伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団でベートーヴェン:作品18を聴いてみた

2018年09月30日 | クラシック音楽・オーディオ


生憎最近の日本は週一ペースで台風に見舞われている。関東地方は本日深夜あたりか?被害が心配、幸い日曜なので家族皆一緒に過ごせるとこは安心である。

先日某民法テレビ局が音楽問題の放送を行っていた、その中で作曲家ベスト10人の人物を当てるのが問題でしたが、なんと大変珍しく、英国は19世紀まで最大の音楽の消費国で、行進曲集『威風堂々』で有名なサー・エドワード・ウィリアム・エルガー(Sir EdwardWilliam Elgar)辺りしか知らないが、驚いた事に20世紀になって現れたBEATLESが2位になっていたことだ。

筆者が若い頃ビートルズを聴くのは不良とか、あの音楽は騒音とか言われた時代であった?その後ビートルズは順調にしかも爆発的にヒットし、それ以来10年以上続く英国最大の作曲家なのです。

しかし思えば音楽の消費国な英国でレコード盤、音響メーカー例えばTANNOYなど色々な音楽を楽しむ数々の装置が多いのも消費国の賜物のような気がする。勿論筆者もスピーカーは英国純正のTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)10吋のユニットを使用している。勿論BBCモニタースピーカーも有名です。

作曲者では勿論1位はベートーヴェンです、でもバッハは7位になっていました、ただしこれは日本での話であるが誰も知っている音楽で最初学校で名前はベートーヴェン、交響曲第九「合唱付き」は余りにも有名です、勿論この演奏には聴くたびに感銘を受け浄化するがバッハの場合代表作はマタイ受難曲であろう、

比較するとやはりバッハの音楽は宗教色が強く不利なのであろう、ベートーヴェンの音楽が納得でき最後の合唱には陶酔さえするであろう。

余談になるが、勿論筆者もライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏する、ベートーベンの交響曲はフランツ・コンヴィチュニー指揮で、交響曲第3番変ホ長調『英雄』・交響曲第7番イ長調作品92は良く愛聴します。やはりベートーベンの交響曲の魅力は爆発力だ!

特に世界最古の弦楽四重奏団で、結成から現在まで継続して首席奏者たちにより演奏活動が行われているゲヴァントハウス弦楽四重奏団演奏も好きで良く聴きます。此のようなベートーヴェンの作品の中に弦楽四重奏曲の作品18があり優れた演奏が期待できる、ラズモフスキー第1番第2番までの演奏は特に良く響き当にヴァイオリンの音色の虜になる。

昔のゲヴァントハウス四重奏団のベートーベンのレコードを久しぶりに聴く。

筆者の現在の残っているレコード曲はゲヴァントハウス四重奏団の演奏は少し地味に聴こえるが淡々と奏でる演奏は他には無い魅力がある。

1955年ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任ゲヴァントハウス四重奏団をクルト・シュティーラー教授より引き継ぐ。

 ゲルハルト・ボッセ(第1ヴァイオリン)

 カール・ズスケ(第2ヴァイオリン)

 ディートマル・ハルマン(ヴィオラ)

 フリーディマン・エルベン(チェロ) 

Silent Tone Record/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲1、2番/ゲヴァントハウス弦楽四重奏団/ETERNA:825 655/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコー

流石古いがボッセ/スズケの音は絶品です、やはり伝統が蘇る。レコード盤を聴くには針は必要だが、昔から殆どOrtofonGEを愛聴している。

特にTANNOYのスピーカーには相性が誠に宜しく、TANNOYの魅力を隅々まで奏でてくれる針である。拙宅のオルトフォンもGTE、GE、MC20等所有するがやはりAシェル未だ使用してなく、醸し出す音は興味深い、機会があればぜひ手元に揃え聴き比べてみたい。

その前に上等なガラードのLPは欲しい、それと一緒にOrtofonのアームも一度は聴いてみたい。

勿論針はオルトフォンSPUGTE(トランス内蔵のSPU)で聴くが弦音が艶っぽい、勿論オルトフォンSPUGEも所有するがMCトランスも廃棄し今は所有してないため現在MCトランスは検討中である。WEのトランスは探しても高値の花であり数の少ないこともヴィンテージ要素が高い。

英国系のスピーカーには、どうしてもクラシック音楽のイメージが強いとされてきた理由もなんとなくわかるのではあるが、今や、英国も、昔から輸出によってお金を嫁ぐことに熱心なことはよく知っておられる通りである。英国がその古い伝統と、高度な産業技術を、クラフトマンシップを生かしてつくり上げた製品は、筋金入りの名品が多く、しかもお客の望みを十分に叶えてくれるサービス精神に優れていて流石音楽輸入国である。

タンノイはいぶし銀のような艶をもつスピーカーだと評されていたが、特にIIILZのユニットであろう、そこでTEAC MA-7のアンプはTANNOYが共同開発したArmoniaシリーズのパワーアンプ。

当然視聴に使ったのはオートグラフ、IIILZでテストした結果TANNOYお墨付きになったアンプであろう一般的にTANNOYにはLUXの球のアンプの相性を良しとされるが、筆者の場合は昔から長く聴くには、あの独特のLUX臭さが音質に出てプリはTechnics 30AメインにLUXMAN MQ60を使ってたこともあった。

