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その形状の面白さに、こうも目と鼻を近づける花はそう多くはないと思います。地を這った細い茎の先に、薄紅色の小さな花が、直径5mmほどの球形状にいっぱいつけます。地面にピンクの金平糖をばら撒いたようにびっしり咲く様子は花ひとつひとつが小さいだけに壮観です。春と秋に咲いていることが多いようですが、特に今の季節は葉っぱが赤く紅葉して、薄紅色の花がいっそう映えます。我が家でも茎をもらって、土に差しておいたところ根付き、今では庭からはみ出し、石垣を這い降り、雨水の側溝の隙間に根を落とさんとしています。小粒が故に地面を花で覆うその力強さにもう脱帽です。
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