少し公開から遅れての鑑賞となりました。動物物は大概結果は分かっているのですが・・・それでも
冒頭から主人公の神崎(堺雅人さん)が保健所で可愛い犬にソーセージをあげているシーンから始まり、ほほえましいな~
などと観ていていたら…自らガス室へ連れて行き、殺処分・・・・その流れに少し驚き(それが現実なのかもしれませんが)
話の中で飼い犬が年を取り保健所に依頼する…それは無いだろ~とか思いながら観ていて、犬にかかわらずどんな生き物
にしろ命あるものを飼っているのなら最後までちゃんと見届けて上げなければならないと思う。
この映画の一匹の元飼い犬が野生化し、人を恐れ、心を開かなくなった状況をなんとなく把握し心を開かせる。
劇場内では時折すすり泣く声が聞こえてました。ストーリーもとても丁寧に作られていて、さすが山田洋二監督とタッグを組んで
居た方の作品だな~と感心しました。所何処でで女性監督ならではの感性が出ているのではないでしょうか。