夜中にメイに起こされた。尤も午前3時頃か、遠くで雷鳴が鳴り始めていて、直ぐさまメイはキャッチして、吾々を起こして震えていた。枕を取って仕舞い、寝せ無いばかりか、自分は開口し舌を出して息忙しく、呼吸が弾んで恐れ戦いている。可哀相である。約一時間ばかり寝床で抱いてあやして撫で摩り、やっと一人で寝る様になった。ところが明け方に又雷鳴が轟き、同じ恐怖の状態に陥った次第である。雷が遠ざかった後も、怯えが止まず、やっと収まった後、漸く一時間程眠れた。今朝は雷に翻弄されて睡眠不足になってしまった。可愛いメイの為なので致し方ない。