此の組み合わせので聴くと、凄く素直な音がして聴きやすかった記憶がある。後日MacintoshC-29を購入後プリは交換するが、個人的にはTechnics 30Aが素直な音で良かった記憶が残る。

因みにパワーはTOSHIBAの真空管でモノーラルで作って頂いたものを使用していたが後日石のパワーに交換した。今は貧困老人故高額商品は購入できない。

今はLUXMANで出した本の付録のハサミモノに筆者の虎の子Vプリ管英国製BRIMARの13D9で駆動する実にクリーミーな味わいに鳴る、他のメーカーでは得られない弦楽器を楽しむ筆者のプリ管である、なんとこれで随分真空管の音に近くなる、今ジックリ聴くとゲヴァントハウス四重奏団などの演奏はTEAC MA-7が優れているそこで鍵盤楽器となるともう少し音の粒立ちの冴えて響が欲しくなる・・・・正に一長一短である、

1809年にヴァイオリニストのアウグト・マッティと他のゲヴァントハウス管弦楽団の3人の音楽家によって誕生。以来、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者達によって、今日にいたるまで途切れることなく音楽活動を続けている。正直今の演奏よりこの演奏を評価する。

19世紀のメンバーにはメンデルスゾーンにヴァイオリン協奏曲を献呈されたF.ダヴィッド、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の初演を行なったJ.ヨアヒム等がいる。世界各地での演奏に加え、平成天皇や英国のチャールズ皇太子の前でも非公開で演奏を披露しているほか、ドイツのローマン・ヘルツォーク大統領が1999年3月にアルゼンチンを公式訪問した折に同行。

勿論NHKによる収録も行なわれている。レーガーを含む100以上の作品の初演を行っている。ベートーヴェンの後期の四重奏曲について`Klassik heute’(Classic Today)誌は、「模範的で、かつひとつの基準ともなり得る解釈」を持ち、「卓越した音の美しさ」で聴く者を魅了すると述べ、また「この録音は、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団が世界で最も優れた四重奏団のひとつであるという名声を再確認するものである」としめくくっている。

 

最近仕入れた演奏・録音のクオリティの高さに加え、装丁の良さも魅力となっているベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集をゲヴァントハウス四重奏団をCDで聴く意外と安価で音質も良いがやはり昔のボッセ/スズケの音と比べると落ちる気がする。

ゲヴァントハウス四重奏団

 フランク・ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン)

 コンラート・ズスケ(第2ヴァイオリン)

 フォルカー・メッツ(ヴィオラ)

 ユルンヤーコプ・ティム(チェロ) 

このベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、現在のメンバーである、フランク・ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン)、コンラート・ズスケ(第2ヴァイオリン)、フォルカー・メッツ(ヴィオラ)、ユルンヤーコプ・ティム(チェロ)によってセッション録音されたもので、代々受け継がれてきた伝統の重みをベースに、どんな細部にも迷いの無いアプローチを聴かせる手法は現代最高のベートーヴェン全集としての評価を十分に裏付けるものです。

Disc10には、歴代ゲヴァントハウス四重奏団によるハイライト音源についてかつてのメンバーが語るという興味深いテイクが収められています。弦楽四重奏曲第14番と弦楽四重奏曲第10番から抜粋した1916年、1968年、1985年の音源のあとに、ゲルハルト・ボッセ、ディートマル・ハルマン、カール・ズスケがマルティン・ホフマイスターと共にドイツ語で語るという趣向です。

秋の夜長はベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集が実に良く聴こえる、ブラボー!


ジョージ・シアリングがアレンジして有名な「September In The Rain / 九月の雨」を聴く。

2018年09月24日 | JAZZ・ボサノヴァ

9月も、もう終わりですが、皆さんこんなに馴染みの深いリズムは実に懐かしい曲を、秋の長雨とは良く言ったもので意外と雨模様の日が多い、今は9月にちなんで英国ロンドン出身。

正に一世を風靡した天才にして英国人で生まれながらの盲目ピアニストでした、ジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリングで有名になったSeptember In The Rain / 九月の雨洒落たアンサンブルとクールなサウンドで大人気を博したジョージ・シアリング・クインテットが50年代前後に残した名演を網羅した決定盤。

彼らの代表作として知られるタイトル曲は当時日本でも大流行した。

ピアノ、ギター、ヴァイヴによる清涼感漂うユニゾンと合間に入るシルキー・タッチのピアノ・ソロがロマンティックに溶け合う。

 ジョージ・シアリング(p)

 マージョリー・ハイアムス(vib)

 チャック・ウェイン(g) 

 ジョン・レヴィ(b)

 デンジル・ベスト(ds)

George Shearing - September In The Rain 

筆者の現在の装置AXIOM80 TANNOYには実に良く馴染む音がする、勿論イギリス出身のジャズピアニスト、ジョージ・シアリング演奏の音が響く、ノリの良いセッションは実に心地よい。

 

此の程度のJAZZ、は実に塩梅良く鳴る、現在このAXIOM80の箱に移植してから、JAZZ系統を聴くには特にデジタルアンプの交換して聴くとJAZZはTANNOYでも凄く合う、陰影もよりより豊かに表現してむしろ此のジョージ・シアリングのような感じの演奏にはベストかも知れない。

アルテック、JBLでは味わえないJAZZが聴けるこのシステムの良さであろう!

