今年も走ってきました、太陽と海とジョガーの祭典 NAHAマラソン!
(沖縄タイムスさんから拝借)
あたし2回目の参加。第30回ってことで吉川とドハツと一緒なのね、って関係ないけど。
参加者26905人、優勝した人も途中リタイアの人も完走した人も、それとその日は沖縄の運動会とも言われるほど沿道を埋めつくして応援してくれた方たちも含めてそれぞれのNAHAマラソン。
疲れたけど楽しかった、でもやっぱり疲れた、そんなあたしの42.195キロ。
終わってから一年前の自分の日記読み直して感想が全く同じで自分で笑ってしまった。進歩がないっていうか反省してない、走る前に読んでたら多少改善できることあっただろうに(笑)
最後ブロックからのスタートはとにかく終始渋滞状態、まわりのペースに合わせて走ると苦しくなくてラクチンだぁ~、みんな歩いてるし大丈夫だろうなぁなんてしてたらまんまと中間地点関門で封鎖されます。
そこをギリギリ通過できたらそこからはただただ関門封鎖から逃れるために頑張らないといけない。
去年のことなんか忘れてて、今年もまさにこの通りだった。
最後ブロックでもその中でちょっとでも前からスタートしようと早々と並んだら15分ロスくらいですんで、具志堅さんに見送られてスタート。そのころトップを行く川内選手はもう5キロくらい行っちゃってんのよね。
苦しいなんてことなくだらだら~とラクチンラン。
7キロくらい、YMCA~♪も力いっぱい踊ってみた。無駄に使う体力、気にしない。
11キロくらいでトイレ、まだまだ全然平気、いちおうストレッチもしとくか。
私設エイドで水やみかんや黒糖なんかいただきながらまだ元気。
川内選手、ゴールしちゃったみたいだ。
だらだら登り坂が続く19キロあたり、歩いちゃおっかなぁ~、みんな歩いてるし大丈夫だよね?!
ん?やばい?なんかやばそー。
中間地点通過が制限時間15分前。
貯金ができてないーーーーー、これやばいパターン。
ふくらはぎつってる、右ひざに違和感。
次の関門34キロ地点までの12キロを130分で、フツーに考えたら楽勝なんだけど、また始まったよ、ちょっと走ってはストレッチ、ちょっと走ってはストレッチのエンドレスループ。
走り出し時の異常な足の痛み、止まらず走り続けたいのにふくらはぎがつって痛い、どうしたらいいんだ。
歩いてる人も多くなってきて相変わらずの渋滞でジグザグ走行、人にぶつかりそうになるとそれを自分への言い訳にして歩きだすあたし。
30キロあたりで、「最後尾車」の旗を付けた車が停まってた。
もしやこの車に追尾されるのか?優しいんだか何だかわからんアナウンス、「途中でやめる勇気も必要です」
正確には覚えてないけど、ギリギリ通過だとこの先ゴールできるか計算さえできない、歩道にあがってればバスが競技場に連れてってくれる、みたいな誘惑のアナウンスだったと思う。
4キロを40分くらいで行けるか?行けそうなんだけど、こっからの1キロが長いのなんのって。キロ表示見逃したか?と思うくらい1キロが長く感じて、3キロくらい走った気分なのにやっと1キロとか、もうココロ折れそう。
いや折れたっ。ボキッ。。。
こんときのあたし、34キロ関門で封鎖されるのは悔しい、かと言って通過できてもゴールまではさらにツライ、ならば34キロを通過したとこで歩道に上がってやめちゃおう、って考えで頭の中が支配されてた。
34キロ関門、10分前に通過して歩道に上がってストレッチ休憩(ここでリタイヤしちゃおうと思いつつ)、ふと蘇ってきた思い、やっぱりメダル欲しいよなぁ~わざわざ沖縄までやってきて手ぶらで帰るのもったいないなー。
おそるおそる走り出してしまった。ハンパないあたしのガツガツ感。
8キロを75分で行かねば。走れるとこまで走り続ける。足痛いからって歩くのは効率悪い。ちゃんと止まってストレッチして痛みがちょっと治まってから走り出す方針。
ひたすら自分との戦いです。
ただすごいサポーターがいて、歩道でストレッチをしてるとさっと手が伸びてきてエアサロンパスを差し出してくれる方がいる。実はあたしエアサロンパス持ってたんで1回は大丈夫ですって断っちゃったんだけど、その後も立ち止まるたびどこからか差し出されるんで、「助かります」と使わせてもらった。嬉しかった。そしてそう言っちゃったら、その場からは走り出さざるをえない。
残り30分くらいになったらドハツの白盤聴こうとi-pod持ってたんだけど、全く聴きたいと思わなかった。たぶんまた「兄ィうるさいっ!」ってなっちゃう。
残り2、3キロあたり、たぶんそこらへんで応援してる人ってのは今走ってるランナーがゴールに間に合うかどうかって事はかなりシビアにわかってるんだと思う。
まだ今なら間に合う
歩かないで走れば間に合う
歩いちゃダメ
足痛いのは気のせい
ここまで来たらゴールしよう
こっからラストスパート
ナイスラン
要するに歩いちゃダメだけど走れば何とかなるよ、ってこと。去年も全く同じ事思ったんだけど、あたしもだけどここらへんのランナーみんな走ってる。ここで走れるんならもっと前から本気で走れよ!
