信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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未来を花束にして

2017-03-08 12:12:12 | 映画

実話をもとに、1910年代のイギリスで参政権を求めた女性たちの姿をキャリー・マリガン主演で描いたヒューマンドラマ。1912年、イギリス・ロンドン。

洗濯工場で働く24歳のモードは、同僚の夫と幼い息子の3人で暮らしていた。ある日、女性参政権運動活動家である友人に代わって公聴会で証言し

「今とは異なる生き方があるのでは?」という疑問を持つようになる。それがきっかけとなり、モードはWSPU(女性社会政治同盟)のリーダーである

エメリン・パンクハーストの演説を聞き、デモにも参加するようになる。しかし、女性の政治活動を不満に思う男性も多く、夫からは家を追い出され、息子

と会うことも禁じられ、さらに工場長からもクビを宣告されてしまう。

キャリーマリガンさんの体の芯からの演技は素晴らしいと思います。幼顔で表現する苦悩や痛みは、こちらに痛いほど伝わります。

ただ、これが史実なのかわかりませんが内容がちょっと・・・爆破やガラスを割ることで、女性の地位を得た?と。最終的には一人の活動家が命を張って

世間を開眼させました。そこまでしなくては、正せない世の中だったのでしょうか?今のテロリストと変わりないのでは?宗教や人種と女性の参政権は

比べられないかもしれませんが、100年後に、今、爆弾を仕掛けたり、自爆する彼等が映画で賞賛される様になるのでしょうか?

彼女達の志が、今の世の中の土台となっている事は良く解るのですが・・・・

終盤の自爆テロ(爆弾は使ってないけど)が称賛される意味も背景も正直、共感出来ませんでした。 が・・・確かに<力でなければ解決できない>事が

山ほどあるのは現実です。それを批判する気は毛頭ありません。

映画の最後に、各国が何年に、女性の参政権を認めたか、文字で出てくる。日本はなかったが、調べたら、1945年でした。 意外と遅かったんですね

 ほんの一瞬しか登場しませんでしたが、貫禄のメリルストリープさん。

                                                                                   流石です ☆☆☆