マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)
学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン
(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。
ラ・ラ・ランドを物ともせずアカデミー作品賞を受賞した本作︎品。 どんな映画か気になるのは当たり前の話です。
作品は、とてもシンプルで3つの時代の主人公を別々の俳優が演じているのですが、演技の統一性があり感心してしまいます
ドラッグ中毒の母親にネグレクトされ、愛のない言葉や態度に傷つき、恩人の秘密を知ってしまい悩む幼少期
同級生からの人種差別や同性愛への嫌がらせに耐えながらも、恋心やフラストレーションをうまくコントロールできない少年期。
ある出来事で環境が大きく変わり、見た目も生活も大きく変化した青年期。
人の強さと弱さ・・・変わる環境と変わらない気持ち。誰にも理解してもらえないもどかしさと理解しあいたい純粋な気持ち。
幼少期の恩人からもらった「自分の道は自分で切り開かなければならない。誰にも決めさせちゃいけない」という言葉・・・
大きな盛り上がりも無く淡々と進む物語・・・そして以外なラスト・・・ ん~ ・・・・
薬の売人になり身体がマッチョなのに最後の眼差しがあの頃の
少年のようだった・・・本当の心は・・・・ ☆☆☆