小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

オーストリア・ミュンヘン・パリ鉄道旅行記Vol.2 ウィーン旧市街

2014-07-14 | 旅行

ウィーンの旧市街
旧市街の中心に、ウィーンの象徴であるゴシック様式のシュテファン寺院があり、いつも寺院の前の広場は
たくさんの観光客で賑わっています。
今回のホテルはこの近くにあって、大きな荷物を持ってもすぐに地下鉄に乗ることができ、とても便利な立地でした。


国会議事堂
トラム(路面電車)はリンクと呼ばれる環状道路沿いに走っています。
トラムに乗って市街を窓越しに見ていると、ギリシャ神殿風の造りの国会議事堂が目を引きます。
民主主義の象徴として、その発祥の地アテネにちなんで構想されと言われ、アテネ像の足元の水は、
オーストリアに流れる川を表しているようです。
それにしても、なんの警戒もなく、入口近くまで這入れてしまうことに、厳重な日本の国会議事堂と違って、
不思議な気がします。

教会ではなく 市庁舎
公園の木々の間から教会の塔を思わせるりっぱなゴシック建築が見え隠れします。
この1870年代に建てられた市庁舎が、今もなお機能していることに長い歴史に育まれた文化の深さを感じます。
また、それぞれの窓に飾られた花が公共の施設としての活気さも表しているようです。
近くの市民公園はバラの季節を迎えて、市民の憩いの場所としてたくさんの人でにぎわっていました。


ヴォティーフ教会
初期教会建築の典型的な建築様式を持っていると言われるヴォティーフ教会。2本の塔が特徴ですが、
現在1本は修復中でした。やはり歴史的建造物はどこに行っても必ず修復中のものにあたります。
しかも何年もかかるので、全容をみることができる建造物に当たると運がいいと思ってしまいます。
ゴシック様式の美しい内部とステンドグラス。

この教会の近くにある600年以上の歴史を誇るウィーン大学も、ヴォティーフ教会と同じ設計者によって建てられた
ものだそうです。この大学は12人のノーベル賞受賞者を輩出しています。

ベートーベンハウス「パスクァラティハウス」
なかなか探し出すことができず、幾度となく同じ道を行ったり来たり、
やっとみつけることのできたベートーベンハウスでした。
アパートの狭い狭いらせん状階段を5階まで登ると、ベートーベンが一時期、ここで交響曲第1、第5、第7などを
作曲した住居で、現在は記念館になっています。
ベートーベンが使用していたピアノなども展示されていました。

ペダルが5つあるベートーベン時代のピアノ

ウィーン旧市街は、リンク沿いにたくさんの建造物や美術館、記念碑や記念像、緑豊かな公園も多くあり、
これらを正確に地図上で把握して、訪れることの難しさ。私にはまったく不向きで・・・と言ってもいられず、
地図を縦にしたり横にしたりとやってみるのですが・・・勘も頼りにならず、苦労します。

コメント (6)
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