小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

京都の名庭とわが家の庭

2009-03-23 | 小さな旅
春の嵐に、ほころび始めた桜の花が心配ですが、この強風にあおられた飛行機までも、バランスを崩して着陸に失敗してしまうなど、春の嵐は大きな爪あとを残しています。
さて少し古い話で・・・先週行った京都銀閣寺の庭園で感じたこと。
特別史跡、特別名勝と指定されている庭園の草木たち! ちょうど庭師が作業をしているところで、その手入れをしばし見ていると、根元に大量の炭が投入されているところでした。あまりにもわが家の植物達との待遇の違いに、思わず大量の炭を入れる訳を聞いてみました。微生物の繁殖と、土壌の保水性や通気性を高めて、植物の根の張りをよくするのだそうです。


雑草と共存し、生き延びているわが家の庭と、いつもたくさんの目に見つめられている端正な庭、なにか人間社会を垣間見るような気がしたのでした。


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4 コメント

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Unknown (Akiko.H)
2009-03-27 16:28:17
>はなこさん
ふかふかのベットに寝る心地よさは格別、草木だってきっと同じなのでしょうね。とは言え、殿様とは違うので、やはり庶民は、せんべー布団で我慢してもらわなくては。ハンカチの木、頑張れ!

>花のさん
そうですね。京都の庭園は、絵巻物を見ているよう!実際には何百年という木が枯らすことなく、たくさんあるわけですから、庭師の方の苦労はたいへんなものですね。

>ラベンダーさん
わが家も消臭剤代わりに炭を部屋の隅においてありますが、庭の草木に上げるとなると迷いが。優先順位はやはり・・・
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炭はえらい (ラベンダー)
2009-03-24 21:48:54
炭が消臭(脱臭)剤や石鹸などに使われているのは、知るところですが、木の根の生育に一躍買っているなんて ビックリ

エコですねぇー。
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自然食 (花の)
2009-03-24 11:42:19
京都に行くと本当に 庭木の色が濃く手入れされているのがわかります。今は化学肥料で育てている時代、灰の自然肥料で土に埋め込むなんて、木々も大事にされているのですね。いつも完成された所を拝観することが多いのですが、建物、お庭の修復の時に会えた時期よかったと思います。
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Unknown (はなこ)
2009-03-23 20:19:46
>特別史跡、特別名勝と指定されている庭園の草木たち は
庭園好きのお殿様の庭のようですね。
灰を撒くというのは聞きますが、炭を埋め込むとは・・・
中々咲いてこないハンカチの木にやってやりたいと思いましたが、地面を掘ろうにも大変な根っこに歯が立ちそうにありません。

やはり柔らかな地と微生物の働きが必要なんですね。

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