TANNOYでJAZZがスイングする、ハーモナイザーは最初は軍事用のGE12AT7を使用していたがどうもナローレンジのようなので、国産品の日立12AT7に交換する流石頗るワイドレンジでより繊細な感じで聴ける、このプリ管は音が素直で国産品の質は良いJAZZには相性はよさそうである。

足の部分の汚れが酷く良く清掃したらシルク印刷HITACHI部分が消えた、(笑)

 

George Shearing / ジョージ・シアリングには作曲家としての有名な曲もあり昔から良く聴き、何度聴いても大変よくスイングして「バードランドの子守唄」が実にのりが良い誰でも聴けばわかる実に素敵なスタンダード・ナンバーを生み出した。

George Shearing - Lullaby of Birdland 

ジョージ・シアリング OBE(Sir George Shearing OBE、1919年8月13日 –2011年2月14日)は、ロンドン生まれ。生後間もなく盲目となるが、3歳でピアノを始める。音楽評論家/プロデューサーのレナード・フェザーに認められて、1937年頃から本格的にプロとして活動。イギリスでの活動期には、ステファン・グラッペリとも共演。

1947年にアメリカに渡る。1949年、ヴィブラフォンやエレクトリックギターを導入した編成のクインテットを結成し、MGMレコードと契約。

同年、映画の挿入歌をアレンジした「九月の雨」の大ヒットで注目を浴びる。

1952年、ジャズ・クラブ「バードランド」にちなんだ楽曲「バードランドの子守唄」を作曲。

同曲は、ジョージ・デヴィッド・ワイスにより歌詞がつけられ、サラ・ヴォーン等多くのボーカリストにも取り上げられた。1955年、キャピトル・レコードに移籍。1956年、アメリカに帰化。

1950年代後半には、後にハーモニカ奏者として有名になるトゥーツ・シールマンスが、ジョージのクインテットにギタリストとして参加していた。また、ジョージはかねてからラテン音楽を好んでいたが、キャピトル・レコードからは、『ラテン・レース』『ラテン・アフェア』といった、ラテンに特化したアルバムも発表している。

1961年には、モンゴメリー・ブラザーズ(ウェス・モンゴメリーが在籍)との共演アルバム発表。

1963年、アン・リチャーズとともに来日。このときシアリングが連れてきた盲導犬の検疫で1日入国が留保となり、記者会見が延期されるなどトラブルがあった。

1982年、メル・トーメとの連名によるライブ・アルバム『アン・イヴニング・ウィズ・ジョージ・シアリング&メル・トーメ』発表。同作は、翌年にグラミー賞のジャズ部門を受賞した。

1996年、大英帝国勲章を受勲。2007年、ナイトに叙勲される。

2011年2月14日、アメリカ合衆国ニューヨーク市にてうっ血性心不全により死去。91歳没。

ジャズミュージシャンは当時麻薬を扱う人が多いが彼は薬は無縁で長生きしたようです。

勿論Bossa Nova曲も演奏している「ジョージ・シアリング・ボサノバ」これが又良いんですよ!

スタイリッシュでクールな雰囲気が人気のピアニスト、ジョージ・シアリングのボサノバ・アルバム。「ワン・ノート・サンバ」「デサフィナード」といったおなじみの曲の他、このアルバムのアレンジを手掛けたクレア・フィッシャーの名曲「ペンサティヴァ」を収録

George Shearing - One Note Samba 

聴くとわかるが、我が家のAXIOM80 TANNOYから響くベース、バスドラムの音もごく自然に鳴る、勿論ジムランの様に乾いた音と違い、しっとりした自然な低音が聴けるこのシステムの良さを痛感する、当に大人のJAZZを味わうには英国独自のスピーカーだは味わいも良いと思う。

このシステムにスーパーツイーターを付けるとどう変わるか興味があります、TaKe T 音質改善スーパーツィーター BATPURE取付も簡単そう価格も安価で音はどうなんであろう?

ジョージ・シアリングは有名歌手との共演も聴けば納得する、ナット・キング・コール, ナンシー・ウィルソン等ジョージ・シアリング・プレイズ、シアリング・クインテットとストリングスをバックに配した豪華な企画アルバム。筆者のお薦めです。

フレーズを噛み締めるように歌うコールの声には円熟味が感じられる。

Nat King Cole & George Shearing - Nat King Cole sings George Shearing plays- Full Album

 大人気シンガーとしての名声も高いナット・キング・コールがジョージ・シアリング・クインテットをバックに配した豪華企画盤。

数々のヒット曲を放って、ポピュラー・シンガーとしても不動の人気を誇っていたナット・キング・コールが、バックにジョージ・シアリングのクインテットとストリングスを配して歌うという、ゴージャスな企画のアルバムである。ひとつひとつのフレーズを噛みしめるように歌うコールの歌声には、いっそうの円熟味が加わっている。

かつてはナット・キング・コールのピアノをアイドルにしていたというシアリングも、クールなハーモニーで応えている。

特にこのAXIOM80 TANNOYで聴くようになって最も良くなった点はヴォーガルが実に生々しくなった。

ジャズ・ピアニストとしてスタートしたナット・キング・コールの歌声はなめらかでしかもコクのある歌声で一度聴けば虜に鳴るようです。

ナンシー・ウィルソンは粋な歌唱力と可憐な表情が魅力的勿論演奏も良いがヴォーガルが断然光る、ブラボー!

