滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

土屋主税練習中

2017年11月18日 | 新城歌舞伎

16日に、文化会館に仕込みをしてその後練習。
稽古不足を幕は待たない。
時々詰まる台詞に、裏で継ぐ黒子の方が心配だ。

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竹笛

2017年11月11日 | 新城歌舞伎

基角 子葉どの、お名残惜しゅう存じます
源吾 宗匠を初め御前、是今上のお別れに御座ります
 『ピイー ピイー ピイーーー』
 と闇を切り裂く笛の音
************************************
源吾 アリャもう時刻、御前御免

土屋主税の屋敷に、
大望成就の報告と隣家を騒がせた詫びに来ていた源吾は、
笛の音を聞き、すっくと立ち上がり、其角に今生の別れを告げ、
内匠頭の墓前に吉良の御首を捧げんと、
芝青松寺に向かう四十七士の列に加わるのであった。

土屋 浅野殿にハ かほう者
   よきご家来を(木)持たれたのう・・・(幕)

・・・いい芝居だなあ。
新城歌舞伎 第30回公演
義士外伝「土屋主税」稽古中

そうそう、竹笛は中々難しい。試行錯誤の末、作り出してから
気に入った音が出るまでに二週間かかった。

尤も鹿笛は一月かかったが・・・。

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第29回新城歌舞伎のご案内

2016年09月26日 | 新城歌舞伎

 

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平成27年度新城歌舞伎のご案内

2015年10月07日 | 新城歌舞伎

今年も安田、葛西両先生の解説で新城歌舞伎が開催されます。
多数のご来場をお待ちしています。
                      新城歌舞伎実行委員会

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新城歌舞伎のご案内

2012年11月09日 | 新城歌舞伎

 今年は新城歌舞伎の25周年。
 「ささゆり歌舞伎」が新作
  『戦国天正合戦絵巻長篠・設楽原戦記』
    《三河武士強右衛門磔の場》
 を演じます。挙ってご来場下さいますよう。

 隅から隅までズズ、ズイ~と、おん願い上げたてまつりまする~。

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世の中の不浄を隠す銀世界

2011年01月16日 | 新城歌舞伎

 〈イヨタン〉で歌舞伎の新年会があった。

 仲間は気心が知れているし、飲み放題、いい気分で呑んでお開きになり
さて帰るかと外に出たら、いつの間にか銀世界。
迎えを呼んでもスリップして危ないし、酔い覚ましに家まで歩いて帰るかと、
一キロ弱の道を歩き出した。

 夜十時を過ぎているというのに、雪あかりでうっすらと周りがわかる。
孝太郎の民話の中の「フジュウの狸」がひょっこりと顔を出しそうな気がして、何故か嬉しくなった。
新雪を踏みしめる音、てんてんと残る足あと、子供の頃に戻ったような懐かしい時間だった。

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今年は【熊谷陣屋】を・・・

2010年07月30日 | 新城歌舞伎

  「今年の新城歌舞伎に【熊谷陣屋】を出すことになった、台本の清書をして欲しい」
と、好史くんが昔の台本を持って訪ねてきた。
 『あんまり自信はないけど、急がないのなら、ボケ防止にやってみるわ』
 毎年の事だが二つ返事で引き受けてしまった。芝居も何度か見ているので、大体は読めるのだが、昔の台本は当て字も多く特に人名・地名などどうしても判らない所もある。鳥原歌舞伎さんの台本も参考に、一週間ほどで大筋ははずさない程度に清書できた。あとは役者次第だ。

 それにしても、ワープロはおろか、コピーもレコーダーも辞書もなかった時代に、口伝えでせりふを覚え、師匠の台本を借りて必死で写し取り、伝えてきたのだろう。大したものである。そんな台本が帳面蔵にたくさんあるのだが、今の私たちにはほとんど読むことができない。

 台本を打ち終えた後でも、登場人物の複雑な人間関係がよく分からない。まるで推理小説のようにヒネってある。芝居を観ていて分かるのはかなりのマニアだけだろう。私なりに整理してみたので、興味のある人は参考にしていただきたい。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/84/8c3c4d9bd3401d06df52ee8c53e45323.jpg

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南部坂

2009年11月15日 | 新城歌舞伎


 今年は皆に迷惑をかけてしまった。体調を崩して歌舞伎のお付き合いが殆んど出来なかった。だが南部坂だけは、どうしても観たかったので2時ごろから出かけて行った。
 楽屋に着くと本番まであと20分、役者たちは衣装を着けて出番を待っていた。幕が開く前はいつもそうだが、落ち着いているようで結構緊張しているのが分かる。こればかりは慣れるわけにはいかないようだ。。
 山乃手歌舞伎の仲間も若い人が入ってこないので、女形を演じるのは少しきびしい年になった。舞台ではまあまあ見れるのだが、楽屋で出会うとキモイ。
 芝居は良かった。特に大石の長谷川君は上手くなった。

 初めて、客席で新城歌舞伎を見たが、裏で手伝えずに申し訳ない気になった。

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南部坂あらすじ

2009年10月13日 | 新城歌舞伎

故あって、山乃手歌舞伎が上演予定【南部坂雪の別れ】の台本を清書した。
いつものことだが、役者が踊りやすい様にと、唸りながらワープロを打っていると
打ち終わった時には、ひと芝居すっかりと頭の中に入ってしまう・・。

南部坂あらすじ

 お家断絶から八ヶ月、江戸、南部坂にある浅野家別邸では、内匠頭の妻瑶泉院が菩提を弔いながら、
戸田の局と共にひっそりと暮らしていた。

 そこに、大石蔵之助が討入りの準備が整い明日決行すると伝えに来るのだが、
脇にいる腰元のお梅がスパイであると疑い、本当のことが云えず、

『元の起こりは御主君の御短慮より、其の為一家中は散り散りばらばら、
御主君が短慮さえ起こさねば、我に臣下も安穏に暮せたもの恨みこそあれ、
仇討ちなどとはもっての外、今日は、おいとま乞いに参りました。』

 さらに、殿より預っている御用金を退職金代わりに頂いて大阪で小間物屋を始めるという・・・・・。

蔵之助はスパイのお梅がいるからと、必死で目配せするのだが、

瑶泉院はそれに気付かずブチ切れて

『蔵之助、面を上げえ、この位牌に覚えがあろう。
 今は無き内匠頭が、我が手を借りて不忠の家来の成敗致す』

と位牌で蔵之助を打ちすえ、奥座敷へ入ってしまう。

(ン~、位牌で打ちのめすとは・・。すごいプライドと迫力だ。たしか、瑶泉院はこの時28歳、
 現今の奥方たちが、こんなプライドを引き継いでいればもう少し違った世の中になったと思うのだが・・。
 只、迫力だけは十二分に受け継いではいるが・・・。)

 瑶泉院に真意が伝えられない蔵之助、

『これなるは道中筋で、名所旧跡を書きしたためて参った一巻、
 何卒、御台様のお目にかけて下され』

と、道中日記(実は討入りの連判状)を、戸田の局に託して去る。


 帰る途中、浅野邸の様子をうかがいに来た吉良家の清水一角にさや当てされ、

『お身は武士ではない、犬だ、犬だ、犬侍だ。馬鹿な侍だ。』

と喧嘩を吹っ掛けられた蔵之助、
 大事の前の小事と必死に堪える蔵之助に、一角は、つばきをかけ上手へ入る。

『今に見よ、今に見よ清水一角、雪のあしたと諸共に、きっと恨みは晴らしてくれん!。』

(そうだ、そうだ、明日は吉良上野介と一緒に、あの憎たらしい「コ―チャ・・」じゃなかった『一角』を
ボコボコにしてやれ、と観客は一斉に拍手・・・。。)


 そこへ寺坂吉右衛門、お梅を捕え下より出てくる。

『ありの穴よりつつみがくづるる、斬って仕舞え』

 お梅を切って花道へ行きかける中、

 ニ階障子を開け、瑶泉院

『これなる道中日記、嬉れしく拝見致したぞよ。首尾よう本懐・・・・』

『ハハッー』


《ヨシ、これで明朝、心おきなく討ち入ることができる。》
討入りの準備が万端整い、水を打ったようにこころが落ち着き、花道へと去って行く蔵之助の後を
寺坂が嬉々として六法を踏みながら追って行く・・。


>>>>>>>>>>

【忠臣蔵外伝、南部坂雪の別れ】

・・ん~、いい芝居だ。
だが、チョボがないから難しいぞこれは。。
山乃手のメンバーなら何とかこなすだろうが・・。

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新城歌舞伎公演

2009年10月10日 | 新城歌舞伎

 新城歌舞伎のポスターが届いた。
 今年は、忠臣蔵の通しで、
  一幕 大序(鶴岡八幡宮社前の場)
  ニ幕 三段目(松の廊下) 
  三幕 七段目(一力茶屋) 
  四幕 元禄忠臣蔵(南部坂)
 を上演予定。

11月15日(日) 午前11時開演予定。

『新城歌舞伎一座、精一杯演じますれば、
 万障繰り合わせの上、大、多数の御来場を御願い上げ奉りまする。。<<m(-_-)m>>。。』

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