5.18 Carrots for Rabbit

  6.Shady Side

ジャズ界では数少ないバリトン・サックス奏者ジェリー・マリガンと、デューク・エリントン・ビッグバンドで活躍したジョニー・ホッジスの共演アルバム。

ヴァーブ・レコーズ創始者ノーマン・グランツのアイデアによる、ジェリー・マリガンとビッグ・アーティストのコラボレーション・シリーズの中でも正名盤中の名盤と思う。

張り詰めた空気とは正反対の"casual air"(カジュアルな雰囲気)の中レコーディングは行われ、そのリラックスした雰囲気の中、二人のピッタリ息の合った温かいアンサンブルが心地よい深い安らぎの中う。

"thecompetition"(競争)ではなく"co-operating"(協力する)セッションの真髄を見る。

渋い感じのマリガンとデューク・エリントン楽団の至宝、ホッジスと共演久しぶりに聴いて、そう言えばこのLP持っていたけどどこに行ってしまったんだろうと思う、今回の一枚。ジョニーホッジスのアルトが聴けるというのに。

へたに鳴らしすぎたり情感過多にならない二人のブロウが極上の雰囲気で文句無し。今聴いてもこれぞ大人のJAZZ!今思えばガキの時代に生意気に聴いてたんだと思う。

ピアノ演奏がクロードウィリアムソンというのがちょっと得した気分か。ブラボー!

後日真空管アンプSV-501SEのパワーアンプを仕入れ、初段管も相当数の玉転がしの結果6MB8が松下製が一番相性は良かった、300BもPSVANE300BHifiに交換しある程度のケーブルも取り替えて最終的にはLANケーブルKB-T8でスピーカーケーブル、RCAケーブルを自作して適当なエージングをした後、購入後のチューニングに5ヶ月以上は過ぎてしまったが、後同じ曲を聴くも、この様な音が録音されていたかに驚く、今聴くも新鮮である。

電源ケーブル、スピーカーケーブル、RCAケーブル等の影響が強くオーディオの深さを知る。

マリガン、ホッジスの又二人のブロウは最高で実に大人の音を聴かせてもらった。特にドラム演奏も程よく、決してあの乾いたアメリカ西海岸のジムランの音とは違い、さすがイングランドの音は違い、しっとりした大人のドラムの音が聴けた、全体の雰囲気も実に良く、素敵なアルバムであるとこが再発見出来た。まさに「目から鱗」である。

この様な音でジャズを聴きたかった思うがやっと実現した瞬間でも有るようだ。


フランツ・ペーター・シューベルトのヴァイオリン・ソナタを聴いた。シゲティ& ヘスの演奏は別格です。

2019年02月15日 | 真空管アンプ・オーディオ

暦の上では立春だが、今年は寒さが身にしみる、本日は雪混じりの寒い日が続く

最近病院での検査通いが多くMRI、造影剤入のCT、アイソトープ等勿論血液検査は毎回、

検査のオンパレード(笑)今月は6回以上の通院です、以前口腔癌摘出手術後無事今年で

9年過ぎました検査は多いが一応異常なしの結果が出ている事もありがたい、先日

放射線治療も無事終わり検査結果も良好であり、あとは3ヶ月に一度の定期検査になる。

最近Amazonを閲覧し久しぶりに季刊管球王国 Vol.91 (別冊ステレオサウンド)を注文する。

購入は気になる記事が?300B全モデル23機種の特集記事・・・・・であった。

発売してからは少し日にちが経ったが、外に出かけるのは寒いのでネット注文をした。

最近音楽の友の社のラックスのプリメインアンプを使い聴いているが弦楽器は実に良く聴こえ

るその他の中から驚いた情報、昨年の5月頃発売の、音楽の友の社のムック本(ハーモナイザ

ー)が¥51,000とプレミアムが付いていたのは驚きである、確かにこの装置に繋ぐと麻薬的魅

力の音が聴こえることもあり、それなりの魅力があるのも知れない、一番音の変わったアンプ

は筆者の所有するONKYOM-8000のパワーに接続して聴くと今までとは違った魅力が出たこ

とで非常に驚いた。荒削りのする、力強い音には魅力もあるが、年と共に煩く聴こえる音をナ

ローレンジに的とに良い塩梅になる。

やはり程よい程度の真空管のパワーアンプはどうも必至項目かも知れない?