 

やはりJ.S.バッハの鍵盤演奏はトン・コープマン(Ton Koopman)の演奏が良い

2018年09月19日 | クラシック音楽・オーディオ

Victorの業務用のデジタルアンプからTOSHIBA Aurex SC-M15/SC-M15Kのパワーに替えて聴いて見ました。

やはりある程度素直さが特質で愛用してます、勿論デジタルアンプの粒立ちの良さは良く聴こえ、魅力はあるが、なぜか物足りなさを感じる、何故か?

Aurexのメーカーによると音質を考慮してシングルプッシュプル構成、操作注意事項はBTL(バランスド・トランスフォーマーレス)接続ではスピーカーコードを出力端子のプラス側だけを使って接続し、前面のBTLスイッチを入れて使用します、常識とは違う接続方法に疑問を懐きながら接続し音出しをする、この緊張感が興奮します。聴く音が実に人間らしさを感じる。

接続に一般的な感じで不安感はあるが、繋ぐと実に素直な音がし安心する、デジアンプと比べヒューマンな自然な感じが聴こえる、我が家のエンクロージャーAXIOM80 TANNOYから素晴らしい音色が響く、心配は長い間使用すると可なりの熱を持ちカタログ上は消費電力120Wと企画的に消費しますので納得はしています、1978年製(40年前)の製品の技術の高さを伺えます。

又非常にシンプルなデザインも良いがでも流石に古いかな、(笑)ナリは小さいのに実に重く(5.8キロ☓2)2台で12キロ弱は驚きです。昔はパワーアンプの決めてはトランスの重さだと言ったこともある・・今のアンプも普通のアンプはトランスの重さが決め手の様に聞く。

音質はデジタルアンプと比べなにかヒューマンな音が聞こえる、微妙な違いがあり、大手メーカーが本気で手がけた製品は違う、同様に三菱、日立等の製品も堅牢な製品が多く頷ける。昔は重電機メーカーはこの3社が日本の電機メーカーの代表だと教えられた。

昔聞いた日立のアンプのトランスの重さも有名であった、音質はごく真面目な音筆には定評がある。

但しスピーカーは海外製の英国製に軍配が上がる、あくまでも趣味の世界の事ですので、筆者の意見として頂きますが。

勿論JAZZからクラシックまで聴けますが、小編成のアンサンブルは実に良く響く、POP、ロックなどはどうしても演奏がおとなしくなってしまう嫌いもあるので決してオールマイティーなアンプでないが、やはり得意は小編成のバロック演奏等には此のアンプの真価を発揮する。

特にピアノ、チェンバロ等の演奏にAXIOM80 TANNOYで聴くには相性は頗る良好である

トン・コープマン(Ton Koopman)鍵盤奏者、指揮者とある。1944年オランダ、ツウォレ生まれ。

アムステルダム音楽院でレオンハルトにチェンバロを、ヤンセンにオルガンを学ぶ。ソロ活動から始め、79年にオリジナル楽器によるアムステルダム・バロック管弦楽団と合唱団を組織し、コンサート、録音と活発に活動をしている。即興演奏の名手で、情熱的なソリストとしての演奏はそのままオーケストラ演奏でも当てはまり、生気に富んだ演奏がバロック音楽に新しい息吹を吹き込んだ。

アムステルダムでクラシック音楽の教育を受け、音楽学のほか、オルガンとチェンバロを学び、オルガンとチェンバロの奏者として、世界中のあらゆる有名コンサートホールで、ヨーロッパのもっとも美しい名器の数々を演奏している。

エンクロージャーに移籍後はオルガン曲も素晴らしい重低音が響く、やはり迫力ある演奏はこの曲で独特のコープマン節も好きだ。

J.S.バッハ トッカータとフーガ ニ短調BWV.565 / トン・コープマン (1992) 

筆者の好きなオルガン曲はやはりトリオ・ソナタトリオ・ソナタ全集がBWV.525~30が良いトン・コープマンは古楽器に魅了され、文献学的な奏法に興味を持った彼は、バッハを中心にバロック音楽を専門に研究するようになり、やがて『真正な演奏』の第一人者と呼ばれるようになりました。

オルガンとチェンバロの奏者として、世界中のあらゆる有名コンサートホールで、ヨーロッパのもっとも美しい名器の数々を演奏しているそうです。

また1979年にはアムステルダム・バロック管弦楽団を設立。その後1992年には、アムステルダム・バロック合唱団を併設。この二つの団体を指揮して、優れた古楽アンサンブルのひとつとの評価を得るようになりました。

録音活動もデビュー当時の1970年代初頭から活発に行っており、高い学識に裏付けられた愉悦的な演奏と、様々な楽器を使い分けた幅広いレパートリーにより、彼の世界的な名声の獲得に大いに寄与しました。ここには1980~91年、彼がメジャー・レーベルに続々と録音を行った時期の録音から、アルヒーフと旧フィリップスへのバッハ録音がCD9枚分集められています。

