やっぱりこの雨で上ってきました。まだ水が多いので観音様下の一番手前で跳んでいます。滝壺が黒く渦巻いてその中から鮎が湧き出て来るようです。水位が下がって本滝だけになってしまえば上れないのでここ一両日が勝負と鮎も必死です。
道敏君の話では3割ぐらいは滝の上流に上るそうです。今日網を出せばやたらと捕れそうですが、まだ解禁前、がまん我慢。
やっぱりこの雨で上ってきました。まだ水が多いので観音様下の一番手前で跳んでいます。滝壺が黒く渦巻いてその中から鮎が湧き出て来るようです。水位が下がって本滝だけになってしまえば上れないのでここ一両日が勝負と鮎も必死です。
道敏君の話では3割ぐらいは滝の上流に上るそうです。今日網を出せばやたらと捕れそうですが、まだ解禁前、がまん我慢。
19日から20日にかけての雨で、本格的な遡上が始まりました。鮎滝はまだそれほどでもありませんが、新滝は土砂降りの雨のように跳んでます。
ザワザワで漁協の役員が、放流のため網で掬っているのですが、ひと網で2-3キロ入ってしまい重くてタモが上げれない程だそうです。このまま順調に行けば今年は豊漁が期待できそうです。
出沢区内を回覧していた設楽ダム建設反対の署名が集まりました。総勢139名、笠網漁を守る会の代表は林道敏さんになっていますが、これは出沢全戸の強い要望です。
渦巻く賛否両論が時代の背景の中で歴史を刻んでゆくことになるのでしょうが、その中で笠網漁を守るために私たちが何を考えどう行動したかを未来人たちに語り継ぎたい、そんな気持ちで行動を起こしました。とりあえず、署名を県の河川課に送付することになります。
試験放流中の徳山ダム(岐阜県揖斐川町)下流で、天然遡上(そじょう)のアユが確認されなくなったことが、地元漁協の調査で分かった。漁協関係者は「遡上のピークを迎えた時期に、姿が見えないのは初めて」と危機感を募らせている。
調査したのは、ダムから下流30-50キロを管理する揖斐川中部漁協(揖斐川町)。5分間の目視調査で、試験放流が始まる前日の4月23日には、340匹を確認したが放流翌日から5月2日まで1匹も確認できない日が8日連続した。 2008年5月3日 中日新聞朝刊 TITLE:徳山ダム-流水の正常な機能の維持-
URL:http://www.water.go.jp/chubu/tokuyama/about/a-o-
runningwater.html 川にいつも一定の水が流れるようにします雨が多い時にはダムに水を貯め、少ない時には放流して川の流れを安定させます。下流の人々の暮らしや、川で生きる動物、周辺で育つ植物の命を守ります。
設楽ダムのホームページは徳山ダムと殆ど同じに見えます。設楽と徳山を入れ替えたら気がつかないかも知れません。揖斐川の現状は10年後の豊川ということでしょうか。巨大なダムを造り川をせき止めて、自分たちの都合で水を流すというのは人間の奢りなのでしょうね。
「川で生きる動物、周辺で育つ植物」 達にとっては住み易い環境ではないようです。自然(人間の手の加わらない、そのもの本来のありのままの状態)を守ると云うのは難しいですね。一切何もしないと言うことですから。
稚鮎の放流だって勿論自然環境を破壊しているはずです。本当に自然を守るのには極限の忍耐力を必要とするようです。おそらく神様でも無理でしょうね・・。仏様ならなんとか持ちこたえるかもしれませんが・・。
そもそも、自然を守るという考えそのものがおこがましいのかも知れません。守られているのは人間のほうかも・・。 それにしても水余りと反対運動の中、強引に進められて行く経緯は両ダムともよく似ています。何か非常に強い意志のようなものを感じますね。
そういえば、徳山ダムは下流の横山ダムの浚渫土を使ったとか。たしかあの一帯はイビデンと中部電力(旧東邦電力)発祥の地・・。発電という大義もあったな。ところで設楽には山と「空」以外に何かあったかな・・。
新滝まで遡上してきました。10㎝以上あるようなので放流した鮎のようです。時折ウグイの跳ねるのも見えます。まずまず平年並みです。引っ切り無しに跳んでいるように見えるのですが、写真に撮るとほとんど写っていません。気に入るのは100枚に一枚、デジカメでよかったとつくづく思います。
これから解禁(6月1日)までの間、増水する度に数が増えて来る筈です。