ルジは、、、
悪い言い方をすれば
「自分のことしか考えていない踊り」。
全幕の通し役を踊りきる、
それを第一番に考えていたんじゃないかな。
いつもより「死」とか「幽玄」とか「霊的」とか
そんな要素が薄かった。
相手がシェスタコワではないことも
一因ではあると思うけど。
でも、今回は、そういう方針で正解だろうし。
たぶん、日本で見ることができる
最後の全幕公演になるんだからね。
1963年生まれだから、46歳になるのかしら?
そう思うと、よく踊れている。
身体のライン、踊りのラインは美しい。
ただ全盛期を知っていると、ちょっと寂しい。
けど、全幕は嬉しい。
気持ちがグルグル。
彼にしては珍しくサポート・ミスがあった。
尻上がりに調子が良くなる人だから
明後日に期待。
演技面では、ルジらしいソロル。
ガムザの美貌には動じない、
けれども彼女と婚約し、
ニキヤを正視できない。
でも、ニキヤへの愛を忘れたわけではない。
弱くなく、むしろ、気持ちにブレがないからこそ、悩むのかな。
ペレンは格段に進歩。
気合いの入った踊りだった。
もともと身体のラインが美しいところに
技術面が大幅アップ。
表現力もついてきた。
それぞれの場面の演じ分けも良くなったと思う。
シェスタコワは、藩主の館では縦ロール復活。
やったー!
強い女性だからこそ、
恋に悩む姿がいじらしい。
(たぶん)ルジのサポート・ミス、
(たぶん)マスロボエフのサポート・ミスも
気にせずしっかり踊っていました。
素晴らしい。
明後日の「女の戦い 再び」が楽しみです。
んでー。
今回の大目玉。
大僧正のドルグーシン。
スターの引退興行に大御所が助演、
ってことなのかしら。
んんんとねー。
クリギンやオマールなどが
外見はムサいのに
片恋の切なさを表現すると
なんだか乙女になっちゃう
(でも濃い)のは、
もしかしてあなたのご指導なんでしょうか?
と思うくらい、
恋に関しては初々しい大僧正様でした。
出てきた瞬間は高僧だったのに。
位の高い聖人みたいだったのに。
ニキヤが出てきた時のドキドキは
なんだか、バルコニーのジュリエットみたいでした。
初恋ですか?
♪初めての恋を
教えた君 忘れないよ
今まですべてを 知りつくした
俺なのにさ
うっかり心の中で歌う私。
(歌詞は「教えた」だけど、歌のニュアンスは「教えてくれた」です)
長く生きていろんな経験をしてきたのに
初めての感情に、どう対処したらいいのか
大僧正様でした。
なんでしょー。
楊貴妃にメロメロになった太宗みたいな?
歌の最後は
「この思い 許して欲しい
初めて知る この恋」
なんですが、
ニキヤは許してくれなかったのね。
なんちゃってなーっ!
「ルジマトフのすべて」で、
網アミひらひらの衣装で、なんともいえない笑顔で
「アダージェット」を踊った彼の
私と友人間のあだ名は「大魔王」でした。
懐かしい思い出だわ。
大魔王が大僧正に。不思議だわ。
藩主様は相変わらず素敵。
後妻の募集はないのかしら。
マグダウィアはクズネツォフ。
こんなに踊る役だったのか。
隊長はユルバリソフ。
こういうビジュアルの人が
ほんと、豊富なところなのね。
出せども出せども、涸れることがない。
だから好きなのよ、マールイ。
ルジより背が高いのもグーーーッ
プローム君の黄金像は、踊りはいいと思う。
巻き毛が見えないとこんな顔なんだ。
衣装がなあ。。。
腰回りにもうちょっと布があればいいのに。
そしてー
そしてーー!
太鼓隊!
オマールだよ!
いやはっはー!
濃いよ、濃い。
踊りが一段落して、
セミョーノワと向き合って、
ほいっ!
と正面を向いたときの満面の笑顔!
来たよ、来た!
ああ、もう、爽快!
楽しすぎる~~~。
来るぞ!と思ってオペラグラスでロックオンしてたから
楽しさ倍増でした。
明後日も楽しむぞーーー!!!
こういう衣装だと足の長さが際立つね。
スタイルがいいよね。
婚約式のグラン・パ。
普通は4と4&2のうち
4の方、ここでは赤のセパレーツ隊は
踊りがバラバラになることが多いけど
今回はわりと揃っていました。
そのかわり4&2、
女性のピンク隊はばらつき気味。
そのなかでも芯がしっかりした踊りをしている子がいた。
いちばん肩幅のある子。
シャンペーのセンターにいた子かな?
