きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「桃太郎侍(1957)」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション PART 2)

2011年01月11日 | 映画
「桃太郎侍」といっても、、、
  ・事件を目撃
  ・あ!大変だ!!
  ・着替えに戻る
  ・♪ポンポンポン~ 桃から生まれた
ではなく、
原作の小説に近く、双子ネタの王道です。
(Wikiによると「ゼンダ」をモチーフにしているとか)
お世継ぎ騒動、国元家老vs江戸家老、など
例によって例のごとくの話ではあるし、
兄弟対面は合成だとわかりきってはいるけれど、
父や兄を思う弟の気持ち、
弟を思う兄の気持ちには、泣かされました。
やっぱ、いいねえ。

掏摸の小鈴の木暮実千代は
ガリーナ・ステパネンコに似ていると思う。


一昨年末から続いた大雷蔵祭も
本日をMy千秋楽にします。
そろそろ我慢大会になってきたので・・・
作品数としては39本見たし。
(館を違えてみた作品を入れると41本なのだ)
また5年後に開催されるでしょうから
飽きる前に打ち止めにします。


雷蔵を初めて見たときは高校生だった。
今は、どの作品を見ても、年下の雷蔵しかいない。
38歳、、、若すぎるよ。
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「かげろう侍(1961)」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション PART 2)

2011年01月11日 | 映画
南町奉行所の同心の息子弥十郎は
気楽な部屋住みで、あちこちの女とフラフラ。
ある日、奉行所内に保管された書物の一部が切り取られ盗まれる。
それは沼津藩のお家騒動を左右する書類だった。
それを取り返せとの命が、奉行から弥十郎に下る。
賊を追って箱根手前の宿に泊まる弥十郎。
さらに彼を追いかけてきた許嫁のお珠。
賊の盗んだ物に関連するのか、
宿では次々に殺人事件が起こる。
謎が謎を呼ぶ・・・

サスペンスタッチの時代劇。
これが犯人、あちらが犯人、と
いろいろ思わせて、最後はどんでん返し。
(でもないか?)
ラストはほんのり「北北西に進路をとれ」でした。
宿に泊まるそれぞれの家族の事情もよく描かれ
謎解きのテンポも良く、楽しい作品でした。
中村玉緒はチャーミングですねえ。
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