きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「忍びの者 続霧隠才蔵」(大雷蔵祭)

2010年01月23日 | 映画
前作のラスト、大阪城落城の際、
幸村父子を脱出させた才蔵。
旅の途中で息子・大助を失うものの
幸村を薩摩へ落ち延びさせる。
家康にいまだ敵愾心を持つ島津家は
秀吉の旧臣らとともに
対家康の戦を仕掛けることを考えている。
そのためには、種子島で作られる鉄砲を
己の配下に入れる必要を感じていた。
その策を捜すため、
才蔵は種子島に潜入する。
なんやかんやで、大阪冬の陣のため
幸村は大阪へ戻る。
戦の後、才蔵は家康の暗殺を謀る。

五右衛門並みに不遇な才蔵。
最後は成功して良かったねー。
家康になんのかんのと虐げられる服部半蔵。
地下鉄の路線名になるとは
家康も想像しなかっただろうなあ。
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「忍びの者 霧隠才蔵」(大雷蔵祭)

2010年01月23日 | 映画
大阪冬の陣の後。
豊臣軍の実質の司令官・真田幸村の苦悩と
彼に協力する霧隠才蔵の活躍を描く。
才蔵は、幸村の部下ではなく
己の技術を売る者。

映画としては、これが一番面白かったなあ。
忍術と駆け引きと戦と。
いろんな要素があった。
忍者がいくら高い技能を持っていても
戦争の勝敗は物量と火力で決まるんだよね。
家康が食えない男だった。
このシリーズには「食えない男」が
よく出てくる。
忍者は戦争の駒のひとつにしか過ぎないのよね。
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「続忍びの者」(大雷蔵祭)

2010年01月23日 | 映画
砦が信長に攻撃されて崩壊。
頭を押さえつけていた人がいなくなった五右衛門は
妻子と共に山で暮らす。
しかし、秀吉の忍者狩りに合い
息子を失ったため
妻の生国、雑賀に行く。
そこは一向宗信徒が多くいた。
才蔵は明智光秀に加勢し、
ついには本能寺の変がおこる。
それから数年、
一向宗を弾圧する秀吉勢が
雑賀に襲いかかる。
仲間や妻を失った五右衛門は
聚楽第に忍び込み
秀吉の命を狙う。

これでもか、と
五右衛門に災難が降りかかる。
最後は、釜ゆで直前で幕。
秀吉が東野英二郎だった。
なかなか似合っていた。


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「忍びの者」(大雷蔵祭)

2010年01月23日 | 映画
1日に4本映画を見るのは
これまでにもありましたが
同じ映画館で4本は無いです。
身体がちょっと痛いです。

4本立てですが、(シリーズは8本制作)
前半2本の主人公は石川五右衛門
後半2本の主人公は霧隠才蔵、です。
それぞれ、正編、続編。
お話は繋がっています。
5社協定時代の作品なので
出演者が固定状態。
「この人、さっきもいたよー」
って思うことが、しばしば。
城健三郎(若山富三郎)も
前半は織田信長で石川五右衛門の敵
後半は真田幸村で才蔵の「殿」。

「忍びの者」
百姓出身の五右衛門は忍者の砦で修行を積み
頭角を現しつつあった。
しかし、頭領の妻と密通したことから
砦を追い出され、
なおかつ、忍者を撲滅戦とする信長に対抗するための
軍資金を都の金持ちから盗んでこいと
頭領から言われる。
かくして、石川五右衛門は盗賊となる。

私が雷蔵の映画を見始めたのは
柴練の小説を読んでいたころ、
ちょうどTVで片岡孝夫(当時)主演の「狂四郎」が放映されていて
「カッコイイよねー」と母に言ったら
「『狂四郎』は、なんといっても市川雷蔵よ!!!」
と熱く語られました。
当時はセルビデオ販売などなく
むかしの映画は、
ひらすらTV放映を待つしかありませんでした。
夜中とか、日曜日の16時頃などに
古い映画は放映されていたものです。
運良くそこで雷蔵版の「狂四郎」が放映されました。
確かに、これこそ、眠狂四郎。
なもんで、雷蔵=狂四郎(ニヒル&虚無)。
それから、たぶんそういった枠で
「忍びの者」が放映されたとき
(岸田今日子がいたから最初の話だと思う)
「明るい若者。。。。
 これは雷蔵じゃなーーーーいっ!」
と拒否反応が出てしまい、
ちょっと見ただけでTVを消し、
なおかつ「狂四郎」以外
彼の出演作は見ないようになりました。
それから、、、10年ぐらいしてからかな。
新宿武蔵野館で「雷蔵祭」が開催されたとき
「狂四郎」以外を見ましたが
拒否反応は出ず、
むしろ、狂四郎以外「も」面白い!
と考えを改めるようになりました。
それでも「忍びの者」については
軽いトラウマ的な気持ちがあったので
敬遠し続けていました。
しかし、このままじゃいけない。
と思い、今回、この機会に
大画面で見よう、と思った次第です。

