Vista からの環境の引き継ぎができずに、結局、入れなおした。
32ビット最後のOSだそうだが、次の《Win8》まで気力がもつかなー。
今のところ、とりあえずは順調に動いている。
故あって、山乃手歌舞伎が上演予定【南部坂雪の別れ】の台本を清書した。
いつものことだが、役者が踊りやすい様にと、唸りながらワープロを打っていると
打ち終わった時には、ひと芝居すっかりと頭の中に入ってしまう・・。
南部坂あらすじ
お家断絶から八ヶ月、江戸、南部坂にある浅野家別邸では、内匠頭の妻瑶泉院が菩提を弔いながら、
戸田の局と共にひっそりと暮らしていた。
そこに、大石蔵之助が討入りの準備が整い明日決行すると伝えに来るのだが、
脇にいる腰元のお梅がスパイであると疑い、本当のことが云えず、
『元の起こりは御主君の御短慮より、其の為一家中は散り散りばらばら、
御主君が短慮さえ起こさねば、我に臣下も安穏に暮せたもの恨みこそあれ、
仇討ちなどとはもっての外、今日は、おいとま乞いに参りました。』
さらに、殿より預っている御用金を退職金代わりに頂いて大阪で小間物屋を始めるという・・・・・。
蔵之助はスパイのお梅がいるからと、必死で目配せするのだが、
瑶泉院はそれに気付かずブチ切れて
『蔵之助、面を上げえ、この位牌に覚えがあろう。
今は無き内匠頭が、我が手を借りて不忠の家来の成敗致す』
と位牌で蔵之助を打ちすえ、奥座敷へ入ってしまう。
(ン~、位牌で打ちのめすとは・・。すごいプライドと迫力だ。たしか、瑶泉院はこの時28歳、
現今の奥方たちが、こんなプライドを引き継いでいればもう少し違った世の中になったと思うのだが・・。
只、迫力だけは十二分に受け継いではいるが・・・。)
瑶泉院に真意が伝えられない蔵之助、
『これなるは道中筋で、名所旧跡を書きしたためて参った一巻、
何卒、御台様のお目にかけて下され』
と、道中日記(実は討入りの連判状)を、戸田の局に託して去る。
帰る途中、浅野邸の様子をうかがいに来た吉良家の清水一角にさや当てされ、
『お身は武士ではない、犬だ、犬だ、犬侍だ。馬鹿な侍だ。』
と喧嘩を吹っ掛けられた蔵之助、
大事の前の小事と必死に堪える蔵之助に、一角は、つばきをかけ上手へ入る。
『今に見よ、今に見よ清水一角、雪のあしたと諸共に、きっと恨みは晴らしてくれん!。』
(そうだ、そうだ、明日は吉良上野介と一緒に、あの憎たらしい「コ―チャ・・」じゃなかった『一角』を
ボコボコにしてやれ、と観客は一斉に拍手・・・。。)
そこへ寺坂吉右衛門、お梅を捕え下より出てくる。
『ありの穴よりつつみがくづるる、斬って仕舞え』
お梅を切って花道へ行きかける中、
ニ階障子を開け、瑶泉院
『これなる道中日記、嬉れしく拝見致したぞよ。首尾よう本懐・・・・』
『ハハッー』
《ヨシ、これで明朝、心おきなく討ち入ることができる。》
討入りの準備が万端整い、水を打ったようにこころが落ち着き、花道へと去って行く蔵之助の後を
寺坂が嬉々として六法を踏みながら追って行く・・。
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【忠臣蔵外伝、南部坂雪の別れ】
・・ん~、いい芝居だ。
だが、チョボがないから難しいぞこれは。。
山乃手のメンバーなら何とかこなすだろうが・・。
新城歌舞伎のポスターが届いた。
今年は、忠臣蔵の通しで、
一幕 大序(鶴岡八幡宮社前の場)
ニ幕 三段目(松の廊下)
三幕 七段目(一力茶屋)
四幕 元禄忠臣蔵(南部坂)
を上演予定。
11月15日(日) 午前11時開演予定。
『新城歌舞伎一座、精一杯演じますれば、
万障繰り合わせの上、大、多数の御来場を御願い上げ奉りまする。。<<m(-_-)m>>。。』
浜名湖付近を通るだろうと思っていたら、『知多半島上陸?』、呼んだわけではないのに台風18号が出沢に挨拶に来るという。これは少し風が吹くかな、と思っていたら案の定、3時ごろから「ゴオォー、ゴオォー」と云う音が、だんだん大きくなってきた。年をとってきてたいがいのことには動じなくなったが、風の音だけは苦手である。
5時半ごろ明るくなってきたので外に出て見ると、風向きが北風に変って雨はほぼ上がっていた。、前の道路は倒れた竹や、折れた木の枝、飛んできた木の葉でひどい有様だ。とても車の通れる状態ではない。風が少し収まって来たので、のこぎりを持ち出して、コ―チャと一緒に太い竹、木だけ切って、取りあえず片車線だけ開けて何とか車が通行出来るようにした。
宮川さんの家に上がって行くと、車庫が風で飛ばされて下のボタまで飛んで行った、また、裏の30㎝ぐらいの杉の木が途中でへし折れて、家の屋根を飛び越えて前の道まで飛んで行ったが、幸い家には被害はなかったと云っていた。
家の周りは大きな被害はなさそうなので、一回りしてくるかと出かけたら、美濃の守の守り木が途中から折れて電線にかかり、その重みで道路の反対側の悟朗さんの門の電柱が倒れて、電線が県道をふさいでいた。これは復旧に時間がかかりそうだ。
自宅の裏山も30―40㎝の杉の木が5、6本根こそぎになった。雨は『七夕豪雨』の方が酷かったが、風は伊勢湾台風以来の大風だろう。
西谷下のマコモのほ場に10時集合。
三枝≪さいぐさ≫先生に、4月末に植えたマコモタケの出来具合や収穫の仕方の説明を聞いた。真中に芽が伸びて大きくなり色が変わると固くなってしまうので、根元が太くなり芽が少しだけ出て白いうちに採った方がよいそうだ。
そのままでも食べれるというので、一本貰ってかじってみた。
『・・・マコモタケの味だ。』
三枝先生、話が上手くて健康食品のセールスと間違えそうだ。
最後に「今日は、特別に3個で1万円!」などと云うのではないかと、眉にツバをつけて聞いていたら、100円ショップで皮むき器を買ってきてマコモタケの皮を剥けという。
それ程裕福ではないらしい。やはり大学の先生というのは本当のようだ。
公民館に戻ると、フードコーディネータ一・田村康宏さんのオリジナル、マコモタケ尽くしが待っていた。田村シェフの説明を聞きながらマコモタケ弁当を食べた。正直、美味かった。一流シェフが腕に縒りをかかれば、出沢のマコモタケも高級食材になるということがよくわかった。さすがはプロだ。
来客の中に豊明から来たという人がいて世間話をした。
この辺りでは、毎晩イノシシが出て電気柵がなければ荒され放題、その上に鹿が出る、猿が出るわで困っていると云ったら、興味深そうに聞いていたが、豊明では、イノシシや鹿は出ないが、最近、外来種の『猫より大きなネズミ』が田んぼで増えて困っていると云っていた。
猫より大きなねずみか・・、小さなねずみは可愛いが、猫より大きいとなるとちょっと想像できんな、凶暴でなければ何とかなるとは思うが・・。総合公園でたむろしているノラ猫たちに見せて、どんな顔をするか見てみたいものだ。