信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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劇場版「きのう何食べた?」

2021-11-21 14:27:11 | 映画

    雇われ弁護士の筧史朗(シロさん)とその恋人で美容師の矢吹賢二(ケンジ)にとって、2人でとる

    夕食の時間が日々の大切なひとときとなっている。ある日、史朗の提案で、賢二の誕生日プレゼント

    として京都旅行に行くことに。賢二は京都を満喫していたが、道中に史朗からショックな話を切り

    出されてしまう。この旅行をきっかけに、2人はお互いの心の内を明かす事が出来なくなってしまい……

    同性愛という重くなってもおかしくないテーマも盛り込みながら、ナチュラルに普遍的な愛の物語に

    なっていたのは素敵です 映画だからといって特別な出来事は無く、テレビ版の延長で安心して

    見られました。テレビ放映当時より内野さんの演技は話題になっていましたが、今回はシロさん

    演じる西島さんの演技に泣かされました!好きな人を失うかもしれない不安をケンジに鼻を赤く

    して告白したシーンは涙ものでした。ゲイの恋愛は出会いからして難しくその出会いに至るまでの

    孤独は異性間のもの以上の孤独だと思います。そしてやっと出会った大切な人をなくすかも?

    と言う不安、シロさんとケンジの愛が最もよく出た瞬間なのではないでしょうか?

    傷つきやすいお互いを心の中でそっと理解し励まし寄り添う2人の姿は見る人に愛のおすそ分けを

    してくれるでしょう。和食のブリ大根から洋食のアクアパッツァまでのいくつかのメニューの丁寧

    で簡潔な調理過程を解説するシーンがありますが結構使えそうですよ(笑)

       当たり前のことだけど

        割となおざりになっているかもしれないと、この映画を観て気づかされた   ☆☆☆★


老後の資金がありません!

2021-11-21 10:07:21 | 映画

    節約がモットーの主婦・後藤篤子(天海祐希)は、夫の給料や自身のパート代をやり繰りして老後の資金

    を貯めてきた。ある日、しゅうとが他界し400万円近い葬儀代が必要になるが、自身のパートの契約が

    更新されず、さらに娘の結婚が決まって多額の出費に頭を抱える中、夫の会社が倒産してしまう。

    そして成り行きで同居する事になったは、姑は金遣い荒かった!

    『老後の資金がありません』の題名の通り、今、置かれた自分の生活と重なり、気になっていた作品

    人生、お金が全てでは無いとは思うが、これから老後設計を考える身としては、やはりお金は大切です 

    主人公に共感するシーンも本当に数多くあり、クスっと笑いながらも、切実感も伝わってきた。しかし

    決して暗い展開ではなく、むしろ明るいホームコメディー風に仕上げているのは、前田哲監督の演出か

    主人公の妻役の天海祐希は、キャリアウーマンから、こうした主婦役を演じても安定感ある演技で言う

    までもない。松重豊は、老年に片足突っ込んで、頼りない夫役にはピッタリの配役。

    そして、今回の作品の中で、ひと際異彩を放っているのが、現在88歳!我が母と同い年とは・・・

    まだまだ女優として突き進む、草笛光子。ヨガシーンでの体の柔軟性にはビックリさせられました

    只・・・脇役においては、ピークを過ぎた芸人や役者じゃないタレントの○○な演技は・・・??

    そこは物足りなさは感じてしまいます 

    見栄を張らなければ、少しは楽に生きられる。ぼた餅、3つは食えない。人生はほどほどが丁度良い

    と言うのが本作の言いたい事でしょう。見栄を張らなければ、楽に生きられると

     今あるお金で幸せだと感じられる

                          生活をしようと思えば何とかなるのかな~ ☆☆★