ヅカファンの皆様へ。
オープニングでラインハルト様がせり上がりますが
ライトが当たっても拍手をしないように気をつけましょう。
と、大事なこと先に書いておいて。
私は、
・原作から入りました。
徳間ノベルズで6巻が最新巻でした。7巻以降はリアルタイムで購入。
(読み始めた頃はポプランより年下だったけど、
今は・・・、双璧より上。シェーンコップより上。オベより上。)
・アニメは外伝を含め全部見ました。
・コミックスは「黄金の翼」はわかるけど
ルビンスキーが女性版の方は途中で挫折
・シンケンジャーは1年見ました
・ヅカファンです。白羽ゆりさんを在団中から知っています。
というのを前提に。
舞台化の話を聞いたときはビックリしたけど
主演メンバーの面子を聞いて、
要するに、若手イケメン俳優を舞台に並べるのがコンセプトかー
テニミュみたいなかんじかー、って想像しました。
テニミュは動画サイトで少し見ただけなんですが、
つまりは、みんな舞台正面を向いて並んで
台詞を言い合うアレでしょ、みたいな。
艦隊戦は群舞で表すんだろう、というのも予測済み。
なので、実際に舞台を見て、
原作との違いが云々とか、あまり思いませんでした。
まあ、想像の範囲内、というか。
こういう興業形態があるってわかっているので、
小説の世界を舞台で表現する、って考えではなく、
あくまでも役者を前面に出す企画で
原作はそのための道具、というのも了承済みですね。
パチンコにまでなっているのに、
いまさら原作に対する冒涜!とかとか、
そんな考えはまったくございません。
それを踏まえてー。
んー。
なんでしょー。
若手イケメンを「売る」場面と、
おっさん達の「芝居」の場面の差がありすぎるかなー。
基本コンセプトは、若手イケメンが綺麗な服を着て舞台に立つ、
だと思うんですが、
なまじ芝居のできる大人がいるので
少々ちぐはぐな気が。
若手さんたちは、基本的には台詞を言うだけで
演じる役を膨らませるのは無理みたいなかんじで。
それに対して、大人の皆さんは
その役の背景をちゃんと出しています。
そうなると、どうも、ラインハルトをはじめ、
若手軍人の底が浅く見えちゃいます。
ラインハルトも、ただのシスコンの駄々っ子です。
それはそれで、原作どおりだとは思いますが、
それでも、もうちょっと、彼なりの理想、理念を
作品全体に、一本通して欲しかったなあ、と。
演技達者な大人をキャスティングして
使わないわけにはいかないんでしょうが、
芝居の力量の差が歴然と出ちゃうのは
若手メンバーには気の毒かなあ。
こういう芝居を見ると、
ミュージカルで歌があると、主題がわかりやすいんだなあ、
と思いました。
ただ時間が過ぎて、台詞を言って、で、終わるのではなく、
作品のテーマを端的に表すのに、
「歌」って、すごく便利なんだなあ、と。
ま、それも歌ヘタだとどうにもなりませんが。
青山劇場の舞台機構を上手く使っているのは
なかなか良いと思います。
舞台転換もスムーズです。
ただ、コロスは、私の好み的にはイマイチ。
振付(動き)も、、、う~ん、、、だし、
ナレーションも、なんだか。
音響の悪い青山劇場にしては
2階正面席では聞き取りやすかったです。
ただ、ナレーションの内容が、、、
「こうして、ラインハルトは、、、」みたいな調子で、
ひゃーーー、学芸会じゃないんだから、と
萎え萎えです。
長い文章をみんなで分担して言うって、
小学校の答辞とか、それを思い出しちゃいます。
ほんとに、こういうのを見ると、
植田巨匠も谷先生も、上手いんだなー、と思っちゃいます。
やっぱ、演出より、脚本がアレなのかな。
・役者を見せる
・芝居として成立させる
・原作を反映させる
がちぐはぐ。
皇帝や門閥貴族より
もっと描き込むことがあるだろう、と。
ヴェスターラント関連は、ストーリー的には改悪だけど、
芝居の流れ的には仕方がないんだろうなあ。
あと、ちょっと気になったのは、
「ラインハルトが覇者になるのは平和な世の中を作るため」的な話。
原作もあれぐらい頻繁に出てたかなあ。
あれだけクドくでると、キルヒアイスもヒルダも
ただの左巻きかよ、と思っちゃう。
同盟軍がいれば、「専制君主制度内においての平等」みたいに
見えるかもしれないけれど
それがないと現代日本の理想を持ち込んでいるようで違和感があった。
比べるのはどうかと思うけど、
実写版「ヤマト」には、原作(アニメ版)に対する深い愛情を感じた。
こちらは、原作には特に思い入れが無さそうな作りですね。
それはそれで、すっきり?