最後の力振り絞ってみる。
奥武山公園の中に入ってからも長かった。間に合った~って気分でハイタッチなんかしちゃったけど関門はまだ先。
見えてきた陸上競技場の入口、門が半分閉まってたけど、なんとか滑り込み。制限時間の3分前くらい。
こっから先、ホントのゴールまで競技場四分の三周くらい、終わっちゃうのがもったいなくてゆっくり歩いてゴールに向かう、一緒に歩いてる人達みんな苦しいはずなんだけど笑顔。
途中でタイムアップのアナウンスがあって入口の門が閉まる。
あたし間に合ったんだぁ。
ピタリ賞があったらニアピンになりそうなホントにギリギリセーフ。
足はガクガクだけどなんか笑っちゃうんだよねー。ニヤニヤへらへら。欲しかったメダルもらえた。
「ありがとう」だって。こっちの方こそ、ありがとう♪
練習もしないでこんなに走っちゃうの身体にいいはずはない。たぶん。
直後一杯目のビールはまずまず美味しかったけど、そのあとはビールが美味しく飲めないくらいのカラダになってた。こんなビーラーのあたしが、だ。
そして、痩せなきゃダメだ膝が壊れる、と去年と全く同じことを言いだしてたあたし、やっぱり進歩がない。
筋肉痛でまともに歩けない状態でいながら、また来年も出たいってことです。
誰かに応援されるって嬉しくってキモチいい。
あの途切れない沿道応援の中をまた走りたい。
また来年、これ読んで少しは反省して改善して頑張れますように。
-----------------------------------------------
参加者26,905名 完走者20,029名 完走率は74.44%
1位
男子 川内優輝選手 2:13:43
女子 廣瀬光子選手 2:48:06
(沖縄タイムスさんから拝借)
あたし2回目の参加。第30回ってことで吉川とドハツと一緒なのね、って関係ないけど。
参加者26905人、優勝した人も途中リタイアの人も完走した人も、それとその日は沖縄の運動会とも言われるほど沿道を埋めつくして応援してくれた方たちも含めてそれぞれのNAHAマラソン。
疲れたけど楽しかった、でもやっぱり疲れた、そんなあたしの42.195キロ。
終わってから一年前の自分の日記読み直して感想が全く同じで自分で笑ってしまった。進歩がないっていうか反省してない、走る前に読んでたら多少改善できることあっただろうに(笑)
最後ブロックからのスタートはとにかく終始渋滞状態、まわりのペースに合わせて走ると苦しくなくてラクチンだぁ~、みんな歩いてるし大丈夫だろうなぁなんてしてたらまんまと中間地点関門で封鎖されます。
そこをギリギリ通過できたらそこからはただただ関門封鎖から逃れるために頑張らないといけない。
去年のことなんか忘れてて、今年もまさにこの通りだった。
最後ブロックでもその中でちょっとでも前からスタートしようと早々と並んだら15分ロスくらいですんで、具志堅さんに見送られてスタート。そのころトップを行く川内選手はもう5キロくらい行っちゃってんのよね。
苦しいなんてことなくだらだら~とラクチンラン。
7キロくらい、YMCA~♪も力いっぱい踊ってみた。無駄に使う体力、気にしない。
11キロくらいでトイレ、まだまだ全然平気、いちおうストレッチもしとくか。
私設エイドで水やみかんや黒糖なんかいただきながらまだ元気。
川内選手、ゴールしちゃったみたいだ。
だらだら登り坂が続く19キロあたり、歩いちゃおっかなぁ~、みんな歩いてるし大丈夫だよね?!
