■防災訓練
テントを張り、消火訓練をし、
発電機を掛け、チェーンソーを回す。
マンネリ気味の防災訓練だが、機械モノは定期的に
動かさないと掛からなくなる。
■二百十日のご信心
炊き出しが出来るのを待つ間に、氏神様にお千度詣り。
頭を下げ、榊の葉を一枚づつ捧げながらグルグルと拝殿を廻る。
宮総代さんが用意した、榊の葉千枚が終わるまで続く。
防災訓練より、もっとマンネリ化していると思うが、
まだ信心心が残っているのだろう。もうやめようという者はいない。
区長が最後の一枚を捧げ、区民揃って台風の被害が無いよう祈る。
二礼二拍手一礼。
■2016-08-26_11:30_WT25℃;鮎滝△
ヤヤ!!、誰か鮎滝に倒れているぞ・・・。
・・早く救急車を呼ばなくては・・・。
まてよ・・と思い直し、声をかけると、ミッチャだった。
鮎は飛ばんし、暑いしで日陰で休んでいたら、
ついウトウトしてしまったそうだ。
『10匹程捕ったが、半分ハヨ、今年はまあ終わりだなあ』
とのこと。
永いようで短い笠網漁のシーズンが終わる。
考えてみれば、一年で世代交代をする鮎は急いで生きているものだ。
今年は、個々には当たり外れがあるが、全体的に見れば先ず先ずの漁獲だった。
■2016-08-22_11:30_WT25℃;鮎滝△
橋から眺めると誰か滝で網を当てている。
あの格好は久栄さんだ。一寸様子を見てくるか・・。
『まんだ、ちったあ飛んどるかのん?』
桶を覗くと10センチ程の小さな鮎が、三十匹位はいるだろうか。
捕っても半分はハヨだという。
この頃くたびれやすくなった、と網を置き岩に腰を掛けて暫し世間話。
二十歳の時、東京に使いに行って空襲に遭った。
日光に疎開していた、子供時代の平成天皇に会った。
などと経験談がそのまま歴史だ。
大正14年2月生まれだそうだから、満92歳と6ヶ月。
四十数年前に逝った、自分の母親と同じ年だ・・・。
久栄さんのように、元気に年を重ねたいと思うのだが、
目標は遥か遠い。
■2016-08-21_15:30_WT25℃;鮎滝・・・
今日は地蔵盆。
例年通り、お札を滝に投げ入れ、鮎滝のお地蔵様に
捕った鮎の供養と笠網漁の無事を感謝しお参り。
滝のほうはポツリポツリ飛んでいるが、滝番がいないので
鮎かハヨかは判らない。
・・今年の笠網漁もそろそろ終漁だ。
■2016-08-14_14:50_WT25℃;鮎滝***・・・
鮎滝は今日もよく飛んでいるが、出沢では昔から、盆に川に行くと
〔シンノコ〕を抜かれると云われている。
〔シンノコ〕を抜かれた人の話は聞いたことはないが、
盆に殺生してはならぬと、滝番は休み、猪の罠は止める。
気のせいか、鮎が安心して伸び伸びと飛んでいるように見える。
■2016-08-11_11:50_WT25℃;鮎滝◎◎◎・・・
今年はもう鮎滝は済んだな・・、と思っていたら
二三日前から飛び出したという話を聞き、
久しぶりに滝を見に行った。
よく飛んでいるのだが、滝番の姿が見えない。
今日は当たり番の和之さんたちの筈だがと、
携帯をかけると、
『これ以上鮎を捕っても、どおしようもないし、
この暑さじゃあ熱中症になるで、今日は滝は行かん、
鮎が欲しいなら、代わりに欲しいだけとってくりょお』
との返事。
そんなら、ちょっと遊んでいくかと、笠網をもって降りていった。
出来るだけ大きな鮎を捕ろうと、笠網を振り回すこと一時間。
200位は捕っただろうか、流れる汗で滝が増水。
ヤバイ、これ以上此処にいたら熱中症になる、と早々に引き上げた。
■2016-08-01_10:50_WT26℃;鮎滝◎◎・・・
桶の中に100尾余りの鮎。
「まあまあだのん・・。」
『こんなの飛んだうちに入らんなあ、いつもなら一網だが・・』
今日はカズユキさんの番だ。当たり番は最後まで当たる。