アナログ・ステレオ末期のチェンバロ協奏曲集、なんと言っても平均律クラヴィーア曲集全集も実に手本となる演奏が心地よい。

♪トン・コープマン / J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV 870 - 893 

コープマンが、バッハの最もベーシックであるこの作品で即興性に満ちた生き生きとした演奏を披露する。実に聴きごたえのある演奏でコープマンの演奏は演じる側も聴く側も、音楽に対して自由になれるところが最大の魅力なのだ。

デジタル初期のオルガン曲集やヴァイオリン・ソナタ集、フルート・ソナタ集、そしてアムステルダム・バロック合唱団設立直前のオランダ室内合唱団を指揮したモテット集など、この一組で、様々なジャンルにおける彼のバッハ演奏を楽しむことができます。

単にさまざまなバッハ作品を見事な演奏で聴けるだけでなく、コープマンの芸術家としての歩みや奥行きの深さを味わえる一組と言えるでしょう。

ドイツ・グラモフォン(DG)の歴史は、レコードの歴史そのものといっても過言ではない。指揮者たちを起用するとともに、46年にはバッハ以前の音楽を対象にした「アルヒーフ・プロダクション」を創設して、レコード界に大きな一石を投じた。

此のアルフィーフレコードはグラモフォンの古楽器演奏部門の多く録音して昔から聴いた演奏が多くあり音質も優れているようです。

BACH:ITALIAN CONCERTO, etc. / イタリア協奏曲~バッハ:チェンバロ名曲集バッハのチェンバロ作品の魅力が凝縮された1枚。

現代のバッハ、コープマンによる即興的で生き生きとした演奏は、バッハの音楽が持つ時代を超えた普遍的な魅力を、最良の形で再現しています。限りなく広がるファンタジーを持つ《半音階的幻想曲とフーガ》、明るく晴れやかな《イタリア協奏曲》をはじめ、バッハの傑作中の傑作である5作品を収録しました。

中でもイタリア協奏曲は昔からの愛聴盤です。

勿論筆者も今だに数少ないアルヒーフレコードは大切に保管しています。

又、多くのオルガン曲は独特のトン・コープマン独特の演奏が響き、鍵盤楽器奏者としてもとても優れているようです。

AXIOM80 TANNOYのエンクロージャーから流れるオルガン・チェンバロの鍵盤楽器重低音の演奏が最近自然に聴こえるようになった、最近のコープマンは指揮が多いが、コープマン演奏の鍵盤楽器も後世に残したい演奏です。

昨日仕事で出かけらはが途中クリの木があり道に多くの栗が落ち、車に惹かれ潰されている、やはりすっかり秋めいて来ました、今年はとても暑かったです、その家の人に断り栗拾いをしたが10分足らずで30程の収穫です、

今夜は栗ご飯かな?ブラボー!


今から44年前に発見されたのバッハの新譜?肖像画の有名な14のカノン(BWV1087)を考察する。

2018年09月12日 | クラシック音楽・オーディオ


何か最近病院通いが多い、先日、市の健康診断で心臓の循環器が要検査となり再検査をしなくてはならず、又前々より前立腺癌の疑いがあり定期検査していたが最近数値が高くなり、放射線治療を進められ通院している、なにせ日本は老人社会で病院での待ち時間が長い、患者はほとんど60歳以上の方が圧倒的に多い、ドクターも比較的空いている午後に通院するがそれでも長く待たされる、

スマホで音楽でも聴きながら待つが今日は調べ物もあることだし、空いた時間を利用して携帯でのブログアップを試みた、興味深いことに、それは一枚の写真から解き明かされた発見であった。

筆者の知る限りではバッハは《フーガの技法》BWV 1080の番号以降の曲は知らなかった番号があったようである・・!

最近見つかった、14のカノンBWV1087というカノンの曲があるがここでは、ゴールドベルグ変奏曲の一部ののように付随するような感じで紹介されているが、カノンに付いては一般に輪唱と訳されるが、輪唱が全く同じ旋律を追唱するのに対し、カノンでは、異なる音で始まるものが含まれる。

また、リズムが2倍になったり、上下または左右(時間の前後)が逆になったような特殊なものをも含む。と解説があり展開を聴くのは大変興味深い。

以前もバッハが晩年作った「蟹のカノン(Crab Canon)」を紹介したが、この14のカノン実際聴くと曲の展開の面白さに驚嘆する。

カノンでの曲の楽しみは一つのフレーズで応用が効き展開の楽しい演奏が興味深い。

通院から帰ってからは拙宅のアンプは先日仕入れはデジタルパワーアンプで聴いて見ました。何よりも嬉しいのはこのアンプは余分な音がしないのが特徴であり、カノンの展開がじつに解りやすく楽しめる、

この辺りは流石バッハの音楽の奥深さが感じる余りデジタル臭くない此のパワーアンプは快適な音が聴ける。素直な音故カノンの曲が楽しめるのかも知れない。

以前よりハサミモノ(ハーモナイザー)を介入して聴いていますが、プリ管は良く交換します勿論此のような場合は一番安定した音が聴けるSIEMENのプリ管に交換してジックリ聴く勿論Telefunkenのプリ管も良いがよりフラットな音を得るにはSIEMENが勝るようだ。

国産ヴィンテージ管も良いが此の様は曲には個人的にSIEMENが良いと思う、国産のプリ管はもう少し聴き込む必要がありそうですが、現在TENのプリ管が比較的に安定してるように思う。

国産品の音も聴くが真剣にTEN、TOSHIBA、松下、NEC、日立などゆっくり考察してみます。

これまで各種プリ管を購入しましたが、機会があればチェコ、ロジア製の最新のELECTRO-HARMONIX等は一度は視聴したいが・・・・・・?