役別に。
ラインハルトのとーり君は、思っていたより健闘。
(って、どんだけハードルが低かったんだ、私)
台詞は聞き取りやすいし、
まあ、良く言えば、「強い意志」は感じる。
少年時代の貧乏くさい姿も合っていた。
キルヒアイスの崎本くんは、キルヒアイスの雰囲気が良く出ている。
ただアニメ版と被ることがある。
芝居で表すとこうなるのか、コピーになっちゃったのかは不明。
オーベルシュタインの貴水さんは、低い声が良く通る。
彼の冷たい部分や、理性優先の部分が良く出ていました。
ミッターマイヤーの中河内くんは、元気があって、
疾風ウォルフらしいかな。
ロイエンタールのよっしーは、コロスに埋もれすぎ。
もうちょっと突出したなにかが欲しい。
余談ですがー。
黒真珠の間の場面。
ロイエンタールがモテモテなところを表したいんだろうけど
彼は女性に対して美辞麗句を言うとは思えないんだなー。
あのキャラはシェーンコップだよ。
vsオフレッサー。
卑怯にも双璧二人がかりなのに歯が立たないってどういうこと?
二人の「見せ場」(いわゆるソロ場面)として作ってると思うんだけど
真逆の作用しかないような。
ヒルダの宇野さんは、まったくダメダメ。
本人資質として、台詞回しが甘ったるいこともあり
まったく頭の良さが感じられない。
女であることを武器にしてるようにしか見えない。
なんとかしなくては、と言った後に
笑顔で軍人の中に混じるのって、どういうこと?
愛人が潜り込んだみたいな絵柄だよ。
メルカッツのジェームス小野田が禿げているのは
イメージ的には違うけど、
舞台上で見分けるためには必要なのかも。
ビッテンフェルト吉田友一さん。
出てくる度に笑いを誘う役。(うさ忠?)
ちょっと細身。
ルッツは平野勲人さん。
「射撃の名手」を表すためか、
「鉄砲を撃つ真似」のポーズをつけること多し。
(舞台で見分けるのをわかりやすくするため、
というのはわかるけど、これはどうかと思うなー)
ワーレンは土屋研二さん。
豪快そうなビジュアル。
長谷川さんの皇帝は、さすが、の一言。
皇帝がラインハルトの実力や王朝の行く末を見据えていたのは
小説では裏設定的で、道原さん版では表に出ているけれど
短い時間で上手く作っています。
孺子ひとりじゃ世界は変わらないよなー。
衣装も豪華です。フリルがゴージャス。
アンネローゼは、となみ。
美人です。ドレスの着こなしも綺麗。喪服が似合います。
ブラウンシュヴァイクは園岡さん。
ちょびっと歌も歌います。
石鍋さんのリッテンハイムともども
キャラが立っています。
特別出演の堀川さんもイイ芝居でした。
コロスは目元を黒く塗りまくっているので
理世ちゃんがどこにいるかはわからず。
役者の見せ方は、ともかくとして。
衣装はもっとなんとかならなかったかなあ。
オペラグラスでしみじみ見ると豪華なんだけど
普通に舞台で見るには、
テカテカ光っているけど地味めでペラペラ。
近くで写真を撮る分には映えるんだろうけど
舞台衣装としてはどうなのか。
服のラインもなー。
もうちっと、見栄えのするラインを出せないかなー。
個人的には
とーり と となみの
並びが見られたのでチケット代には満足していますが、
第二章を見たいかと問われれば、うーーーん、、、、ですね。
ヤンを誰が演じるかによるけれど。
終演後にトークショーあり。
詳細は役者さんのファンのところなどでご確認ください。
おばちゃんはもう、若い人のノリにはついていけないよ・・・。
〆は客席も含めてプロージット!
効果音もありました。
殿へのお花は、
バッチ、勝吾くん、相馬くんからなど。
となみ宛はFCなどからで、ヅカ関係者は無かったかな。
最終的には。。。
宙組の「ドラファルガー」が見たくなった。
買っちゃおうかな。
「ベルばら」のバスティーユの場面も
上手く作っているんだなあ、としみじみ。
ブログやツイッター巡りをしていると
「女性ファンは役者ファンか?
原作ファンに女性は少ないだろう??」
って話を時々見るけど、
原作(小説)版のころから女性ファンは多いよね。
アニメ版で、同盟軍国歌をファンの集いのようなところで録音したけど
女性が多くて、男性に「頑張って大きい声で歌ってください」って言ってた、
って話を聞いたことがあるよー。
(国家的なイベントで国歌斉唱の時、女声だけだと不自然だよね)
原作ファンで、なおかつ役者ファンは多いと思うけど。
冒頭の「ファイエル!」で
肩を震わせて笑いを堪えた隣席のお姉さんは
原作ファンだと思うYO!
