【菜香】で八平会の忘年会。
中華には紹興酒だと、年を忘れて呑みまくる。
呑めば多少は元気になるが、如何にせん
メンバーの年齢は74歳から66歳。
何だか敬老会のようだ。
陳さんとも意気投合、美味い料理さえ作れば
言葉はいらない。
奥さんもよく働く、料理もサイコーだ。
今年も八平会で公民館に門松立て。
去年より立派な門松を立てようと、
ネットでググり参考にしようとしたのだが、
出沢の門松より立派なのはなかなか見当たらない。
松、竹、梅、笹、ウラジロ。
南天、千両、万両は紅白で・・
何にもない出沢だが、少し山に入れば門松の材料だけは、
欲しいだけ手に入る。
『切り口の角度が一番問題だ』
『笑った口が小さい』
『南天が少ない』・・・・・。
あーだこーだ、言いながらも、
『マーこんなもんだらー』
『これより立派なやつは、そうはないらー』
と自己満足の八平会員。
費用は〆て縄代の3千円のみ。
『頼まれたら、いくらで作る?』の問いかけに、
三万、五万、十万・・・ン・・
『金に換算はできんのん』の結論。
体調を崩していた悟朗さんも駆けつけた。
何はともあれ、今年も公民館に門松が立った。
めでたくもありめでたくもなし。
正月が目出度くなったのは年にせいか?。
■2016-12-21
カラサワ砂防工事;
本堤が中央部分を除き完了。
現在、導流壁打設中。
出沢はやっぱり、土石流が怖い。
来年は少し安心して暮らせそうだ。
一昨年、東の中根の作業道を開設した際、
お稲荷さんの参道の登り口を掘削したため、
急になって、年寄りには上り降りが難儀になった。
枯木を伐採したついでに、直しておこうと言うことになり
四、五十センチのシイノキを二本伐採し、
路を山側に切り直した。
立会;内田仁区長、OP;田村組_山田氏
中根稲荷のご神木がナラ枯れ。
もし倒れたらはお稲荷さんが潰れてしまうと、
田村組に頼んで伐採することになった。
枯木の伐採は危険だ。思い通りにはいかない。
受け口を作り、ワイヤーで引っ張ったのだが、
残したつるが折れ、受け口の方向に倒れずに鳥居の方向に・・。
お稲荷様のご加護か、数センチの所で鳥居を避けた。
ヤレヤレ・・、周りの木も伐ったので、これで暫く大丈夫だろう。
「久しぶりに行ってみるかねえ」
家内の言葉に背中を押され、禄代塚の資料集めにと作手荒原に
出かけて行った。
もう40年ほど前になるが、清岳新城線(地元では田代道と呼んでいた)
の工事で、荒原のチカ子さんに来てもらっていたのを思い出し尋ねた。
六十半ばの気さくそうな男の人が、愛想良く迎えてくれた。
今泉伸夫さんといって、チカさんの次男だそうである。
伸夫さんの話によると、チカさんが昨年亡くなったので、
自分が江戸(東京のことだと思われる)から戻って、
生活しながらあちこち整理しているとのこと。
事情を話すと、伸夫さんたちも、この地域の歴史を残したいと、
彼方此方と調べ、昨年それを『田代(荒原)百話』に纏めた。と言って、
一冊の冊子をいただいた。
過疎化も極まって、荒原に定住しているのは自分だけになった。
携帯は繋がらないが、ネットは出来るので仕事は何とかなるし
自分は此処が好きだから、出来る限りここに住むつもりだ、
禄代塚にも行ったことがあるから、連絡をすれば案内をして
くれるという。
・・世間話に切りはない。お願いをして、お礼を言い、本荒原にまわった。
すっかり荒れ果てていると思いきや、誰か世話をしに通っているのだろう、
田畑は耕作され、周りの草も刈ってあり、里の形態をなしている。
・・おそらく、禄代塚に伝わる泥棒は、本荒原の庄屋の家に入った筈だ。
(荒原は二つの窪に別れていて、伸夫さんの家は吉の口)
それらしい家があったので、とりあえず写真を撮り、帰路についた。
・・温暖化したとはいえ、新城に比べれば作手は寒い。
3~4度は違うだろう。伸夫さんは薪ストーブで暖を取っていた。
『私は絶対にここには住めんわ』
家内に言われる間でもない、医者いらずの健康体と、
田舎を愛し楽しむ心を持つ人・・・、ここに住める人はそうはいない。
この頃あちこちで見かけるようになった皇帝ダリアだが
鮎滝の降り口近くの、ミッチャの皇帝ダリアは兎に角デカイ。
此処は日当たりは良くない、と言うより今の時期は殆ど終日日は当たらない。
何でこんなにデカくなったのか良く分からん。
『まあ、皇帝ダリアだでこんなもんだら・・』
ドヤ顔のミッチャに反発してやりたいのだが、この高さには圧倒される。
流石、【皇帝】だ。
久しぶりに静寿会の日帰り温泉に参加。
『年寄りと一緒に温泉なんか行けるか!』
などと思っていたのだが、いつの間にか周りを見ると同年代の顔ばかり。
自分では 『おれはまだまだ大丈夫だ』 と、思っているのだが・・・。
腰は曲り、足元はおぼつかず、〔黒い頭のネズミ〕を卒業した面々。
少子高齢化は容赦なく進む。
途中、吉良上野介の菩提寺【華蔵寺】に参詣。
もう15年ほど前になるか、忠臣蔵の通し狂言で上野介の首を掲げ、
勝鬨を上げたのを思い出し丁重にお参り。
例によって、演物は昼食を挟んで、剣劇と歌謡ショー。
婦人部には人気の大衆演劇だが、男にはイマイチだ。
いくら年寄りとは言え、もう少しボリュームを下げても聞こえるが
と思いつつ、途中で抜け出し温泉に浸かった。