見てみて、
ああ、確かに、高校生の頃に拒否反応が出たのがわかるよ。
狂四郎とは違いすぎる。
それでも、若々しくてふくらはぎ全開の雷蔵は
雷蔵の年齢を追い越したいま見ると
可愛くてステキです。
頭領の言うことなんかきかなくてもいーじゃん、
と思うけど
若い五右衛門には、頭領に背く、
なんてことはできなかったんだなあ。
最後は(いちおう)ハッピーエンドで良かったよ。

頭領が、ほんと、食えない人だった。
あれくらいじゃないと信長には立ち向かえないのね。
岸田今日子は、美人と言えば美人。
唇が厚いけど。
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GROMのジェラード

2010年01月23日 | 美味しいもの
「大雷蔵祭」4本立ての合間に
マルイ本館1階にある「GROM」に行きました。

選べなくて、3種類入る一番多きイサイズにしちゃった。



チョコレートヌガー、
マロングラッセ、
マンダリンオレンジ。

チョコは濃厚でほろ苦く、
マロングラッセは栗のツブツブ入り
マンダリンオレンジはさっぱりとしたソルベ。
どれもが美味しかった。
幸せ。

一番大きいサイズだと690円です。
昼食はどんぶりドンキーで590円だったのに。
給料出たばっかりだから、いいか。
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みなこちゃんも退団

2010年01月22日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
ミズに続いて、
みなこちゃんの退団も発表されました。

 → 雪組トップ娘役・愛原実花 退団会見のお知らせ(宝塚歌劇団)

つい先日お披露目だったのにー!
大劇3作と、全ツが1?
娘1なら、すごく短いってほどじゃないけど
でも、寂しいなー。

キムちゃんに新しい嫁を、
ってことなんだろうなあ。
組内から昇格?
それとも他組から組替え?
雪もだいぶ面子が変わるね。
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2010年アランジアロンゾ福袋

2010年01月22日 | その他イロイロ
今年も手に入れました!
本日届きました!


「すごく使いやすいデニムパック」

濃い色の方です。(他に、薄い色があるそうです)
使いやすそうです。

「すごく使いやすいデニム親子がま口」

こちらも濃い色の方です。(たぶん)

「トラのリングノート」
「ポストカード10枚セット」


銀色の小さいのは「名詞さん名刺入れ」

「アメリカン・サイコ」ごっこができる?

「わるもののらくがきボード」

どこで使おう。
冷蔵庫のあたりかなあ・・・。

「持ち歩ける大きなうさぎのコンパクトミラー」

鏡はあまり使わないけど、これを機に・・・

「てつのびよ~んバスタオル」

可愛いぜ!

「パンダのハッピーカンカン」

煎餅入れにするか。
(主に「ばかうけ」)

「汗かきさんのペットボトルホルダー」
「アランジストラップホルダー」

ペットボトルの方は青色(他に赤、緑、紺、ベージュがあるそうです)
ストラップの方はパンダ(他にうさぎ、ネコがあるそうです)

「入れ子いれもの4個セット」

マトリョーシカのように大きさの違う入れ物。
蓋を外せば電子レンジにも使えます。
ネコ以外に、くま、うさご、カッパ、パンダ、ワルモノ、があるそうです。

「アランジバックハンガー」

会社で使おうかな。
パンダ以外にうさぎがあるそうです。

今年も盛りだくさんでした!
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「相棒」宝塚花組

2010年01月21日 | 宝塚(花組)
人気TVドラマを宝塚化。
なんでやるんだろう・・・
不思議に思っていたけど、
舞台が進むうちにわかった。
ダーイシは制服好き
婦人警官(のコスプレ)をやりたかったんかー。
なんだか、納得。

小説をTVドラマ化、それを宝塚化、なら
役者さんもオリジナリティが出せるんだろうけど
現在放映中のTVドラマが元だとそれもできず
結局は、元の役者さんの「モノマネ」になっちゃってるよね。
まとぶんも、杉下右京半分、水谷豊のモノマネが半分、ってカンジ。
なんだか、見ていていたたまれなかった。
TCAとかならいいんだけどさー。

