今年は長雨で水量は豊富、稚鮎は順調に遡上しているようだ。
新滝を上った稚鮎を一群、寒狭峡大橋の下で確認。
2015-04-27 15:00 WT=15.0°
橋詰檻の久しぶりの客は雄の仔鹿。
大渕のように深く澄んだ瞳で見つめられると、
思わずオキシトシンがあふれてくるが、
後の被害を思うと逃してやるわけにもいかず。
可愛そうだが、これもお前の運命だと云い聞かせ、
ミッチャに電話。
「おーい、剥製ができたぞー」
ミッチャからのケータイに、早速、
公民館長の和之さんを呼び出し、飾り付け。
ハクビシンは、去年の暮、富住下の市道の真ん中に
車に撥ねられて、一晩横たわっていたにもかかわらず、
外傷もなく、きれいな顔をしていたので、ミッチャと相談して剥製に。
シカも暮れの十二月十五日に西沢の檻に入った奴だ。
此奴も、檻の中でおとなしくしていたので傷もなく、
角も立派だった、剥製にして公民館に飾ろうと頼んであったのだ。
人知れず処理されていく仲間たちを代表して、ここに鎮座し、
公民館を訪れる人に挨拶をすることになった。
これも縁。
お寺参り旅行から帰ってみると
ミッチャの作業小屋が、何者かに体当りされて
戸袋諸共雨戸がバラバラに。
笠網が無事だったのは不幸中の幸い。
駐在さんが調べたが、犯人を特定できず・・。
日頃の恨みを晴らそうと、
奈良の鹿友からメールをもらった出沢の猪鹿が、
ミッチャの留守を狙って、犯行に及んだのではないかと巷の噂。
林新区長の多難な一年が予見される。
石舞台⇒壺坂寺⇒薬師寺⇒吉野山
大久保さんの世話で、小学校の修学旅行以来の奈良見物だ。
普段、出沢が、世界の中心だと力んでいても、やはり奈良まで来て、
石舞台で拝し薬師寺のお堂を見上げると、歴史の重みに圧倒される。
・・寺参りばかりしていると、年寄りを笑っていたが、いつの間にか
自分たちも、無病息災・ガン封じ・眼病予防とお寺のハシゴだ。
其れにしても、これで引継ぎが終わり、漸く区長の責務から解放された。
長かったような、短かったような、あっという間の一年だった。
幸い、大きな災害もなく、事件・事故もなく穏やかな一年だった。
支えてくれた役員、区民に感謝。氏神様にご先祖様に感謝。