天候に災いされて本当に行動が制約される始末である。水無しとは謂れのみで今月は雨空や曇りの天候が異常に多かった。あと一日で歳半ばの夏越の大祓である。藤原家隆ならずとも、この6月の良い風景を描写した季節の叙情詩である。森羅万象天然自然が人の生活にマッチして融け込んだ時こそが、人間は最も生きる幸せを真っ当に感じるのではないだろうか。「四季の雨や夏は来ぬ」など、そのほか「故郷や旅愁」などの小学唱歌が、時季に連れて憶い出されるのは、ただ単に年齢の所為ではあるまい。良きも悪しきも一寸した情報が瞬時に世界を駆け巡る現代の地球の有様は、何時どの辺の時代に、もっと真っ当な社会に戻るのであろうか。自然詩を題材にした詩歌などは、残念な事だが、もう生まれて来ないのかも知れない。今日は登学の日である。積まれた書類などを効率よく消化するのが、役目であり元気を出して頑張って来ようかと思う。雨が降らないうちに!