ん?やばい?なんかやばそー。
中間地点通過が制限時間15分前。
貯金ができてないーーーーー、これやばいパターン。
ふくらはぎつってる、右ひざに違和感。
次の関門34キロ地点までの12キロを130分で、フツーに考えたら楽勝なんだけど、また始まったよ、ちょっと走ってはストレッチ、ちょっと走ってはストレッチのエンドレスループ。
走り出し時の異常な足の痛み、止まらず走り続けたいのにふくらはぎがつって痛い、どうしたらいいんだ。
歩いてる人も多くなってきて相変わらずの渋滞でジグザグ走行、人にぶつかりそうになるとそれを自分への言い訳にして歩きだすあたし。
30キロあたりで、「最後尾車」の旗を付けた車が停まってた。
もしやこの車に追尾されるのか?優しいんだか何だかわからんアナウンス、「途中でやめる勇気も必要です」
正確には覚えてないけど、ギリギリ通過だとこの先ゴールできるか計算さえできない、歩道にあがってればバスが競技場に連れてってくれる、みたいな誘惑のアナウンスだったと思う。
4キロを40分くらいで行けるか?行けそうなんだけど、こっからの1キロが長いのなんのって。キロ表示見逃したか?と思うくらい1キロが長く感じて、3キロくらい走った気分なのにやっと1キロとか、もうココロ折れそう。
いや折れたっ。ボキッ。。。
こんときのあたし、34キロ関門で封鎖されるのは悔しい、かと言って通過できてもゴールまではさらにツライ、ならば34キロを通過したとこで歩道に上がってやめちゃおう、って考えで頭の中が支配されてた。
34キロ関門、10分前に通過して歩道に上がってストレッチ休憩(ここでリタイヤしちゃおうと思いつつ)、ふと蘇ってきた思い、やっぱりメダル欲しいよなぁ~わざわざ沖縄までやってきて手ぶらで帰るのもったいないなー。
おそるおそる走り出してしまった。ハンパないあたしのガツガツ感。
8キロを75分で行かねば。走れるとこまで走り続ける。足痛いからって歩くのは効率悪い。ちゃんと止まってストレッチして痛みがちょっと治まってから走り出す方針。
ひたすら自分との戦いです。
ただすごいサポーターがいて、歩道でストレッチをしてるとさっと手が伸びてきてエアサロンパスを差し出してくれる方がいる。実はあたしエアサロンパス持ってたんで1回は大丈夫ですって断っちゃったんだけど、その後も立ち止まるたびどこからか差し出されるんで、「助かります」と使わせてもらった。嬉しかった。そしてそう言っちゃったら、その場からは走り出さざるをえない。
残り30分くらいになったらドハツの白盤聴こうとi-pod持ってたんだけど、全く聴きたいと思わなかった。たぶんまた「兄ィうるさいっ!」ってなっちゃう。
残り2、3キロあたり、たぶんそこらへんで応援してる人ってのは今走ってるランナーがゴールに間に合うかどうかって事はかなりシビアにわかってるんだと思う。
まだ今なら間に合う
歩かないで走れば間に合う
歩いちゃダメ
足痛いのは気のせい
ここまで来たらゴールしよう
こっからラストスパート
ナイスラン
要するに歩いちゃダメだけど走れば何とかなるよ、ってこと。去年も全く同じ事思ったんだけど、あたしもだけどここらへんのランナーみんな走ってる。ここで走れるんならもっと前から本気で走れよ!
最後の力振り絞ってみる。
奥武山公園の中に入ってからも長かった。間に合った~って気分でハイタッチなんかしちゃったけど関門はまだ先。
見えてきた陸上競技場の入口、門が半分閉まってたけど、なんとか滑り込み。制限時間の3分前くらい。
こっから先、ホントのゴールまで競技場四分の三周くらい、終わっちゃうのがもったいなくてゆっくり歩いてゴールに向かう、一緒に歩いてる人達みんな苦しいはずなんだけど笑顔。
途中でタイムアップのアナウンスがあって入口の門が閉まる。
あたし間に合ったんだぁ。
ピタリ賞があったらニアピンになりそうなホントにギリギリセーフ。
足はガクガクだけどなんか笑っちゃうんだよねー。ニヤニヤへらへら。欲しかったメダルもらえた。
「ありがとう」だって。こっちの方こそ、ありがとう♪
練習もしないでこんなに走っちゃうの身体にいいはずはない。たぶん。
直後一杯目のビールはまずまず美味しかったけど、そのあとはビールが美味しく飲めないくらいのカラダになってた。こんなビーラーのあたしが、だ。
そして、痩せなきゃダメだ膝が壊れる、と去年と全く同じことを言いだしてたあたし、やっぱり進歩がない。
筋肉痛でまともに歩けない状態でいながら、また来年も出たいってことです。
誰かに応援されるって嬉しくってキモチいい。
あの途切れない沿道応援の中をまた走りたい。
また来年、これ読んで少しは反省して改善して頑張れますように。
-----------------------------------------------
参加者26,905名 完走者20,029名 完走率は74.44%
1位
男子 川内優輝選手 2:13:43
女子 廣瀬光子選手 2:48:06