男性はモロゾフとマスロボエフ。
(1/7訂正
コリッパーではなくマスロボエフでした。
コリッパー、ごめん)
モロゾフがロン毛でビックリ。
地毛か付け毛かはわからないけど、ロン毛。
見たこと無い髪型だったので心臓バクバク。
気になるのでつい見ちゃう。
舞台の真ん中では、ルジが頑張って
シェスタコワをリフトしているってのにさー。
誰のファンだよ、私はさー。
でも気になるの。
マスロボエフは、
舞台に立つんだから
もうちょっと顔を
描き込もうよ
ヴェンシコフの半分でいいからさ
薄目の顔なんだから。
身長はあるんだよねー。
グランパの最後の方でシェスタコワが
リフトから降りてくるときグラついていた。
誰が悪いかわからないけど。
(1/7追記
もしかして、マスロボエフは急な代役なのかな
だからメイクやタイミングの確認とかが
間に合わなかったとか?
でも、あそこは主演以下のキャスト変更を
バンバンやるけど、いままではそういうことはなかったしなあ)
幻影の群舞は、1階後方から見る限りは揃っていた。
気迫を感じた。
バリエーションはみんな良かった。
ヤパーロワは、踊り(役)によって
ほんと、雰囲気が変わるよね。
まあ、なんですか。
とっても楽しかったよ!
やっぱり、「スネーク カモーーーンッ!」がないとねえ・・・。
長く続くカーテンコールで。
ルジとドルグーシンが肩を組んで引っ込んだとき
ちょっと泣けた。
配役
ニキヤ(バヤデルカ) :イリーナ・ペレン
ソロル(戦士) :ファルフ・ルジマトフ
ガムザッティ(藩主の娘) :オクサーナ・シェスタコワ
大僧正:ニキータ・ドルグーシン
ドゥグマンタ(インドの藩主):アレクセイ・マラーホフ
マグダウィア(苦行僧):アレクセイ・クズネツォフ
アイヤ(召使):ナタリア・グリゴルーツァ
隊長:リシャート・ユルバリソフ
奴隷:ウラジーミル・ツァル
ジャンペー:マリア・グルホワ、ユリア・カミロワ
黄金の偶像:アントン・プローム
マヌー(壷の踊り):ナタリア・クズメンコ
インドの踊り:オリガ・セミョーノワ、アレクサンドル・オマール
太鼓の踊り:デニス・トルマチョフ
グラン・パ:
ダリア・エリマコワ、ユリア・カミロワ、エカテリーナ・クラシューク、アナスタシア・ルキヤノワ
アンナ・クリギナ、ユリア・チーカ、エカテリーナ・ホメンコ、マリーナ・ニコラエワ
アンドレイ・マスロボエフ、デニス・モロゾフ
幻影の場 ヴァリエーション:
アナスタシア・ロマチェンコワ、サビーナ・ヤパーロワ、アンナ・クリギナ
指揮:ミハイル・パブージン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
悪い言い方をすれば
「自分のことしか考えていない踊り」。
全幕の通し役を踊りきる、
それを第一番に考えていたんじゃないかな。
いつもより「死」とか「幽玄」とか「霊的」とか
そんな要素が薄かった。
相手がシェスタコワではないことも
一因ではあると思うけど。
でも、今回は、そういう方針で正解だろうし。
たぶん、日本で見ることができる
最後の全幕公演になるんだからね。
1963年生まれだから、46歳になるのかしら?
そう思うと、よく踊れている。
身体のライン、踊りのラインは美しい。
ただ全盛期を知っていると、ちょっと寂しい。
けど、全幕は嬉しい。
気持ちがグルグル。
彼にしては珍しくサポート・ミスがあった。
尻上がりに調子が良くなる人だから
明後日に期待。
演技面では、ルジらしいソロル。
ガムザの美貌には動じない、
けれども彼女と婚約し、
ニキヤを正視できない。
でも、ニキヤへの愛を忘れたわけではない。
弱くなく、むしろ、気持ちにブレがないからこそ、悩むのかな。
ペレンは格段に進歩。
気合いの入った踊りだった。
もともと身体のラインが美しいところに
技術面が大幅アップ。
表現力もついてきた。
それぞれの場面の演じ分けも良くなったと思う。
シェスタコワは、藩主の館では縦ロール復活。
やったー!
強い女性だからこそ、
恋に悩む姿がいじらしい。
(たぶん)ルジのサポート・ミス、
(たぶん)マスロボエフのサポート・ミスも
気にせずしっかり踊っていました。
素晴らしい。
明後日の「女の戦い 再び」が楽しみです。
んでー。
今回の大目玉。
大僧正のドルグーシン。
スターの引退興行に大御所が助演、
ってことなのかしら。
んんんとねー。
クリギンやオマールなどが
外見はムサいのに
片恋の切なさを表現すると
なんだか乙女になっちゃう
(でも濃い)のは、
もしかしてあなたのご指導なんでしょうか?
と思うくらい、
恋に関しては初々しい大僧正様でした。
出てきた瞬間は高僧だったのに。
位の高い聖人みたいだったのに。
ニキヤが出てきた時のドキドキは
なんだか、バルコニーのジュリエットみたいでした。
初恋ですか?
♪初めての恋を
教えた君 忘れないよ
今まですべてを 知りつくした
俺なのにさ
うっかり心の中で歌う私。
(歌詞は「教えた」だけど、歌のニュアンスは「教えてくれた」です)
長く生きていろんな経験をしてきたのに
初めての感情に、どう対処したらいいのか
大僧正様でした。
なんでしょー。
楊貴妃にメロメロになった太宗みたいな?