特にヴァイオリン・ソナタ等の曲は筆者のエンクロージャーには火屋なアンプが相性は良さそ

うである。一応研究材料に管球王国を購入してみた。貧困老人には相当厳しい価格の成約はあ

るがパワーアンプを検討することを試みる。やはり王道の300Bが良いのかな?ヴィンテージ

のエンクロージャーにはやはり石も色々試しては見たが、結論は火屋が良さそうである。今は

色々なアンプを想像する事で時間が過ぎるが、予算もあるが欲しいアンプを研究する時間は限

りなく楽しみである。

又、特にクラシックを聴くには、おまけ付きのラックスのプリ管のハーモナイザーにプリメイ

ンを繋げての試聴が断然音が良い特に小編成のものはプリ管をテレフンケンに交換すると解像

度が高くシャープな音質ながらうるさく響かないのが良い。

最近、フランツ・ペーター・シューベルト(Franz Peter Schubert 1797 - 1828)を良く聴

いている、シューベルトは小学校教師の12番目の子供として生まれました。その短い生涯を通

じて、この中流下の階級の言葉遣い、質素な身なり、習慣を変えないで過ごしました。11歳の

時、宮廷オーケストラの少年合唱団に参加しましたが、これにより作曲の分野でサリエリの門

下生の一人となりました。一つの楽器、または小編成のアンサンブルの伴奏で歌われるドイツ

・リートという音楽の一形式を作り出し、11年の間に600以上の歌曲を書き上げました。

3年間の教職を離れ、創作活動に専念し、自由な気ままな生活を始めました。午前中は作曲、

午後は散歩を楽しんだり、友人たちの集まりでピアノを弾いたりしました。特筆すべき2つの

重要なことは、この天才作曲家が生涯、自分のピアノを持たなかったことと、彼の作品の公

開コンサートがただの一度、死ぬ7ヶ月前に開かれた、ということです。シューベルトはド

イツ・リートのジャンルを創り出す傍ら、交響曲(25歳で未完成交響曲を書いています)、

ミサ曲、弦楽四重奏曲、ピアノソナタ、そのほかの室内楽曲や舞踏曲をたくさん遺しました。

ベートーヴェンが亡くなり一年後の31歳で亡くなっている。死因の原因は水銀軟膏の塗布と

されている。

特に歌曲は小学校時代に習った「野ばら」ピアノ五重奏「ます」「美しき水車小屋の娘」「菩

提樹」等があるが子供の頃より馴染んだ歌も多く。年間で145曲も作曲もの曲を作っていた正

に天才である。特にヴァイオリンとピアノののためのソナチネ、ヴァイオリンとピアノのための

幻想曲は、シューベルトが晩年に書いた傑作であり、ピアノとヴァイオリンのための書かれた最

も美しい作品のひとつである。偉大な作品が生まれる背景にすぐれた演奏家の存在がある例は珍

しくないが、これも2人の演奏家と知り合ったことがきっかけで書かれたといわれる。

一人はベートーヴェンと交際のあったピアニストであり、ヴァイオリニストでもあるカール・マ

リア・フォン・ボックレット。もう一人はショパンやパガニーニが賛辞を贈ったヴァイオリニス

ト、ヨーゼフ・スラヴィークである。特にシューベルトがこの曲をヴァイオリン・ソナタとせず、

「幻想曲」と名付けたのは、自由な構成と楽想の雰囲気を重んじ、形式の枠を取り外したかった

からだろう。全体が途切れることなく演奏されるのも大きな特徴である。初演は、死の9ヶ月前、

1828年2月7日に行われた。演奏したのはボックレットとスラヴィークである。が、かなり不評で、

「常識外の長さ」と批判された。途中で出て行ってしまう人もいたという。この不世出の天才を取

り巻いていた状況に対しては、ある種のもどかしさを感じるばかりである。フィッシャーのシュー

ベルトはクールでスマートな演奏スタイルながら非常に細かいヴィブラートや情熱的なフレージン

グなど、これらの作品にあった名演を聴かせてくれます。ピアノはPENTATONEレーベルで長きに

渡り共演しているマーティン・ヘルムヘン。完璧なデュオと言えるほどフィッシャーとの相性がよ

く、二人の若々しいエネルギーがシューベルトの演奏にも表れております。

ユリア・フィッシャーJulia Fischer1983 年6 月15 日スロヴァキア出身のピアニストの母と、

旧東ドイツ出身の数学者の父のもと、ドイツ、ミュンヒェンに生まれた。4 歳を前にしてヴァ

イオリンをヘルゲ・テーレンに習い始める。その数か月後に母からピアノを学び始めるが、す

ぐに弟もピアノを始めたため、家族が別の楽器をやることを望んだ母の意向でヴァイオリンを

メインとした。この録音でフィッシャーはピアノ演奏を披露しております。今やドイツを代表

する世界的ヴァイオリニストとして成長したフィッシャーですが、ピアノの実力もまた相当な

もので、プロのピアニストとしてはグリーグのピアノ協奏曲などを弾いており、その実力は確

かなものです。フィッシャーの演奏する室内楽作品は一糸乱れぬアンサンブルを聴かせてくれ

ますが、これはピアニストでもあるフィッシャーだからこその演奏と言え、まさに完全無比の

演奏を披露しております。

