〈ちいと荷が重いかも知らんが、台風を追い払ってもらえんかのん・・〉
七久保のお不動様に願かけ・・・?。
《お前なあ、俺をナメとるのか!》
一瞬、お不動様が光ったような気がした。大急ぎ退散。退散。
このお不動様は怒ると、かなりのパワーを出す。
何とか日曜だけでもお情けを。
2日間雨が降らなかったので何とかデモランコースが出来た。
安定処理をしてあるので多少の雨なら大丈夫だが、台風の直撃を喰らうと・・。
役得と言う訳ではないが、出来たてのコースに乗入れチェックをした。
・・・観客席が埋まっていれば、これはさぞかし気持ちが良いことだろう。
後は、ラリーの神様に良い天気にしてくれるように祈るのみ。
朝早くのミッチャからの電話は、イノシシか鹿の話に決まっている。
今日は出沢のお祭だというのに、朝7時にミッチャから電話だ。
滝川の水路に鹿が落ちて泳いでいるのを、献じ物に【アケビ】か【キノコ】
がないかと探しに来たコウチャが見つけたという。
・・大急ぎ私は止め差し、ミッチャは鉄砲を担いで水路に駆けつけた・・。
ツノが咲いていない、まだ幼獣だ。美味しそうだが解体まですると半日仕事だ。
十時半の式に間に合わない。今日はお祭りだし放してやるかということに
なったのだが、これがまたたいへんだ。なんせ相手は野性で生きている、
泳いでいる。60㎏ぐらいのオスだ。
三人がかりで一時間ほど悪戦苦闘、漸く水路の横の通路にズリ上げた。
・・山に逃げろと追ってやるのだが、疲れているのか、落ちた水路が怖いのか
へたり込んで歩こうとしない。しかたがないので、私がツノを掴んで引っ張り
コウチャが尻を押して水路脇の叢まで連れて行った。怪我をしている様子もないし、
ヨロヨロとだが歩いて山に入って行ったのでおそらく大丈夫だろう。
鹿は優しい。まるでお礼を言うように、振り返り振り返り、去って行った。
今日は八平様の秋祭り。これも縁。
雨が迫っている。・・・。
明日から2日間中学校のマラソン大会で作業ができない・・・。
急ぎに急いで陸上競技場にほぼ6割路盤をつくった。
野外のイベントは天候次第。こればかりは人間の力では何ともならない。
ただ天を仰ぎ、祈ることしかできぬ。
■空の広場仮設舗装完了。
これで公園内SSが使用可能となった。
15:00 仮設舗装が完了したので、コースをチェック。
もちろん園内通行許可証を頂いている。
園路なのでスピードは出せない、せいぜい30㎞。
舗装部はまずまずの出来だ。これなら何とかなるだろう。
雨で一日伸びたが、明日からはいよいよメイン会場の準備だ。