goo

R1グランプリ


見えない汗の重さで開く未来


「R1グランプリ」

 『R1グランプリ』を観た。とってもレベルが高くて驚いた。M1の場合は、うーん、おもしろいか?というときがあるんだけれど、今回のR1は出場者全員がおもしろかった。
 おもしろさの方向が違うので、審査するのがむつかしかっただろうな。もちろん、観ながら審査員になったつもりで評価をしていた。たのしませてもらったし、納得のいく優勝だったので、すっきりした。

 M1で少しクビを傾げた人たちも、R1で彼らの実力を認識したんじゃないかな。ワタクシもそのひとりです、「和牛」が勝ったと信じていたので。
 勝敗を決めるものは、審査員も出演者も戦いだと思う。審査員に文句を言う、リスペクト皆無の人は論外だけれどね。スターになるひとは、リスペクトする人がいるし、リスペクトする気持ちをもっているものだから。リスペクトは、エネルギーでもあり、手本でもあるからね。



 お笑いの審査を何度かしたことがある。二丁目劇場で2回か3回(今売れているひとが何組かいた。あの吉本興業から5000円もらった)、あとイベントで1回。お笑いライブも何年か定期的に企画をしていた(出てくれたひとのなかで後に売れたコンビも何組かいる)。
 ほんと、みんな必死にお笑いという芸に向かい合っていた。どれほどの数の人があきらめて去って行ったか。食べていける人たちはほんのひとにぎりだ。
 どんな世界もプロフェッショナルと認められるまでが大変で、なだらかな道はない。いろんなことを考え、思い出しながらR1を観た。よかった。スポーツの汗ではない、「汗」を感じた。やっぱり、汗が流れているのだ。


「うちごはん」

半麺、野菜どっさり。
これにはまっております。






・・・・・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )