ここ三っ日ほど毎日裏の柿の木にサルが遊びに来る。大小10匹くらいの群れだ。
昨日花火で撤退させたのだが、また今日やってきた。
崖から柿の木まで二メートルぐらいは離れているのだが平気で飛び移る。
下に降りて登る奴は一匹もいない。
まだ渋いのだろう、あれこれとカジったあげく、危険を感じると枝ごとへし折り持っていき、
10メートルほど離れた香柴の陰で食べる。
背中に子ザルがかきついているのが二匹。猿に少子化は関係なさそうだ。
また水が出た。このごろ雨の降り方が激しい。すぐに水が出る。
(頭首工の放水のけたたましいサイレンで余計にそんな気がするのだろうか)
もう8月も終わりだ。押された鮎たちも今度は戻ってこないだろう。
【lifeline】はカメラに・・・。
『カメラは落ちると泳げませんから・・』
さすが映像命の《川上(センジョウ)のカメラマン》。
『8時半過ぎ激しい雨が30分ほど続いたが、よほど乾いていたのか
滝の水は殆んど増えなかった。もう少し跳ぶと思ったが、結局100尾ぐらいだった。』
と道敏くん。
型にこだわるミッチャらしく、鮎滝にうまく納まっている。
「捕るのも観るのもガマンだのん・・」
年配の夫婦が汗を拭いながら登ってきた。
鮎滝の岩の上は想像以上に熱い。
仕事で一日ここにいろと言われたらとてももたないだろう。
それでも今まで鮎滝で熱中症になったという話は聞かないから
出沢の人たちは相当我慢強い。
このところ ≒100尾/日 型は小さい。
今年はスエヒロのオバアの初盆だ。
通常は道路に沿って百八つの松明を焚き
新佛を迎えるのだが、交通の妨げになるので
今年は河原で焚くことになった。
花の木ダムを借景に見事な火道ができた。
『晩年は足が不自由だったが、仏様になったのだから
場所さえ判れば少し道が悪くても自由に飛んでこれるだろう・・』
などと勝手に考えているうちに、初盆の家をお念仏をあげに廻っている
龍泉寺の和尚のプリウスがスルスルと入ってきた。
昼過ぎに鮎滝に降りた。
小さな鮎がパラパラと飛んでいたが滝番はいない。
盆前で何かと忙しいのだろうか。
それともこの暑さで滝に来るのをためらっているのだろうか・・・。
笠網漁のシーズンもそろそろ終わる。。