我が家のAXIOM80 TANNOYはオーケストラの演奏も随分良くなったが、此の程度(アンサンブル)程度はは実に上手いこと聴かせてくれます。

オリジナルⅢLZ時代の音では味わえない低域が部屋に響くのは実に良い気分である。音楽愛好家には最高の恵みの音です。

上段:肖像画でバッハが手にする楽譜。中段:元の楽譜。下段:14のカノンの第13番。

1974年にストラスブールで発見されたバッハの私蔵本には、修正の書き込みとともに、余白の頁には新たにVerschiedene Canones über die ersten acht Fundamental-Noten vorheriger Arie(前のアリアの最初の8音の低音主題に基づく種々のカノン)としてアリアの低音主題冒頭の8音に基づく14曲のカノンが追加されている。 

14はバッハの名前を象徴する数字である(BACH = 2 + 1 + 3 + 8 = 14)。

バッハは1747年6月にミッツラー主催の音楽学術交流協会に第14番めの会員として入会し、入会にあたってバッハは第13番のカノンの改訂稿(BWV 1076)を提出した。

エリアス・ゴットロープ・ハウスマンによるバッハの肖像画で発見された新婦がバッハが手にする楽譜がそれである。

J. S. Bach - 14 Canons BWV 1087 

J. S. バッハはオルガンのためのたくさんのカノン風コラール編曲や《音楽の捧げ物》

BWV 1079、《フーガの技法》BWV 1080における幾つかのカノンと並んで、バッハは一連のミニアチュア・サイズのカノンを書いている。それらはBWV 1072-1078、1086、1087として分類されているが、この中でもBWV 1087は特別なグループを形成している。

正確な総題は《先行するアリアのはじめ8つの音符に基づく種々のカノン》とされており、その8つの音符 G-F#-E-D-B-C-D-Gは《ゴルトベルク変奏曲》BWV 988の主題を形成するアリアの第1-8小節のバス音である。

バッハはこれを1745年頃、《ゴルトベルク変奏曲》の自家用保存本の余白に一続きのものとして書き込んだ。これら14のカノンのうちの2つは別の形でも伝えられている。

(第11曲=BWV 1077、第13曲=BWV 1076)。その他の12のカノンはその自家用保存本が1975年に発見されて初めて知られたものである。

そのどれもが前述の8つの音符、その逆行型ののG-D-C-B-D-E-F#-G、反行型のD-G-A-B-G-F#-E-D、逆行反行型のD-E-F#-G-H-A-G-D及びそれらの拡大・縮小に基づく2声から6声のカノンとなっている。

今から44年前に、種々のカノン14のカノンVierzehn KanonsBWV 1087の発見1974年、最初にBach自身が所有していたGoldberg Variationsの公開されたコピーが、フランス国内で個人所有で発見され、原稿に付随して、バッハの手にはゴールドバーグの地面の最初の8つのノートに14ページのカノンを持つ単一のページが添付されていました。

これまで知られていなかった原稿の発見は、直近の数十年間にバッハの情報源の最も重要な追加として直ちに賞賛された。

14カノンのうち、1974年以前に11と13の数字しか知られていなかった。 14の規範は4つの理由から重要です。

彼らは聞くのが楽しいだけでなく、バッハが使用していたかもしれない作曲プロセスについて非常に有益な、成熟したバリエーションの芽生えの段階を表しています。

第三に、キヤノンサイクルはゴールドバーグの規範とのより難解な規範との間のギャップ埋めるミュージカルオファリング最後1747のを、14の規範の謎の表記は、音楽謎と暗号シンボルのバッハの親和性を表します。 

聴くと分かるが大変浸しみやすいメロディで万人向けの曲でカノンのコード進行が面白く展開する、まさに偉大なバッハの真実の発見、流石である。CDではライプツィヒのカフェツィンマーマンでは、かつてバッハのもとで演奏したライプツィヒの演奏家たちのように、今日のウィーンの古楽専門の演奏家たちは、バッハの舞曲のリズムをスィングさせ演奏します。早速購入した、ここで2枚組のCD盤の注目。

最初の一枚はゴールドベルグ変奏曲で始まるがチェンバリストのセリーヌ・フリッシュの演奏も実に素晴らしい演奏をリラックスして聴ける良さがある。

Goldberg VariationsのAriaベースの最初の8つのノートの14個のカノンと、バリエーションの最後の近くのクォドリベットに含まれる2つの曲が含まれています。

