私にしては珍しく同じ作品の2回目です。 上映館が異例の延長をしていたのでどうしても又観たくなり鑑賞です
派手なストーリーも無ければどんでん返しも無い作品ですが、日本人の奥ゆかしさ・自然と協調する心・一期一会
の大切さを心から感じさせてくれた作品でした。初めて知る茶道の世界、その中には季節を感じ、時を感じ、気持ち
を置く精神が詰まっている。日常忘れている「今この時を大切に生きる」ということを・・そう、みんな忘れている
平和な日本、どんなに離れていようと今の時代は携帯もあればパソコンさえ開けば多少離れている家族でも話が出来る
茶道の始まった時代はその時その時にお会いした方にもう一度会えると言う機会は本当に少なかったでしょう。
「一期一会」の言葉が私には本当に響きます。。。今年も私の「恩師」を亡くしました。。正直辛いです。
最後にお会いしたのは・・と考えると「あの時もう少し話をしとけば・・・」と、後悔の念に駆られています
この作品と出会い、一段と「水の音の違い」「風の吹く音の違い」「山の音色」・・・に気を付けたいと思う
この作品をもう一度、観て感じた事・・・人生に四季があるとすれば、冬もある!そんな季節の中で居場所を見つけ
られたら幸せだと思う・・・人生は自分の道をいくしかない。。。。いろいろな人、業界、地域に出会うのだが
簡単にはわからないし簡単には受け入れられない事は多い。此れからの人生を上手く選択できる知恵を持てるように
なりたい。個人的には、最後の「教えることで教わることがいっぱいある」という先生の言葉が身に染みました。
心に響く映画とはこの様な作品を言うのだとおもいます映像も日本の四季を丁寧ね描き、美しいの一言です。
12年に一度しか使用しない・・・
何時、離れ離れになるか
ダルマの『軸』の場面には心から
季節の移ろいを感じ取れる豊かさこそ人生だと感じますし、地味だけれど沁みる作品です。再度 ☆☆☆☆☆ DVD買うでしょうね