その中では、壮くんが
元の役者さん(ミッチー)とは
ちょっと違っていた。
まあ、まとぶんが、<水谷豊の再現>をするから
消去法で、壮くんがオリジナリティを出せたというのかな?
っつーか。
壮くん
ドSというか
ギラギラしすぎというか。
それでこそ壮くんなんだけど。
ギラギラ感がはみだしちゃって、
ミッチーからかけ離れちゃったとか?
神戸くんだけど、壮くん、で
なかなか良かったと思う。

しかし、それ以外は・・・
ドラマとしては破綻しすぎじゃないかな。
推理劇と人情劇がうまくマッチしていない。

推理劇の部分は、いつだったか
オセロの片割れが出ていた回のネタ。
夫を殺そうとする妻。
実は夫も妻も殺そうとしていて
先に行動を起こしたのは夫の方、ってアレ。
そこの部分がメインの時は
まだ「見る気」になれた。
だけど、彩音ちゃんが実質二役とか
必要あった???

なんだか、TVドラマに出ている人は
とりあえずこっちにも出しておきましょー
ぐらいの感覚?

とか思っていたら、
いきなり「臓器移植キャンペーン」開始。
なんだか、ここまでハッキリ言われると
不快です
それぞれの考えでイイじゃないか。
なんでダーイシに諭されなきゃイカンのか。

テーマ曲で踊ったり、
まとえりはなかなかいいコンビとか
そのあたりは面白かったけど
全体的には、ダーイシの駄作、かなあ。
まっつの角田さんとか、
無駄に再現率が高いけど
その高さをヅカファン以外、誰が評価するのか。
エッジワースの再現率は
ゲームファンにも支持されたけど、
こっちはねえ・・・。
それはないよねえ・・・。
華麗に踊るみつるの米沢さんは
なんだかすごいけど。

あまちゃきの芝居を意識して見るのは初めてかな。
なかなかいいかも。


本日の夜は、ドラマの方々がいらっしゃっていました。
役者&スタッフかな?
それがなければ、ダーイシの世界に浸れたかも。
あまりにもアレなのに、
「本役さん達」に見られているかと思うと
ちょっと辛かったです。


あと、、、
・・・あと、、、、、、
禁句なんだろうけど。
言っちゃいけないんだろうけど。
何語で会話しているの
みんな英語?
パリスや旦那や調律師まで
日本語がペラペラってことはないよね???
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美味しいケーキ

2010年01月20日 | 美味しいもの
新宿の伊勢丹でケーキを買いました。
兄の誕生日も近いことだし。
「普段買わないところ」をめざし、
洋菓子屋をウロウロして買ったのは
「アグネスホテルアンドアパートメンツ東京<ル・コワンヴェール>」のケーキです。



私は「タルトキャラメルリチー」をいただきました。


期間限定で出店していて、
さらにこれは、出店限定ケーキみたい。
キャラメルの適度な苦みが美味しかった。


新宿に行ったのは、「大雷蔵祭」の座席指定のため。
土曜日は「忍びのもの」4本立てだー!
日曜日は2本見ます。
その前に「パルナサス」を見ます。

日曜日の2本のうち、1本は
私が最後の座席を取りました。
56席は少なすぎるよ~~。

日曜日の24日は、
神奈川でマールイの「白鳥」があります。
国際フォーラム嫌いな私は、
神奈川の方に行く予定だったのですが
「大雷蔵祭」とぶつかり、諦めることにしました。
(あまり舞台が広くない厚生年金会館の方に行ったのはそのためです)

あー、広い舞台で群舞を見たかったわー。
残念、と思ってました。

で、、、
先日、「大雷蔵祭」各日最終回の18時の回は
平日は絶対に間に合わないと思っていたのに、
かなり気合いを入れて頑張れば
間に合いそうなのを発見。
<社会人は、頑張っちゃイカンのだが>

そのあとに、、、
小山さんのライブが24日夜に入りました。
18時開場なら、24日は2本見られる。
最終回の「酒呑童子」は翌日でも大丈夫!

マールイのチケットを取っていたら
ライブには行けなかったでしょう。
雷さま(かみなりさま、ではなく、らいさま、と読むように!)
ありがとう!
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「ラ・シルフィード」上野&サラファーノフ&西村/東京バレエ団

2010年01月19日 | バレエ・ダンス
水香ちゃんは存在が濃いかな~。
「あなたが好きなの~」を通り越して
「あなたは私を選ぶはず!」みたいな
かなり強い気持ちがありそうなシルフィード。
コケティッシュ、ってのは無意識の産物だけど
水香ちゃんは作為があるような。
オンブルも、ジェイムズとエフィーに割り込む
2:1の体制に見える。
2幕になってからは、エフィーがいなくなった
というか、
ジェイムズがシルフィードを選んだ後なので
それほど違和感はないけど・・・
女王様っぽいので、
なんだか、
「恋するミルタ」みたいだな~、と思いました。
テクニックはいいと思うけど、
私は高木さんの方が好み。