ウィーン・コンチェントゥス・ムジクスの創始者、ニコラウス・アーノンクールの精神を引き継いだサウンドが響きわたることでしょう。

1730年代、当時のヨーロッパに紹介されたばかりのコーヒーを飲ませていたお店が、ドイツのライプツィッヒにある「ツインマーマンのカフェ」です。

1729年春、バッハはかつてテレマンが創設した合奏団コレギウム・ムジクムを受け継ぎ、この団員とともに週に1度市内のコーヒー店ツィンマーマン・カフェハウス(ZimmermannscheKaffeehaus)にて演奏し、1741年までその指導にあたった。また街の文学界とも親交を結び、1727年にはバッハ自身も高く評価していた文学者ヨハン・クリストフ・ゴットシェートの歌詞で、

葬送曲『侯妃よ、なお一条の光を』BWV198を作曲している。数多くの教会カンタータ、『ヨハネ受難曲』『マタイ受難曲』『クリスマス・オラトリオ』『ミサ曲ロ短調』『フーガの技法』など、バッハの重要な作品の多くはライプツィヒで生まれた。

筆者も今後のバッハはライプツィヒのおける時代の曲も大いに聴き楽しもうと思う、今日「音楽の父」とまで呼ばれる再評価は、彼の音楽を再興し広く世に知らしめたロマン派作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディの業績なしには語れない。

此の絵が1740年頃のライプツィヒ市街だそうです

17世紀初頭にヨーロッパにもたらされたコーヒー豆は徐々に人々の嗜好品となっていき、バッハの生きた18世紀初頭には、生活に欠かせない飲み物となっていました。

そんななかでドイツにおけるコーヒー取引の中心地でもあったライプツィヒで、市民や商人から学生までさまざまな人々が集まり賑わいを見せていたのが、コーヒーハウス「カフェ・ツィマーマン」です。

ヨハン・ゲオルグ・シュライバーによる版画からのトリミング (1720年)日本では江戸時代であり徳川吉宗が八代将軍、享保時代で平穏の江戸時代の最盛期の次期である、欧州文化とは随分違う今の時代世界共通な音楽を通じ演奏を楽しめる時代喜びを感じます。

やがてそこから、数多くの新進気鋭の演奏家が世界へと羽ばたいていくことになります。

当時のカフェは、音楽に限らず、様々なジャンルの芸術家たちがカフェのテーブルで談義をし、彼らの交流をきっかけに、新しい文化が生まれていきました。

その素晴らしい光景は、ヨーロッパでは現在も生きづいているようです、ブラボー!


久しぶりに英国産プリ管BRIMARの13D9に交換して聴いてみる。

2018年09月07日 | クラシック音楽・オーディオ

今年の異常気候のせいか台風が猛威を振るう、又北海道では強い地震が発生震度7だった

そうです。多くの人が自然災害に直面している様子、被害に遭われた皆さま、そのご家族、

関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

以前購入したプリ管はまだ納得のいくまで聴いてない管もあるので今回しっかり視聴して見た

い、以前より魅力的な英国製の音は大変興味がある、Mullard製品との違いはあるのか?

英国製BRIMARの13D9の程度の良いものが見つかり、この13D5は1960年代に多く生産され、

タイプ的には一般的にECC81又12AT7の管と同じタイプのヴィンテージ管であるようです。

以前ロシア製のMullard管を購入し聴くが残念なことに正直、国産品のプリ管が勝っていた

英国のMullard管は1960年頃は、世界に下請けに依頼し生産していたが、英国製のオリジナルは

聴いたことはない、現在オリジナルのMullard管があっても非常に高額な為購入は難しい。でも間

違いなくBRIMARは英国で製作のプリ管と伺うので、英国の音質が聴けるかも知れない、今回こ

の2本BRIMARもイギリス工場によって造られた60年代のものを入手できたのは嬉しい。

工業規格品ですが軍用品としても流用され、当時この球はMullardの有名な高規格ブランドである

10MのCV4003として、またGENALEXのGOLD LIONとしてOEM採用されて、それらのブランド

でも販売されました。工業規格品番のため知名度は低いのですが、大変オーディオ用に向く増幅管

としてマニアの間では定評があるそうです。

此のようなコメントに興味本位で購入したのだが、今まで余り長くは聴く事はなかった。理由は

それ以外に多くの違ったプリ管を購入し、それらの管の試聴をしていた事と、以前購入したイカ

サマMullard管が音が気に入らず後回しにしてしまった事でした。現在Mullard管を購入を考える

と1本20,000円以上の価格に驚く、音が良ければBRIMARは割安かもしれない幸い2本で7,000

円程で購入できネットはが、最近ではネットで調べると現在はかなり高価格が表示されている。

早速足部分のホコリを取り交換して見たが、音が出ない、2本購入した1本が音が出ない・・・?

音の出ない管の足部分を練り歯磨きを着け丁寧に磨く、少し水を付け丁寧に磨く、そして水洗を

してアルコールで良く拭き乾かし、接点回復剤を塗布しプリ管と交換する、原因はプリ管の足の

汚れでした、メンテナンスは大切です、足の部分の接続不良のようでした。一見汚れなど付いて

いなく見えるが少しの汚れが接触不良を起こす原因か、接続部分は大切ですね!

