小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

いざ、灼熱の鎌倉へ

2011-07-13 | 小さな旅

突然の梅雨明けから5日目

連日、最高気温を更新するほどの猛暑に、まだまだ夏は始まったばかりと、今年の夏の長さに、今から思いやられてしまいます。

まっしろい入道雲が視界に入ったとしても、あとは真っ青な空、まるで目が眩みそう!まさしく夏の空が続いています。

 

    

 んなギラギラ太陽のもと、昨日は、教室の仲間と鎌倉にでかけました。

まず、竹林で有名な報国寺へ、カンカン日照りの中を歩いても、この竹の庭に一歩足を踏み入れると別世界に踏み込んだよう!

竹林の中は、あの強い陽射しを遮り、笹の乾いた葉すれの音が、汗さえもぬぐい去ってしまうほどでした。

 

  

 

       

竹林を抜けると岩肌に掘られた「やぐら」を見ることができ、足利一族の墓ともいわれています。深い谷戸から鶯の鳴き声も聞こえ、原色のノウゼンカズラの花が灼熱の太陽に向かって咲き誇っていました。

 

 

次に、金沢街道の道路を隔てた先にある杉本寺にも寄りました。仁王門の仁王様がきりりと、まるで周りの空気も張りつめたようです。ここの水辺のハンゲショウは葉の色と白のバランスのコントラストがよく、とても清涼感のあるものでした。

 

本堂には、3体の十一面観音が本尊として安置されています。杉本寺参道から本堂まで、「十一面杉本観音」の白い旗が揺れている様は、いかにも鎌倉最古の寺らしい素朴さと、小さな寺ここにあり!とその存在を表しているようにもみえました。

 

   

       

午後は、歩いて安国論寺まで足をのばしました。日蓮上人がこの寺の山腹にある岩窟を道場にして「立正安国論」を書いたと伝えられているお寺です。山の懐に抱かれるようにある境内は、深い木々の中を巡礼路としてひと巡りしてくることができます。尾根まであがると富士見台という小高い山があり、富士山もみることができるようです。眼下に市内が遠くには相模湾をみることができました。

 

       

暑い暑いと言いながら歩いた鎌倉の一日でしたが、陽射しは強くても、風は心地よく、熱中症にもならずに、夏の鎌倉を歩き通した一日でした。

コメント (8)
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