サラファーノフは、
シルフィードより浮遊感があった。
サラファーノフがシルフでも、、、
って、それじゃファニーガラだ。
同じような振付でも、柄本(弟)とは
まったく違うんだなあ。
(アロブラのジャックもこんな気持ちなのかなあ)
シャープだけど、柔らかいってのか。

エフィーは西村さん。
可愛い。
ジェイムズとはお似合いなのに
シルフの横恋慕で人生が狂う。
気の毒だわ。

松下さんに限らず、
ガーンってのが、よくわからん。
ガーンというより、
周りがどう思っているのか。
あれだけ露骨にエフィーが好き好き!
と言っているようなものなのに、
ジェイムズは家に招き入れるし
ジェイムズの母も親切だし。
普通あれくらい自分の息子の婚約者のアプローチされたら
遠ざけるよねえ。
松下さんは悩み苦しむ系ではなく
ひたすらエフィーを見る系。

パ・ド・ドゥは安定感がある。
主演経験が生きているみたい。

3人のシルフも、今日の方がいいかな。
乾さんの踊りが好き。
奈良さんの笑顔が印象的。

平野さんのマッジが良かった。
これくらいやってくれると楽しい。


【配役】
ラ・シルフィード:上野水香
ジェイムズ:レオニード・サラファーノフ
エフィー(花嫁):西村真由美
ガーン(ジェイムズの友人):松下裕次
マッジ(魔法使い):平野玲
アンナ(ジェイムズの母):加茂律子

パ・ド・ドゥ:佐伯知香-長瀬直義

シルフィード(ソリスト):乾友子-奈良春夏-田中結子

指揮: 井田勝大
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

ロビーには、来月上演の「ホワイト・シャドウ」の衣装が
展示されていました。





私は見に行かないけどね。
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訃報:郷里大輔さん

2010年01月19日 | その他イロイロ
声優の郷里大輔が亡くなったそうです。
自殺みたいです。
享年57歳。

 → 声優・郷里大輔さんが死去 「ガンダム」ドズル・ザビ役(J-CASTニュース)

先日の小林繁氏の訃報も大ショックだったのに
同じ年齢の郷里さんも亡くなるなんて・・・。

郷里さん、もしくは長堀芳夫さんといえば
ニュースのタイトルにもなっているドズル・ザビ。
最近はニュース番組のナレーションなどでも
よく耳にする声でしたが、
私は、、、、、、、、
ゴーショーグンのケルナグールだなあ。
バクシンガーのイーゴ・モッコスとかも。

ご冥福もお祈りします。
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宙・雪公演、演目発表

2010年01月19日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
今年前半の宙組、雪組の演目が出ました。

 → 2010年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】
<5~8月・宙組『TRAFALGAR』『ファンキー・サンシャイン』/6~9月・雪組『ロジェ』(仮題)『ロック・オン!』>(宝塚歌劇団)


宙組は、ネルソン提督!トラファルガー!
ほいでもって、サイトーーー!!!
職場で見たので、
笑いを噛み殺していたら
涙が出てきたよ。
期待しているぞ、サイトー!
蘭とむは、
嫉妬メラメラの夫なのか、
それとも
ナポレオンなのか。
配役発表が楽しみ。
ショーのタイトルも、なんだかイカレテる。
さすがダーイシだ。

ミズのサヨナラは、
例によって例の如し、みたいだねえ。
こちらもある意味、涙。

追記
ミズ退団発表時の「演目未定」って
たんにハリーの構想&タイトル付与が
間に合わなかっただけ???
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「ラ・シルフィード」高木&柄本弾&田中/東京バレエ団(マイ・キャスト シリーズ)

2010年01月18日 | バレエ・ダンス
高木さんのシルフはとても美しかったです。
腕の動き、脚捌き、どれもが繊細で優美でした。
特に腕のライン!手首の使い方が良かった。
ラコット独特の動きもすごく自然でした。
コケティッシュとか、
ファムファタル的な要素は少ないけど
生来の生真面目さが、
人にはない妖精の純粋さに見えました。
善し悪し、は私は分からないけれど
好きか嫌いか、と問われたら
好き!と言えます。
ユカリューシャとは、またちがった雰囲気。
最後の、羽が取れたところも
妖精さんって、あっけなく命が消えるんだなあ、、、
って悲しくなりました。
それくらい、「人間とはちがう存在」でした。
スタミナ配分も良かったと思います。
普通に、本役でもいいんじゃないかなー。