実は好きなヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934 Op.159を紹介した方のです

がありませんのでヴァイオリン・ソナタ第1番を紹介します。

JJulia Fischer: Schubert - Sonatina in D major - Allegro molto 

シューベルト:

①ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1

②ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385 Op.137-2

③ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408 Op.137-3

④ヴァイオリンとピアノのための『華麗なるロンド』ロ短調 D.895 Op.70

①ヴァイオリンとピアノのためのソナタイ長調 D.574 Op.162

②ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934 Op.159

③ピアノ連弾のための幻想曲ヘ短調 D.940 Op.103

ユリア・フィッシャー(①-⑥ヴァイオリン、⑦ピアノ)、マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)

録音:2009年1月3-5日、7月3-5日/オランダ、ファルテルモント

それと、筆者はシモン・ゴールドベルク演奏のモーツアルトは好きで良く聴くが

シモン・ゴールドベルク & ラドゥ・ルプー & モーリス・ジャンドロン& ジャン・フランセの

Schubert: Music for Violin & Piano; Arpeggione Sonataゴールドベルク/シューベルト

:ヴァイオリン作品全集1978年がバランスの良い演奏が聴ける・・・

ゴールドベルクはカール・フレッシュ門下の逸材で、10代でフルトヴェングラー指揮ベルリ

ン・フィルのコンサートマスターに招かれた天才奏者。彼は演奏活動の末期に若きラドゥ・

ルプーとデュオを組み、ロンドンを中心にコンサートを開き好評を博しました。これに目を

付けた英デッカがまずモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集を録音し、内外で高い評価

を得たのちに第2弾として制作したのがこのシューベルト。新古典主義的な芸風による気品

高い演奏ベストを争うものです。

併録の《アルペジョーネ・ソナタ》はフランスの名手、ジャンドロンのモノーラル録音を初

復刻たもの。こちらの洒落た雰囲気もまた魅力的です。 

シューベルト:

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネニ長調 D.384

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネト短調 D.408

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネイ短調 D.385

・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネイ長調 D.574

・ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)

 ラドゥ・ルプー(ピアノ)

 録音:1978年(ステレオ)

・アルペジョーネ・ソナタ D.821

 モーリス・ジャンドロン(チェロ)

 ジャン・フランセ(ピアノ)

 録音:モノラル

ゴールドベルク・プロフィール1909年ポーランドに生まれたゴールドベルクは、幼少期から

ワルシャワでヴァイオリンを習い始め、8歳のときにベルリンで高名なカール・フレッシュの

門下生となり、12歳でワルシャワでコンサート・デビュー、センセーショナルな成功を収め

ます。その後、16歳でドレスデン・フィルのコンサート・マスターとなり、20歳のときには

フルトヴェングラーに請われてベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任、同時にヒン

デミットのヴィオラ、フォイアマンのチェロとの組み合わせで「アマール弦楽三重奏団」を

結成して室内楽分野でも活躍します。

勿論、以前紹介したがイザベル・ファウストが、キラリと冴えた持ち味を活かしつつシュー

ベルトの演奏はとても良いが、ミシェル・オークレール(Michèle Auclair)演奏の、その

芸風から「女ティボー」と称されたが聴けばわかるが実に納得できる演奏です。

ミシェル・オークレール(vn)ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(p)録音:1962年は是非聴いた

いただきたい一枚です。

シューベルトの晩年の曲ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D.934は素晴らしい、ブラボー!

