米映画でよくある裁判物で、普通の人が大企業と裁判をするという映画です。
『burial』とは『埋葬』の意味とのことです。
【あらすじ】
’95年、ミシシッピ州で葬儀屋を営むジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョーンズ)は、資金繰りが上手く行かず、
大手のローウェン・グループに一部を売却しようとし契約書にサインしますが、相手はいつになっても契約したことを
実行しません。そうしているうちにどんどん経営が苦しくなってくるので、契約の事で裁判を起こすことにします。
彼の長年の友人で弁護士であるマイクに依頼しますが、偶然知ったウィリー・ゲイリー(ジェイミー・フォックス)という、
陪審員の扱いが上手い黒人弁護士にも依頼するのでした。
【感想】
ジェイミー・フォックスが金満弁護士を演じていて、身なりからくる印象とは違い、善良な人物であることが
描かれていますが、米国でリッチになった人はそれを更に大きく見せようという文化なのでしょうか。
トミー・リー・ジョーンズの方は、田舎の普通の人をうまく演じていました。
陪審員制度だと、その地域の人種の構成も考えて、弁護士を選ばなければならないのは何かと面倒そうです。
一般的な裁判での相場的なものよりも、その地域に住む人が決めるということが重視される法的文化もあるのでしょう。
解りやすい法廷劇として良かったです。
昔の黒人奴隷だった人たちが、墓標もなにもないところに沢山埋葬されているというのは意外なところでした。
The Burial - Official Trailer | Prime Video