ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、禁断の呪文によって
時空をゆがませマルチバースの扉を開いてしまう。世界を元通りにするため、彼は
スカーレット・ウィッチことワンダ(エリザベス・オルセン)に助けを求めるが、
時すでに遅く、恐るべき脅威が人類に迫っていた。
そしてその脅威こそがドクター・ストレンジと同じ姿をしたもう一人の自分だった
スパイダーマン・ノーウェイホームが面白かったので、そこからの落差が激しかったです。
始めから何だか意味不明な展開で、もしやディズニー+観てる前提の作りなのか?と
思ったら、やはりそうなんですね(泣)ワンダビジョンなんて見てないから少し
入り込めませんでした万華鏡のようにくるくる変わる映像がゴージャスで楽しい。
一方、多元宇宙という壮大なスケールの割に「中年の自分探し」みたいな、割と身近
というか所帯じみた話だなと思った。
ワンダもドクター・ストレンジも凄い能力者なのに「違う人生があったかもしれない」
という思いを持っている。ワンダは子供が欲しかったし、ストレンジは好きな女性と
結婚したかった。決して今が幸せじゃないわけではないけれど、でも大事な何かを
諦めてきた・・・というと、多くの中年が同じ思いを抱えているような気がする。
ただ世界を操る魔女が母親になりたい一心で狂うのは確かに気の毒だけどちょっと安易
というか古臭いテーマのようにも感じる。
ストレンジが結婚に憧れるのも同様。なのでストーリー自体は正直そこまで面白い!
というわけではなかったのだけど、映像の楽しさで星ひとつプラスという感じ。
しかしドクター・ストレンジ作品としては二作目なのにアベンジャーズシリーズ出まくって
いるので二作目と言う気がし何ですが・・・
MCUについにX-MENのチャールズ・エグゼビア登場!! 次回作に期待 ☆☆☆