マチンガのノート

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さよならの儀式 宮部みゆき 感想

2023-11-30 19:19:30 | 日記

’19年に出版された、宮部みゆきさんの短編集です。

宮部みゆきさんの本は時代物やファンタジーが多いので、しばらく読んでいませんでしたが、

久しぶりに読んでみました。

【感想】

「戦闘員」や「わたしとワタシ」、「星に願いを」など、日常がずるりと非日常へずれてゆく作品が

印象に残りました。

SFというと、何かと大掛かりなものが多いですが、このような作りのものの方が、

こちらに染み込んで来る感じを受けます。

宮部みゆきさんの書いた小説では「火車」などがありますが、SFでもそれ以外のジャンルのものでも、

日常から少し違う方向に行くと、全く知らない世界が拡がっているというものの方が、

こちらに染み込んでくる感じがあり、インパクトを受けます。

大掛かりなSFが合わない人に向いていると思いました。