14歳の少女クララ(マッケンジー・フォイ)は、機械をいじることが大好きで、ほかの子と遊んだりお洒落を
したりすることが不得意だった。ある日、彼女の豊かな想像力と聡明さを認めてくれていた母親が亡くなる。
悲しみの中、彼女は“花の国”“雪の国”“お菓子の国”“第4の国”から成る秘密の王国に迷い込む。そこでクララは
自分のことをプリンセスと呼ぶくるみ割り人形フィリップやシュガー・プラム(キーラ・ナイトレイ)と出会う。
この映画は、母親の死を受け入れられなかった娘が立ち直る話でした。ディケンズのクリスマスキャロルに似た
クリスマスには奇跡が起きるというファンタジー映画です。日本人には馴染みがありませんし本来、欧米では
クリスマスは、奇跡が起きる日なのだそうですから・・・本当にこの作品が伝えたいのは、クララと大尉との
別れのシーンでクララが大尉に言うセリフでは無いでしょうか?
本人が自覚したからこそ、大尉にあのセリフを言えて、家族と向き合う事ができ、また前に進もうと思えたのです。
あの不思議体験は、現実なのか?なんてのは重要視する事ではないのは無いでしょうか?クリスマスには、奇跡が
起きるよね!ってハッピーになれれば良いんです・・・・でも、ネズミが出てきて、ディズニーでネズミが悪者
なんてあり得るのか?等と思いながら観てましたが、やはり味方でしたね~・・ですよねーって感じでした
昔話の定番である、王子様と結ばれるというカタチのハッピーエンドではなく、親子の絆を再確認するというのも
現代の風潮に合っていたのかもしれませんね
もうちょっと音楽をメインだったらな~と・・ ☆☆☆