1890年、和歌山県串本町沖、後のトルコとなるオスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールルが台風の為座礁し、大破
海に投げ出された600人以上の内500人以上が命を落とす。暴風雨の過酷な中賢明な救助が行われる。
が・・・すみません何故遊女が出てくる場面が必要なのか少し疑問に思いました。その後の演出は監督にやられました!金貨や剣が日本人の
子供たちに持ち去られその後のシーン・・・日本人が忘れかかっているであろう『真心』と言う言葉久しぶりに耳にした気がしますお金よりも物よりも
大切なもの、再確認した気がします。前半は終わるのだがもう少し島民とトルコ人の交流が描かれていなののが少し残念です。
そして場面が変わり1985年のイランイラク戦争サダム・フセインが無条件に三日後には上空を飛ぶ飛行機を戦闘機でも旅客機でも無差別に
撃ち落とすと宣言しテヘランから逃げ惑う人々・・・渦中の日本人は?各国の多くは国が自国の国民を避難させるために臨時の旅客機を飛ばし
避難させていたのだが、日本は?自衛隊機も飛ばせない民間はと言うと、パイロットが全員拒絶したとか現実的には長い物には巻かれろ!!
と、言う事でしょうか?自国の飛行機も出ない中、トルコの大使館員の配慮でトルコが旅客機を日本人の為に一機出してくれる事となるが
空港には多くのトルコ人が飛行機に乗り脱出したいがため詰めかけておりとても日本人が乗り込むだけの余裕は無し・・・
見かねたトルコ人大使館員の過去に日本人に助けられた自国の国民の事を思い出させ、日本人に飛行機を譲る…出来ない事です。
危険を顧みずトルコが日本人の為に救援の飛行機を差し向けてくれました。現総理はどう思い、観るでしょう・・・
海外において又同じようなことを繰り返すのでしょうか?恩義や友情・真心と言ったテーマとは別に、これからの日本に対するメッセージの込められた作品だと思います
かといって、変な政策に使われたくは無いと思いますが
邦人を、自衛隊が助けなくて良いのか!なんて言う危険な方向に向かない事を願います。
映画って・・・いえ 真心って忘れてはいけないですね 本当に良い物ですね