オープニングでラインハルト様がせり上がりますが
ライトが当たっても拍手をしないように気をつけましょう。
と、大事なこと先に書いておいて。
私は、
・原作から入りました。
徳間ノベルズで6巻が最新巻でした。7巻以降はリアルタイムで購入。
(読み始めた頃はポプランより年下だったけど、
今は・・・、双璧より上。シェーンコップより上。オベより上。)
・アニメは外伝を含め全部見ました。
・コミックスは「黄金の翼」はわかるけど
ルビンスキーが女性版の方は途中で挫折
・シンケンジャーは1年見ました
・ヅカファンです。白羽ゆりさんを在団中から知っています。
というのを前提に。
舞台化の話を聞いたときはビックリしたけど
主演メンバーの面子を聞いて、
要するに、若手イケメン俳優を舞台に並べるのがコンセプトかー
テニミュみたいなかんじかー、って想像しました。
テニミュは動画サイトで少し見ただけなんですが、
つまりは、みんな舞台正面を向いて並んで
台詞を言い合うアレでしょ、みたいな。
艦隊戦は群舞で表すんだろう、というのも予測済み。
なので、実際に舞台を見て、
原作との違いが云々とか、あまり思いませんでした。
まあ、想像の範囲内、というか。
こういう興業形態があるってわかっているので、
小説の世界を舞台で表現する、って考えではなく、
あくまでも役者を前面に出す企画で
原作はそのための道具、というのも了承済みですね。
パチンコにまでなっているのに、
いまさら原作に対する冒涜!とかとか、
そんな考えはまったくございません。
それを踏まえてー。
んー。
なんでしょー。
若手イケメンを「売る」場面と、
おっさん達の「芝居」の場面の差がありすぎるかなー。
基本コンセプトは、若手イケメンが綺麗な服を着て舞台に立つ、
だと思うんですが、
なまじ芝居のできる大人がいるので
少々ちぐはぐな気が。
若手さんたちは、基本的には台詞を言うだけで
演じる役を膨らませるのは無理みたいなかんじで。
それに対して、大人の皆さんは
その役の背景をちゃんと出しています。
そうなると、どうも、ラインハルトをはじめ、
若手軍人の底が浅く見えちゃいます。
ラインハルトも、ただのシスコンの駄々っ子です。
それはそれで、原作どおりだとは思いますが、
それでも、もうちょっと、彼なりの理想、理念を
作品全体に、一本通して欲しかったなあ、と。
演技達者な大人をキャスティングして
使わないわけにはいかないんでしょうが、
芝居の力量の差が歴然と出ちゃうのは
若手メンバーには気の毒かなあ。
こういう芝居を見ると、
ミュージカルで歌があると、主題がわかりやすいんだなあ、
と思いました。
ただ時間が過ぎて、台詞を言って、で、終わるのではなく、
作品のテーマを端的に表すのに、
「歌」って、すごく便利なんだなあ、と。
ま、それも歌ヘタだとどうにもなりませんが。
青山劇場の舞台機構を上手く使っているのは
なかなか良いと思います。
舞台転換もスムーズです。
ただ、コロスは、私の好み的にはイマイチ。
振付(動き)も、、、う~ん、、、だし、
ナレーションも、なんだか。
音響の悪い青山劇場にしては
2階正面席では聞き取りやすかったです。
ただ、ナレーションの内容が、、、
「こうして、ラインハルトは、、、」みたいな調子で、
ひゃーーー、学芸会じゃないんだから、と
萎え萎えです。
長い文章をみんなで分担して言うって、
小学校の答辞とか、それを思い出しちゃいます。
ほんとに、こういうのを見ると、
植田巨匠も谷先生も、上手いんだなー、と思っちゃいます。
やっぱ、演出より、脚本がアレなのかな。
・役者を見せる
・芝居として成立させる
・原作を反映させる
がちぐはぐ。
皇帝や門閥貴族より
もっと描き込むことがあるだろう、と。
ヴェスターラント関連は、ストーリー的には改悪だけど、
芝居の流れ的には仕方がないんだろうなあ。
あと、ちょっと気になったのは、
「ラインハルトが覇者になるのは平和な世の中を作るため」的な話。
原作もあれぐらい頻繁に出てたかなあ。
あれだけクドくでると、キルヒアイスもヒルダも
ただの左巻きかよ、と思っちゃう。
同盟軍がいれば、「専制君主制度内においての平等」みたいに
見えるかもしれないけれど
それがないと現代日本の理想を持ち込んでいるようで違和感があった。
比べるのはどうかと思うけど、
実写版「ヤマト」には、原作(アニメ版)に対する深い愛情を感じた。
こちらは、原作には特に思い入れが無さそうな作りですね。
それはそれで、すっきり?