逆に、弾くんは、終盤スタミナが切れてきたみたい。
あと、キメ、が決められない。
ピタッと決める、って、
すごく難しいんだなあ。
つくづく思った。
そこ以外は、なかなかいい。
踊りは手足が伸びて、見ていて気持ち良い。
芝居部分も、シルフィードの目をしっかり見てた。
ジェイムズという役をしっかり作っていた。
みんなには見えないシルフィードに
だんだん惹かれていく過程が見えました。
、、、
でも、なんだか、もう少し、なにかが足りない。
なんだろうなあ。
よくわからないんだけど、足りない。
う~ん、、、、ハッタリ?
それは必要ないか。
わからなくてもどかしい。
古典なのに、あまりにも「現代の若者」を感じてしまうあたり?
「ザ・カブキ」の由良之助は似合いそう。
ときどきたまに、ゆーひに似ている、と思うときがある。
高橋チーフも、なんとなく思い出すときがある。

田中さんも落ち着いた踊り。
可哀想だよ、
ジェイムズのバカーーー!!!!
(でも、もうちょっと待っててあげて)

1幕のトロワが切なくて泣けました。
それぞれの気持ちが伝わってくるんですわー。

後藤さんのエッジは、
まあ、それなりに。
もっと、ドッカーーーン!と来るかと思ってたけど
それほどでもなかった。
もっとなにかやってくれると思ってたんだけど。
そんな期待をしちゃイカンか。
マイムとかもしっかりしてたし。
恨むにしては、ちょっと冷静かな。

ガーンの松下くんは、脳天気系。
友人の婚約者と自分を占えって、アンタ!
しかも良い結果が出て喜んでいるし!
以前見た時の森田さんは、
舞台の端の方で自分の掌を見ながら、
「エフィーが好きだ」「でも友人の婚約者を奪うわけには・・・」
と、グルグルしていて、
たいへんツボだったのですが、
その点、松下くんは
「わーい!」ってカンジでした。
いろんなガーンがいるんだよね。

パ・ド・ドゥは岸本さんと宮本さん。
ここでも女性は落ち着いた踊りで
男性は、キメを決めづらそうだった。
難しいんだなあ。しみじみ。
でも、溌剌としていて良かったよ。
新公なんだから、どーんと行っちゃえ。

シルフ3人は、空気のようでした。

青スカート隊に
奈良さん、乾さん、西村さん?
赤スカート隊に、佐伯さん?
追い切れないです。

男性陣は課題が見えるものの
女性陣は全員本役でもいいくらい。
もうちょっと公演数があればなあ・・・。


【配役】
ラ・シルフィード:高木綾
ジェイムズ:柄本弾
エフィー(花嫁):田中結子
ガーン(ジェイムズの友人):松下裕次
マッジ(魔法使い):後藤晴雄
アンナ(ジェイムズの母):加茂律子

パ・ド・ドゥ:岸本夏未-宮本祐宜

シルフィード(ソリスト):西村真由美-吉川留衣-渡辺理恵

指揮:井田勝大
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

指揮の井田さんって、
青柳の勝ちゃんにちょっと似てるかも。

ブラボー隊が、ちょっとうるさかった。
盛り上げてくれるのは嬉しいけれど
身内じゃない客もいるんだからさ。
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節約しなかった(BlogPet)

2010年01月18日 | にこらすの投稿
きょうは、節約しなかった。

*このエントリは、ブログペットの「にこらす」が書きました。
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「大阪物語」(大雷蔵祭)

2010年01月17日 | 映画
貧農だった仁兵衛は、年貢が納められず
一家共々大阪へ逃げだす。
船着場で、荷揚げされた米俵からこぼれた米を拾い
(=元手はタダ)
それを売る生活を続けるうち、
いつしか両替商として店を構えるようになった。
店の主となっても、節約、節約、節約。
病気の女房にも薬を買わない。
また、その女房も、金惜しさに薬を欲しがらない。
息子はそんな両親に反発し、女遊びを覚える。
娘は、さらなる節約一家に嫁入りさせられそうになる。
彼女はひそかに番頭に思いを寄せていた。


雷蔵は、娘と恋仲になる番頭役。
娘と「情を交わした」あとが
なんともいえず色っぽい。
そのものズバリの場面が無くても
なにがあったか一目瞭然の風情だった。
「すんまへん」と娘に謝るところも
もう、キュウウウウウウとなりました。

仁兵衛の気持ちはわからなくもないけど
恐かったな~~。
使わなきゃ、金じゃないよねー。
私が言っちゃいかんか。
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