夜来の小雨が止んで今日も又傘なしで散歩が出来ると思っていたが、いざ午前8時前散歩の支度をして玄関に出たところ、雨が降り出して来た。小雨と言ってもメイにはコートを着せ、吾々二人はは蝙蝠傘をさして公園に向かった。流石に雨脚を嫌ってメイは、左程逍遙しなかったが、生理現象を終えて、そさくさと帰ってきた。濡れた着物を替えて今は家の中のボール投げも終えて朝飯を食べ、自分のベットで寝ている。これで一応朝の行事が済んでほっとしている。暫くして雨が止んで霽れて来て着校する頃には、すっかり晴れ間も覗き陽が射して来た。昨夜来の洗濯ものも、これですっかり乾くであろうと、ホット安心した次第である。午前中片一方の学科長が書類を提出して来た。色々意見や意向などを交歓して、一時を愉しく過ごし、共に学校のためよい知恵を出し合って、これからも頑張ろうと話し合ったところである。学生の中には、成績が良好であっても人間関係が築けないとか言って、休学を届け出たり、休みが嵩んで勉強が追いつけないなど、様々な惜しくて、勿体ない贅沢な学生も居る。何か覇気を感じられ無い気がする。この写真は酔芙蓉である。一日の内で白からピンクの花弁に変色する様は、綺麗で美しく可憐である。