役別に。
ラインハルトのとーり君は、思っていたより健闘。
(って、どんだけハードルが低かったんだ、私)
台詞は聞き取りやすいし、
まあ、良く言えば、「強い意志」は感じる。
少年時代の貧乏くさい姿も合っていた。
キルヒアイスの崎本くんは、キルヒアイスの雰囲気が良く出ている。
ただアニメ版と被ることがある。
芝居で表すとこうなるのか、コピーになっちゃったのかは不明。
オーベルシュタインの貴水さんは、低い声が良く通る。
彼の冷たい部分や、理性優先の部分が良く出ていました。
ミッターマイヤーの中河内くんは、元気があって、
疾風ウォルフらしいかな。
ロイエンタールのよっしーは、コロスに埋もれすぎ。
もうちょっと突出したなにかが欲しい。
余談ですがー。
黒真珠の間の場面。
ロイエンタールがモテモテなところを表したいんだろうけど
彼は女性に対して美辞麗句を言うとは思えないんだなー。
あのキャラはシェーンコップだよ。
vsオフレッサー。
卑怯にも双璧二人がかりなのに歯が立たないってどういうこと?
二人の「見せ場」(いわゆるソロ場面)として作ってると思うんだけど
真逆の作用しかないような。
ヒルダの宇野さんは、まったくダメダメ。
本人資質として、台詞回しが甘ったるいこともあり
まったく頭の良さが感じられない。
女であることを武器にしてるようにしか見えない。
なんとかしなくては、と言った後に
笑顔で軍人の中に混じるのって、どういうこと?
愛人が潜り込んだみたいな絵柄だよ。
メルカッツのジェームス小野田が禿げているのは
イメージ的には違うけど、
舞台上で見分けるためには必要なのかも。
ビッテンフェルト吉田友一さん。
出てくる度に笑いを誘う役。(うさ忠?)
ちょっと細身。
ルッツは平野勲人さん。
「射撃の名手」を表すためか、
「鉄砲を撃つ真似」のポーズをつけること多し。
(舞台で見分けるのをわかりやすくするため、
というのはわかるけど、これはどうかと思うなー)
ワーレンは土屋研二さん。
豪快そうなビジュアル。
長谷川さんの皇帝は、さすが、の一言。
皇帝がラインハルトの実力や王朝の行く末を見据えていたのは
小説では裏設定的で、道原さん版では表に出ているけれど
短い時間で上手く作っています。
孺子ひとりじゃ世界は変わらないよなー。
衣装も豪華です。フリルがゴージャス。
アンネローゼは、となみ。
美人です。ドレスの着こなしも綺麗。喪服が似合います。
ブラウンシュヴァイクは園岡さん。
ちょびっと歌も歌います。
石鍋さんのリッテンハイムともども
キャラが立っています。
特別出演の堀川さんもイイ芝居でした。
コロスは目元を黒く塗りまくっているので
理世ちゃんがどこにいるかはわからず。
役者の見せ方は、ともかくとして。
衣装はもっとなんとかならなかったかなあ。
オペラグラスでしみじみ見ると豪華なんだけど
普通に舞台で見るには、
テカテカ光っているけど地味めでペラペラ。
近くで写真を撮る分には映えるんだろうけど
舞台衣装としてはどうなのか。
服のラインもなー。
もうちっと、見栄えのするラインを出せないかなー。
個人的には
とーり と となみの
並びが見られたのでチケット代には満足していますが、
第二章を見たいかと問われれば、うーーーん、、、、ですね。
ヤンを誰が演じるかによるけれど。
終演後にトークショーあり。
詳細は役者さんのファンのところなどでご確認ください。
おばちゃんはもう、若い人のノリにはついていけないよ・・・。
〆は客席も含めてプロージット!
効果音もありました。
殿へのお花は、
バッチ、勝吾くん、相馬くんからなど。
となみ宛はFCなどからで、ヅカ関係者は無かったかな。
最終的には。。。
宙組の「ドラファルガー」が見たくなった。
買っちゃおうかな。
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「ベルばら」のバスティーユの場面も
上手く作っているんだなあ、としみじみ。
ブログやツイッター巡りをしていると
「女性ファンは役者ファンか?
原作ファンに女性は少ないだろう??」
って話を時々見るけど、
原作(小説)版のころから女性ファンは多いよね。
アニメ版で、同盟軍国歌をファンの集いのようなところで録音したけど
女性が多くて、男性に「頑張って大きい声で歌ってください」って言ってた、
って話を聞いたことがあるよー。
(国家的なイベントで国歌斉唱の時、女声だけだと不自然だよね)
原作ファンで、なおかつ役者ファンは多いと思うけど。
冒頭の「ファイエル!」で
肩を震わせて笑いを堪えた隣席のお姉さんは
原作ファンだと思うYO!