謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が次々に現れ、その存在が日常となった日本。
通常兵器が全く通用せず事態が長期化する中、政府は禍威獣対策の専従組織・通称
「禍特対(カトクタイ)」を設立する。田村君男(西島秀俊)を班長に、さまざまな分野の
スペシャリストから成るメンバーが任務に当たる中、銀色の巨人が突如出現。
巨人対策のため、禍特対には分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され作戦立案
担当官・神永新二(斎藤工)と組む。ウルトラQをから初代ウルトラマンを見て育った
私が観た感想は、半世紀前に作られたウルトラQやウルトラマンのシリーズがドラマ性
や音楽、怪獣の造形において、いかに創造力の優れた作品であったかが再認識できました。
シン・ウルトラマンには、相当の庵野色を覚悟して鑑賞していたのですが、前半は昭和
シリーズをほぼほぼリメイクといった感じで、昭和世代としてはうれしく鑑賞する事が
できたが映画後半はオリジナルの要素と怪獣造形のエヴァ化が酷くなり、
前半のワクワク感が半減してしまったのが残念です。昭和ウルトラをシンゴジラとエヴァ
の庵野風に味付けしたところでしょうか?
役者さんでは田中さん(こういう役所は適任)、山本さん(メフィラス感、怪演)、有岡さん
がよかったラスボスはやっぱりゼットン!しかも形態がヤバい。あれこそ最強の使徒だよ
使徒!あれ?エヴァ?個人的にはバルタン星人を顔見せ程度でいいから出すとか、
初代ウルトラマンのOP主題歌やメロディはどこかで使って欲しかった。
【追記】バルタン星人に関しては、諸般の事情により使用出来なかったとのこと。
カラータイマーは、本来なかったところをデザイン設定者の意図に反して付けられた
もので、これが本物のウルトラマンだと思います ウルトラマンを知らない世代には、
ちょっと退屈かもしれません
できれば怪獣(または宇宙人)対ウルトラマンをじっくり描いて欲しかったです ☆☆☆★