旧制中学の日記帳に「成功の要訣は日々の精励に在り」と自ら目標を設定した事を思い出した。戦時中であったから厳しい自戒の念を披瀝した事であろう。本題の日日是好日は、雲門禅師の言である。どの日もどの日も明るい心、朗らかな気分で暮らして来た。良い日ばかりが続いた。と言う事である。トルストイの人生読本(一日一善)を鏡に勤しみたいと念じている。メイの病状は浮沈有りて、定まらず。只面倒見在るのみ!と考えている。確かに動物の認知症であろうと思いながらも、獣医さんでも確かな治療方策は示せないのであるから、只ただ、傍観在るのみの体である。でも今後も確っかりと、大事に可愛がって上げようと、娘の意見を出来るだけ守って、サプリメントの服用を続けながら、今朝も考え直し再出発した次第である。何時もの通り玄関を出てバスに乗ったが、乗客が少なく定刻には渋谷に着き、バスを乗り換えて学校の近くまで着て降りて5分ばかり学校への道を歩んでいた時に、突然の驟雨が襲いズボンや靴がびしょ濡れとなって急ぎ学校へ飛び込んだ次第である。幸い部屋でタオルを使ってズボンを拭い、靴と靴下をストーブで乾かした上、執務を行ったと言う訳である。こんな激しい雨に登学途上遭遇したのは初めてである。それだけ異常気象が日本列島を占座している証拠であろう。