BRIMAR管は、前の音の感じと違って聴こえる、勿論芯はあるが、そういえば何となくクリー

ミーなのです。ドイツ管とも違い少し甘みがあるウオームトーンで少し色っぽい感じも受けた。

最近国産のヴィンテージ管、松下(ナショナル)を聴いてたがやはり音の違いに驚く確かに国産品

は品質は良くありのままの正確な音を奏でる感じで個人的には好きな真空管です、今後は未だ国産

品はいずれもメーカーも入手でき価格も安定しているが、そのうち品薄必至となるかも知れない?

当時ナショナルもTOSHIBAも当時はMullardの下請けと聞くが?英国の音質とは違った音がする

BRIMAR管にして10時間程聴き込むと安定した音が響く、耳もこの音に浸しむと虜になる・・・

英国管はやはり個性が強い、聴き込むと解るが、特に甘みなヴァイオリンの音色は特筆する、

特に弦楽四重奏曲等には独特の音色に色気を感じ虜になってしまう、良く鳴る弦音が魅力だ

勿論芯は強いが、凄くソフトで当にウオームトーンなのですが聴き込む程音楽が鳴る感じがします。

欠点はこの表示面のシルク印刷の部分が水にも弱く凄に消える、此の辺りは国産が優れている。

早速視聴は英国管なので好きなビートルズの『リボルバー』を聴くとまさにリバプール・サウンド

が満喫でき、間違いなくビートルズが歌う!やはり英国管は揃えたい1本でしょうか?

The Beatles' Revolver: Songs Ranked 

1966年8月5日にリリースされた『リボルバー』は、ビートルズ最大の音楽的転換点であった。

ビートルズがこれほど品質の高い楽曲集を世に問うたことはこれまでになかったし、

ポール・マッカートニーの作曲がこれほど冴えていたこともなかった。この当時のジョン・レノン

も全然悪くなかった、と言うより最高のコンビネーションだったのかも知れない。

諸説色々あるがビートルズは今聴いてもリバプール・サウンド独特の英国の音が好きであった。

一般的にはアメリカRCA管辺りと相性は良さそうだが、この独特のバプール・サウンドは英国製で

ないと鳴らない、嬉しいことにBRIMARの13D9のプリ管はその音が鳴る流石英国の真空管なのだ。

それなら違う、英国人演奏者でバッハのアンサンブルも聴きたい今回は古楽器演奏を選んでみまし

たエージ・オブ・エンライトメント管弦楽団の古楽器の演奏が良い

1986年に結成された「啓蒙時代」という名のイギリスの古楽器のオーケストラ。

ブランデンブルク協奏曲を選ぶある程度の人数で奏でる演奏は心地良い

Ronit Berman, Flute - Bach, Brandenburg Concerto V 2nd Mouv.

コープマンのところにいたヴァイオリンのモニカ・ハジェットMonica Huggett

バイオリニスト、英国の複数の古楽系団体やアンサンブルに数多く参加。

その後、コープマン率いるアムステルダム・バロック管弦楽団のリーダーとなり、

他にもピリオド団体のリーダーとして活躍。我が家のスピーカーからは此のような

アンサンブルは誠に工合良くなりコンサートホールで聴くに感じる。

自身のトリオ・ソヌリーも主宰。英国古楽界第一世代バイオリニスト。

1986年、イギリス古楽器界の精鋭たちが協同で出資し、

自主運営のオーケストラとしてエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)を結成。

結成後たちまち頭角を表わし、さらに1992年、フランス・ブリュッヘンと

サー・サイモン・ラトルを客演常任指揮者に迎え新たな栄光への道を歩み始める。

ブリュッヘンとラトルは、ともにOAEの方向性を「古楽器が作られたその時代の正統性と、

我々が生きる現代における価値を結合させること」と定義している。

ホグウッドの楽団にいて四季でソロをとっていたキャサリン・マッキントッシュと

アリソン・バリーといったイギリスの実力者が加わっています。

イギリスの比較的新しい世代の古楽演奏楽団の中で、ハノーヴァー・バンド、

フロリレジウム、エガーになってからのエンシェント室内と比較すると、

この楽団は最もピリオド奏法的な癖の少ない表現をします。

テンポだけで言えばフロリレジウムの方が遅い場合もありますが。

全体のテンポは、昔の伝統的なオーケストラのしっかり遅い演奏というのとは違うながら、

概ねゆっくりオーソドックスで、快速な傾向は全くありません。

緩徐楽章はとくにそうで、第5番の二楽章などたいへんゆったりして美しいです。

BRIMARの13D9の音色は繊細で優しい音が響いた、購入して時間は過ぎ

ゆったりした時間の中での視聴は実に楽しいひと時であった。

調べて見ると、モニカ・ハジェットさんのお得意はヴィヴァルディがお得意と聞く

ヴィヴァルディの曲もバッハも強く影響を受けているようです。

最近聞かない次は久しぶりに優しい、ヴィヴァルディの音楽でも楽しみたいですね。

悲しみのヴィヴァルディは幼少より赤毛は病弱と言われた時代に生きた、頭もそこそこ良く15歳で

剃髪し、20代前半のうちに聖職者としての階級も上がっていきました。美しいヴァイオリン曲の

多くを作曲した凄く美しいビオラ・ダ・モーレの曲でも聴きたいですね、ブラボー!