追伸、後日シューベルトのViolin Sonata in A Major, D.574/ヨゼフ・シゲティ& デイム・マイラ・

ヘスの演奏をを聴くことが出来たがこれは全く別世界の演奏です、感心するのは余分な音がしなく、

刺激的な音も無くこれぞ、シューベルトの望んだ演奏だったのかも知れないと思う、やはりヨゼフ・

シゲティ& デイム・マイラ・ヘスは名人の域を超えているような演奏でした。

シューベルト好きな方は是非一度聴かれることをお勧めします。演奏者2人に、ブラボー!


今回は今話題の映画を聴いた、クイーンのボヘミアンラプソディーを観た。

2019年02月07日 | 映画・ビデオ

ONKYO M-8000 当時定価¥62,000(1978年頃)販売していた安価なONKYOのパワーアンプがある。

40年以上前のアンプであり昔からJAZZ系統はこのアンプを使った記憶がある、この製品以降ONKYOがオーディオの位置を極めた最初の製品かも知れない。

中身を覗くと以外とシンプルでトランス等むき出しの配置してあり、このあたりはコスパを考慮したことから人気がなかったかも知れない?

以外と単純な構造になっている。全回路を2台のモノラルアンプで構成したデュアルチャンネル方式により動特性を向上させたパワーアンプ。

回路方式は全段直結セミコンプリメンタリーSEPP・OTL回路。

なおパワーアンプ内のガラスヒューズ3箇所は今回交換してみた、昔は良く聴いたが、最近は筆者との音質の相性がそぐわず聴かなくなった。

でも珠には電源を入れ接続部分の清掃をと思い綺麗なウエス、綿棒、アルコール100%コートロンで清掃を入念に試みた、清掃後接続し早速音出しをしてみるが、このパワーアンプはハーモナイザーで繋げたことはなかったので今回はクラシックは不向きとは思うが、早速プリ管もGEに交換して試聴する、するとどうでしょう?意外とイケまるんじゃない!音が暴れなくなった。

以前は荒れた感じの音が随分こなれた感じに聞こえる。そしてプリ管を東芝製の(マツダ)に交換すると意外と緻密な音がします。1923年にマツダの真空管は、トランジスターの時代となるまで、業界トップの座にあり続けた。この歳関東大地震。正午直前、関東一円と静岡県東部をマグニチュード7の激震が襲う。

確かにヴァイオリンは高域のあのファッととした音が感じる程度で幾つかの問題はあるが、誠にピアノ等には塩梅が良い。

やはりタンノイ系のスピーカーには火屋のアンプは良さそうである。

でもサブ機のKEFのスピーカーで聴くと、少し粗い感じのしたM-8000が元気の良いJAZZ、ポップ音楽には、むしろ相性良く聴こえる!

実効出力50W+50W(20Hz~20kHz、と明記してあるがそれ以上に感じる筆者のメインのテアックMA-7より力強く感じた、勿論先日交換したオーディオ用USBケーブルにも関係はあるかもしれないが?

ビル・チャーラップ率いるニューヨーク・トリオを聴くが実に良い心持ちです。

確かにPS-A1504Dというデジタルアンプの音も良いがこのような音楽にはM-8000が合うようだ!

ビル・チャーラップ~ジェイ・レオンハート~ビル・スチュワ-トの3人による「New YorkTrio」ベタな名前のこのグループの持つ心地よさはアルバムを加ねる度にヒートアップしてきた。

特にレオンハートに関しては、このバンドでその真価を初めて発揮したと言っていいくらいに乗って弾いている。

今作はコール・ポーター作品集ということもあってジャズファンには多くの名演や名唱が思い浮かぶ名曲ばかりが9曲勢揃いした。しかも、全曲が躍動感に溢れた演奏だ。

一方のビル・スチュワート。もともと、見事なブラシでジャズファンを唸らせてきたが、此処でもブラシワークのドラミングがよりリアルに聴こえる一時は処分も考慮したアンプM-8000を残しておいて良かった。

Easy To Love - New York Trio (Bill Charlap) 

ビギン・ザ・ビギン

 1 ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ

 2 マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディ

 3 ソー・イン・ラブ

 4 ビギン・ザ・ビギン

 5 アイ・ラブ・パリ

 6 フロム・ジス・モーメント・オン

 7 ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス

 8 イージー・トゥ・ラブ

 9 エブリタイム・ウイ・セイ・グッバイ

ピアノのビル・チャーラップ、2005年の日本のヴィーナス・レコードの録音でコール・ポーター特集。

共演者はベースがジェイ・レオンハート、ドラムがビル・スチュワート。アメリカの偉大な作曲家のコール・ポーターのソング・ブックを一枚出すということは音楽家として大きな試金石となる。

ジャズの先輩達のエラ、パーカー、ピーターソン達もかつてソング・ブックを手がけてきた。ジャズ史の観点からも彼らの名の後にビル・チャーラップも記録される偉業といえる。

良く行くアリオで映画を観る、実はこの手の映画は音響設備の整った映画館が良いのだろうが?

