今日は7月7日、残念なことに厚い雲のかかった七夕でしたが、無事に織姫と彦星は会うことができたのでしょうか。
この春、友人から「とにかく、花が可愛いので育ててみて」と言われて、チコリの苗をもらいました。
あのフレンチの前菜によく出る、白い舟形のような野菜はどのようにして収獲できるものなのか、想像もつかないまま、プランターに植えました。
サラダ菜を一回り大きくしたような、少し肉厚な葉っぱが折り重なるように、それはりっぱな青菜に育ちました。そのうち花茎もぐんぐんと伸びてきました。
いよいよチコリの正体が分からなくなったので、ネットで調べたところ、チコリは晩秋に葉を落とした根株を容器に詰めて、1か月ほど置いたものを野菜として利用する軟白栽培だということがわかりました。
背丈は1.5メートルほどにもなり、花茎の先に次々と薄紫色の小花が咲きだしました。朝に咲き、お昼頃には花を閉じてしまう一日花なので、いっせいに咲き揃うということはありませんが、いかにも野菜の花らしく、控えめな可愛さが、かえって印象を強いものにしています。花言葉は「節約」「質素」だそうです。