歌の最後は
「この思い 許して欲しい
初めて知る この恋」
なんですが、
ニキヤは許してくれなかったのね。
なんちゃってなーっ!
「ルジマトフのすべて」で、
網アミひらひらの衣装で、なんともいえない笑顔で
「アダージェット」を踊った彼の
私と友人間のあだ名は「大魔王」でした。
懐かしい思い出だわ。
大魔王が大僧正に。不思議だわ。
藩主様は相変わらず素敵。
後妻の募集はないのかしら。
マグダウィアはクズネツォフ。
こんなに踊る役だったのか。
隊長はユルバリソフ。
こういうビジュアルの人が
ほんと、豊富なところなのね。
出せども出せども、涸れることがない。
だから好きなのよ、マールイ。
ルジより背が高いのもグーーーッ
プローム君の黄金像は、踊りはいいと思う。
巻き毛が見えないとこんな顔なんだ。
衣装がなあ。。。
腰回りにもうちょっと布があればいいのに。
そしてー
そしてーー!
太鼓隊!
オマールだよ!
いやはっはー!
濃いよ、濃い。
踊りが一段落して、
セミョーノワと向き合って、
ほいっ!
と正面を向いたときの満面の笑顔!
来たよ、来た!
ああ、もう、爽快!
楽しすぎる~~~。
来るぞ!と思ってオペラグラスでロックオンしてたから
楽しさ倍増でした。
明後日も楽しむぞーーー!!!
こういう衣装だと足の長さが際立つね。
スタイルがいいよね。
婚約式のグラン・パ。
普通は4と4&2のうち
4の方、ここでは赤のセパレーツ隊は
踊りがバラバラになることが多いけど
今回はわりと揃っていました。
そのかわり4&2、
女性のピンク隊はばらつき気味。
そのなかでも芯がしっかりした踊りをしている子がいた。
いちばん肩幅のある子。
シャンペーのセンターにいた子かな?
男性はモロゾフとマスロボエフ。
(1/7訂正
コリッパーではなくマスロボエフでした。
コリッパー、ごめん)
モロゾフがロン毛でビックリ。
地毛か付け毛かはわからないけど、ロン毛。
見たこと無い髪型だったので心臓バクバク。
気になるのでつい見ちゃう。
舞台の真ん中では、ルジが頑張って
シェスタコワをリフトしているってのにさー。
誰のファンだよ、私はさー。
でも気になるの。
マスロボエフは、
舞台に立つんだから
もうちょっと顔を
描き込もうよ
ヴェンシコフの半分でいいからさ
薄目の顔なんだから。
身長はあるんだよねー。
グランパの最後の方でシェスタコワが
リフトから降りてくるときグラついていた。
誰が悪いかわからないけど。
(1/7追記
もしかして、マスロボエフは急な代役なのかな
だからメイクやタイミングの確認とかが
間に合わなかったとか?
でも、あそこは主演以下のキャスト変更を
バンバンやるけど、いままではそういうことはなかったしなあ)
幻影の群舞は、1階後方から見る限りは揃っていた。
気迫を感じた。
バリエーションはみんな良かった。
ヤパーロワは、踊り(役)によって
ほんと、雰囲気が変わるよね。
まあ、なんですか。
とっても楽しかったよ!
やっぱり、「スネーク カモーーーンッ!」がないとねえ・・・。
長く続くカーテンコールで。
ルジとドルグーシンが肩を組んで引っ込んだとき
ちょっと泣けた。
配役
ニキヤ(バヤデルカ) :イリーナ・ペレン
ソロル(戦士) :ファルフ・ルジマトフ
ガムザッティ(藩主の娘) :オクサーナ・シェスタコワ
大僧正:ニキータ・ドルグーシン
ドゥグマンタ(インドの藩主):アレクセイ・マラーホフ
マグダウィア(苦行僧):アレクセイ・クズネツォフ
アイヤ(召使):ナタリア・グリゴルーツァ
隊長:リシャート・ユルバリソフ
奴隷:ウラジーミル・ツァル
ジャンペー:マリア・グルホワ、ユリア・カミロワ
黄金の偶像:アントン・プローム
マヌー(壷の踊り):ナタリア・クズメンコ
インドの踊り:オリガ・セミョーノワ、アレクサンドル・オマール
太鼓の踊り:デニス・トルマチョフ
グラン・パ:
ダリア・エリマコワ、ユリア・カミロワ、エカテリーナ・クラシューク、アナスタシア・ルキヤノワ
アンナ・クリギナ、ユリア・チーカ、エカテリーナ・ホメンコ、マリーナ・ニコラエワ
アンドレイ・マスロボエフ、デニス・モロゾフ
幻影の場 ヴァリエーション:
アナスタシア・ロマチェンコワ、サビーナ・ヤパーロワ、アンナ・クリギナ
指揮:ミハイル・パブージン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団