今回随分前置きが長くなったが、今話題の映画!(Bohemian Rhapsody)である『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!ボヘミアンラプソディーを聴く。

2月は検査通院が重なり病院通いが多い、月に6回は疲れる、そんな合間を利用して鑑賞した先日待ち時間の余裕があり急いで昼食を取る、目の前で揚げて頂く天ぷらは旨く、トッピングで穴子が旨かった、価格も〆て980円は安価ですよね!

今回は気分転換も含めて今話題の映画観賞をした、映画館で聴く音と自宅で聴く音の違う演奏が聴きたく敢えてMー8000を調整して見たのだが?iTunesでは勿論「ボヘミアン・ラプソディ」配信をしています、映画同様に始まる映画会社のテーマソングから、あとはお馴染みの聴いたことある曲だが、今まであまり馴染みがなく早速聴くがどうもクイーンは馴染めないのか?老人になったのかな?

でも映画を観る内に本物に感じる所は流石ですネ映画のサントラであるということを忘れないようにとブライアン・メイとロジャー・テイラーが録り下ろした20世紀フォックス映画のファンファーレや、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のスタジオとライヴをミックスした新ヴァージョン、ブライアンが新たにギター・トラックを追加した「ドント・ストップ・ミー・ナウ」、そして、ブライアンとロジャーがクイーン結成前に組んでいたバンド、スマイルでのオリジナル・ヴァージョンを当時の3人で再現した「ドゥーイング・オール・ライト」も収めるなど、映画で初めてクイーンに触れた方も、熱心なクイーン・マニアも、それぞれが満足できる作品に仕上がっています。映画のラストは良い評価に変わってきた!

確かに曲だけ聴けばわかるが、クイーンの音楽そのものに人を惹きつける魅力があることは言うまでもないだろう。

この映画に批判的な見解を示す人の多くも、クイーンの音楽を否定しているわけではない。一度は聴きながら見るのも良いんじゃないかな?

映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、冬休みシーズンに入っても観客動員力は衰えず、2018年の12月末までに、累積動員500万人、累積興行収入70億円を突破する見通しです。世代を超えて人々を熱狂させるQueen(クイーン)。

どうやらこれは聴く音楽でなく、見る音楽なのかも知れない。

Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)

映画『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像「フレディになるまで」 

タイトル曲の「ボヘミアン・ラプソディ」ほかクイーンの代表曲ばかりを収めたベスト盤的な内容は、ロック史に残る不世出のバンドの魅力を分かりやすく伝えてくれる入門編として最適の1枚です。

オリジナルのスタジオ・ヴァージョンだけでなく、映画のシーンをドラマティックに盛り上げるライヴ・ヴァージョンも数多くフィーチャー。

1985年7月13日のライヴ・エイドなど初めてオーディオ・フォーマット化された6曲や、完全未発表となる1979年パリでの「ファット・ボトムド・ガールズ」といった貴重なトラックも収録しています。

最後に18世紀以降イギリスはヨーロッパでは一番の音楽消費国家でしたが20世紀に入り、少し前はロックのリバプール・サウンドのビートルズを生みだし、今やクイーンが世界的に制圧しているようです。クイーンの筆者としてのオススメは、このjewels「ジュエルズ」が選曲も良く、クイーンとして押さえておくべき曲は全て入っているし、1枚によくまとまった痒い所に手が届く作りで、「これさえあれば」というベスト盤に仕上がっている。

曲の並びも絶妙で、まさに「ジュエルズ(宝石)」と呼ぶにふさわしい名曲揃いだと思う。

I was born to love you

それとビートルズも現在ポール、オノヨーコ等が保管している未公開フィイルムをまとめ近日公開するらしいが筆者はビートルズの映画は是非見たいと思う公開が楽しみです。

今回はONKYO M-8000のパワーアンプに、ブラボー!