滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

魚道代替施設設置(2)

2021年03月19日 | 鮎滝・新滝

.魚道代替設備

そして20数年、河川環境も変わり、釣り客も減り、組合員も高齢化した。
いつまでも協議していても始まらない。
幸い、今の所、鮎は毎年遡上してくるので、
現在行っている掬い上げの施設を整備し、魚道に代えることにした。
索道のタワーはコンクリート製の恒久的設備とし、
少ない労力でできるように、電動ウインチで吊り上げる施設とした。
尚、施設の維持管理は県にして戴けることになった。

先のことは判らないが、とりあえず暫くは持続可能だろう。

.自然と共生
魚道代替設備は出来た。稚鮎の遡上が待ち遠しい。
初遡上は毎年4月20日頃だが、今年はどうだろうか。


長篠堰堤は100年かけて、寒狭峡に溶け込んだ。
工事中の設楽ダムが完成すれば、また川の状況も変わる。
いつの日か設楽ダムも自然と共生できる時がくると信じたい。
鮎が上ってくるうちは、
まだ川は生きている、自然が残っている、人も生きていける。
寒狭の激流を遡る稚鮎は、自然の証、明日への希望、
飛べ翔べ稚鮎、ガイアの精霊。

■2021-03-19

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魚道代替設備設置(1)

2021年03月18日 | 鮎滝・新滝

.特別採捕

猿橋・鮎滝を物ともせずに上る鮎も長篠堰堤で遡上を阻まれる。
毎年4月中頃から約一月、新滝で漁協の役員が遡上する稚鮎を掬い、
上流に運び放流する。寒狭川の春の風物詩、知事許可で行う特別採捕である。
新滝から寒狭峡大橋の下の駐車場まで、簡易な索道を張り、
稚鮎の入ったバケツを吊り上げ、軽トラに積んだ水槽に入れる。
鮎は回遊魚だ。泳ぎ続けていないと、直ぐに酸欠になり死んでしまう。
水槽に酸素を吹き込みながら、大急ぎで頭首工の上流まで運び放す。
高齢化が進む漁協役員には厳しい仕事だ。
もし、稚鮎が自力で堰堤を上ることができれば、こんな苦労をしなくてもよくなる。
長篠堰堤の魚道は、寒狭川漁協組合員の長年の切望であった。

.長篠堰堤に魚道を
話は30年近く逆上る。
豊川用水計画で鳳来町長楽(現:新城市玖老勢)に頭首工を造り
寒狭川の水を、約5kmのトンネルで、宇連川に導水することになり、
国と漁協との間で話し合いが行われた。
当然、漁協は反対をしたが、最終的に受け入れざるを得なかった。
計画を受け入れる条件の一つが、長篠堰堤に魚道をつくることであった。


頭首工は平成9年に完成したが、
堰堤の魚道については、国(県が代行)と漁協が、協議を重ね続けても、
 1.寒狭峡の景観を損なわずに設置できるか
 2.本当に稚鮎が遡上できる魚道ができるのか
 3.費用対効果の検討
などの問題を解決できなかった。

魚道代替設備設置(2)へ

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新城ラリー’2021;コース整備_2021-03-15

2021年03月16日 | 地域

■2021-03-15
雁峰北(SS7/SS10)整備中(七久保~布里)
アウト・イン・アウトでコース整備する路面清掃車は
理由あって国産だけど左ハンドル。

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新城ラリー’2021;コース整備_2021-03-09

2021年03月10日 | 地域

■2021-03-09
雁峰北(SS7/SS10)整備中(七久保~布里);タイヤショベル

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銭亀のくくり罠に50キロの♀鹿

2021年03月05日 | 檻クラブ

■2021-03-05;銭亀鮎滝の下り口のボタ。
久しぶりの獲物だ。
鹿は用心深くなかなか罠を踏まないのだが
ついにミッチャの執念が勝った。
自分でも分からんくなるぐらいの罠を掛けて
漸く、銭亀のくくり罠に≒50キロの♀鹿だ。
満面笑顔のミッチャを見るのは嬉しいが、一オクターブ高い声は
コロナが収まるまで、やめてほしいものだ・・・。

あれだけいたイノシシは、最近、全く見かけなくなった。
やっぱり、豚熱(CSF)にやられたのだろうか?。

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