きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ZORRO THE MUSEICAL」

2011年01月30日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
映画化・舞台化多数の「怪傑ゾロ」。
今回はロンドン発のミュージカル版です。


ジプシー達が芝居を始める。。。

カルフォルニアの総督・アレハンドロには
二人の息子がいた。
一人は実子のディエゴ。
もう一人は養子のラモン。
父の期待から逃れたかったディエゴは放浪の末
スペインに渡り、ジプシー達と行動を共にする。
そこへあるとき、幼馴染みのイネスが訪ねてきた。
アルハンドロが事故で亡くなり
あとを継いだラモンが権力に取り憑かれ
人々は圧政に苦しんでいるというのだ。
悩んだ末、ディエゴは故郷へ帰ることにし、
それに、イネスをはじめとするジプシー達も着いていく。

ラモンは変わっていた。
父の死に疑問を抱いたディエゴは
浮ついた頼りない男の振りをしてラモンに取り入る。
と、同時に、
「ゾロ」となり、苦しむ人々を救う。


全体のかなりの割合をスパニッシュダンスが占めています。
この辺をもうちょい減らして、
登場人物の内面をもうちょい描いて欲しかったな、
というのが正直なところ。
楽しいけどね。

そこ以外の芝居のテンポはとても良い。
ラモンの捻れた心、またその原因も、
ラモンの手下のガルシア軍曹とイネスの関係も
きっちりわかりやすく描かれていた。

TCA風に言うと、「ゾロがゾロゾロ」の場面があり
吹き替えもあるけど、
坂本くんが一番スタイルが良くて
フェンシングも上手かったかも。

制作発表のころには、
「オーディション?
 事務所の金だろう」
って言う人もいたけれど、
坂本君はゾロとして申し分ないと思う。
歌声は良く伸びているし、
2役の演じ分けも良い。
なによりも身体能力だよねー。
フライングにしても、
すーーーーっと、滑らかな動きなんだ。
だから芝居全体に迫力が出ると思うんだ。
そして、やっぱり、華がある。

ヒロインの大塚ちひろちゃんは
可愛かったよ。
強い強い、でも可憐なヒロイン。
スパニッシュのステップが決まっている。

石井さんのラモンはほどよく気持ち悪かった。
できれば、ソロの歌をもうちょっと聞きたかったな。

イネスの島田さん、迫力有り。

ガルシア軍曹の芋洗坂係長は
お笑いのイメージが強かったけど、
芝居もダンスも歌も良かった。
wikiを見ると、多才な人なんですね。納得。

アレハンドロの上条さんは喉が辛そう。
台詞がかなり聴き取りにくい。

アンサンブルには、フラメンコ枠があり
ダンサー&ギターとも本職の人みたいです。
迫力ありますよ!

カーテンコールも大盛り上がりでした。
コメント
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