夏の強い日差しのもとでは、萎んでいて、なかなか咲いている時にはお目にかかれないけれど、夕方鳴くカナカナの鳴き声が、心なしかトーンが落ちてきたかなと思われる夏の夕暮れ、ふと咲いているのに気がつく花「宵待草」。
月の明るさに冴え、透き通るような黄色のこの花は、植物学的には「待宵草」と呼ばれているのだそうです。
ただ、子供の頃は「月見草」と呼んでいました。とてもシンプルな呼び名だと思います。大人になってからは、竹久夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ」で歌われた言葉の響きから、私の中ではいつしか「月見草」から「宵待草」に呼び名が変わっていったように思います。
その花の持つ情景が、時代とともに花の呼び名をも変えてしまうものかと、昔と変わらぬ花を見ながら思いました。
月の明るさに冴え、透き通るような黄色のこの花は、植物学的には「待宵草」と呼ばれているのだそうです。
ただ、子供の頃は「月見草」と呼んでいました。とてもシンプルな呼び名だと思います。大人になってからは、竹久夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ」で歌われた言葉の響きから、私の中ではいつしか「月見草」から「宵待草」に呼び名が変わっていったように思います。
その花の持つ情景が、時代とともに花の呼び名をも変えてしまうものかと、昔と変わらぬ花を見ながら思いました。
仰るとおりです~
幼い頃は月見草て呼んでいました。
小さい頃に住んだ家の玄関わきに咲いていて母が好きな花でした。
いつの間にか宵待ち草と呼んでいましたね。
「宵待草」の手巻きの小さなオルゴールがあったのですが
母が亡くなったときに最後にお棺に入れたのを今思い出したりしました。
月見草というと、若かりし頃の母の姿が浮かんできます・・・・
ーーー夕闇が迫る河原で、風にやさしく揺れな がらひっそりと咲いていたーーー
私が初めて月見草を意識した女学生の頃の思い出です。
宵待ち草なんて、すてきな名前ですよね。花の名前によっても、その印象が変わってしまううものですね。
この頃目にしていない宵待ち草。夕方少し涼しくなったら、お散歩に出ようかなと思いました。なにかお花に出会えるかもしれません。
黄色い花綺麗ですね 月見草の名前は学生の頃学校の庭で見ていました。いつしか宵待草と名前をいっている自分きっと竹下夢二のことを
知るようになってからだと思います。久ぶりに花をみて昔の懐かしい若き学生の頃思い出しました。
月見草はお母様の思い出の花なのですね。
少し寂しげで、ほんとに美しい花です。
白い月見草があることをご存知でしたか?
是非一度見てみたいと思っているのですが・・・。
>ラベンダーさん
憂いを秘めた月見草の花は、昔からとっても身近にあった花なのですね。
だから、誰もが月見草の思い出を持っているのでしょうか。
>あやさん
是非、夕方散歩にお出かけになって、月見草を探してみてください。きっと出会えると思います。やっぱりあの歌は、待宵草より、宵待草のほうがしっくりいきますね。
>大村さん
今でも線路際に月見草の群生を見ることができます。大村さんの女学生姿、目に見えるようです。月見草は乙女の心にはどんなに映ったのでしょうね。宵待草の響きはもう少し大人になってからなのでしょうか。
>花のさん
学校の校庭にあった月見草!夏の花壇の彩りが少し華やかさを失ったころ、月見草の黄色はどんなに印象深かったことでしょう。学校での思いでと月見草はきっとオーバーラップすることでしょう。